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2025年6月の読書メーターまとめ

ケイ
読んだ本
13
読んだページ
3520ページ
感想・レビュー
13
ナイス
1908ナイス

2025年6月に読んだ本
13

2025年6月のお気に入り登録
1

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2025年6月のお気に入られ登録
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  • しゅう

2025年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ケイ
自分による過去の感想が2回ある。読んだのが3回目なのか。覚えていることは断片だけなんだな。今回は下巻に行く前に2回読んだ。何か読み落としたような気がして。耳の女の子は、誰とでも寝る女の子の亡霊のようなもので、複数の男と関係を持つ2人の女性と関係を持つ僕は、そういう女性を受け入れない自分に対するペルソナなのかなと思った。それにしても、誰とでも寝る女の子って、なんて酷い表現なのかと思う。誰とでも寝る男の子がいたとしたらと考えてみる。きっと根本がしっかりしてない人だという気がする。
が「ナイス!」と言っています。

2025年6月にナイスが最も多かったつぶやき

ケイ

吉田修一さん原作の『国宝』を昨夜のレイトショーで観てきた。3時間以上の作品があっという間だった。原作をこよなく愛する私としては、どうしても変えて欲しくなかった場面はひとつあったけれど、それも含めての様々な場面が心に焼き付いて離れない。『曽根崎心中』において、お初がなんで一緒に死ねるのかこれまでずっと疑問だったのだが、今回は納得した。そして田中泯の存在感。

吉田修一さん原作の『国宝』を昨夜のレイトショーで観てきた。3時間以上の作品があっという間だった。原作をこよなく愛する私としては、どうしても変えて欲しくなかった場面はひとつあったけれど、それも含めての様々な場面が心に焼き付いて離れない。『曽根崎心中』において、お初がなんで一緒に死ねるのかこれまでずっと疑問だったのだが、今回は納得した。そして田中泯の存在感。
ケイ
2025/06/22 15:11

Emkayさん、詳しくありがとうございます。感謝🙏✨ 田中泯さんには、まさにおっしゃる通り。そのまま生きる国宝で、生き様が役に体現されているように思いました。おふたりの歌舞伎も素晴らしくてもう一度観に行くつもりでふ。一つだけ言うなら、主演のふたりは女形を命懸けで目指すところに血の滾りを感じることかな。今月、玉三郎や新菊五郎を歌舞伎の舞台で見ますと、「静」なんです。燃えたっているのは、團十郎など立役。そこに少しの違和感がありましたが、だからこそのあの曽根崎心中なのかもしれないなとも。

Emkay
2025/06/23 08:32

なるほどですね。あくまで歌舞伎役者を演じる映画俳優であり、演目を演じる歌舞伎役者ではないということですね。

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2025年6月の感想・レビュー一覧
13

ケイ
Kindleにて。戦間期小説は、 破滅にしか行きつかないと思えるような刹那的な享楽に昂じたり退廃的な中上流階級が描かれているものが多い中、こんな小説を書いていた女性がいたと知り、やっぱり英国文学はいいなと改めて思う。田舎のマダムの日々の苦労が少し自虐的にコミカルに綴られているのが、楽しく微笑ましい。帽子や手袋など、婦人の集まりに相応しいものを求めても必ずあるオチが気の毒で仕方なく、夫には頼れないながら子育てにも奮闘する姿は、時代や国境も関係なく共感を呼ぶ。
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ケイ
ネタバレ読んでいる最中に頭に浮かび上がる情景がとてもリアルに迫ってきた。亡くなった人と向き合う仕事は、わたしにはとてもできるものではない。亡くなる方がいるたびに、どう向き合うべきか、わたしには受けとめられそうにない。そう思うと、とても立派な仕事と思う反面、子供を持つであろう年齢の女性の職場としてどうなのかと思わずにいられなかった。難しい問題だと思う。
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ケイ
先日、銀座のお蕎麦屋さんにいた時、若い外国人夫婦が幼い子とベビーシッターさんと入ってきた。ベビーシッターさんだけ国籍が違う。恐らく専門職として多くのベビーシッターを世界に送り出している国の方だと思う。決して若い夫婦の対応が悪い訳では無かった。しかし、彼女は存在していなかった。初めて、透明な存在とはこうなのかと思った。それから非在について考えている。非罪の謳歌ということもあるのかもしれないが、水俣病患者の非在は、なんとつらいことか。罪を認めることも認めさせることも地獄だな
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ケイ
少し悪い男の子は、微笑ましいな。毎回、彼の小さい冒険に、楽しくご相伴にあずかった感じだ。お父さんはそんなに怒らないでと思った。これより大きければ不良にされちゃうのかもしれないけれど、もう少し歳をとればウイリアムおじさんはやっぱり楽しいなと子供たちから思われる存在になりそうだ。子供が悪いことをしているなと思ったら取り上げて捨ててしまうなんて、なんて酷いことだろうと、常にウイリアム寄りの気持ちで読んでいる自分がいた。
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ケイ
『非在』について、特にその透明性について読みたかった中で手に取った本。しかし、この本での非在は、自分の中の他者、ghosts,魂のようなものを指すようだ。苦悩している自らにつきまとう何か目にみえないが、みえるような者である。
sabosashi
2025/06/21 11:37

問題の設定の仕方次第でどうにでも転んでいってしまうという例なのかな?

ケイ
2025/06/22 23:42

サボさん、こんにちは。自分一部なのだが、外から自分をじっと眺めている他者である自己とでもいうんでしょうか、とても哲学的に感じました。

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ケイ
予想を超えたドタバタな面白さ。しかし、笑っていいのだろうか。テーマとしは、笑えない話なのだが。北アイルランドが分割されてしまうのだから。しかも、自分達の街すら分割の憂き目にあうのだから。その後に起こった歴史的事実を考えると、笑う自分がブラックジョークのネタになってるかのようにも感じる。
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ケイ
一度雑誌で読んだのだが、その時は果たして全部読んでいたかな。その時も感じたのだが、俳句がとてもいい。品川猿の不穏さや不気味さも好き。醜いという事をどういう文脈で書こうが、その言葉を使う人を醜くするなと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ケイ
『羊をめぐる冒険』を読み直してから、またこちらを読んだ。この順番は失敗だったな。羊の面妖さとネズミの苦悩に比して、ピンボールではどうにもならないように思えてしまうから。
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ケイ
そこにあるコンラッドの本のタイトルが気になり、諦めた頃に『闇の奥』だと語り手が言った。暗闇へのドライブがかかる。僕が羊のクルツ大佐を探しにはるばる辿り着いたところはジャングルではなく寒くとても暗い場所だ。これは誰かへのレクイエムなのだと今回の読書では強く感じる。割腹自殺の日が言及されていることからも、北海道に冒険に行くことも、三島由紀夫が散りばめられている。本来は生贄である羊が、不穏な象徴になっていることが、また何かの隠喩なのだと言う気がする。【池袋のJ's Barはここからなのかしら…】
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ケイ
イギリス人の先生から借りた本。タイトルは複数言語を話す人を言う。それは、様々な国を彷徨う根無し草の哀しみかもしれない。設定の時期が、ロシア革命前であり、極東に住むベルギー人という設定だが、それにどういう意味があるのか? 彼が会う人々が悉く変人であるのだが、それは彼が理解できない人=stranger(異邦人)だという隠喩だろうか。彼が変人だと思うことで、彼の異質性、そして孤独感を示唆しているのではないかと感じる。
が「ナイス!」と言っています。
ケイ
人生で追求するべきと思えるものをひらすら追いかける男を描いた作品に共感してしまうと、そこから受ける影響が強く、心から追い出せなくなる。タイトルを含む‘straight from the hoyse's mouth’という言葉は、当の本人から聴いた間違いのない情報をさすらしい。そのタイトルの指す通り、間違いのない芸術への情熱が読み手に入り込んでくる。『月と六ペンス』を読んだ若い頃に、この作品を誰かすすめてくれたらよかったのにと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ケイ
自分による過去の感想が2回ある。読んだのが3回目なのか。覚えていることは断片だけなんだな。今回は下巻に行く前に2回読んだ。何か読み落としたような気がして。耳の女の子は、誰とでも寝る女の子の亡霊のようなもので、複数の男と関係を持つ2人の女性と関係を持つ僕は、そういう女性を受け入れない自分に対するペルソナなのかなと思った。それにしても、誰とでも寝る女の子って、なんて酷い表現なのかと思う。誰とでも寝る男の子がいたとしたらと考えてみる。きっと根本がしっかりしてない人だという気がする。
が「ナイス!」と言っています。
ケイ
まさか、あのフランシス・ベーコンがこのベーコンであるとは、そしてタイトルが示唆しているものがわかるにつれ、それはないだろうという少しの呆れと、機知に富む登場人物らの台詞に、エリザベス朝がこんなであったのならと想像が膨らむ。さすがのシニカルは笑いを楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/12(5358日経過)
記録初日
2010/11/07(5363日経過)
読んだ本
5820冊(1日平均1.09冊)
読んだページ
1912450ページ(1日平均356ページ)
感想・レビュー
5818件(投稿率100.0%)
本棚
39棚
性別
血液型
A型
現住所
大阪府
自己紹介

好きな作家は、漱石、芥川、太宰。それに英米とロシア文学。注目は中国作家,
趣味は読書、落語、歌舞伎、ランニング、ヨガ。

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