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2024年3月の読書メーターまとめ

しらぞう
読んだ本
7
読んだページ
2577ページ
感想・レビュー
6
ナイス
167ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入り登録
1

  • sak

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しらぞう
物語で語られるのは仇討ちの目撃者たちの「来し方」。そこで印象に残ったのは「野暮」という言葉。怠惰、臆病、打算などによる情けない行動・言動も、本人なりに、その時々を生き抜くためにやったこと、だから、それを他人が評価することは「野暮」である。人に知られたくない、恥ずかしいことはあって当たり前で、それを他人に説明する必要などない。それを暴こうとする意地悪な奴は「野暮」なんから、相手にする必要はない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
6

しらぞう
実は大した話ではないのだが、当事者にはそうは思えない。当事者の視野は限られており、何かあるのではないかと疑心暗鬼になる。第三者が俯瞰してみると、何を大げさなと思う程度のことでも、当人にとっては非常な悩みだったりする。そういうのって普通にある話。本作のように、人を殺すなんていう形までには至らないとしても。そして、分かっていても気にすることをやめられない。はあ~、それにしても本作も重い。重い話が読みたくて読んだんだけど、澱がたまった感じ。こういう重い読書って、辛いことへの耐性がつくのかしら。
が「ナイス!」と言っています。
しらぞう
やっと読み終わった。10年くらいかかったかもしれない。各話の主人公たち、辛い立場にひたすら忍従する姿が理解できなかった。ただの臆病者、黙っているからやられる、当然の帰結だと。読了しようと何度かトライしたが、そのたびにイライラして挫折していた。しかし、今日やっと分かった。ほとんどの人は自分の思い通りに生きられるわけではない。ことごとく思い通りにならなくても、生きるしかない。ちょっとした巡り合わせからそうなることだってある。世の中、多くの人がそうやって生き抜いているんだ。
が「ナイス!」と言っています。
しらぞう
強烈だった。憎しみ、悲しみ、狂気、友情。それらの感情、思い、人格をこれでもかとリアルに書き切る。読んでいて苦しいのだが、圧倒的なリアルさに引き込まれ、手が止まらない。著者はまだ若いイケ面の俳優さんなのに、これほどの描写ができるとは。ものすごく濃い人生を送ってきているのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
しらぞう
ネタバレ米澤穂信さんの文章、読みやすい。文章が読みやすいから、考えながら読むので、すごく楽しめる。結末も無理がないし。一番気に入ったのは「ねむけ」。「みんなが言っていることだが、元ネタを直接知っている人はいなくて、多くの人は伝聞からモノを言っている」これは、あるあるですわ。
が「ナイス!」と言っています。
しらぞう
物語で語られるのは仇討ちの目撃者たちの「来し方」。そこで印象に残ったのは「野暮」という言葉。怠惰、臆病、打算などによる情けない行動・言動も、本人なりに、その時々を生き抜くためにやったこと、だから、それを他人が評価することは「野暮」である。人に知られたくない、恥ずかしいことはあって当たり前で、それを他人に説明する必要などない。それを暴こうとする意地悪な奴は「野暮」なんから、相手にする必要はない。
が「ナイス!」と言っています。
しらぞう
尊氏はやはり天才。凡人には真似できない。せいぜい、他人に過度に期待しないということくらいかな。だから参考にするとすれば、断然に直義だ。戦に弱かった直義が覚醒し、勝てるようになったのは、先々の展開を読んでばかりいたところを、勝負局面でどっしり腹を据え、目一杯戦うようになったから。これは、普段も実践している。正しかったということかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/24(2315日経過)
記録初日
2017/12/21(2318日経過)
読んだ本
446冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
139870ページ(1日平均60ページ)
感想・レビュー
348件(投稿率78.0%)
本棚
13棚
性別
血液型
O型
自己紹介

ほっこりさせられる物語や、あっと言わされるミステリーなどを探しています。最近は、身体と脳の健康にも興味があります。
感性や興味が近い方と、読んでみた感想や面白かった本の情報を交換したいと思っています。

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