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2024年8月の読書メーターまとめ

まーくん
読んだ本
6
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2106ページ
感想・レビュー
6
ナイス
912ナイス

2024年8月に読んだ本
6

2024年8月のお気に入り登録
2

  • あらたん
  • うつしみ

2024年8月のお気に入られ登録
1

  • あらたん

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まーくん
遠い昔の若い頃、改革開放へ舵を切った中国で働いた経験から彼の国には親近感を持っていた。が、’89年の天安門事件、江沢民の愛国教育、尖閣を巡る角逐そして習近平独裁体制の確立とコロナ対策に乗じた監視社会の拡がりをみて、その気持ちもやや褪せてしまった。毛沢東の個人崇拝・独裁による文革の悲劇への深刻な反省から復活した鄧小平が定めた党幹部の定年制、任期の限定、集団指導体制などが悉く反故にされてしまった。憲法を改正し自らの任期を延長した習近平に対し周囲はその意志を忖度、もはや民衆に安心して異議を発する場がない。⇒
まーくん
2024/08/10 11:05

⇒’22年10月、第20回共産党大会で胡錦濤前党総書記がヒナ壇から摘まみ出されるように退席した場面を憶えている方もおられるだろう。その裏舞台についても著者が読み解いている。私事だが、中国とビジネスをしている知人から送られてきた動画では、ゼロ・コロナ政策により上海がロックダウンされ納期を守れなくなったお詫びと共に上海の街の様子と執拗なPCR検査の強制から逃げ回る地方の老人の姿が写っており笑ってしまった。40数年前一緒に働き文革の悲惨な経験を語ってくれた同年輩の若者たちは退役を迎えた今、どうしているかと思う。

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

まーくん

連日猛暑が続き蝉も本気を出して鳴き始めました。今月はマット・リドレー『赤の女王』(性とヒトの進化)という本を読み始めたのですが、なかなか難しくて進みません。途中で他の本に浮気をしたりして、8月に持ち越しです。 2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:2046ページ ナイス数:1163ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703427/summary/monthly/2024/7

連日猛暑が続き蝉も本気を出して鳴き始めました。今月はマット・リドレー『赤の女王』(性とヒトの進化)という本を読み始めたのですが、なかなか難しくて進みません。途中で他の本に浮気をしたりして、8月に持ち越しです。 2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:2046ページ ナイス数:1163ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703427/summary/monthly/2024/7
きゃる
2024/08/01 20:46

朝顔だ、懐かしい

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2024年8月の感想・レビュー一覧
6

まーくん
7月から読み始め先月末、ようやく読了。クジャクの尾羽がどうのこうのと、オスの尾羽が立派な理由について考察が延々と続き、途中他の本へ何度か浮気。しかし「最初は進化の基礎の部分だから退屈でも端折らず読め」と著者は予め注意喚起している。人間の本性を探求するのはそれからだ。確かに、第6章「一夫多妻と男の本性」第7章「一夫一妻と女の本性」に入ると俄然面白くなる。自分自身の心情や世間の男女の行動を引き写してみれば、ニヤリとしたり深く納得したり。進化論に関し自然淘汰に比べ余り知られていない性淘汰について詳しく論ずる。⇒
まーくん
2024/09/02 15:28

⇒著者マット・リドレーは動物学の博士号を持つ英国の科学啓蒙家。本書の題名はルイス・キャロル『鏡の国のアリス』に登場する赤の女王の言葉「同じ場所にとどまるためには全力で走り続けなければならない」に由来する進化の法則の新学説。この赤の女王説は世界を競争的とみている。性は物理的世界への適応とは無関係、性は挑みくる敵と格闘するための仕組みという。本書の翻訳は進化生物学者で総合研究大学院大学学長を務められた長谷川眞理子氏。単行本出版は’95年(原書は’93年)。本文庫版は、その後の’03年のリプリント版を反映。

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まーくん
初代の韓国統監を退任した維新の元勲伊藤博文は一私人の建前で満洲視察に旅立つ。一方、妻子を残し故郷を出奔した朝鮮人青年安重根はロシア沿海州のウラジオストックから東清鉄道で西へ向かう。旅順の視察を終えた伊藤公を乗せた列車は大連から北上。両者の人生はハルビンで交差する。安重根は、特別列車からプラットフォームに降り立ちロシア兵を閲兵する伊藤めがけて儀仗兵の背後からピストルの引き金を引いた。著者キム・フンは二人の動きを淡々と綴る。二人の心情も描かれるので小説とわかるが、まるでドキュメンタリーのように進行する。⇒
まーくん
2024/08/20 19:17

⇒我々日本人は教科書的には「伊藤博文、朝鮮人安重根にハルビンで暗殺さる」と一行で済ませているが、韓国人にとっては皇帝の上に立ち韓国の独立を奪った親玉を射殺した義挙で安重根は英雄となるが、著者は韓国人作家にもかかわらず露骨にそのような表現はとらず、ただ淡々と乾いた文章で経緯を綴る。明治天皇を含む日本側の事情についての記述も冷静かつ正確。40数年前、ハルビンを訪ねた折、プラットフォームに立ち事件を想像しようとしたが何も手懸りがなかった。往時の駅舎は、今は最早近代的な駅に建替えられたらしい。訳は蓮池薫氏。

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まーくん
ノーベル賞受賞者23人の人生の光と影を追う。幼少時から晩年にわたる伝記のようなものだが一般の伝記とは異なり影の部分、狂気についても語る。受賞分野は物理学・化学・生理学医学学。前半は物理学者が多く、大部分がドイツ・オーストリアのユダヤ人でナチス絡みの話が多い。ほとんどが幼少時から抜群の才能を示し「飛び級」で大学・大学院に進み、22,23歳で博士号を取得している。本書で初めて知ったのがナチスに入れ込んだレーナルトとシュタルクの話。恐ろしいまでの憎悪と狂信。女性関係にだらしないのはこの種の天才たちの特技か、⇒
ガラスの文鎮(文鎮城)
2024/08/15 20:35

ワトソンは嫌なやつです。盗人です。今からノーベル賞返せ運動をしても良いかもしれません。

まーくん
2024/08/15 21:50

ワトソンはノーベル賞のメダルを売り払ったらしいですよ。オークションで5億円以上だとか。

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まーくん
遠い昔の若い頃、改革開放へ舵を切った中国で働いた経験から彼の国には親近感を持っていた。が、’89年の天安門事件、江沢民の愛国教育、尖閣を巡る角逐そして習近平独裁体制の確立とコロナ対策に乗じた監視社会の拡がりをみて、その気持ちもやや褪せてしまった。毛沢東の個人崇拝・独裁による文革の悲劇への深刻な反省から復活した鄧小平が定めた党幹部の定年制、任期の限定、集団指導体制などが悉く反故にされてしまった。憲法を改正し自らの任期を延長した習近平に対し周囲はその意志を忖度、もはや民衆に安心して異議を発する場がない。⇒
まーくん
2024/08/10 11:05

⇒’22年10月、第20回共産党大会で胡錦濤前党総書記がヒナ壇から摘まみ出されるように退席した場面を憶えている方もおられるだろう。その裏舞台についても著者が読み解いている。私事だが、中国とビジネスをしている知人から送られてきた動画では、ゼロ・コロナ政策により上海がロックダウンされ納期を守れなくなったお詫びと共に上海の街の様子と執拗なPCR検査の強制から逃げ回る地方の老人の姿が写っており笑ってしまった。40数年前一緒に働き文革の悲惨な経験を語ってくれた同年輩の若者たちは退役を迎えた今、どうしているかと思う。

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まーくん
今から約500年前。1519年9月スペイン・セビリアの港を5隻から成る船団を率いて出航したマゼランは、大西洋から南米大陸南端の海峡を抜け太平洋を横断、現在のフィリピン諸島に辿り着くが、セブ島対岸の首長配下の勢力と戦闘になり、あえなく討死。最終的に船団はビクトリア号1隻となり、’22年9月スペイン帰還を果す。このまる三年に及ぶ日々を同乗していたイタリア人ビガフェッタの残した航海記録などから辿る。マゼランの世界周航についてアジア側からの視点で見直し、特にフィリピン及び周辺の歴史について詳しく語られている。⇒
まーくん
2024/08/06 20:40

⇒南の海「太平洋」への出口を探し、遂に「マゼラン海峡」を発見するまでの苦闘。航海を中止し帰投しようとする一団の叛乱。一隻の船団離脱・脱走など航海中の出来事に何故か既視感。読メの記録を調べて納得。すっかり忘れていたが随分前にツヴァイクの『マゼラン』を読んでいた。但し本書では大発見時代(Age of Discovery)というヨーロッパからの視点を離れ、大航海時代としてアジアからの視点で初の世界周航を見直してるのがユニーク。特に著者の就職前の遊学期間を含んだ長期のフィリピン経験に基づく深い考察に注目。

が「ナイス!」と言っています。
まーくん
著者は元国税調査官、国税局で主に法人税を担当。そんな職業柄か家康について経済的視点から読み解く。大変読み易く分かり易いのだが、家康の戦略・行動について一部定説と異なる説を唱えている点もあるが、概ね既刊の出版物のエッセンスの組み合わせで、深みにに欠けるように感じた。家康は強い相手とは戦わず、相手が弱くなった時に一気呵成に相手を打ち負かした。(但し、これは結果論かも)そして「天下泰平もカネ次第」関ヶ原直前、家康の経済力は諸大名の中で突出していた。経済力を何百万石と数値で具体的に比較している点が面白い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/29(3010日経過)
記録初日
2006/01/01(6903日経過)
読んだ本
1239冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
357760ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
736件(投稿率59.4%)
本棚
17棚
性別
血液型
A型
現住所
千葉県
URL/ブログ
https://plus.google.com/116499574817220354366
自己紹介

先月(2016.8)このサイトを見つけました。
表紙写真が表示されるの気に入り、最近10年くらいに読んだ本を少しづつアップしてます。
似たような傾向の本を読んでる方のコメントなどおもしろく拝見してます。

読メ登録、一年たちました。気まぐれですが、ちょこっと感想も書き始めました。(2017.9)

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