読書メーター KADOKAWA Group

としさんのお気に入られ
34

  • K
    • 2003年
    • A型
    • 大学生
    • 滋賀県

    短編小説【ジャンル:SF】

    『量子の彼方で眠るもの』

    第一章 シュレディンガーの囁き

    僕が彼女と出会ったのは、五次元通信の実験中だった。

    「この宇宙は無限に分岐している。観測するたびに、私たちは新たな世界を生み出す。」

    彼女——アマリリス・シュレ

    ディンガーは、そう言いながら、美しく配置されたフェルミオンのように微笑んだ。その瞬間、僕の意識は複数の現実へと引き裂かれる感覚を覚えた。

    僕の名は相澤凛久(あいざわ りく)、20歳。大学で理論物理学を専攻しながら、量子情報転送の研究をしている。だが、彼女の言葉が僕の知識を遥かに超えていたことは明らかだった。

    「君は、どこから来たんだ?」

    「私は、ここにいるし、いないわ。」

    彼女の声は、まるで観測されることで確定する電子のように曖昧だった。

    僕たちの会話は、通常の言語では成立しない領域へと突入していた。情報エントロピーを越えた何か——彼女はそれを「メタ実在」と呼んだ。

    「この世界は、私たちの認識が生んだ結果にすぎないの。観測者がいなければ、世界は存在しない。そして、あなたは既に観測者ではない。」

    彼女の瞳には、宇宙のすべての確率波が重ね合わされたような深淵があった。その瞬間、僕の脳内に高エネルギー粒子が衝突し、新たな現実が生成される感覚が走った。

    僕は確信した。
    この世界は、僕の知る宇宙ではない。

    第二章 量子幽霊

    目の前のアマリリスが、波動関数の崩壊のように揺らめいた。まるで確定していない存在。

    「僕は……観測者ではない?」

    「そう。あなたはすでに、この宇宙の基底状態には存在しない。」

    彼女の声は、量子トンネル効果のように、僕の理解をすり抜けた。

    「待て……どういうことだ?」

    僕は自分の手を見た。だが、そこにあるべき固有の質量感がなかった。まるで、僕自身が確率波の重ね合わせになっているような——。

    「あなたは、ある決定的な瞬間において、観測の主体ではなくなったの。だから、今のあなたは存在と非存在の狭間にいる。」

    「そんなはずはない! 僕は今こうして……」

    「あなたの身体は、観測者としての実在を失ったのよ。」

    彼女が手をかざすと、僕の身体の一部が透けて消えかけた。脳が警報を鳴らす。僕は、いま、存在そのものを失おうとしているのか?

    「……それじゃあ、僕は幽霊になったのか?」

    「違うわ。あなたは"観測される側"になったのよ。」

    その言葉の意味が、すぐには理解できなかった。

    アマリリスは、僕の思考が収束するのを待つように、静かに続けた。

    「これまでのあなたは、観測者として、宇宙に干渉する立場だった。だが、ある瞬間から、あなたは"観測される側"へと移行した。つまり……」

    「……僕は、宇宙そのものの一部になった?」

    彼女は微笑んだ。それが肯定のサインであることは、言葉を交わさずとも分かった。

    僕は今、この宇宙の"背景ノイズ"になったのだ。観測する主体ではなく、確率波の一つ。単なる情報の束。

    「でも、なぜ?」

    「あなたがそれを選んだからよ。」

    「僕が?」

    「ええ。あなたは量子実在の本質に近づきすぎた。そして、世界の裏側を"知る"という選択をした。結果、あなたは観測者ではいられなくなったの。」

    彼女の瞳には、無数の可能世界が映っていた。それは、量子コンピュータが同時に演算する無限の選択肢のように——。

    「じゃあ、僕はもう元には戻れないのか?」

    「戻れるかどうかは……あなたの観測次第ね。」

    彼女の指先が僕の額に触れると、世界が再び波動関数のように揺らぎ始めた。

    ——僕は、まだ"存在"するのか?

    第三章 シュレディンガーの牢獄

    僕の意識は、空間の裂け目に落ち込むように揺らめいていた。

    彼女の指先が離れた瞬間、世界は無数の可能性に分岐し、僕の存在はその狭間に浮遊している。

    「観測次第……?」

    言葉を発したはずなのに、僕の声は響かなかった。まるで、言葉そのものが物理法則の影に埋もれてしまったかのようだ。

    「そう。あなたは今、"決定"の外側にいる。」

    彼女の声だけは、明瞭に届く。僕は自分の手を見つめる。やはり、それは半透明のままだ。

    「……どうすれば、戻れる?」

    「簡単なことよ。"観測"を取り戻せばいい。」

    「観測……?」

    「あなたは今、シュレディンガーの猫の状態にあるの。存在と非存在の重ね合わせ。そのままでは、あなたの確率波は収束しない。」

    僕は思考を巡らせる。つまり、このままでは、僕は永遠に『"決まらない"存在』ということか。

    「じゃあ、誰かが僕を観測すれば……?」

    「ええ、でも問題があるわ。」

    「何だ?」

    「この状態で、あなたを観測できるのは、あなた自身だけよ。」

    僕は思考を停止した。

    「……僕自身が、僕を観測する?」

    「そう。でも、いまのあなたには"観測者としての主観"がない。」

    「それって……どういうことだ?」

    彼女は静かに目を伏せる。

    「あなたは、自分が今どこにいるのか、確信が持てないでしょう?」

    そう言われて、気づいた。

    僕は、"ここ"にいるはずなのに、"ここ"がどこなのか、わからない。

    この感覚は奇妙だった。まるで、座標軸のない空間に投げ出されたような感覚。いや、それだけじゃない。僕が"僕"であるという確信すら、ぼやけている。

    「観測とは、自己の確定行為でもある。けれど、あなたはいま、"自己"を持たない存在になっている。だからこそ、あなた自身があなたを観測できないの。」

    僕は、理解した。

    今の僕は、"僕"であると断定できない。だから、存在も確定しない。つまり、僕が自分を観測できるようにならなければ、ここから抜け出せないのだ。

    「……じゃあ、僕はどうすれば?」

    「"自分自身を観測する"という行為を取り戻すしかない。」

    「そんなこと、可能なのか?」

    「ええ。可能よ。」

    彼女の指先が、空間をなぞると、そこに数式が浮かび上がる。

    Ψ(𝑥,𝑡) = ∑ 𝐶𝑛 𝜙𝑛(𝑥)𝑒^(-𝑖𝐸𝑛𝑡/ℏ)

    量子力学の波動関数。その数式の意味は、一つしかない。

    「僕の存在は……確率の海に溶けてしまっている?」

    「そう。でも、完全に消えたわけじゃない。"選択"さえすれば、あなたは再び一つの存在として収束できる。」

    「選択……?」

    「あなたは、どの"僕"でありたい?」

    その瞬間、僕の前に、無数の"僕"が広がった。

    ある"僕"は、別の世界で生きていた。
    ある"僕"は、既に死んでいた。
    ある"僕"は、まったく違う人生を歩んでいた。

    そのすべてが、"可能性"として揺らめいている。

    僕は、自分がどの"僕"であるかを、決めなければならない。

    選ばなければ、僕は永遠に、観測されない亡霊のままだ。

    ——僕は、どの"僕"を選ぶ?

    第四章 波動関数の崩壊

    無数の"僕"が、確率の海に漂っている。
    ある"僕"は、平凡な日常を送る会社員。
    ある"僕"は、研究者として量子力学の真理を追い求める科学者。
    ある"僕"は、既に死んでいる。

    僕は、そのすべてを同時に認識していた。

    「選ばなければ、あなたは存在として確定しない。」

    彼女の声が、遠くで響く。

    だが、僕は選ぶことができるのか?
    何を基準に?
    どの"僕"が、本当に"僕"なのか?

    —— いや、違う。

    この問いの前提が間違っている。
    僕が"僕"であることは、選択によって初めて確定する。
    つまり、「本当の僕」が存在するのではなく、選んだ僕こそが本当の僕になるのだ。

    僕は、決断した。

    「……この"僕"だ。」

    僕が指を伸ばした瞬間、空間が収縮する。
    無数の可能性が一つに収束し、僕の意識が強烈な引力に引きずり込まれる感覚。
    空間が折りたたまれ、すべての"僕"が重ね合わせから外れる。

    視界が、一瞬、真っ白になった。

    第五章 観測者の眼

    意識が戻ると、僕は見覚えのある場所に立っていた。

    —— 自分の部屋だ。

    机の上には、開いたままの量子力学の本。
    デジタル時計が、午前3時42分を指している。

    僕は、震える指で自分の腕をつねった。

    痛い。

    「……戻ってきたのか?」

    僕は存在する。
    "僕"が"僕"であると確信できる。
    それこそが、"観測"の意味。

    だが、一つだけ違和感があった。

    部屋の片隅に、彼女が立っていたのだ。

    「おかえりなさい。」

    彼女は、あの場所から消えたはずではなかったのか?

    「……どうして、君がここに?」

    彼女は、穏やかに微笑んだ。

    「あなたが"僕"を選んだからよ。」

    僕は、一瞬息をのむ。

    「まさか……?」

    「ええ。あなたが戻ってくる"この世界"を選んだということは、"この世界の私"もまた、選ばれたということ。」

    —— そうか。

    波動関数が崩壊するということは、僕だけでなく、世界そのものも"決定"されたということなのだ。

    「これが……観測者の役割?」

    彼女は、優しく頷く。

    「あなたは、存在を確定させた。だけど、これで終わりではないわ。」

    「どういうことだ?」

    彼女は、部屋の窓の外を指差した。

    僕は、ゆっくりと窓に近づく。

    そして、カーテンを開けた瞬間——

    世界は、僕の知っているものとは違っていた。

    第六章 特異点の向こう側

    窓の外に広がる風景は、見覚えがあるようで、どこか違っていた。

    —— 夜の街。だが、静かすぎる。

    車のエンジン音も、人々の話し声もない。
    ビル群は確かに存在しているのに、すべての光が奇妙に歪んで見える。
    まるで、現実が波紋のように揺らめいているかのように。

    「ここは……本当に"僕の世界"なのか?」

    僕は、振り返って彼女を見る。
    彼女は、相変わらず穏やかな表情を浮かべていた。

    「そうね。あなたが"選んだ"世界ではあるけれど、完全に元の世界とは一致しないわ。」

    「どういうことだ?」

    「あなたは今、"観測者"として世界を再構築しているの。」

    彼女は、机の上に置かれた量子力学の本を指差した。

    「あなたが選んだ"現実"は、観測した瞬間に固定される。でも、それは"以前と全く同じ"という保証にはならない。わずかに異なる世界が形成されることもある……あなたは、そのことをすでに理解しているはず。」

    僕は、喉の奥で息を詰まらせた。

    —— そうだ。

    シュレーディンガーの猫の思考実験でも、観測によって状態が確定する。
    しかし、観測する前の可能性は無限に存在し、"どのように確定するか"は完全には制御できない。

    つまり、僕が戻ってきたこの世界は、元の世界と極めて似ているが……完全には同じではない。

    「それじゃあ、ここは……"パラレルワールド"なのか?」

    僕の問いに、彼女は視線を逸らしながら、そっと首を横に振った。

    「"あなたにとっての唯一の世界"よ。でも、それは必ずしも"以前と同じ世界"とは限らない。」

    「じゃあ、どこが変わったんだ?」

    彼女は、窓の外の街を見つめた。

    「それを確認するのは、あなた自身の役目よ。」

    第七章 不連続性の証明

    僕は、部屋を飛び出した。

    —— 街へ行けば、違いがわかるかもしれない。

    階段を駆け下り、エントランスのドアを開ける。

    その瞬間、空気の密度が違うことに気づいた。
    夜のはずなのに、空は不自然なほど暗い。
    街灯はついているが、どれもぼんやりとした光しか放っていない。

    道路に出る。

    誰もいない。

    —— いや、違う。

    "誰も"が、"いる"。

    道の向こう側、建物の隙間、交差点の角……

    視界の端に、"何か"が見える。
    人影のようなものが、こちらを見ている。

    しかし、視線を向けると、それは消えてしまう。

    まるで、量子もつれのように。

    —— "観測"できないものは、存在しないのと同じ。

    「……これは、どういうことだ?」

    僕は、背後に気配を感じた。

    振り返ると、彼女がそこに立っていた。

    「あなたが戻った世界は、"完全なもの"ではないの。」

    「どういう意味だ?」

    「あなたは"観測者"として、この世界を選んだ。でも、世界は"完全に確定"したわけではない。まだ、不確定な部分が残っている。」

    僕は、ゴクリと唾を飲み込んだ。

    「それが……"見えない人影"の正体か?」

    彼女は静かに頷いた。

    「あなたが"観測"しなければ、彼らは存在しない。だけど、あなたが"観測"しようとすると……彼らは消える。」

    —— まるで、電子の二重スリット実験のように。

    観測すると、状態が確定する。
    しかし、この世界にはまだ"確定していない部分"が残っている。

    「じゃあ……僕はどうすればいい?」

    彼女は、一歩僕に近づき、低い声で囁いた。

    「"すべてを観測"すればいい。」

    「すべて……?」

    「そう。すべての"不確定なもの"を、あなた自身の意識で確定させるの。」

    彼女の瞳が、深い深い夜の闇のように揺らめいていた。

    僕は、息を呑んだ。

    —— もし、"すべてを観測"したら……

    この世界は、本当に"僕の世界"になるのだろうか?

    それとも——

    第八章 観測者の代償

    「"すべてを観測する"とは、どういうことなんだ?」

    僕の問いに、彼女はゆっくりと微笑んだ。

    「文字通りの意味よ。この世界の"未確定の部分"を、あなた自身の意思で確定させるの。」

    僕は街を見渡した。
    ぼんやりとした光、視界の隅に現れては消える影。
    確かに、この世界には"不完全さ"がある。

    「でも、それが本当に可能なのか?」

    「可能よ。あなたはすでに"観測者"になっているもの。」

    彼女が、そっと僕の額に触れた。

    —— その瞬間、視界が変わった。

    街の建物、道路、標識……すべてが、"数式"のように組み立てられたものに見える。
    まるで、この世界が"コード"で構成されたシミュレーションであるかのように。

    「……これは?」

    「あなたの認識が変わったの。いま、あなたは"この世界の本質"を見ている。」

    僕は驚愕しながらも、一つの疑問を抱いた。

    「もし僕がこの世界を"観測し尽くしたら"……何が起こる?」

    彼女は少しだけ表情を曇らせた。

    「それは……"世界の決定"を意味するわ。」

    「決定?」

    「今はまだ、不確定な可能性がこの世界には残っている。でも、あなたがすべてを観測し、確定させた瞬間……この世界は固定され、二度と変化しなくなる。」

    僕の心臓が、ドクンと鳴った。

    「つまり……僕がすべてを観測すれば、この世界は"完成"する。でも、それはもう"変化しない世界"になってしまう、ということか?」

    「そうよ。」

    彼女の声は静かだったが、その響きは恐ろしいほどに冷静だった。

    —— 変化しない世界。

    —— 確定された未来。

    それは、ある意味"永遠"に等しい。だが、"自由"とは正反対の概念でもある。

    「もし僕が観測しなければ?」

    「この世界は不安定なまま。あなたが意識を向けた部分だけが確定し、他の部分は"未確定のまま"揺らぎ続けるわ。」

    —— どちらを選ぶ?

    完璧に確定された、変化しない世界。
    それとも、不完全であり続ける、未確定の世界。

    「……選択肢は、二つしかないのか?」

    彼女は少しだけ考える素振りを見せたあと、静かに答えた。

    「"第三の選択肢"を見つけられるかどうかは、あなた次第よ。」

    「第三の選択肢……?」

    彼女はそれ以上何も言わなかった。

    —— ならば、僕が見つけるしかない。

    僕はゆっくりと街を歩き始めた。

    目の前の世界は、まだ揺らいでいる。
    だが、その揺らぎの中にこそ、"新しい可能性"が眠っているのかもしれない。

    そして僕は、この世界の"本当の法則"を理解するための旅を始めることにした。

    第九章 第三の選択肢

    僕は街を歩いた。

    視界の端で、世界が僅かに揺れているのが分かる。
    ビルの輪郭が曖昧になり、信号機の色がぼんやりと滲む。
    路地裏の奥に広がるはずの風景は、まだ"未確定"のままだ。

    すべてを観測すれば、この世界は固定される。
    観測しなければ、不確定なまま揺らぎ続ける。
    ならば、"第三の選択肢"とは何なのか?

    考えながら、ふと気づく。
    通りを行き交う人々の顔が……見えない。

    彼らは確かに存在する。歩き、話し、何かを考えているように見える。
    でも、その表情の細部は"ぼやけたまま"だ。

    "僕が観測していないから"か?

    試しに、一人の男の顔をじっと見つめた。

    次の瞬間——

    彼の顔がクリアになり、細かいシワや瞳の色までもが鮮明に見えた。
    それと同時に、男はふっとこちらを振り向く。

    「……お前、誰だ?」

    僕は言葉を失った。
    なぜなら、彼は"僕の存在"を認識した瞬間、まるで"確定されたキャラクター"のように意識を持ったのだから。

    —— まさか。

    僕は次々に人々の顔を観察した。
    すると、観測した人物だけが"意識を持ったかのように"こちらを見返してくる。
    それ以外の人々は、背景の一部のように曖昧なままだった。

    「……これが"観測の力"か?」

    背後から、彼女の声が聞こえた。

    「ええ。あなたは今、この世界を作っているのよ。」

    僕は息を呑んだ。

    "観測"とは、ただ見ることではない。"存在を確定させること"なのだ。

    つまり、この世界は"観測者によってのみ構築される"。
    僕が見なければ、そこに存在しないのと同じなのだ。

    —— ならば、"第三の選択肢"とは?

    その答えが、ふいに頭をよぎる。

    「……僕が"世界を観測する側"であり続ける限り、この世界は僕の認識に依存する。」

    「そうね。」

    「でも……もし、"観測する主体"を増やしたら?」

    彼女は一瞬、目を見開いた。

    「つまり?」

    「僕だけがこの世界を観測しているから、世界の確定も、未確定も、僕の意思で決まる。でももし、"他の存在も観測者になる"としたら?」

    彼女は沈黙した。

    僕は続けた。

    「もし、僕だけでなく、他の人間がそれぞれ独立した"観測者"になれたなら……世界は僕の意識だけで決まらなくなる。"不確定"と"確定"の間に、新しい均衡が生まれる。」

    「……でも、それは簡単なことじゃないわ。」

    「そうだろうな。」

    この世界の住人たちは、基本的に"観測される側"だ。
    彼らが"観測者"になるには、自分の世界が未確定であることを理解し、意識的に世界を"見る"必要がある。

    だが、それが可能なら……

    "世界は固定されず、それでいて揺らぎすぎることもない。
    "観測者の集合知"によって、新しい現実が動的に形成され続ける。"

    「……おもしろい発想ね。」

    彼女は微笑んだ。

    「でも、どうやって人々を"観測者"にするの?」

    僕は街の人々を見渡した。

    彼らの多くは、ぼんやりと歩いている。
    まるで、"自分の生きている世界"について考えたことすらないかのように。

    「まずは、彼らに"気づかせる"しかない。」

    —— 世界は確定していないこと。
    —— 自分たちは"観測する力"を持っていること。
    —— そして、世界は"見た者の数だけ変わる"ことを。

    僕は深く息を吸い、決意した。

    「……実験してみるよ。」

    彼女は静かに頷いた。

    そして、僕は最初の一歩を踏み出した。

    第十章 集合知の誕生

    —— まずは、一人目だ。

    僕は目の前にいる男を見つめた。
    彼の顔は、すでに"観測"によって確定されている。
    だが、彼はまだ"観測者"ではない。

    「君は、今ここにいることを意識しているか?」

    唐突な問いかけに、男は戸惑った表情を浮かべた。

    「……どういう意味だ?」

    「自分の意識が、この世界を形作っていると考えたことは?」

    「何を言ってる? 世界は最初から存在しているものだろう?」

    予想どおりの反応だった。
    彼は"観測される側"の人間だ。
    今まで、この世界を"疑う"ことすらなかったのだろう。

    「なら、ひとつ実験しよう。」

    僕はゆっくりと視線をそらし、彼から意識を外した。

    —— すると。

    彼の輪郭が、徐々に揺らぎ始める。
    背後のビルの影と溶け合うように、存在が曖昧になっていく。

    「な、何だこれは……?」

    彼の声がかすれ、視界が揺れる。
    彼自身も、自分が"消えかけている"ことに気づいたのだろう。

    「おかしい……俺は、ここにいるはずなのに……!」

    「そう。君は"いる"んだ。」

    僕は再び彼を見つめ、意識を集中させた。
    すると、彼の体が再びクリアになり、輪郭がはっきりと戻ってくる。

    「……どういうことだ?」

    「君が"自分自身を観測しない限り"、君は存在しないんだ。」

    男は呆然とした。

    「でも……そんなバカな……!」

    「信じられないか?」

    男は震えながら、自分の手を見つめた。
    確かにそこにある。だが、一瞬前までは"曖昧な存在"だった。

    「……これが"観測の力"だ。
    僕だけでなく、君もこの力を持っている。ただ、それを使っていなかっただけだ。」

    「俺も……観測者になれるのか?」

    「なれるさ。だが、そのためには"世界を疑う"ことから始めなければならない。」

    男は目を閉じ、深く息を吸った。
    そして、ゆっくりと目を開く。

    「……み...見える。世界の“構造”が...」

    彼の瞳が、確かな意志を持ってこちらを捉えた。
    彼は"観測者"になったのだ。

    —— 一人目、成功。

    だが、これは始まりに過ぎない。
    まだ無数の人々が"観測される側"のまま、曖昧な存在でいる。

    彼らに気づかせなければならない。
    この世界は"決まっているものではなく"、"観測によって変わる"のだと。

    —— もし、すべての人間が"観測者"になったら?

    世界は、どこまでも流動的なものになる。
    個々の意思が、"確定"と"未確定"を行き来し、新たな現実を生み続ける。

    固定された秩序は崩れ、絶え間ない変化が訪れるだろう。
    それは"混沌"なのか? それとも"究極の自由"なのか?

    —— 僕は今、その境界線に立っている。

    「……やるべきことは決まったな。」

    僕は、新たな観測者となった男とともに、歩き出した。

    第十一章 観測者たちの夜明け

    彼が"観測者"になった瞬間、世界はわずかに揺らいだ。

    目に見えないはずのものが、彼には"見えた"のだ。
    彼の視界には、これまで気づくことのできなかった無数の"選択肢"が浮かび上がっていた。

    「……これは、一体……?」

    男は息を呑みながら、辺りを見回した。

    「どうやら、君の意識が現実を作り変え始めたようだ。」

    僕の言葉に、男は戦慄したように拳を握りしめた。

    「俺が……この世界を変えられる?」

    「正確には、"観測することで確定できる"と言ったほうがいいな。」

    僕はゆっくりと右手を上げ、宙を指し示した。

    「たとえば、あそこに"何かがある"と思えば、それは"存在し始める"。」

    男は半信半疑のまま、試しに手を伸ばした。

    —— すると。

    何もなかったはずの空間に、ぼんやりとした"形"が現れた。

    最初はかすかな影のようだったが、次第に輪郭がはっきりし、やがて"一本の万年筆"へと変わっていった。

    「……こんなことが……。」

    男の声が震えた。
    彼の脳は、まだこの"新たな現実"を受け入れきれていない。

    「これは……夢か? いや、現実なのか?」

    「どちらでもあり、どちらでもない。」

    僕は微笑んだ。

    「君は今、"観測者"としての第一歩を踏み出した。だが、これが何を意味するか理解しているか?」

    男は万年筆を握りしめながら、息を整えた。

    「……世界は、固定されたものではない。俺たちの意識が、世界そのものを形作っている……。」

    「そうだ。」

    僕はゆっくりと頷いた。

    「そして、もし"すべての人間"がこの力を持ったら?」

    男は沈黙した。

    その答えが、"秩序の崩壊"を意味することを、彼も理解し始めていたのだろう。

    —— 観測者が増えれば増えるほど、この世界の確定性は失われていく。

    だが、それこそが"真の自由"の始まりでもある。

    「俺は……どうすればいい?」

    男は僕をまっすぐに見つめた。

    その目には、もはや迷いはない。

    「君は、"次の観測者"を見つけるんだ。」

    彼は深く頷いた。

    —— 二人目の覚醒者が誕生した。

    夜明けは近い。

  • toshi

    主にミステリーを読みます。国内物のミステリーが多いです。

    好きな作家(敬称略):
    伊坂幸太郎
    道尾秀介
    湊かなえ
    月村了衛
    米澤穂信
    辻村深月
    宮部みゆき
    万城目学
    若竹七海
    村上龍
    村上春樹
    中村文則
    などなど

  • ミカママ
    • その他
    • 海外

    特技は速読。

  • W-G
    • 1979年
    • O型
    • サービス業
    • 東京都

    こころなしか、最近小さな文字が読みづらくなってきている気がして不安いっぱいの40代半ばです。

    転勤が続いてコロコロ現住所の設定を変えていましたが、実は3年ほど前から東京に戻ってきており、しばらくは落ち着きそう。2024年は都内やその近郊の本屋・カフェ巡り

    を楽しみたいと思っています。

    今迄に衝撃を受けた作品トップ3は、

    アガサクリスティ「アクロイド殺し」
    島田荘司「占星術殺人事件」
    京極夏彦「魍魎の匣」

    でしょうか。

    このレベルの衝撃をもう一度味わいたくて、コツコツと読書生活継続中。

    2016年2月以降に読んだ本しか記録してませんが、割と再読する派なので、都度アップします。

  • breguet4194q

    東山魁夷と吉川英治を心から愛する男です

  • yasunon
    • 大阪府

    読書の管理、備忘録に記録を始めました。
    本を読むペースはとっても遅め。
    メモを取りながらマイペースに読んでいます。
    趣味は、語学学習、トレーニング、ロードバイク。
    1日30分の読書と瞑想が日課で、心のトレーニング(だと思い込んでます)
    好きな本のジャンルは

    ミステリーですが、
    ジャンルを問わず、気になった物は何でも手を出す雑食です。
    根っからの理系脳ですが、大人になってから学び直す文系科目(語学・歴史・社会)に喜びを感じています。
    気に入った作品は読み終わりたくなくて、終盤でペースが更に落ちます。
    読み終わった後に所感を書くことで、内容を掘り下げて理解できる…ような気がしてます。
    みなさんの感想、楽しく拝読しています!!

  • ヒデキ
    • 1964年
    • 販売系
    • 三重県
  • 愛の伝道師カロン@押すなよ絶対押すなよって言うと、絶対押されますよっ
    • B型
    • アーティスト
    • 宮城県

    むかしむかし、あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました。
    お爺さんは山に柴刈りに、お婆さんは川へ泳ぎに行きました。
    お婆さんが泳いでいると、川上から日野のトラックが流れてきました。
    お婆さんはトラックを運転して家に帰りました。
    トラックを包丁でふた

    つに割ると、中には元気な赤ちゃんが入っていました。
    赤ちゃんはトラックから生まれたので、カロンさんと名付けられました。
    カロンさんは、とても美しい青年に成長しました。
    その頃、都ではラオウが暴れておりました。
    北斗神拳正統伝承者であるカロンさんは、ラオウを倒すため、仙台国分町に行くことにしました。
    カロンさんは加山雄三にもらったヨットで、鬼ヶ島に向かいました。そして、あたたたたた、と、あっという間にラオウを退治しました。
    村に戻ると、お爺さんとお婆さんは病気で死んでいました。
    カロンさんは、やれやれ、これで介護から解放されたわい、と思いましたが、愛と正義のセーラー戦士でもあるカロンさんは口にはしませんでした。
    その後カロンさんは、読書メーターに参加し、東凰連邦共和国の大統領になって、しあわせに暮らしているそうです。
    めでたしめでたし。

    …よ、よろしくお願いします💦

  • 星野流人

    ライトノベルを多く読みますが、一般小説も読みます。

    普段は大喜利をよくやってます。
    「EOT」「アイドルマスターシンデレラガールズ大喜利会」「答龍門」「MASTER=PIECE」主催。

    ツイッターでは「@meteoricswarm」でやっていますので、

    気軽に声かけてください。

  • けほんこ
    • 1981年
    • O型
    • 営業・企画系
    • 東京都

    最近書評の依頼を頂けることも増えてきました。

    読書は好きなので、時間がかかってよければ、
    是非書評書かせてくださいませ。

    っといっても、しっかり全頁読みますが、

    感想は読書メーターに上げる形になります。
    (Xでの横展開とブログでの横展開もセットです

    是非読ませてくださいませ!

  • kashimacchi
    • O型
    • 事務系
  • izumi
    • A型
    • 事務系
    • 大阪府

    文書の練習のため今後読んだ本の感想を書いていきます。2019/12/15

    好きな作家は、薬丸岳さん、川村元気さん、辻村深月さん、百田尚樹さん、高野和明さんです。

    小説はミステリーをよく読む気がしますが、どっちかというと謎解きよりも、その物語でどのような

    ことを伝えたいのか、その伝えたいテーマによってこの作品が好ましいか好ましくないか判断しているような気がします。

    小説以外にも、知りたいことが明確にある場合は、タイトルからその内容を知ることにつながっていそうなものは読んだりします。
    2020/09/20

    読書メーターの本棚に自分の中で5段階評価で面白かった作品を区分けしてます。
    よろしければ今後読む本の参考にしてください

    2021/06/02

    特に印象に残った本の感想をブログに投稿しています。
    よろしければ見てみてください。

    https://izumi-wish.net/

    2021/08/24

    最近ブログの方頑張って更新してるので、良ければ見に来て下さい!
    2023/01/25

    ブログの内容はおすすめの本や感想、フィットネス関連の内容になってます!
    気になる方は是非見に来てください♪
    2023/05/13

    転職して、東京でDX推進をすることとなりました。
    電車通勤をしていくこととなるので、本を読む時間は十分に取れると思います。引き続きよろしくお願いします。
    2024/10/13

    2月から大阪で仕事しております。
    2026/2/1

  • cdmabook
    • 役員・管理職

    理系技術職。東野圭吾の作品(当時92作)完全制覇ようやく達成(2018/3/5)(93:魔力の胎動18/8/18、94:沈黙のパレード19/2/16、95:希望の糸20/4/12,96:クスノキ21/1/21、97:ショーマン21/3/28、98:白鳥とコ

    ウモリ21/9/4、99:透明な螺旋23/8/12)。2023年7月、綾辻作品コンプリ―ト。読友さんの感想を参考に道尾、米澤、綾辻氏など他の作家のミステリー作品、さらに小池氏などの女流作家の小説へと読書の幅を広げています。読書にコーヒー、リンゴが大好き。
    2015/11/11 10万ページ突破
    2018/09/21 20万ページ突破(1045日)
    2019/10/6 25万ページ突破
    2021/01/28 30万ページ突破(860日)
    2018/11/08 700冊目
    2019/06/23 800冊目(227日)
    2020/02/09 900冊目(231日)
    2021/01/18 1000冊目(345日)
    2022/01/21 1100冊目(368日)
    2023/08/18 1200冊目(574日)
    2025/11/03 1300冊目(808日)
    2019/10/28 5万ナイス
    2020/08/31 10万ナイス
    2021/08/18 15万ナイス
    2022/11/11 20万ナイス

  • ココンブレ
    • 1987年

    読書記録用です。文庫本を中心に読みます。物語であればジャンルは特にこだわりません。読後の評価は、しばらく経ってから変動することがあります。

  • ぎあっちょ
    • 技術系
    • 神奈川県

    読書、ゲーム、映画、ドラマ、アニメ、全てミステリーしか興味ありません、ブックオフ大好き人間です。

    好きな著者
    道尾秀介/東野圭吾/柚月裕子/長江俊和/綾辻行人/乙一/西村京太郎

    ゲームは探偵神宮寺三郎シリーズほぼやってます、助手の洋子君が◎。アニメはジ

    ョーカーゲーム(小説有り)が好きで、昭和初期のスパイチーム「D機関」がめちゃくちゃカッコ良くてミステリー好きな方はオススメです。

    小説ジャンルに限り幅を広げていこうと思いますが中々行きません、基本どんでん返しあれば喰いつくのでオススメありましたら教えて下さい。

  • 雨季💘なきうさ
    • B型
    • その他
    • 大分県

    若い頃より常夏の国に憧れ、2008年50代半ばにてタイへ移住。
    タイ王国日本人会を拠点に講師としてフラダンス教室を開校し、2018年5月の本帰国時に閉校。
    10年の間に、日本より連れてきた猫4匹の内2匹が星になりました(2016年12月五郎14才、2018

    年2月花子16才)
    本帰国から5年。
    2023年シロ坊14才も虹の橋を渡り、先の2匹の元へと旅立ちました。
    シバ君18才は頑張っていますよ☺️
    🐱2024年6月7日/残念ながらシバ君、
    19才のお誕生日を迎えてすぐにお星さまになりました。アタシ達と過ごしてくれた日々をありがとう。お疲れ様。

    追記:2019年6月、一人暮らしのお婆さんが飼っていた三毛猫ミイちゃん5才を新たな家族として迎えました。
    愛猫を置いて旅立ったお婆さん。さぞ心残りだったと思います。でも心配しないで、アタシが引き受けました❤️
    2024年8月25日。ご縁があってもう一匹、今度は男の子。保護主さんが付けた名前をそのまんま(イクラちゃん)です。野良猫生活をしていて辛い猫生を送ってきたのでしょう。歯槽膿漏と口内炎の為に歯を抜きました。なので牙1本と下の歯を数本だけ残してほぼ全抜歯。可哀想だけれど、他に生きる道がありませんでした。でもこれからは私達と共に幸せに暮らします。

    🌐年齢を重ねるごとに胸に忍び寄る郷愁に残る人生はやはり日本でと。2018年5月に夫の故郷である九州は大分県へ本帰国。
    少し前に立ち上げたコミュニティ
    「読友さんを巡る旅」の管理人として、日本各地の読友さんに会いに行くことを残る人生の楽しみと定めました。

    📚️若かりし日の夢を捨てきれず、今でもたまに小説を書きます。最近では少しだけ、読友さん方の間で読まれ、語られ、知名度が上がって参りました。
    読書メーター内にオリジナル小説を12作品登録しております。「坂本雨季」の著者名で検索して頂けると作品名が出て参ります。読んでみたいものがありましたら、直接メッセージをお願いします。

    追記:2023年より大阪文学学校へ入学。遠方のため通教部ですが、年に4回スクーリングに大阪まで出陣しています。
    せめて10年若かったらと思うけれど仕方なし(笑)残る人生、後悔のないよう自由に楽しく生きてます。

    🎉2024年6月1日佳作入賞🎉
    「高橋源一郎の小説でもどうぞ」
    に応募した作品が佳作入り❤️
    応募総数306作品の内の
    8作品の中に入ったの~🎵
    凄くない❓️(笑)\(^-^)/

  • Naoko Hosokawa

    読む本が偏らないようにしたい。
    最近、ゴロウデラックスが楽しみ。紹介された本を読んでみたいと思う事が多いし、作家さんに興味が湧きます。

  • 橋川桂
    • シュレディンガーのネコ・トースト装置
      • 1989年
      • A型
      • 東京都

      ミステリを中心に読んで行きます。
      (ラノベの割合も増加中?)

      タイトルが秀一なものほど気に入ります。

      読んだ本は当月中に感想書きます!!

      ―――――――――――――――――――
      ■お気に入りミステリ

      ▼角川文庫
      愚者ミステリ「愚者のエンドロール」

      舞台ミステリ「退出ゲーム」
      消失ミステリ「消失グラデーション」

      ▼幻冬舎文庫
      天帝ミステリ「天帝のはしたなき果実」

      ▼講談社文庫
      理系ミステリ「すべてがFになる」
      歴史ミステリ「QED」
      青春ミステリ「名前探しの放課後」
      倒錯ミステリ「倒錯のロンド」
      大説ミステリ「ジョーカー 旧約探偵神話」
      称惨ミステリ「九十九十九」
      戯言ミステリ「クビキリサイクル」
      狂鏡ミステリ「フリッカー式」
      双龍ミステリ「丸太町ルヴォワール」
      数学ミステリ「眼球堂の殺人」
      贖罪ミステリ「私たちが星座を盗んだ理由 」

      ▼講談社タイガ
      論理ミステリ「臨床真実士ユイカの論理」

      ▼光文社文庫
      異能ミステリ「クロスファイア」
      配役ミステリ「リロ・グラ・シスタ」
      記録ミステリ「遠海事件」

      ▼新潮文庫
      学園ミステリ「六番目の小夜子」
      夢羊ミステリ「儚い羊たちの祝宴」
      芸術ミステリ「楽園のカンヴァス」

      ▼新潮文庫nex
      階段ミステリ「いなくなれ、群青」

      ▼創元推理文庫
      狐狼ミステリ「秋期限定栗きんとん事件」
      消極ミステリ「踊るジョーカー」
      異文ミステリ「叫びと祈り」
      特殊ミステリ「折れた竜骨」
      少女ミステリ「オーブランの少女」

      ▼宝島社文庫
      音楽ミステリ「さよならドビュッシー」

      ▼双葉文庫
      独白ミステリ「告白」

      ▼文春文庫
      継承ミステリ「隻眼の少女」

      ―――――――――――――――――――
      ■お気に入りSF

      ▼ハヤカワ文庫JA
      夏駆SF「サマー/タイム/トラベラー」
      上書SF「リライト」
      生府SF「ハーモニー」
      平行SF「僕が愛したすべての君へ」
      計算SF「アリスマ王の愛した魔物」
      余命SF「あなたのための物語」
      相克SF「My Humanity」

      ▼ハヤカワ文庫SF
      交流SF「たったひとつの冴えたやりかた」

      ▼角川文庫
      時駆SF「時をかける少女 〈新装版〉」
      形心SF「BEATLESS」

      ▼講談社文庫タイガ
      時計SF「君と時計シリーズ」
      歩独SF「彼女は一人で歩くのか?」

      ▼集英社文庫
      +-SF「マイナス・ゼロ」

      ▼新潮文庫
      連作SF「旅のラゴス」

      ▼徳間デュアル文庫
      夜視SF「ぼくらは虚空に夜を視る」
      月夢SF「わたしは虚夢を月に聴く」
      星舞SF「あなたは虚人と星に舞う」

      ▼メディアワークス文庫
      電話SF「君が電話をかけていた場所」

      ▼電撃文庫
      時跳SF「タイムリープ」

      ▼角川スニーカー文庫
      消去SF「サクラダリセット」

      ―――――――――――――――――――
      ■お気に入りラノベ

      ▼電撃文庫
      概念ラノベ「終わりのクロニクル」
      異界ラノベ「Missing」
      魔術ラノベ「トリックスターズ」
      召喚ラノベ「カレとカノジョと召喚魔法」
      時跳ラノベ「タイムリープ」
      自泡ラノベ「ブギーポップは笑わない」

      ▼角川スニーカー文庫
      魔法ラノベ「レンタルマギカ」
      消去ラノベ「サクラダリセット」

      ▼富士見ファンタジア文庫
      武芸ラノベ「鋼殻のレギオス」

      ▼ファミ通文庫
      文学ラノベ「文学少女シリーズ」

      ▼講談社文庫タイガ
      竜殺ラノベ「殺竜事件」

      最終更新日:2019/01/01

    • bladest1972
      • 全34件中 1 - 20 件を表示

      ユーザーデータ

      読書データ

      プロフィール

      登録日
      2017/04/10(3230日経過)
      記録初日
      2017/04/18(3222日経過)
      読んだ本
      546冊(1日平均0.17冊)
      読んだページ
      170714ページ(1日平均52ページ)
      感想・レビュー
      530件(投稿率97.1%)
      本棚
      6棚

      参加コミュニティ1

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