読書メーターあなたの読書量を記録・管理

8月の読書メーターまとめ

なおこっか
読んだ本
7
読んだページ
2472ページ
感想・レビュー
7
ナイス
61ナイス

8月に読んだ本
7

8月のトップ感想・レビュー!

なおこっか
読後の本は付箋だらけ。礎をちゃんと作ろうとしない日本のユルさ。治まることが大事で治めずになんとかしてしまう。そして日本人が能力を手放し(購入してすませ)家族や社会との関係を手放す(身勝手な個人主義)中で国体に収斂し依存するのは、つまり怠けたという感じがするという指摘。ついつい出雲と大和の関係や、儒教と神道のこと、襲の色目は和歌の言葉で体系が成り立つ、といった楽しい記述に夢中になってしまうけれど、きちんと記憶を持ち続けるために、何度も開き直そう。己はまだまだ、師曰くの書を道案内にさせて頂いてます。
が「ナイス!」と言っています。

8月の感想・レビュー一覧
7

なおこっか
古代の建築遺構と『日本書紀』を中心とした文献を擦り合わせて歴史を読み解く着眼点が面白い。特に仏教の受容が進み古墳時代が終焉する本書前半。仏教伝来もとである朝鮮半島や中国(唐)との関係もあわせ考慮し、建物造営は百済で配置は高句麗流という飛鳥寺ハイブリッド説、百済大寺が大陸方式を意識しつつ独創性高い伽藍であった点等、強く興味をひかれた。が、蘇我本家関係者の方ですかと思うレベルの馬子贔屓から、次第に文献根拠の推察が中心になり、天智帝の大津宮以降は伊勢神宮以外建築はほぼ語られなくなってしまい、めちゃ尻すぼみ感。
が「ナイス!」と言っています。
なおこっか
イスラムとキリスト、ユダヤとキリスト、二元対比が多い中で三つの宗教が同時に語られるのは貴重。中田先生の説明は案外(失敬)解りやすい。さ迷えるユダヤ人、ノマド的に境界観念のないイスラムが、所有意識の強い宗教とは相容れないのはよくわかる。そのイスラムがオスマン帝国崩壊後、植民地の独立という形で国家を立ち上げようとも、しっくりこないということも。だがイスラム圏の中にも自己利益最優先の人と国が在るのは確かで、単純にカリフ制が是かというと、正直わからん。佐藤優氏の帝国論とも比較してみたい意見。
が「ナイス!」と言っています。
なおこっか
このところ観光範囲を京都から広げているので、滋賀から広島まで、時代ごと様式ごとに古寺が紹介されていて、とても参考になった。宮大工独自の着眼点も、やや駆け足の説明だが、新たな視点を得るには充分。蟇股はそもそも大工が作っていたが装飾過多になるにつれ専門の職人が生まれたのに対し、檜皮葺は最初から大工の範疇ではなく専門職務だったといった話、好きだな。
が「ナイス!」と言っています。
なおこっか
『神曲』難しいのではという先入観は手厚い解説のお陰で粉微塵。八犬伝を聖書になぞらえた鴎外が日本に紹介した神曲は、八犬伝にも通じる面白さ。創造された世界で繰り広げられるスペクタクル、しかも個人的に大好きなギリシャ神話世界が古典と共に、ダンテによってどの様にキリスト教世界に受容されていくかが明らかになり高揚する。罰は悪魔が手を下さずとも人間同士がエゴを剥き出すことで互いへの罰になり、罪が重ければ重い程に人間性が剥奪される地獄世界は、本当に良く作り込まれている。詩としての構成も異様に完璧。
なおこっか
2018/08/15 01:50

それにしても須賀さんから神曲を学んだ成果が結実し、我らも甘受できるなど、何たる幸い。私は信者ではないが『神曲』を読んだ今、師弟が巡りあったことも神の采配のように思える。錬獄と天国も旅したいよー!

が「ナイス!」と言っています。
なおこっか
文庫化にあたり広島での対談が追加されたので、改めて手にとる。戦争の世紀をこえるために人々が依る辺とするべきものとして、宗教や、二分法で語られる正義ではなく、“記憶”という言葉が挙げられたのが心に残った。つい先日読んだ『日本問答』での田中優子先生の提案と同じ言葉だからだ。イスラエルとパレスチナの問題解決を考えなければ、そこに思い至らねばアジアもまた同じ過ちを繰り返す危険があるとの森さんの意見が胸に刺さる。アウシュヴィッツや広島にはアクセスするのに、イスラエルは遠い話と思ってしまう己を省みる。
が「ナイス!」と言っています。
なおこっか
日本のみならず欧州各国の状況と立ち位置、外交官たちそれぞれの処仕方などを、広く眺めながらも平易に説明した、労作。ソ連、ドイツ、リトアニア、ポーランド、フィンランド、チェコ、中国、イギリス、フランス…それぞれの国々がどう“大戦前”を経てきたか、やっと己の中で結びあった。その上で、カウナスを出て尚もプラハでヴィザ発給を続けた杉原千畝の姿に胸うたれる。部分的に推測先行、感情的な結論づけが見られるのだけが残念。
が「ナイス!」と言っています。
なおこっか
読後の本は付箋だらけ。礎をちゃんと作ろうとしない日本のユルさ。治まることが大事で治めずになんとかしてしまう。そして日本人が能力を手放し(購入してすませ)家族や社会との関係を手放す(身勝手な個人主義)中で国体に収斂し依存するのは、つまり怠けたという感じがするという指摘。ついつい出雲と大和の関係や、儒教と神道のこと、襲の色目は和歌の言葉で体系が成り立つ、といった楽しい記述に夢中になってしまうけれど、きちんと記憶を持ち続けるために、何度も開き直そう。己はまだまだ、師曰くの書を道案内にさせて頂いてます。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/08/26(2949日経過)
記録初日
2010/08/04(2971日経過)
読んだ本
642冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
166216ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
628件(投稿率97.8%)
本棚
27棚
性別
血液型
B型
職業
営業・企画系
URL/ブログ
http://chikyu-syouyou.at.webry.info/
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう