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2024年3月の読書メーターまとめ

さいと
読んだ本
7
読んだページ
2708ページ
感想・レビュー
7
ナイス
97ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さいと
タイトル通り、暗い引力に引き寄せられてバッドエンドに至ってしまうような短編集。詐欺師が税務署の調査を受ける話はユーモアがあり、メールや手紙、週刊誌の記事で構成された話があったりと、作風が多彩だなと思った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

さいと
ボスに裏切られ、命を狙われるギドリーの逃避行と、追う殺し屋のバローネ。そしてギドリーは夫から逃げた子連れの主婦シャーロットと共に旅をすることになる。ケネディ暗殺はただのきっかけという感じで、特に掘り下げられることはない。バローネの残酷さが印象に残った。ロードノベルであり、逃走劇というサスペンスから、ロマンスへと変化していくのでちょっと変わった感じだった。
が「ナイス!」と言っています。
さいと
とても読み応えがあった。作者運用のファンドは25年で基準価格が91倍になったが、リーマンショックでは高値から70%程減らしている。そのショック時に30億の全財産をファンドにつぎ込む精神力の強さが成功の要因だと思った。投資手法は割安小型成長株を買うというもので、金利の点から低PERな時点で将来の減益が株価に織り込まれている、ベイジアンの考えを使って的中率を上げるために買う銘柄を増やし過ぎず、「成長株を見つけたら思い切って買え」という解説に感心した。ユーモアのある筆致で、特に野村證券時代の話が面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
さいと
タイトル通り、暗い引力に引き寄せられてバッドエンドに至ってしまうような短編集。詐欺師が税務署の調査を受ける話はユーモアがあり、メールや手紙、週刊誌の記事で構成された話があったりと、作風が多彩だなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
さいと
飲料メーカーの御曹司である成功が別荘に半年監禁され、戻ってみると突然現れた異母兄が自分のポストにいた。成功は復権を賭けて一営業マンからやり直す。監禁に関するミステリー的な要素はほとんどなく、企業内の陰謀を巡るサスペンスということもなく、無理なノルマを達成するために努力し、新たなプロジェクトに挑戦するという、成功の立身出世ドラマという感じだった。
が「ナイス!」と言っています。
さいと
地震で孤立した荒土館の外で、殺人を企む男が探偵葛城に付きまとわれて上手くいかないというコミカルな第一部。主たる第二部では同じ頃、荒土館で連続殺人が発生。巨人を見たという幻想的な謎、大仕掛けのトリック(実現可能か疑問、というよりできてもやらんだろ)、次々起こる事件で多くの謎が生まれ、それらがわかりやすく整理され、推理も多彩で面白い。それほどロジックは重視されていないと思うが、そこまで求めるのは贅沢だろう。登場人物が少なく、序盤のエピソードで作者の狙いがわかりやすいのが難ではあるが、十分な力作だと思った。
が「ナイス!」と言っています。
さいと
金持ちが探偵役を演じる推理ゲームのために、孤島で連続殺人を起こす運営の小園間と、事件の被害者役・佐藤。佐藤が生き残るために探偵を探し、小園間は次々と起こるトラブルを解決するため奔走する。事件そのものを推理するというよりは、佐藤が自身の置かれた状況に対処するためにメタ的な考えを含んだ対策を取る話で、小園間と佐藤の駆け引きが中心になっている。アイデアが面白く、コミカルな作風だ。
が「ナイス!」と言っています。
さいと
乱歩が3回の連載で中断した『悪霊』の続きを書き継ぐという趣向の小説。発表当時に編集者をしていた横溝正史にトリックを見破られていた、と評伝『江戸川乱歩と横溝正史』に書いてあった。未完とは言えおおよその真相はわかっていたらしいが、本作はただそれを書くのではなく、更に捻りを加えている。縛られるものも多いだろうし、結構大変そうに思えるが、それを大変そうに見せずに書かれているような印象を受けた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/02(2612日経過)
記録初日
2017/02/28(2614日経過)
読んだ本
894冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
287222ページ(1日平均109ページ)
感想・レビュー
818件(投稿率91.5%)
本棚
17棚
性別
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