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2024年2月の読書メーターまとめ

k5
読んだ本
9
読んだページ
3595ページ
感想・レビュー
9
ナイス
553ナイス

2024年2月に読んだ本
9

2024年2月のお気に入り登録
1

  • よもぎだ

2024年2月のお気に入られ登録
3

  • よもぎだ
  • azur
  • Narumi

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

k5
グラマースクール卒業を間近にするビッパが自由研究のテーマに選んだのは、五年前の失踪事件。アドベンチャーゲームや児童文学を彷彿とさせる身近な感覚で、かなりシリアスな人間関係を暴いていく感じが爽快で面白いです。邦題はP.D.ジェイムズのパロディっぽさや、そもそも「自由研究」という訳語も含めて、かなり訳しすぎですが、このキャッチーなタイトルがなければ手に取らないかもなあ、と思うと素晴らしい訳です。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

k5

2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3609ページ ナイス数:567ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/79251/summary/monthly/2024/1 10冊ノルマ宣言から最初の月すら達成できず。。。でも読書の悦びが復活してきた感じがします。

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2024年2月の感想・レビュー一覧
9

k5
ずいぶん昔に読んだときには、監禁された少女と犯人の交歓とか、義手の検事のキャラクターとかがわざとらしく見えて、あまり好きではなかったと思うのですが、改めてオッサンの目で読み直してみると、妄想めいたシチュエーションに桐野文学独特のミもフタもない人間関係が浮かび上がってきて、興味深いです。視点人物の空想の中に入り込んでしまうという構成上は『グロテスク』にも近いのですが、異様な人間関係がファンタジーでなく、リアルになる状態を「毒の夢」とこの作家は呼んでいるのかな、と思いました。
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k5
再読。というより何回でも読める小説なので、今年中に五回くらい読もうと思います。ちなみに「裏切りのサーカス」もBD買いました。新訳版も素敵だったんですが、菊池光訳が素晴らしすぎる。。。と、周辺のことはさておき。読み慣れて彩度が上がってくると、不思議な三人称多視点小説であることに気づきます。冒頭のビル少年やギラムに視点が移ることもありますが、基本はスマイリーで、彼のことを高く評価しようとする語り手の意志が見え隠れします。稚拙な表現しかできませんが、ある種「帝都物語」が嶋田久作のアイドル映画なのと思じ意味で、
k5
2024/02/25 16:49

スマイリーのアイドル小説なのかな、と思いました。

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k5
エレガンスの結晶のような、隣の部の部長が「ストレスでガンになったら困るし、仕事辞めようかしら」と呟いたので、積読していたこの本を手に取りました。NHKスペシャルらしく、あまり煽らないような風を装って煽ってきますが、良い本だと思います。ストレス対策はわりと昨今常識化しつつある運動、コーピング、マインドフルネスの三拍子ですが、人生経験積めば積むほどこの三つはバカにならないなあ、と思わされるので、説得力あります。ちなみにエレガント部長はその日以降、何もなかったように元気なのでご心配なく。
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k5
20年以上前の本ですが、とてもいい本でした。ロシアのエリア・スタディーズを専門にしたりして、アメリカというものに背を向けて生きてきたつもりでしたが、この本を読んでいるとレーガンあたりから私の記憶も明らかになってきて、思えば自分の生き方もアメリカ文明に規定されてきたな、と思います。例えば中学受験の講師のおっさんの声で蘇るイラン・コントラスキャンダルは、その後の中高時代に狂ったように読み続けてきた、舩戸与一などの冒険小説の発想のソースですし、思想的にも経済的にもアメリカと無縁でいられない事実に気づかされます。
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k5
訳アリの女を逃す仕事。過去のある主人公。そして日本軍の財宝と冒険小説のベタな道具だてに満ちた馳星周の初期作ですが、ロードノベルを期待しているとバンコクから出ません。。。ベタな冒険小説ファンとしては追い追われのドラマを期待していたんですが、お得意のひとつの町の中でのノワールになっちゃった、という感じですね。でもおもろいですよ。
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k5
ネタバレ『ハピネス』を読んだあと、気になっていたメンバーのその後の物語。うーん。なんか普通の不倫小説になってしまった気が。有紗の過去とか、俊平の身勝手な感じとか、美雨ママの強い感じとか、リアリティを持って感じられていた人間関係が恋愛の背景になってしまったようで、少し残念に感じました。まあ、普段読まない恋愛小説だと思って読めば、それなりに楽しめますが、オチも含めて不完全燃焼でした。
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k5
ジョン・ル・カレブームの一環として、20世紀の歴史を学び直すべく読みはじめました。上巻は第二次世界大戦まで。「アメリカの世紀」「アメリカ文明」というパワーワードに接すると、一体その主体は誰だったのか、という気になりますが、そう簡単に答えは出ません。でも、20世紀は20年ちょっとくらいしか体験していないけれども、なんだかアメリカ「文明」って言葉が腑に落ちる気がするんですよね。
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k5
グラマースクール卒業を間近にするビッパが自由研究のテーマに選んだのは、五年前の失踪事件。アドベンチャーゲームや児童文学を彷彿とさせる身近な感覚で、かなりシリアスな人間関係を暴いていく感じが爽快で面白いです。邦題はP.D.ジェイムズのパロディっぽさや、そもそも「自由研究」という訳語も含めて、かなり訳しすぎですが、このキャッチーなタイトルがなければ手に取らないかもなあ、と思うと素晴らしい訳です。
が「ナイス!」と言っています。
k5
パワポ力改善シリーズ。会社で上手だと思う人のオススメでして。しかし若い頃は「パワポの枚数減らせとか、ワンメッセージにしろ」とか言われて、内心、「理解力低いんじゃないか」と思ってましたが、判断する側に近づいてみると、確かにジャッジに関わるメッセージとかもっと絞りこめるよね、と思います。あとね、若者たち、おじさんは小さい字が見えないんだよ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/10/28(4892日経過)
記録初日
2010/10/02(4918日経過)
読んだ本
1640冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
588434ページ(1日平均119ページ)
感想・レビュー
894件(投稿率54.5%)
本棚
51棚
性別
年齢
45歳
血液型
A型
職業
営業・企画系
URL/ブログ
https://k5island.hatenablog.com
自己紹介

マーケティング担当会社員。
学生時代はロシア文学専攻で、好きな作家はドストエフスキー、J.M.クッツェー、古井由吉とか言っていましたが、最近はすっかりエンタメ中心に。ハードボイルドとスパイ小説、あと西洋ものの歴史小説が本能的に好きです。
なりたい人物像はクロトワ。

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