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2024年3月の読書メーターまとめ

蒼
読んだ本
14
読んだページ
4306ページ
感想・レビュー
14
ナイス
965ナイス

2024年3月に読んだ本
14

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • ゆき

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

蒼
絵と対峙する霜介の心象の繊細さは、時には苦しさがひしひしと伝わり息が詰まるような思いで読んだ。そして白い壁に囲まれた世界に陥る時、いつになったらこの苦悩から解放されるのだろう、なぜここまで苦しまなければならない、早く楽になって、と母親的思いでページが重かった。霜介始め湖山会の皆が描く絵の想像がうまく出来ない自分の絵心の無さが悲しかった。でもきっとその絵は命に溢れていたのだろうと思い、ページを閉じた。
蒼
2024/03/03 22:46

私も作者氏には全く知識がないのですが、書画家の方だそうです。本作は「線は、僕を描く」の続編になりますのでもし読まれるのでしたら前作から先に読んだ方がよりわかりやすいと思います。

蒼
2024/03/04 09:30

間違えました。水墨画家でした。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

蒼

健康診断(バリウム付き)がようやく終わりました〜。あーお腹減った😩 心置きなくご飯が食べられますぅ〜。よぉ〜くかんで味わっていただきます♪

健康診断(バリウム付き)がようやく終わりました〜。あーお腹減った😩 心置きなくご飯が食べられますぅ〜。よぉ〜くかんで味わっていただきます♪
おつぼねー
2024/03/12 22:11

蒼さん、再来週に控えております。あの何回転もさせられる台のこれまた硬いこと(泣)

蒼
2024/03/13 05:28

おつぼねーさん、おはようございます。台は硬いし回ってるうちにウプってなりそうになるし、なんか車酔いしてるみたいになるしイヤでした。人が回るんじゃなくて台の方が回るレントゲン撮影機あっても良く無いですか?こんだけ技術が発達した時代ですもの、メーカーさん、作ってよと思ってしまいます。もっともそうなったら健診料金が跳ね上がるのかもしれませんが、、。でも今はお腹に丸いやつ押し当てて撮影するのが無くなって、それは良かったなと。あれとても痛いんですもの。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
14

蒼
自分いわゆる「見える人」では無いので、この設定はまるで現実感ないのですがファンタジーとして読んだ。ただ検事さん達の法曹論議は難しくてついていけなかった。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
自分が二十代の頃は離婚は女性に非があり世間的に肩身の狭く大っぴらに語れる事ではなかったが、時代は変わっている。女性の考え方生き方に対する思いも変わっている。一部の男性達にはその事を理解できず、自分の考えが時代の中で浮いてる事に気づかずいる人達もいる。そんな男性達がこの物語を読んだなら、女って恐ろしいと思うかもしれない。でも女性達は日常生活を円滑に進める努力をしながら、考えているのだ。自分のこの先の人生を。それを一言「怖い女」でくくるなら、縁切り上等だ。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
白陸侯の非情さに政を遂行する者の苛烈さを思いながらも、どこかにかつての雪哉が潜んでいるはず、冷徹なだけでは無いはずと、自分の願望を捨てきれず終始若き日の雪哉を追い求める読書だった。そうだよ雪哉、満ちた月はやがて欠けて行く。月はやがて満ちて行くが権力を手にした者はやがて堕ちていくんだ。雪哉が願う山内はどんな世界なんだ?雪哉が見ている世界は、山内の民達に理解してもらえる日が来るのだろうか。読み手はその世界を見る事が出来るのだろうか?
が「ナイス!」と言っています。
蒼
薮医 三哲 何ともめんどくさい男。でもその根っこにあるのは人の体を動かす心を診る医師。彼のまわり人々はそうとは意識せずに彼に癒されているのだろうなと思い読了した。御典医となった三哲と、長崎に医学を学びに旅立った佐吉と勇太親子のその後を読みたいが、そこは秘すれば花なのでしょうか。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
シャーロットの肖像画を国王がポケットマネーで落札し、シャーロットの祖父母に届けるシーンには涙が溢れる。娘を失った老夫婦は若き日の娘を彷彿とさせる孫娘の絵姿を得て、心の安寧を得る。こんな設定を見せてくれる作者の世界観がとても嬉しく、心地良い。生きる事が報われる物語は何度でも読み返したいし、今後もこんな物語世界で自分も安寧を得たいと切に願うばかりの読後感だった。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
自身も知らない出生に隠された真実を、両親は秘匿したままシャーロットの前から姿を消した。それは二人の意図としたことではなかったが、シャーロットは両親に見捨てられたのかそんな事はない何かの理由があると、二つの思いの間を揺れながらも両親が教えてくれた生き抜く力を発揮して自分の道を開いてゆく。そんな彼女を見守り助けようと手を差し伸べる人達と一緒になって、私も彼女を応援しながらの読書はとても心地よい時間となっていた。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
とてもよく考えられた物語でした。始まりは謎だらけでぐいぐい引っ張られ、DV男がそんなに簡単に性格変わるはずないし、どこで豹変するのかとハラハラしながらページを進めて行くと、二重三重に張られた伏線が物語に奥深さを生み出していた。物語における「どんでん返し」という言葉は好きではないが、読み手を巧妙にリードする技にやられた感いっぱいになったけど、どこか心地良くもあった。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
「この世をば 我が世とぞ思う 望月の 欠けたることも なしと思えば」と読んだ藤原道長に翻弄され利用され策略に貶められ、傷つき落魄した人々を赤染衛門の視点で書いた物語。平清盛もそうだったが、道長は自身の血脈に繋がる一族の隆盛が未来永劫に続くと心から信じたのだろうか?3人の娘達を次々と天皇に輿入れさせ、皇后、后、中宮に押し上げ自身が天皇を操りこの世の春を謳歌する影で、娘たちに心がある事を想いもしなかったのだろうか?権力の恐ろしさと虚しさを思う物語だった。
よこたん
2024/03/20 13:32

こんにちは♪ 赤染衛門は百人一首の人というくらいしか知りませんでした。藤原娍子と藤原妍子、今目の調子が悪いのでよーく見ないとあやうく間違えそうになって、何度も見直しました💦 そして道長がどんどん嫌いになってしまってます(笑)

蒼
2024/03/20 15:46

こんにちは。道長がやった事は彼の父親がやった事と一緒ですよね。でもそれがあの時代の常套手段であり、権力だった訳ですよね。道長達摂政に対抗し得るだけの力のある天皇さんは存在しなかったのだろうかと、物語の本筋とは違う事を思った読書でもありました。それなさておき、今年の大河ドラマはその辺りのことをどのように描くのだろうと気にしています。

が「ナイス!」と言っています。
蒼
なんだか読み続けるには自分の力が足りずに途中下車。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
平太と信太をうまくオーバーラップさせて読み手をミスリードするかのように物語を進める技に、読み終えて上手いなぁーと感じ入る。摂津屋先代女将の嫁を子供を産む道具にしか見ないような心根そのままの当主に、グサリと斬り込むお初が男前すぎて惚れ惚れしてしまう。平太も信太も親の縁には薄かったけど、かわりに気にかけ心を配ってくれる人達がいて良かった。願わくば精一杯生きて幸せになれますようにと、祈りを込めてページを閉じた。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
「認知症は治らない」「認知症高齢者に対する延命治療はある意味老人虐待である」この二点に尽きる物語だと思い読了した。とは言えこれは医療従事者側の思いなのだろう。そんな事あるかと思う方もいる事だろう。そんな方はこの物語を読んでみて欲しい。私は息子達に延命治療は無用と明言しておこう。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
千年前、紫式部はこの本に紹介される様々な色の中で生活していたのだろうな。現代日本もない色はないと思われるほどの色が氾濫しているが、千年前自然界の中から色を取り出し染色していた匠達が居てこその現代の色なのだなと思った。色襲に込めた心模様、自然の風景を身に纏うものに閉じ込めた感性は、紫式部の時代から確立されてきたのだろう。豊かな感性と色彩に現実の憂さを忘れる読書、鑑賞の時を堪能した。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
読み終えて思わずふぅ〜とため息が出た。良い意味で。学校の匂いの依頼はとても苦しかったし、満が抱えた過去も辛かったけど、全編を覆う静謐な空気にどこか息を詰めるように読んでいたことに気づいた瞬間だった。朔が幸せだと良い、ただそれだけを願う読書になっていた。
が「ナイス!」と言っています。
蒼
絵と対峙する霜介の心象の繊細さは、時には苦しさがひしひしと伝わり息が詰まるような思いで読んだ。そして白い壁に囲まれた世界に陥る時、いつになったらこの苦悩から解放されるのだろう、なぜここまで苦しまなければならない、早く楽になって、と母親的思いでページが重かった。霜介始め湖山会の皆が描く絵の想像がうまく出来ない自分の絵心の無さが悲しかった。でもきっとその絵は命に溢れていたのだろうと思い、ページを閉じた。
蒼
2024/03/03 22:46

私も作者氏には全く知識がないのですが、書画家の方だそうです。本作は「線は、僕を描く」の続編になりますのでもし読まれるのでしたら前作から先に読んだ方がよりわかりやすいと思います。

蒼
2024/03/04 09:30

間違えました。水墨画家でした。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/21(2587日経過)
記録初日
2017/03/05(2603日経過)
読んだ本
1629冊(1日平均0.63冊)
読んだページ
473896ページ(1日平均182ページ)
感想・レビュー
1629件(投稿率100.0%)
本棚
93棚
性別
現住所
青森県
外部サイト
自己紹介

主に読む分野 心理 推理 刑事 医療 主に読む作家 小路幸也さん 伊坂幸太郎さん 帚木蓬生さん 篠田真由美さん 柴田よしきさん 乃南アサさん 等々偏ってます。でも読書メーターを始めて大幅に作家さんの数が増えました。

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