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2024年3月の読書メーターまとめ

kaneKlenz
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感想・レビュー
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132ナイス

2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入られ登録
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  • 山のトンネル

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kaneKlenz
小エピソードを連ねるタイプの戦記。いいなぁ好みだわ。星に上げられ星座が観測されるという各エピソードの締めも美しい/何も考えてない世界的大迷惑さん、鉄の虎さん、大神官さん、この世界では煽動のスキルこそが最強なのだろーか/大神官さんの審問のロジックはとっても印象的。真実かどうかはさておき実にこの世界の神さまは意地悪だな。まぁそもそも創世神話が非道い。どちらの被造物が優れてるか相手の神に示すためお前ら戦え、だもんな。
kaneKlenz
2024/03/17 06:28

故事成語はここまで多くなくても良いような気はせんでもないし、逆にこだわるんなら徹底的にこだわって、例えば先に出てきた語が後の章で人々の台詞に出てくるとかの工夫が欲しかったような。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
19

kaneKlenz
旧パーティに黒尽くめの御仁が出てきて、いよいよクライマックス編へ突入、だな/幕間が楽しい。世界を救う人たちだって、合間合間にはこういう日々がないとね/SSも良い感じ。それにしてもこのお姉ちゃん、やっぱ只者じゃないな。この人の背景とかその後とか、是非いつかは語られて欲しい。
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kaneKlenz
ファンタジー世界のシャドウランとか、ウィズボールとか、絵に落とし込むの大変だろうなぁ/ランナーさんたちのふっとゆるんだ顔とか前半の日常編とか、この漫画家さんの柔らかい線はなかなかに好み/SSは、使い魔の向こう側と蔓さん? 小説本編でどのくらい語られてたかど忘れしてるけど、背景事情、特に人間関係は結構複雑に絡み合ってるのね。
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kaneKlenz
男性陣のバチェラーパーティーのシーン。ほんと良いなぁこれ/ちょっとしたところでドヤ顔とかギャグ顔とか死んだ目が挟まるのが、楽しいアクセント/SS、なるほどこうしてイヤーワンと繋がるのか。美しい。
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kaneKlenz
引き続き森人剣士さん編。森人剣士さんにせよ鍛冶師さんにせよ何かちょっとでも導いてやろうと思わせるゴブスレさん、人徳というか主人公補正というか/"体で返す"と言われたときの心境、是非小説の地の文orモノローグで読みたいな。ゴブスレさんの朴念仁っぷりを堪能したい/SSは受付嬢さん。この人も一途もしくは頑固だなぁ。悪い言い方をすれば、この後5年経っても進歩も変化もほとんど見られんのだよな。
kaneKlenz
決して小説を低く見る意図はないが、しかしとりわけこういうジャンルだとホント「SFは絵だねぇ」/SSはさらっと過去話のさらに行間。そりゃそうかそのくらいの警戒心がなけりゃ弟妹分ですらやっていけん世界だよな/イリヤ・ムロウメツ大尉のそのデザインは通らなくてよかったと思うけど、彼の国のヒーローに「寒さをものともしない」属性が望まれるってのはそれはそれでありな気はする。
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kaneKlenz
イルミナの、師匠に対する感情の拗くれ方がなかなか味わい深い/episode2.の進行とか、ちょいと偶然頼りが過ぎる気はするな。まぁ、ヴィンセント主役のドタバタ話としてみれば、そんなに違和感はないんだけど/シリアスな縦軸のお話もいいけど、二人の珍道中な短編を書いてくれると好みかも。
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kaneKlenz
ぽっと出のキャラ同士がやり合ってるのをイレイナさんが見てるだけ……彼女らしいっちゃあらしいんだけど、面白いかというと……/第四章は好きだな。実に彼女らしい口車の魔女っぷりと、最後にチクッと因果応報/第五章も良い話だなぁ。今巻は後味や胸糞の悪い系無し、これはこれで良いんだけど、前巻とか思い出すと、なんかもうちょい構成の工夫なりバランスの取り方はあるんじゃね、という気もする。
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kaneKlenz
陰謀やら世界の謎やらのストーリーも興味深いけど、それより何より美しい。ペットの心情も、その飼い主のペットなり宿敵なりに向ける目線も/今巻はなんか狂言回しというか進行役になっちゃった(その分被ダメージも少なかった)バディ組、さて次こそは大活躍するのか(そしてボロボロになるのか)?
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kaneKlenz
設定解説だけでは間が持たないのでキャラ紹介も織り交ぜてみた、みたいな、設定解説中に敵に見つかる→ピンチになったところで偶然に味方の来援→逃げ出してその先で一息つき設定解説の続きをしてるとまた新たな敵に見つかる、を何度も繰り返す中盤の展開。これ、元ネタ的に何か意味があるのかしら? もの知らずな読者的にはバトル描写が薄くて中途半端なだけにしか感じられぬ/ま、いよいよ討ち入りの前の溜の回だということにしておこう。
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kaneKlenz
設定解説編、かな。なんか明かされた話が壮大すぎていま三つほどイメージしきれん。おまけにそれで紙幅を食い過ぎたのか、あっちこっちでのそれぞれに面白く格好良かったであろうバトルがどれもダイジェストっぽくて、ちょっと物足りない気が/まぁその分、ミシェル戦はなかなかに豪快で楽しい。「こんなんありか」の連続に謎の説得力を持たせる独自用語乱舞/で、ようやっとモモが。そっからの超展開もずいぶんと「そんなんもありか」。案外と穏当なところに納まったように見えるけど、これは絶対に二番底がくるな。
が「ナイス!」と言っています。
kaneKlenz
小エピソードを連ねるタイプの戦記。いいなぁ好みだわ。星に上げられ星座が観測されるという各エピソードの締めも美しい/何も考えてない世界的大迷惑さん、鉄の虎さん、大神官さん、この世界では煽動のスキルこそが最強なのだろーか/大神官さんの審問のロジックはとっても印象的。真実かどうかはさておき実にこの世界の神さまは意地悪だな。まぁそもそも創世神話が非道い。どちらの被造物が優れてるか相手の神に示すためお前ら戦え、だもんな。
kaneKlenz
2024/03/17 06:28

故事成語はここまで多くなくても良いような気はせんでもないし、逆にこだわるんなら徹底的にこだわって、例えば先に出てきた語が後の章で人々の台詞に出てくるとかの工夫が欲しかったような。

が「ナイス!」と言っています。
kaneKlenz
さらっと描かれてるけど、小桜さんって「本物の洗脳」も知ってるってことだよな。さてこの人どんな経歴持ちなんだろう/打ち上げ以降の鳥子の不安定さが、こうして絵になると際だつな。まぁ一旦は二人だけでの探検ということに落ち着くけど、これは確かに葬送が必要になるわけだ/SS、小桜さんの微妙な揺れが、こういうと怒るタイプのキャラだとは思うけど、実に可愛い。
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kaneKlenz
カーミラさん、まぁそういうルートを辿ること自体は予想の範疇というかそうならなきゃむしろ驚くんだけど、しかし即オチすらさせてもらえず延々と苦難が続くのは、なかなか悲惨なポジションであった/ヤマトがなんか便利で面白い役どころ。解説役を務めつつ、本作を単なるパワープレイじゃなく技や技術にもそれなりに意味があるお話にする錨、みたいな/師匠は……師匠や/確かに、邪教っちゅうかカルトやわな。
kaneKlenz
2024/03/13 06:27

この世界も日本語の発音に依存する地口が通じるんかいっ! 最近ようやく、話の流れに関係のない会話の中とかなら、現地語の駄洒落を現代日本の読者向けに意訳したんだと見なして気にしないくらいのスルー力を身につけたんだけど、些細とはいえストーリーの進行に関わってるとやっぱ気になるわ。多分、架空世界の出来事や架空の人物の有り様を作者の筆を通して伝えられてる、という建前なり形式が欲しいんだろうな >俺。

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kaneKlenz
なるほどなるほど。地球史全体の中から(結果的に)選りすぐられた願いともなれば、このくらいのことは叶っても当然か。優しい世界/おまけとかカバー下もいいな。100回やってるとか、秘密にすべき星とか、むしろそういう小ネタの方が俺の好み的には合うわ。
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kaneKlenz
追憶とエピローグこそ本編、ということなら、ベタベタではあるが良い読後感の佳品/前半部の正直な感想は「一発ギャグを長編化すると、やっぱ天丼になるんやなぁ」ではあるが/ストーリーというかそういう構成自体は悪くないんだけど、いま読んでるのは小説であってシナリオやプロットじゃないよな、と思わず確認したくなる細切れブツ切りな文体。これまで読んだ同作者の他作品だと人称や視点人物がわりと頻繁に切り替わるんで、目先が変わって単調に感じなかったのかな/このレーベル、電書に帯を入れてくれてるのは好感度高い。
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kaneKlenz
つくしあきひと氏が推してるということでどんなに非道くてフェチいお話かとgkbrしてたら、なるほどこういう方向か。アビスなんかと同様、作者さんの頭の中にしか我々の現世と繋がりのない世界を、超高解像度で描くお話ね。それぞれにとんでもない存在たる竜たち、数え方が「界」なのは、それぞれに別の世界であるほどにかけ離れた存在である、みたいな意味なのかしら/"ヤッテ半島"の"ヤンヨ港"という響の地名だけは、なんかそぐわん気がするなぁ。
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kaneKlenz
13.全部が偶然なのも爽やかで気持ちいいし、"あー、違うって言いてー!"という台詞回しも実に粋/15.これまでの本作の中で、一番に夢のようなお話、かも/16〜17.いやほんと上手い。ファンタジックな構造の話なんだけどきちんと理と筋を通して、でもあからさまに明記したりせず、しかし俺レベルのボンクラ読者でもちゃんと腑に落ちる。なおかつあとがきを信じるならガチガチにきっちり設定してるわけでもない。なんともマジカルな腕前だなぁ。
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kaneKlenz
この絵柄というかトウリのキャラ絵だと、さらに本作の非道さが際だつわ/SS目当てだったけど、ま、コミック一冊分の範囲だと書けるのはこんなところか。
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kaneKlenz
教官もの自体はそんなに珍しくもないけど、先生の、つまり成長や経験や挫折や変化を一通りめぐった側の一人称で進むんで、良く言えばさくさくと話が進む、悪く言えば淡泊過ぎな感じ。ちょー強い規格外で常識外れな先生に驚いたり呆れたりする生徒視点から書かれるのじゃなく、その生徒を見て「あ、そう思われてるな」と感じる側から書かれるのって、なんとも新鮮かつ奇妙な味わい。実際、トルテ視点の幕間は「普通に」エモい話なのに本作の中だとなんか凄く目立つ/さて、雰囲気的には「チュートリアル完了」てなところかしら。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/10/07(4944日経過)
記録初日
2010/10/07(4944日経過)
読んだ本
5680冊(1日平均1.15冊)
読んだページ
1509276ページ(1日平均305ページ)
感想・レビュー
5132件(投稿率90.4%)
本棚
387棚
性別
URL/ブログ
http://twilog.org/kaneKlenz
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