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2025年12月の読書メーターまとめ

電波時計
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2025年12月に読んだ本
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2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

電波時計
ネタバレおそらく多くの人は、中大兄(後の天智天皇)・大海人(後の天武天皇)兄弟から愛された額田女王の愛と苦悩を描いた歴史ロマンものとして読まれると思うが、私には本作品の額田女王にはあまり魅力を感じなかった。そのため本作品は、乙巳の変(645年)から壬申の乱(672年)へと至る、歴史小説として読んだ。激動する半島との関わりを背景に苦悩する中大兄、大海人が見事に描かれ、古代国家形成のエネルギーを随所に感じさせてくれる。壬申の乱の原因が、額田女王をめぐる不和のように描かれているが本当だろうか。
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2025年12月の感想・レビュー一覧
12

電波時計
ネタバレとても良い作品。青果市場に隣接する「いちば食堂」で働く笛田さん、丕出子(ひでこ)さん、常連客の阿見さん、この3人の語りがあたかも重層的な円環のように魅力的に織りなされていく。食堂に流れる時間もとても心地よく、集う人たちも大変に魅力的である。出される料理もとても美味しそうに描かれている。阿見さんにとって、いちば食堂はサードプレイスとして最適の居場所のようだ。阿見さんがいつも読んでいる『アミエルの日記』、本書で引用された文章を限りでは魅力的に感じられ、ぜひ読んでみたいと思った。
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電波時計
ネタバレ2025年3月10日発行。民社党が解散し新進党に合流したのが1994年。本書は、その民社党の成立から解散までの経緯が丁寧に点描されており、民社系の潮流を確認することができる。春日一幸、河村たかし、西村眞悟、山谷えり子…民社党にはなんともキャラの立つ人が多いようだ。私はかつて旧同盟系労組に所属していた(現在は非組合員)が、共産主義の脅威が去った1997年に組合員(=社会人)になったので、労組の「反共ぶり」はそれほど感じなかった。なので芳野友子連合会長の「共産嫌い」に正直驚いている。
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電波時計
ネタバレ(1/3)。2018年2月12日発行。再読。ムッソリーニの歩みと重ね合わせて考察をしていくことで、ムッソリーニの「ファシズム」とヒトラーの「ナチズム」が違うものであることを理解する。つまり、多元主義的なイタリア・ファシズムはナチズムとは異なり、他者に対して寛容であるという。これがムッソリーニとヒトラーの思想の必然的な帰結であるという。ファシズムの世界観は、19世紀の合理主義・個人主義・物質主義に対する哲学的科学的反対として出現したという。
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電波時計
ネタバレ(1/3)。2017年10月20日発行。先週『愛国の罠』(ポプラ新書)を読んだので、関連のある本書を再読した。佐藤さんによると、ナショナリズムが台頭する背後には、「新自由主義が社会全体を覆うことに対する人間の不安」と、「新自由主義モデルでは人間も社会も説明しきれないという限界感」から、多くの人々が、ナショナリズムを再び拾い上げ、活用しているのだとする。そして、「資本主義」と「ナショナリズム」は表裏一体の関係にあると見ている。
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電波時計
ネタバレ2025年10月10日発行。著者は日経新聞で数多くの新左翼絡みの事件を取材。内容は事実の羅列のように感じる箇所もあったが、当時の時代感・臨場感を感じることができる1冊だと思う。「昭和から平成にかけて、新左翼の各セクトによる反天皇制ゲリラ闘争」の苗床となったのが、成田空港反対三里塚闘争だという。結果論だが後の様々なこじれ具合を見るにつけ、新左翼を三里塚闘争に引っ張り込んだのは大きな失敗だった。暴力闘争や爆弾闘争に明け暮れた新左翼は、人々に「希望や生きがい」を示すことができなかった。
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電波時計
ネタバレ(1/4)。2025年10月14日発行。ウクライナ戦争、トランプ大統領の出現による世界情勢の変化の中で、どう日本が生き残っていくか。考える道具として、国家・国民・ナショナリズム・愛国心に加えて、アーネスト・ゲルナー、ベネディクト・アンダーソン、柄谷行人、エマニュエル・トッドなどの著作を引用している。本書とテーマのかぶる、『佐藤優の集中講義 民族問題』(文春新書)、『ファシズムの正体』(集英社インターナショナル新書)も再読したい。
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電波時計
ネタバレ2022年10月20日発行。ジョセフ・スティグリッツは1975年から2008年までのおよそ30年間は、「市場に任せればうまくいく」という市場原理主義的な経済思想がアメリカ、ひいては世界を導いた時代であるという。そんななか、宇沢弘文は半世紀も先取りして、行き過ぎた市場原理主義を是正するための、新たな経済学づくりに挑んだ。本書は、宇沢が「社会的共通資本」という概念をつくりだした経緯、思想的背景が丁寧に解説されている。資本主義のあり方が問われている現在、宇沢の思考の軌跡を学ぶ意義はとても大きいように思う。
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電波時計
ネタバレ(1/3)。時代は80年代後半のソ連、モスクワからウランバートルへと向かうシベリア鉄道が舞台のロードノベル的作品。旅の季節は3月から4月だが、そこはソ連のシベリア地方、ほとんど冬景色である。沿線の車窓風景も、以前YouTubeで視聴したNHK特集「シベリア鉄道~9000キロ、8日の旅~」で見た景色そのまんまのようだ。気になったのは、ソ連の田舎・民族・文化、登場するロシア人について、かなり辛辣に 突き放して書かれている点。これはフィンランド人の著者からみた、ソ連観・ロシア観なのだろうか。
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電波時計
ネタバレおそらく多くの人は、中大兄(後の天智天皇)・大海人(後の天武天皇)兄弟から愛された額田女王の愛と苦悩を描いた歴史ロマンものとして読まれると思うが、私には本作品の額田女王にはあまり魅力を感じなかった。そのため本作品は、乙巳の変(645年)から壬申の乱(672年)へと至る、歴史小説として読んだ。激動する半島との関わりを背景に苦悩する中大兄、大海人が見事に描かれ、古代国家形成のエネルギーを随所に感じさせてくれる。壬申の乱の原因が、額田女王をめぐる不和のように描かれているが本当だろうか。
が「ナイス!」と言っています。
電波時計
(1/3)。2025年5月25日発行。これは良書。なぜロシア国内では、ウクライナ戦争を指導するプーチン体制への批判がほとんど見られないのか。もちろんそれは高度な権威主義体制が敷かれているからだが、現在のプーチン大統領を中心とする高度な権威主義体制は、決して最初から存在したわけではなく、さまざまな紆余曲折を経て現在に至っているという。
電波時計
2025/12/09 19:35

(2/3)。そこで、本書では、ソ連解体から現在に至るまでのロシアの国内政治に着目し、プーチンがどのようにして絶大な権力を手に入れたのか。権力維持のために制度をどのように発展させてきたのか。そして現在どのように権力基盤を維持しているのかを検討していく。地方政府や市民社会など目立たないが重要な側面に焦点を当てている。

電波時計
2025/12/09 19:35

(3/3)。プーチン体制は時に権力を中央に集中させる政策や抑圧的な政策を取るが、時には市民やエリートに妥協する政策を取ることもあった。その時々の政治的・経済的状況に応じて、支配者層に都合が良い政策を取ってきた結果、現在の高度な個人主義独裁へと至ったという。

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電波時計
ネタバレ(1/2)。2025年9月第4版発行。現代社会の仕組みや課題について、最新の時事を踏まえつつ根本的な仕組みから丁寧に解説している。理解を深めるためのコラムや図、グラフも多数掲載している。網羅性が高いので読み通すのは大変だが、社会人として常識とも言える基本的な知識については、一通り触れることができる。より深堀りしたい分野については他書で補う必要があろうが、社会人の学び直しには最適な1冊ではないだろうか。
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電波時計
ネタバレポーの代表的短篇7篇と詩2篇を収録。「恐怖を中心とする作品」から「謎解きを中心とする作品」へと移っていくよう並べられているようだ。表題の「アッシャー家の崩壊」「黄金虫」も面白かったのだが、印象に残ったのは「ヴァルデマー氏の死の真相」。臨終に際して催眠術をかけて死に抗うというすごい設定なのだが、なんとなく滑稽でそれほど恐怖は感じなかった。「群衆の人」は人間の個の消失、匿名性を彷彿とさせるものがあり、いかにも現代的な味わいに感じられた。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/09/12(5604日経過)
記録初日
2010/09/13(5603日経過)
読んだ本
1706冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
597497ページ(1日平均106ページ)
感想・レビュー
1637件(投稿率96.0%)
本棚
0棚
性別
現住所
北海道
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