「死にたくても死ねないホテル」を舞台に、殺し屋の天道虫こと七尾らが超人的な記憶力を持つ紙野結花を吹き矢使いの6人組から守ろうとする。／バイオレンスとユーモアに、アクションも。伊坂さんのエンタメはもう確立されてる。

SNSを通じて社会の格差が見える化し嫉妬や憎悪で溢れる世の中で、家庭環境により貧困に転落した女子大生の高梨理子が突然気鋭の実業家の伊澤や唐木、ミカコらに見出され、瞬く間に成り上がっていく。一方で大手百貨店勤務の小島はリストラにあい、底辺の生活に転落していく。／テーマはセンセーショナルだけど裏側の巨悪感がなくシンプルなお話で終わってしまった。でもその前段というか今の日本の捉え方がとても辛い話です。

太平記の時代を北朝の光厳天皇の視点で描く。／後醍醐天皇が中心になるこの時代に光厳天皇とは発想がすごい。ただ、スポットが当たらないのには理由があるなと。あんまり人としても話としても魅力と軸がわからなかった。尊氏や幕府が遠いな。

「死にたくても死ねないホテル」を舞台に、殺し屋の天道虫こと七尾らが超人的な記憶力を持つ紙野結花を吹き矢使いの6人組から守ろうとする。／バイオレンスとユーモアに、アクションも。伊坂さんのエンタメはもう確立されてる。