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2024年3月の読書メーターまとめ

ぶなぶな
読んだ本
4
読んだページ
1225ページ
感想・レビュー
4
ナイス
173ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月のお気に入り登録
1

  • 佐治駿河

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • 佐治駿河
  • hy247

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぶなぶな
著名な推理作家が遺したという『世界でいちばん透きとおった物語』の原稿を探すことになり、作家の愛人の子である主人公が行方を調べる物語。すごいものを読んでしまった。本作品に施された仕掛けの鮮やかさ、緻密さに驚嘆するしかない。その勘所を語ることができないのが実にもどかしいところ。話としては手がかりを集めていく流れも父の人物像を探る過程も面白く読めた(考えてみると普通に凄いのだが)。作家の矜恃や性もあれど、それを『透きとおる』と題して込めたかったものは、何より不器用に肥大した想いの表れなのだと思っている。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ぶなぶな

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3308ページ ナイス数:157ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/719808/summary/monthly/2024/2

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
4

ぶなぶな
著名な推理作家が遺したという『世界でいちばん透きとおった物語』の原稿を探すことになり、作家の愛人の子である主人公が行方を調べる物語。すごいものを読んでしまった。本作品に施された仕掛けの鮮やかさ、緻密さに驚嘆するしかない。その勘所を語ることができないのが実にもどかしいところ。話としては手がかりを集めていく流れも父の人物像を探る過程も面白く読めた(考えてみると普通に凄いのだが)。作家の矜恃や性もあれど、それを『透きとおる』と題して込めたかったものは、何より不器用に肥大した想いの表れなのだと思っている。
が「ナイス!」と言っています。
ぶなぶな
上流のお嬢様が集う読書サークル『バベルの会』に関わる五つの事件を描く短編集。どの話も暗澹たる残酷な顛末に終わり、彼女らの恐ろしさに身震いするような気分だった。夢想家が集うというバベルの会。魅入られてしまう者には行き過ぎたやり口に手を染める素質があったということなのか。自ら行うにしろ人を遣るにしろ、一時の迷いなどでなく確固たる意志で実行するところがまた怖い。二編目『北の館の罪人』が個人的には印象深い。会に属する末妹の最後の台詞は仄めかすようであり、長男が紫に込めた真意の謎も合わせて最もぞくりとさせられた。
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ぶなぶな
帝人によるダラーズの自浄が行われる中、聖辺ルリのストーカーの狂気が降りかかる第8巻。ヤクザどうこうとは別種の怖さがある。澱切達はまだまだ厄介な存在になりそう。帝人と正臣は束の間の最悪な形での邂逅に終わってしまう。自分の決めた正解を目指すあまり互いの道がどんどんねじれていくのがもどかしい。舞い戻った臨也は何をしようとしているのか。というか一人二役でチャットなんて何をしているのか…。皆で鍋食べられて良かったね。高校生組の不器用な青さと対照的に街の裏で回る思惑が闇深くて、どうなっていくのかまだまだ目が離せない。
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ぶなぶな
図書館で働く麦本三歩の様々な日常を描いた物語。三歩のマイペースでざっくばらんな語りが良い。大きなストーリーはなく、三歩が好きなものに触れる様子から、彼女がどんな人間なのかを描き出していく。すごく変わってるけど、先輩が放っておけないのも、友達が辛い時に三歩を思い浮かべるのも分かる気がした。「次は二割をちょうだい」「親友からのお願いです」友達に向ける三歩の想いがとても素敵だった。自分の後ろ暗さやずるさに直面して、うじうじしてちょっと自分が嫌になったりする所も、人間味が出ていて良かった。おかしな先輩やりおる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/11/10(2723日経過)
記録初日
2016/12/07(2696日経過)
読んだ本
1253冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
371166ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
1253件(投稿率100.0%)
本棚
15棚
性別
職業
技術系
自己紹介

主にライトノベルを読んでいます。ライト文芸や一般文芸も読みます。キャラクターを好きになれたり、温かい気持ちになれる物語が好きです。よく読むジャンルは恋愛、青春、ラブコメなど。最近はミステリにも興味があります。

感想はできる限りつけるようにしています。自分の感じたものをきちんと表現できるよう心がけていますが、感情移入が激しいので変なことを書いているかもしれません。

好きな作家:鴨志田一、有川浩、米澤穂信、渡航、紅玉いづき、さがら総、支倉凍砂、杉井光、暁佳奈 等々

好きな作品
・シリーズ
イリヤの空、UFOの夏
狼と香辛料
神様のメモ帳
ココロコネクト
古典部シリーズ
冴えない彼女の育てかた
さくら荘のペットな彼女
春夏秋冬代行者
青春ブタ野郎シリーズ
千歳くんはラムネ瓶のなか
月とライカと吸血姫
とある飛空士シリーズ
半分の月がのぼる空
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
"文学少女"シリーズ
変態王子と笑わない猫。
宝石吐きのおんなのこ
継母の連れ子が元カノだった
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

・一巻完結
雨の日のアイリス
王とサーカス
かがみの孤城
砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない
自衛隊三部作(塩の街、空の中、海の底)
好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く
とある飛空士への追憶
阪急電車
読者と主人公と二人のこれから
また、同じ夢を見ていた
ミミズクと夜の王
むすぶと本。『さいごの本やさん』の長い長い終わり
流浪の月
わたしはあなたの涙になりたい

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