吉田修一さん原作の『国宝』を昨夜のレイトショーで観てきた。3時間以上の作品があっという間だった。原作をこよなく愛する私としては、どうしても変えて欲しくなかった場面はひとつあったけれど、それも含めての様々な場面が心に焼き付いて離れない。『曽根崎心中』において、お初がなんで一緒に死ねるのかこれまでずっと疑問だったのだが、今回は納得した。そして田中泯の存在感。
Emkayさん、詳しくありがとうございます。感謝🙏✨ 田中泯さんには、まさにおっしゃる通り。そのまま生きる国宝で、生き様が役に体現されているように思いました。おふたりの歌舞伎も素晴らしくてもう一度観に行くつもりでふ。一つだけ言うなら、主演のふたりは女形を命懸けで目指すところに血の滾りを感じることかな。今月、玉三郎や新菊五郎を歌舞伎の舞台で見ますと、「静」なんです。燃えたっているのは、團十郎など立役。そこに少しの違和感がありましたが、だからこそのあの曽根崎心中なのかもしれないなとも。
好きな作家は、漱石、芥川、太宰。それに英米とロシア文学。注目は中国作家,
趣味は読書、落語、歌舞伎、ランニング、ヨガ。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます