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2024年3月の読書メーターまとめ

ゆきんこ
読んだ本
11
読んだページ
2984ページ
感想・レビュー
11
ナイス
87ナイス

2024年3月に読んだ本
11

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゆきんこ
ふと読み返したくなって、ゆっくりゆっくり読み進めていた一冊。記録を見ると、ほぼ10年ぶりの再読だったらしくびっくり。遠い遠い異国の地、知らないはずの風の匂いや光といった、目に見えないものが、何故か身近に感じられる。生きることの幸いと厳しさと、出会いのあたたかさと別れの寂しさ。どうしても避けられないそういった事柄が、真っ直ぐな言葉でとつとつと語られているから、読み終わった後、じんわりと染み渡ってくるのだろうな、と思う。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
11

ゆきんこ
高槻先生が自分の過去と、深町くんが自分の未来と、それぞれ向き合おうとする巻。高槻先生も深町くんも、細い細い境界線上を危なっかしい足取りで歩いているんだな、と改めて思ったり。二人とも息をするように無茶をする時が多々あるので、今後も健ちゃんの胃が心配…。掌編はどちらとも、何ともやるせない気持ちになる。そんな中、やっぱり難波くんはいい奴。深町くんの近くに彼がいてくれて良かった、と巻を追うごとにそう思う。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
ネタバレ映画が気になったので、まずは原作を。笑顔はスタンプのように、ぺたりと貼るものではない…から一層異様に映る。吐夢が突出して目立っているだけで、物語の軸となる人物、皆どこかしら歪な何かを抱えているように思う。歪さが絡まり合って縺れて、不穏な空気が漂っている感じ。輪花の心象が変化することで、今まで見えていた景色がひっくり返ってしまうことの怖さや不安定さが、じわりと這い上がってくる。真実を知ったら、彼女はどうなってしまうのか。不穏すぎるラスト。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
心のこもったお料理とおもてなしで、いつの間にか入っていた肩の力が抜けていく、そんな物語が綴られている。気づいていないだけで、自分が誰かの支えになっていることもある。自分だけではなくて、相手の想いを知ろうとすることで、気付けることとか、前を向いていこうと思えることって、きっとたくさんあるんだろうなぁ…と。トマトソースオムライスのお話が特にお気に入り。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
ふと読み返したくなって、ゆっくりゆっくり読み進めていた一冊。記録を見ると、ほぼ10年ぶりの再読だったらしくびっくり。遠い遠い異国の地、知らないはずの風の匂いや光といった、目に見えないものが、何故か身近に感じられる。生きることの幸いと厳しさと、出会いのあたたかさと別れの寂しさ。どうしても避けられないそういった事柄が、真っ直ぐな言葉でとつとつと語られているから、読み終わった後、じんわりと染み渡ってくるのだろうな、と思う。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
源氏物語で詠まれている和歌が795首もあることに、まずびっくり。中には本歌取りや下敷きにしている和歌もあるにせよ、それだけの歌を物語の中で詠ませているのが凄い。物語の面白さは勿論あるけれど、それだけではなくて、節目節目で詠まれる歌の味わい深さが、より一層、物語に奥行きを与えていたんだな、と。読み手の想像する幅を広げてくれる役割も、和歌にはあるのかもしれないなぁ…とふと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
くるりくるりと巡って、どこかでつながるのが縁なのかもしれないなぁ、と読み終わってふと思う。火狂と真阿に関しては、もしかしたら、父親がそっとつないだものなのかも、と思ったり。物語では、嫉妬や誤解からくるすれ違い、魔が差した一瞬…そういった目に見えないものが、絵姿を借りて夢見や不幸事として、現実に干渉してくる。切なかったりやるせなかったりと、水に墨を一滴落としたような靄のようなものが薄っすらと余韻のように残る。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
ネタバレきちんと読んだことがなくても、何となく物語の大筋は知っている、というのが、お伽噺や童話の凄いところ。大筋やキーワードを知っているからこそ、多少不思議な設定が紛れ込んでも物語世界に入っていける面白さがあるなぁ…と。読んでいて楽しい、と素直に思える連作短編ミステリ。一つ一つの物語は完結しているのだけど、散らばっていた点が最後に大きな円を描いて終わったのに驚いた。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
この方のエッセイ、というか書かれる文章、ほどよく力が抜けて気楽に読めるなぁ…と。昼下がり、お茶をのんびり飲みながら、何でもない話をふんふんって聞いてる感じに似ている。わかるわぁ…ってなったり、思わず笑っちゃったり、自分の時はどうだったっけ?って思い返したり。間に挟まるちょっとしたレシピも嬉しい。
ゆきんこ
ようやく読めたシリーズ二作目。狂おしいほど、誰かを何かを好きになる、その恐ろしさをひたりと首筋に突きつけられるような物語。読んでいる途中から、藤九郎の雰囲気が前作と変わってきてる?と思っていたら、途中で言及されていて、気のせいではなかったのか…と。藤九郎と魚之助、それぞれに変わってしまったものと、それでも変わらないものがあること。お互いに影響し合って、己の変化に慄いて、それでもそばにいたいと願う二人の行きつく先を、はらはらしながら見届けたいと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
知り合いの方におすすめされた一冊。気にはなっていた本だったので早速手に取った次第。いろんな形の「愛してる」が詰まっていて、日本語ってこんなにも表情豊かなんだなぁ…と、しみじみ思える本でもあった。ふんわりとまるくてキュンとするものから、グッサリと突き刺してくるようなとがったものまで、まさに十人十色。中でも竹下夢二が特にお気に入り。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきんこ
本屋さんでパラパラと見て面白そう…!と思って手にした一冊。どのコンテンツも、デザインが可愛らしくカラフル、かつ見やすくて、目で見て楽しめる。気になっていたことや、知らなかったことや表現がたくさん詰まっている、まるでおもちゃ箱みたいな本。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/09/11(2785日経過)
記録初日
2009/08/24(5360日経過)
読んだ本
2750冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
719286ページ(1日平均134ページ)
感想・レビュー
488件(投稿率17.7%)
本棚
8棚
性別
血液型
B型
自己紹介

毎月5冊は読みたいなぁ…と思っております。減っては増える積読本…むしろ増える一方な気がする今日この頃。*感想は2020年1月読了分(コミック以外)より。

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