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2024年3月の読書メーターまとめ

bonbonさん
読んだ本
10
読んだページ
3032ページ
感想・レビュー
10
ナイス
232ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月のお気に入り登録
4

  • ちゃんまお
  • yerupaja
  • うえぽん
  • ニッポニテス的遍歴

2024年3月のお気に入られ登録
7

  • むーみん
  • タイ
  • metapa
  • yerupaja
  • うえぽん
  • よう
  • ニッポニテス的遍歴

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

bonbonさん
1章はナラティブの定義や総論で、野口教授や養老教授の説明が分かりやすくて面白かった。点としての事象を脳内のナラティブが勝手にストーリー付けて線を結んでいくことが意味が付与されていく。近年の日本を騒がせた犯罪者に対する考察も興味深い。認知バイアスのような人間の癖も絡み、現代ではナラティブの扇動性を活かした情報戦が各所で展開されている。2章以降は章毎に具体のテーマ・エピソードについてインタビューしていく。ただ正直に言うと1章が一番面白く、立ち読みでそこに惹かれて買ったので、2章以降の尻すぼみ感が残念だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

bonbonさん

学術書は行間を手計算で埋めるために毎回紙の本を買って、処分に困っていたけど、Goodnotes6を買ってiPadでpdfに書き込みできるようになったから、今後は学術書も電子寄りで買おうかな。でも一覧性とか所有欲とかは紙の本の方がやっぱり好きだから、いわゆる辞書系の本は紙のままがいい気もする。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
10

bonbonさん
確率論としてカバーしている範囲は初等的だが、類書の中では概念のイメージを都度説明してくれており、行間が少ない。証明の論法が繰り返される際は省略も見られるが、演習問題に関してはどれも丁寧な解答が付いている。数学として高度な確率論を学びたい場合は他書も必要となるかとは思うが、数理統計への接続としてショートカットしつつ雰囲気を学びたい人にはお勧めできる。前書きによれば「筆者自身が欲しかった確率論の教科書」という構想から執筆が始まったらしい。実際初学者にはありがたい本だと思う。もっと図があると良いかと思う。
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bonbonさん
アポイントの入れ方や営業方法の使い分け方、資料の見せ方など参考になる部分が多かった。最初に会う現場の人間と決裁者とでは説得できる材料が異なるので、まず現場の方に味方になって協力してもらえるような戦略を意識したいと思った。マンガと解説文が交互に繰り返されるが、普通に解説文だけで十分理解できるので、片方だけで良い気もした。細かいがマンガ部分に関していうと、キーマンを説得する時の言葉遣いがちょっと失礼に感じたり、クロージングの迫る部分が強引で相手がハッピーに見えなかったりする部分があった。
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bonbonさん
レス・ギブリンの「人望が集まる人の考え方」を以前に読んだが、似ていた。「相手に思いつかせる」や「人を立てる」はちょっと苦手だ。でも確かに、ギブリンの本や本書に触れたり、人生の中でアンチパターンのような人間と出会う経験を積むにつれ、人格が丸くなったし、コミュニケーションの上手さで周りから評価されるようになった気がする。人の振る舞いに目鯨を立てず、「きっとこんな事情があって、仕方がなかったのだろう」と話を合わせるようになった。一方この程度の配慮もできない人間に対しては内心で軽蔑するようになった笑。
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bonbonさん
一回きりの勝ちではなくて、継続的な勝ちを目指す。才能すら薙ぎ倒す努力。自分の才能や一つの勝ち方にこだわると必ず落ちる。自分にはスタイルがない。得意な技に頼らず勝ちを目指す。優勝したい<そのゲームが好き。「人読み」はその相手に限定した強さしかない。勝ち続けるためには新しい戦術を生み出す努力が必要。かつての戦術に頼らない。セオリーに頼らず、進化させる。言葉で言い表せないレベルの強さになると分析されない。型にはまるのは失敗したくない、認めてもらいたいから。麻雀と介護もやっていたのは知らなかった。
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bonbonさん
「はじめに」に書かれている内容で教訓としてはほぼ全て。目標を掲げて曖昧に放置するのではなく困難な課題に正面から立ち向かい、根性論ではなく活用できるリソースを確認し、ミッション作りや管理体制構築などの横道だけに逸れずに本筋を推進し、グループワークなどのような形式的手法に満足せず本質的な重要ポイントの解決を目指すこと。各章は具体例による肉付けで、冗長だった。ただ全体的な趣旨には共感できる。整頓された経営フレームワークの活用や、ビジョンを掲げて実現方法は丸投げでは、物事を良くならない。現実の泥臭さを学んだ。
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bonbonさん
単純に同じ分野のもっと読みやすい本を読みやすくなった。後書きによればフランスの構造主義を「チャート式参考書のように」圧縮して書いているらしい。門外の私は本書や構造主義の全体像が把握できないまま、位置付けの分からない各章の内容に入り、置いてけぼりになってしまった。読めば一応概念の対応や位相関係は分かるのだが、知らない固有名詞ばかりなので結局頭に残らなかった。分かる人からすれば密度の高い作品なのだろう。自分の力量が足りないと言えばそれまでだが、書名や前書きからその点を察しにくい点がもどかしいところ。
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bonbonさん
全7.5章で既存の脳に対するイメージを覆すレッスンを紹介している。例えば序章にあたる0.5章では「脳の進化は考えるためではなく、身体予算を効率的に管理して生存するため」と書かれている。2章では脳内のニューロンがクラスター構造を作っている理由に対し、空港のハブ・クラスター化からの類推でメリットを説明している。脳レベルの神秘の世界となると、その構造が生まれた必然性を生化学的な観察ベースでボトムアップに説明することに限界を感じるが、本書では環境的必要性の観点からトップダウンに考えている点が面白かった。
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bonbonさん
1章はナラティブの定義や総論で、野口教授や養老教授の説明が分かりやすくて面白かった。点としての事象を脳内のナラティブが勝手にストーリー付けて線を結んでいくことが意味が付与されていく。近年の日本を騒がせた犯罪者に対する考察も興味深い。認知バイアスのような人間の癖も絡み、現代ではナラティブの扇動性を活かした情報戦が各所で展開されている。2章以降は章毎に具体のテーマ・エピソードについてインタビューしていく。ただ正直に言うと1章が一番面白く、立ち読みでそこに惹かれて買ったので、2章以降の尻すぼみ感が残念だった。
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bonbonさん
大きく3章構成で、数論や代数に基づいた一様乱数に関する章、各種統計分布の乱数生成に関する章、統計検定法に関する章から成る。89年の本なので、メルセンヌツイスターなどは含まれていない。一様乱数については数学的な知識がある程度ないと難しい(私は今回興味がなくてここは読み飛ばした)。一様乱数の生成を所与にすると、各種分布に関する具体的な生成法を読むことができ、こちらは数理統計の初歩的な確率論の知識で理解できる。統計ソフトウェアの裏側が分かった気分になって面白かった。とはいえ普通に新しい本を読んだ方がいいけど。
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bonbonさん
ChatGPTの中でも、拡張機能(Plus)を前提とした様々なビジネス・データ解析のユースケースを分かりやすく紹介している。典型的なエラーや日本語化などの落とし穴にも触れている。個人的には後半のPythonのコード生成や、校正の部分を積極的に使ってみたいと思った。機械学習のサンプルコードも作ってくれるが、ChatGPTで使えないライブラリに関しては生成後のコードをGoogle Colabで使うなどの迂回策も紹介してくれている。会社の中でChatGPT Plusが使えれば色々捗ると思うのだが。。
bonbonさん
2024/03/01 23:02

ただPlusは月額20ドルの課金ということで、なかなか高い。用途の幅という意味でも、仕事なら使用許可が出る環境かという意味でも、これらの機能を頻繁に使うユーザーでないとなかなか手を出しにくい。従量課金できれば嬉しいのだが。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/05(2175日経過)
記録初日
2010/04/01(5131日経過)
読んだ本
1537冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
404632ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
1160件(投稿率75.5%)
本棚
13棚
性別
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

【略歴】
・経済学修士(金融工学、統計学)
・デリバティブトレーダー
・デリバティブクオンツ
・データサイエンティスト

【興味があるジャンル】
・経済
・数理科学
・技術
・ビジネス

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