自分が怠惰やから、怠惰から脱する為にあえて読もうと思ったが、これを読んでより怠惰になりそう。だがそれで良い。人間なんやし。喜びを味わうことは本当に大事であって、人間として必要なことだと思う。心が落ち着いていて、些細なことを深く味わえている時とても幸福である。現代社会は娯楽にさえ効率を求めがちのため、そりゃ幸せになれんだろと思う。また、友達と遊んだりしている時に無意識のうちにインスタに載せる時の文言を考えたりしてしまって勝手に何者かによって課されている感が出て息苦しい。全く上げなくなると心の安定が生まれた。

自分が怠惰やから、怠惰から脱する為にあえて読もうと思ったが、これを読んでより怠惰になりそう。だがそれで良い。人間なんやし。喜びを味わうことは本当に大事であって、人間として必要なことだと思う。心が落ち着いていて、些細なことを深く味わえている時とても幸福である。現代社会は娯楽にさえ効率を求めがちのため、そりゃ幸せになれんだろと思う。また、友達と遊んだりしている時に無意識のうちにインスタに載せる時の文言を考えたりしてしまって勝手に何者かによって課されている感が出て息苦しい。全く上げなくなると心の安定が生まれた。

こんな詩集を捧げられたら好きなってまう。いっぱい好きな詩があったが、ここの感想欄に安易に書いていつでも消費できるデジタルなものにしたくないという思いで書かないでおく。あとがきも好き。よくあるような言葉といえばそれまでだが、言葉を通して青松輝と対面しているんだという感覚になる。バリバリ理系の人がこの詩集を完成させたと思うと震えてしまう。こういった文学に触れると、言葉を操れて良かった。四季を感じられて良かった。生きていて良かったって思える。情報過多社会、資本主義社会、コスパ主義に、この文学を楽しめる感性に乾杯

短編集のため、サクサク読み進めることが出来た。最初の「私が私を癒す」めっちゃ良いなあ。良くありそうな物語だが、綺麗しわかりやすいし美しいし短編集の始まりとしてベスト。「一家の宝を持ち寄って」もほんま人生を表しすぎていたな。幸せはすぐそこにあるし、人間は欲深いし、考えすぎる。「bloom」において「君が咲くと、君の香りは、世界でたった一つだけの香りになる」素敵すぎる。全てにおいて五感がいかに素晴らしいことか思い出せてくれる。香り、音楽、色合い、心の触れ合いなど。自分が見たい世界が全て。この世界で楽しく踊ろう

私は東洋哲学やキリスト教を少し齧っていた為、抵抗は少なく読み進められた。この本はこれでもかと言うくらい事細かく書かれていた為、逆に本質からズレてしまうのではと少し思ってしまった。ジョークのくだりもあまりよくわからなかったが、素敵な言い回しはいくつかあった。「あなたがいなければ、世界は無いのである。」あと、私の好きな聖書箇所「万物は言によって成った。」が引用されていた。本当に言葉は偉大すぎるから、それを操れる存在であることに感謝することは忘れてはいけないなと思う。哲学や宗教が日本でもっと身近になれば良いな。