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2024年3月の読書メーターまとめ

かじかじ。
読んだ本
5
読んだページ
1689ページ
感想・レビュー
5
ナイス
12ナイス

2024年3月に読んだ本
5

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かじかじ。
人としての教養を身につけて内面から湧き出る立派な人に近づきたいと思いこの本を読んだ。以前読んだことがあったが、何度読んでも古典は面白い。原本をよみはじめているが、この本で紹介されている本を読破した暁には、何か変わっている自分がいると信じている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
5

かじかじ。
人としての教養を身につけて内面から湧き出る立派な人に近づきたいと思いこの本を読んだ。以前読んだことがあったが、何度読んでも古典は面白い。原本をよみはじめているが、この本で紹介されている本を読破した暁には、何か変わっている自分がいると信じている。
が「ナイス!」と言っています。
かじかじ。
本書を読んだ後の感想は民主主義は本当に人間にとってよいのかという単純な問いだった。デモクラシーの人々は財産を増やそうと毎日激しく努力するあまり、平凡な目標に精神を傾けてしまう。その結果、精神の視野を狭め、持続的に注意を払わない習慣が最大の欠点となる。本当に自由がよいことなのか、平等を追求する意味は何のためなのか。個人の力が弱体化の一途を辿りながら、国家という虚構は徐々に大きくなり、その国家は事業を行う商業、工業などの事業家が先導していくのか。1人の人間にできることは限られているのに。
かじかじ。
一巻に続きアメリカのデモクラシーが人々の知的運動、感情、道徳などに及ぼした影響について考察されている。その内容は個人的に民主主義での会社組織と重なるものを感じ、その中で発生する瑣末なことから起こる虚構の上で統制されている危うさを連想してしまった。民主主義になると人は自由、平等であると勘違いするが、生まれた環境から異なる現実を思い知らされる。本当に自分が自由であれば何をして良いかわからず、本当に平等であればこれほどつまらない世の中はない。矛盾するがある一定のルールがないと自由、平等を感じられない体になのだ。
かじかじ。
人間が支配されているのは文明や文化といった抽象的な虚構の概念によって先祖代々受け継いできた見えない何ものなのだろうか。いい意味でも悪い意味でも振り子の原理と同じで人間の習慣や思考方法を変えるには気を衒ったようなことができないことがよく分かる。まさに中庸の考え方なのだろう。人間の愚かさの中に尊いものもあると感じながらも、今の時代が過去にな流につれてあり得ない時代として未来で語られることは間違いないことなのだろうと思う。
かじかじ。
アメリカのデモクラシー制度の存続を帰すべき原因は環境、法律、習俗の三つであると書かれている。一巻上に書かれていたアメリカの環境、習俗、タウンと呼ばれるボトムアップの強い個、それとは逆に連邦という弱い全体などありとあらゆる要因によりアメリカという組織が成り立っていることがわかる。国としての変遷はあたかも一会社のオーバラップするところもあり興味深く読めた。この後の二巻を読み続けることが楽しみだ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/11/04(2360日経過)
記録初日
2017/11/04(2360日経過)
読んだ本
409冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
105041ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
171件(投稿率41.8%)
本棚
1棚
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