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2024年11月の読書メーターまとめ

Yuki Ban
読んだ本
5
読んだページ
1552ページ
感想・レビュー
5
ナイス
116ナイス

2024年11月に読んだ本
5

2024年11月のお気に入り登録
1

  • けほんこ

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • けほんこ

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Yuki Ban
ピアニストを目指す本筋の物語で十分読ませるのに、ミステリ要素もあって、読むスピードが増していく。主人公を狙ってくるハラハラ感、誰が狙っているのかのドキドキ感、そして殺人事件の犯人が誰かなど、楽しめたし、明かされた謎は意外すぎるものだった。言語化されてないピアノ演奏をここまで言語化したものは珍しいと思う。素晴らしい演奏は観客の脳内に映像化されるとこの作品にも書いてあったが、僕も経験からその通りだと思う。演奏の映像化は十分にこの作者の文章力でできているので、感動した。探偵の岬さんがキレッキレ。次回作も楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

Yuki Ban
ヘミングウェイの章は、福田先生自身の苦しいサラリーマン時代も書いてあって印象的だった。どうしても仕事に打ち込めず、半身の姿勢になってしまうことに負い目と申し訳なさを感じていたという。僕もそうなので痛いほど先生の苦悩がわかった。移動祝祭日は先生に直接勧められて2回読みました。本著で言いたかった贅沢な読書の意味が少しわかった気がします。絶対に合流することのない他者の中に、自分自身に通ずるなにかを感じとり、自身の人間性を深め高めること。スキル云々の話ではなく、ただただ自分のために時間を割いて精神を働かせること。
が「ナイス!」と言っています。
Yuki Ban
乃木坂在籍中の推しの考えていたことを読むことで、当時の出来事を振り返れたし、卒業してからあまり語られていなかったことに対しても知ることができた。あしゅしゅの考えていることはおもしろい。華やかすぎる世界にいたから、元々住んでいた下町の小さな日常のしあわせを感じとる生活を取り戻しているというのは、なんともあしゅしゅらしい。写真がとてもリラックスしていて素に近いと思う。目標を立てず、与えられた仕事を責任もって行う。プロフェッショナルだなあ。卒業後の映画やドラマを観ていこうと思った。
が「ナイス!」と言っています。
Yuki Ban
言葉にならないものを表現するのが芸術とするならば、小説は言葉にならないものを言葉で表そうとする芸術であり、音楽は言葉にならないものを音で表そうとする芸術である。 とすると、この作品は、言葉にならないものを音で表そうとする音楽を、言葉で表そうとする小説なので、むちゃくちゃ難しいことに挑戦し、見事達成している。
Yuki Ban
2024/11/17 20:54

演奏シーンだけでも素晴らしいのに、音大の人間関係のゴタゴタ、不穏な事件、語り手・晶の上達するヴァイオリン、前作の登場人物たちとの緩やかな繋がり、ラストにかけての幾重ものどんでん返しのエクスタシー…読ませる要素がたくさん。 岬さんは今回は法律知識や警察関係者との情報筋を活かしていてよかった。岬さん主人公の作品も読みたい。

が「ナイス!」と言っています。
Yuki Ban
小4の頃に危惧していた環境問題と、中学の頃に疑問に思った資本主義の行く末が、本著で解決&明確になった。 人新世を迎える前に、脱成長コミュニズム社会への転換、大賛成です。 大都市バルセロナのような成功事例もあるし、たった3.5%の熱狂的な行動者がいれば社会が変われるなら目指してもいいのでは。 以下、具体的方法について要約です。全部私の価値観とピッタリ合います。 -脱成長コミュニズムの柱①使用価値経済へ 無駄な商品やサービスをなくし、エッセンシャルなものだけ残すということです。環境負荷も抑えられます。
Yuki Ban
2024/11/09 18:45

-脱成長コミュニズムの柱④生産課程の民主化 生産物を社会が所有する前提の元、その生産プロセスをみんなで共有し意見を出しあおうというものだ。短期的には経済効率性はこれも当然下がるが、長い目で見れば多様な人たちからの意見でイノベーションが起きやすくなり効率性や生産率が上がるかもしれない。

Yuki Ban
2024/11/09 18:45

-脱成長コミュニズムの柱⑤エッセンシャル・ワークを重要視 無駄な仕事をなくし、エッセンシャルなものだけ残すということです。環境負荷も抑えられます。

が「ナイス!」と言っています。
Yuki Ban
ピアニストを目指す本筋の物語で十分読ませるのに、ミステリ要素もあって、読むスピードが増していく。主人公を狙ってくるハラハラ感、誰が狙っているのかのドキドキ感、そして殺人事件の犯人が誰かなど、楽しめたし、明かされた謎は意外すぎるものだった。言語化されてないピアノ演奏をここまで言語化したものは珍しいと思う。素晴らしい演奏は観客の脳内に映像化されるとこの作品にも書いてあったが、僕も経験からその通りだと思う。演奏の映像化は十分にこの作者の文章力でできているので、感動した。探偵の岬さんがキレッキレ。次回作も楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/26(2544日経過)
記録初日
2017/12/28(2542日経過)
読んだ本
938冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
259457ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
381件(投稿率40.6%)
本棚
16棚
年齢
33歳
外部サイト
自己紹介

すきな本
タイトルの頭文字「あ」から「ん」まで挙げます。

あ 『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス
い 『移動祝祭日』 アーネスト・ヘミングウェイ
う 『海の仙人』 絲山秋子
え 『エヌ氏の遊園地』 星新一
お 『オイディプス王』 ソポクレス
か 『神様のボート』 江國香織
き 『季節の記憶』 保坂和志
く 『草枕』 夏目漱石
け 『ゲド戦記』 ル・グウィン
こ 『こころ』 夏目漱石
さ 『さようなら、ギャングたち』 高橋源一郎
し 『静かな雨』 宮下奈都
す 『砂の女』 安部公房
せ 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 村上春樹
そ 『そこのみにて光輝く』 佐藤泰志
た 『旅のラゴス』 筒井康隆
ち 『沈黙』 遠藤周作
つ 『月と六ペンス』 サマセット・モーム
て 『テニスボーイの憂鬱』 村上龍
と 『逃亡』 帚木蓬生
な 『波のうえの魔術師』 石田衣良
に 『人間失格』 太宰治

ね 『ねじまき鳥クロニクル』 村上春樹
の 『ノルウェイの森』 村上春樹
は 『博士の愛した数式』 小川洋子
ひ 『人のセックスを笑うな』 山崎ナオコーラ
ふ 『夫婦茶碗』 町田康
へ 『変身』 フランツ・カフカ
ほ 『抱擁家族』 小島信夫
ま 『マチネの終わりに』 平野啓一郎
み 『みみずくは黄昏に飛びたつ』 村上春樹/川上未映子
む 『村上ラヂオ』 村上春樹/大橋歩
め 『名称未設定ファイル』 品田遊
も 『モモ』 ミヒャエル・エンデ
や 『柔らかな頬』 桐野夏生
ゆ 『夢を与える』 綿矢りさ
よ 『夜と霧』 ヴィクトール・E・フランクル
ら 『乱反射』 貫井徳郎
り 『離陸』 絲山秋子
る 『流転の海』 宮本輝
れ 『冷血』 トルーマン・カポーティ
ろ 『ロンググッドバイ』 レイモンド・チャンドラー
わ 『私をくいとめて』 綿矢りさ

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