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2024年9月の読書メーターまとめ

ひろ
読んだ本
7
読んだページ
2035ページ
感想・レビュー
7
ナイス
235ナイス

2024年9月に読んだ本
7

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ひろ
屍人荘の殺人で強烈な印象を残した探偵、明智恭介のスピンオフ短編集。ワトソン役の葉村と知り合って間もない頃の事件から始まり、関係が次第に育まれていく。後輩の前では探偵としての矜持を持って、時に暴走気味に事件を解決へと導く。探偵を愛し、理想の探偵であろうとする姿が魅力的。大学生らしい日常も見えて微笑ましい。一方、書き下ろしである最終話では、手伝いの探偵事務所に持ち込まれた事件で、他とは違った一面が見られる。ミステリとしても練られていて面白かった。本編の合間で良いので、もっと活躍を読みたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

ひろ

ホラーや怪談を中心としつつ色々読めました。テスカトリポカがめちゃくちゃよかった。現時点で今年ベスト。ひさしぶりに長期の旅行もできて、充実の一月でした。 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2461ページ https://bookmeter.com/users/79972/summary/monthly/2024/8

ホラーや怪談を中心としつつ色々読めました。テスカトリポカがめちゃくちゃよかった。現時点で今年ベスト。ひさしぶりに長期の旅行もできて、充実の一月でした。
2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2461ページ https://bookmeter.com/users/79972/summary/monthly/2024/8
春風
2024/09/01 14:51

ひろさんに感化されて、マレーシア旅行を企てはじめました。そのうち、なにか、質問攻めするかもです。

ひろ
2024/09/01 15:10

おー、嬉しい! ぜひ聞いてください。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
7

ひろ
多種多様なホラーを分類し、その魅力をホラー初心者に伝えようという趣旨の一冊。食わず嫌いなくホラーならなんでも受け入れてきたが、改めて解説を読みながら触れてみると自身の趣向が見えて面白かった。加えて収録されている話がどれも素晴らしい。ホラー好きは目移りしてしまう豪華な執筆陣が書き下ろしの作品を寄せている。最近のホラー界を席巻してる雨穴さんや梨さんの作品にも初めて触れ、人気の高さに納得した。モキュメンタリーホラーは読書の枠組みを超えようとしていて興味深い。ホラーという言葉に惹かれたなら手にとって後悔はしない。
が「ナイス!」と言っています。
ひろ
Xシリーズ4作目は旧家で起こる連続殺人事件を描く。設定からは王道ミステリかと思わされるが、そこは変わらずの森作品の質感。事件が起こり、解決まで至るが、描き方が通常の視点とは異なる。印象に残っているのも事件外での登場人物たちの姿である。今回特にフィーチャーされている永田が、真鍋の家で過ごす場面が良かった。解説にもおまけがあって嬉しい。事件本編は理解が追いつかず、他の感想を追ったことで作外に置かれた解釈を知れて驚いた。人物の関係性を追うだけでも面白いのに、奥行きの広さに改めて好きになった。
が「ナイス!」と言っています。
ひろ
広い括りでの怖い話を蒐集する人たちから、蔵出しのエピソードを集めた一冊。平山夢明氏が監修しており、並ぶ名前も見たことのある方が多い。各々が他に負けないよう選び抜いた話は粒揃い。都市伝説、実話怪談、サイコホラーなど、幅広いジャンルで、一冊での満足度が高かった。探偵の尾行録や医師の体験談など、本人でなければ語れない職業に直結した内容が興味深かった。平山夢明氏と冒険作家の高野秀行氏の対談では、死と隣合わせの状況を明るく語っていて、世界の広さとヤバさをビリビリと感じる。結局は人間が一番怖い。
が「ナイス!」と言っています。
ひろ
屍人荘の殺人で強烈な印象を残した探偵、明智恭介のスピンオフ短編集。ワトソン役の葉村と知り合って間もない頃の事件から始まり、関係が次第に育まれていく。後輩の前では探偵としての矜持を持って、時に暴走気味に事件を解決へと導く。探偵を愛し、理想の探偵であろうとする姿が魅力的。大学生らしい日常も見えて微笑ましい。一方、書き下ろしである最終話では、手伝いの探偵事務所に持ち込まれた事件で、他とは違った一面が見られる。ミステリとしても練られていて面白かった。本編の合間で良いので、もっと活躍を読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
ひろ
幻想が香る短編が6編並ぶ。各話で時代や土地が変わり、異なる味わいだが、共通して日常に入り込む非日常が描き出される。表題作を筆頭に、人ならざるものは、容易く触れがたい存在として描かれる。絶対的な存在を核として生み出される物語。そこへ黒いインクを一滴垂らすように人の悪意が混ざり込む。ざらつきがあることで、より心に残る。それらも最後には流し去っていくので、すっきりと読み終えられる。恒川さんの作品が好きなことを再確認できた短編集だった。
が「ナイス!」と言っています。
ひろ
火事で大火傷を負い記憶を失った主人公は、記憶を取り戻そうとする中で自身に違和感を抱き始める。わたしは同じ火事で焼死した女性ではないのか。火事の真相とは。登場人物が少ないのと、解かれるべき謎が明確なので、ストーリーが追いやすい。一方で細かな描写にも気が遣われている。読み終えて読み返すと違う景色が見えて面白い。1962年の刊行というのも驚きだった。わたしは探偵で犯人で被害者で証人である、というこれ以上ない惹句に負けない作品。
が「ナイス!」と言っています。
ひろ
ロサンゼルス・タイムズにて、この夏読むべきミステリとして選出されたのが読むきっかけとなった。読み終えてみれば、ミステリとしてよりも物語性が印象に残った。この味わいが選出されるに至った要因の一つかもしれない。幾度も暴力シーンが描かれるが陰惨さは少ない。むしろ不器用でも進んでいく力強さを感じた。またキャラクターたちがよく、次第に変化する関係性を丁寧に描いていく。絵全体を仔細に描くのではなく、重要な場面にスポット当てるような、メリハリが効いた作品。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/03(5136日経過)
記録初日
2010/11/05(5134日経過)
読んだ本
1226冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
385377ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
1100件(投稿率89.7%)
本棚
13棚
性別
職業
技術系
現住所
埼玉県
外部サイト
自己紹介

読書傾向はミステリーとホラーに偏り気味。

作家読みをしがちなので、一つ好きな作品に出会うと読みたい本が著しく増えます。
本は買って読む派。積読本を消化する日々です。

読み終わった次の日までには感想を書くように心がけています。

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