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2023年11月の読書メーターまとめ

だっぱら
読んだ本
7
読んだページ
2144ページ
感想・レビュー
7
ナイス
99ナイス

2023年11月に読んだ本
7

2023年11月のお気に入られ登録
1

  • Sato19601027

2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

だっぱら
津村記久子の小説はミュージックブレスユー以来。あれは主人公がADHDである必然性が疑問で、それ以来苦手意識があった。しかし、読んでみるとこれがめっぽう面白い。表題作では、大雨が降る中何とかして家まで帰る、と言うことがこんなにもドラマチックに書けるなんて思いもよらなかった。『不連続な四つの謎』に収録されていた安生正の短編を思い出した。あっちは大雪だけど。出てくる人みんなあったかい。「職場の作法」もとても面白かった。鳥飼さんと浄之内さんと田上さんのトリオとおじさんたちの攻防をもっと見ていたい。続編出ないかな。
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2023年11月にナイスが最も多かったつぶやき

だっぱら

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が「ナイス!」と言っています。

2023年11月の感想・レビュー一覧
7

だっぱら
四つの短編と、それを挟むようにして除幕・幕間・終幕・カーテンコールからなる一連の物語という構成。どのお話も一つ一つでちゃんと成立しているし、どのお話もちょぴっとずつ関わり合っている。どれもが秀逸なミステリーなので、骨組みになっている除幕からの一連のお話の解決がもう少しなんとかならなかったのかな、という点は少し不満。「息子の親友」お兄ちゃんの優しさに感動。「始まるまで、あと五分」あんなふうに本の話で盛り上がれる相手いたら絶対楽しい。「舞台裏の覚悟」天才恐ろしすぎる。「千賀稚子にはかなわない」天才怖いその2。
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だっぱら
今からおよそ50年前にフィンランドに語学留学した著者の、フィンランド滞在記。50年前ならば、今と違って留学する人もフィンランド語を学ぼうという人も少なかったであろう。そのフィンランドの生活や大学の様子が、面白おかしく書かれていて読み飽きない。全く古臭さを感じさせない文才がすごい!著者は東京藝大で絵画を学び、ピアノを20年習い、という芸術家。さらに文章も書けてフィンランド語も話せるとは恐るべし。作中にもあったが、これからますます国際化していく社会にあって、自国の文化を知っていることは重要度を増すであろう。
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だっぱら
公立通信制高校で長い勤務経験のある編者をはじめ、通信制高校に関わりがある人や、通信教育について研究している人たちによって書かれた、通信制高校理解の入門書。公立通信制高校、学校法人による通信制高校、株式会社立の通信制高校はもちろんだが、サポート校や技能教育施設についても論じられており、まさに通信制高校の全てである。ウィッツ青山がとんでもない事件を起こしたことで、私立通信制高校への締め付けが厳しくなっているが、公立の訪問スクーリングが適法ならば、サポート校に訪問してのスクーリングも許容されるべきなのでは?
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だっぱら
本屋大賞発掘本部門大賞作。江戸時代のどこかの貧しい漁村が舞台。毎日の生活、季節ごとの生活を平易な文章で淡々と綴っていく様子は、さながら記録文学のよう。昔の漁村ではこんな風習があって、こんな生活してたんですよ。船を誘き寄せるために浜で塩焼きしたんですよ。と、説明されて、なるほどなー、と納得しそうになる。村人たちは何も悪いとも思ってないし当たり前の生活なんだけど、違う文化の我々から見たらなんかゾワっとする。この感覚どこかで感じたな、と思ったが、映画「ミッドサマー」を見た時の感想と一緒だ。とても純粋で恐ろしい。
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だっぱら
いろいろなことがトントン拍子に進み過ぎるから、ご都合主義と言われてしまうのかもしれない。でも、純平君の人柄が何とも言えず微笑ましく、読んでいても応援したくなる。猿蟹合戦とどう繋がっているんだろうと、思いながら読んでいたけど、親の恨みを晴らす、という点が猿蟹合戦と重なるところなのかな。しかし、現実の仇討ちはスカッとして終わるわけじゃなくて、さまざまな後味の悪さとか、新たな十字架を背負って生きていかなくてはならないことなのだろう。五島から歌舞伎町、そして大館と日本を縦断する壮大なストーリーだった。
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だっぱら
津村記久子の小説はミュージックブレスユー以来。あれは主人公がADHDである必然性が疑問で、それ以来苦手意識があった。しかし、読んでみるとこれがめっぽう面白い。表題作では、大雨が降る中何とかして家まで帰る、と言うことがこんなにもドラマチックに書けるなんて思いもよらなかった。『不連続な四つの謎』に収録されていた安生正の短編を思い出した。あっちは大雪だけど。出てくる人みんなあったかい。「職場の作法」もとても面白かった。鳥飼さんと浄之内さんと田上さんのトリオとおじさんたちの攻防をもっと見ていたい。続編出ないかな。
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だっぱら
童話に何らかの教訓を求めてしまうのは俺だけじゃないはず。子供が読むからには何か学びがあってほしいと思うからだろうか。しかし、小川未明の童話には全てに教訓があるわけじゃない。なんかわけわからん結末のものもあって、それはそれで純文学的なのか?とか思った。今ではとても使っちゃいけない様な言葉が出てくるのは時代背景ということでご愛嬌。タイトルに「くろんぼ」とかついちゃってるし(笑)時代背景を表したものもあり、線路が喋ったりするやつもありどちらも楽しく読めた。小川未明の童話を知ったのは多分ビブリア古書堂だったはず。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/10/17(5528日経過)
記録初日
2008/06/16(5651日経過)
読んだ本
1099冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
365864ページ(1日平均64ページ)
感想・レビュー
1082件(投稿率98.5%)
本棚
40棚
性別
血液型
B型
現住所
神奈川県
外部サイト
自己紹介

好きな作家さん(順不同思いつくまま)
辻村深月
深緑野分
三浦しをん
森実登美彦
有川浩
村上龍
村上春樹
塩野七海
浅田次郎
伊坂幸太郎

おもしろかった本
バッタを倒しにアフリカへ(前野ウルド光太郎)
赤と青のエスキース(青山美智子)
ローマ人の物語(塩野七海)
ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)
コインロッカーベイビーズ(村上龍)
5分後の世界(村上龍)
ソフィーの世界(ヨースタイン=ゴルデル)
数学ガール(結城浩)
ナイフ(重松清)
夜のピクニック(恩田陸)

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