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2024年6月の読書メーターまとめ

槇
読んだ本
9
読んだページ
1410ページ
感想・レビュー
9
ナイス
256ナイス

2024年6月に読んだ本
9

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

槇
【平泉】高さ100m、長さ約1kmの崖の上に立つ中尊寺は、国境の“へり”にあった。この崖を境にして、大和朝廷と地元の豪族は300年にわたって戦い続ける。その動乱の世を後三年合戦を経て勝ち抜き、東北地方に平和をもたらした人物こそ奥州藤原氏の初代・清衡だった。清衡は政治的な意味での境界だった場所に信仰の拠点を置き、東北の中心とすることで、仏教をよりどころにした社会を築こうとしたのだ。また、清衡は、南北の境界で争いの場だった平泉を、北上川の水運によって北と南を結びつける交易の場として生まれ変わらせてもいる。
槇
2024/06/22 12:04

【広島】町の中心に6つの川が流れており、5つの三角州が形成されている広島。繁華街はすべて三角州の中にある。三角州は河口付近に土砂がたまってできた地形。土砂は海の中にもたまるため、埋め立てやすい遠浅の海になる。この特徴を生かして、江戸時代の人たちは堤防を造って、陸地を広げた。三角州は通常、平坦だが、広島の町には短くて急な坂道がある。その坂道こそ江戸時代の干拓堤防の跡地。海を陸地にするために、まず海に堤防を築く。その後、陸地側の海水を排水し干して、陸地化する。これが干拓堤防だ。

槇
2024/06/22 12:04

【広島】古くから広島市内を流れる川には、「雁木」と呼ばれる階段が数多く残っている。かつては雁木を使って、米や木材などを荷揚げした。広島は遠浅の海にできた町なので、潮の干満とともに川の水位が大きく変化する。その差はなんと最大4m。しかし、雁木を船着き場として利用すれば、船に簡単に乗り降りできる。ちなみに、平和記念公園周辺の川沿いには多くの雁木が並ぶ。原爆ドームのある場所には江戸時代、広島藩の米蔵があった。大正時代になると、米蔵だった場所には、広島県物産陳列館(のちの広島県産業奨励館)が建てられる。

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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

槇

【2024年5月の読書メーター】月間ベストは葦原大介『ワールドトリガー』の第27巻。★読んだ本の数:11冊 読んだページ数:1965ページ ナイス数:283ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/73932/summary/monthly/2024/5

【2024年5月の読書メーター】月間ベストは葦原大介『ワールドトリガー』の第27巻。★読んだ本の数:11冊 読んだページ数:1965ページ ナイス数:283ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/73932/summary/monthly/2024/5
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2024年6月の感想・レビュー一覧
9

槇
■キュアスカイは、可愛さとカッコよさを両立させるために、左右アシンメトリーな髪形にしました。右目側は刈り上げのようにして活発さを出し、左目側は髪を長くしてガーリーなところを強調しました。人間って、強気だけど弱気な部分があったり、カッコいいけれど可愛さもあるとか、相反する性質を誰しもが持っていると思うんですね。そういう要素をキャラクターのデザインにも落とし込みたくて。あと、アシンメトリーなデザインだと動きを出しやすく、固い絵になりにくいという利点もあります。【斎藤敦史(キャラクターデザイン)】
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槇
■SFって人間の願いや理想の世界をシミュレーションして、でも結局不自由さこそが本当の自由だということを描いている気がします。私の楽曲に時間のことが現れているのは、おそらく今の自分と向き合うために過去を見つめる必要があるからだと思いますね。結局は今しかないけど、過去も未来も否定しない。【宇多田ヒカル「特別対談 宇多田ヒカル×小川哲」】
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槇
【「沸騰」する地球の未来】国連開発計画(UNDP)は、地球温暖化が進むと洪水の危険に直面する人が21世紀末までに5倍以上に増えると予測している。南極の氷が溶けたりして海面が上昇するからだ。南太平洋に浮かぶツバルは、最も高いところで海抜4.6mしかなく、「沈みゆく国」と言われている。ツバルの政府は、人々が暮らせなくなる前に島の景観や歴史、文化をインターネットの中の「メタバース」に移し、デジタル国家にする構想を描く。メタバースに島を再現することで、ツバルがどのような国だったか国民や子孫に残そうとしているのだ。
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槇
■時代劇の歴史の中で、千利休ほど多くの名優が演じてきた文化人は他にいないかもしれない。利休は、1591年、豊臣秀吉の命令で切腹に至った。その理由は、大きなミステリーだ。利休が秀吉の朝鮮出兵を批判したから、安い茶器を高価な値で売って私腹を肥やしたから、秀吉が利休の娘おさんを側室にと依頼したことを拒んだからとか、大徳寺山門の上に雪駄を履いた利休の木像が据えられ、高貴な身分の人も利休の下を通らせることが不遜と咎められたから…いろいろあるが、決定的な史料はない。【ペリー荻野「時代劇だよ! ミステリー」】
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槇
【平泉】高さ100m、長さ約1kmの崖の上に立つ中尊寺は、国境の“へり”にあった。この崖を境にして、大和朝廷と地元の豪族は300年にわたって戦い続ける。その動乱の世を後三年合戦を経て勝ち抜き、東北地方に平和をもたらした人物こそ奥州藤原氏の初代・清衡だった。清衡は政治的な意味での境界だった場所に信仰の拠点を置き、東北の中心とすることで、仏教をよりどころにした社会を築こうとしたのだ。また、清衡は、南北の境界で争いの場だった平泉を、北上川の水運によって北と南を結びつける交易の場として生まれ変わらせてもいる。
槇
2024/06/22 12:04

【広島】町の中心に6つの川が流れており、5つの三角州が形成されている広島。繁華街はすべて三角州の中にある。三角州は河口付近に土砂がたまってできた地形。土砂は海の中にもたまるため、埋め立てやすい遠浅の海になる。この特徴を生かして、江戸時代の人たちは堤防を造って、陸地を広げた。三角州は通常、平坦だが、広島の町には短くて急な坂道がある。その坂道こそ江戸時代の干拓堤防の跡地。海を陸地にするために、まず海に堤防を築く。その後、陸地側の海水を排水し干して、陸地化する。これが干拓堤防だ。

槇
2024/06/22 12:04

【広島】古くから広島市内を流れる川には、「雁木」と呼ばれる階段が数多く残っている。かつては雁木を使って、米や木材などを荷揚げした。広島は遠浅の海にできた町なので、潮の干満とともに川の水位が大きく変化する。その差はなんと最大4m。しかし、雁木を船着き場として利用すれば、船に簡単に乗り降りできる。ちなみに、平和記念公園周辺の川沿いには多くの雁木が並ぶ。原爆ドームのある場所には江戸時代、広島藩の米蔵があった。大正時代になると、米蔵だった場所には、広島県物産陳列館(のちの広島県産業奨励館)が建てられる。

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槇
【みんなで考える戦争】アテネの歴史家・トゥキュディデスは今から2千年以上前に『歴史』という戦史を残している。その中で、人間が戦争をする理由は「利益」「名誉」「恐怖」であると言っている。「利益」は外国の土地などを奪って、金もうけをしようということ。植民地を獲得するための戦争はこれにあたるだろう。「名誉」はお金には換算できない価値、名声を得ようとすること。「恐怖」というのは、相手にやられてしまう前に、先にやっつけようということである。この三つのどれか、あるいは複数が混ざり合って、戦争が起きるというのだ。
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槇
■『学マス』のアイドルたちの名前は姓名判断で決めました。ことねは本当は“言音(ことね)”にしたかったんですよ。名字はできるだけ普通のものにしようと決めていたので、ことねの名字は、“藤田”ですぐに決まりましたが、藤田言音だと姓名判断の結果がよくなかったんです。花海姉妹に関しては、4月の季語を入れたかったので、当初は“花見”で考えていたのですが、姓名判断の結果がよくなかった。それで“花海”にすることになったんですが、765プロの天海春香と意図的に合わせにいったつもりはなくて。【小美野日出文(プロデューサー)】
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槇
【海の酸性化】二酸化炭素の増加による地球温暖化は海に悪影響をおよぼしている。海の異変は、「海面水温の上昇」、「貧酸素化」(海中の酸素の減少)、「海洋酸性化」の三つ。海洋酸性化とは、海にとけ込んだ二酸化炭素の量がふえることで、海水の酸性度が高まることである。現在、海水のpHは8.1程度の弱アルカリ性。海洋酸性化は、海水のpHが8未満に変化していくことを指す。海の酸性化が進むほど、炭酸カルシウムができにくくなり、サンゴの骨格や貝の殻がうまく作れなくなってしまう。
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槇
【横浜】横浜の原点は広い内海を覆うように続く細長い砂洲・“ハマ”にあった。現在の横浜の中心地となったそのあたりは、開港前には世帯数101戸という小さな半農半漁の村で、その村の名は横浜村。横に長い砂洲がその名の由来だ。“ハマ”の前に広がる内海を広い堀割を残して埋め立てることで、江戸幕府は派大岡川という運河に囲まれた開港場を造った。かつて横浜中華街や横浜スタジアム一帯は、静かな内海だったわけだ。人とモノの出入りを管理する上で開港場との間には関門が置かれ、関門の内は「関内」、外は「関外」と呼ばれるようになった。
槇
2024/06/04 15:21

【横須賀】江戸時代の横須賀の“要港”は、横須賀本港の隣の浦賀港。東京湾の入口にあり、深い入り江が続く浦賀は天然の良港で早くから海上交通の拠点として栄えた。千葉側に浅瀬が広がっている関係上、大型船は浦賀側を通らざるを得ない。横須賀沿岸の海底には深い谷が刻まれており、それは東京湾が陸地だった2万年ほど前にこの場所を流れていた川に由来する。その川の河床が海底の谷として残っているのだ。黒船の時代、大型船が安全に東京湾を進もうとすれば、このルートを通るほかなかった。それは今も同じである。

槇
2024/06/04 15:21

【横須賀】横須賀の造船所の起工は幕末に遡る。そのとき造られたドックが今も現役で使われる背景には、フランス人技術者・ヴェルニーの存在があった。横須賀の地形は、深い入り江の形や広さがフランス第一の軍港、トゥーロン港にとてもよく似ている。そのことがヴェルニーによる用地選定のポイントのひとつだったという。ヴェルニーはドック建設にあたり、江戸城石垣にも使われた「伊豆石」という良質な安山岩を使用した。さらに、ヴェルニーは地震国日本の特殊性まで考慮。「白仙山」と呼ばれる小丘を掘り下げ、より安定的な地盤にドックを築いた。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/09/07(5215日経過)
記録初日
2010/06/16(5298日経過)
読んだ本
3772冊(1日平均0.71冊)
読んだページ
1085586ページ(1日平均204ページ)
感想・レビュー
3772件(投稿率100.0%)
本棚
41棚
自己紹介

2010年9/7に登録。

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