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2024年3月の読書メーターまとめ

Y田
読んだ本
10
読んだページ
3609ページ
感想・レビュー
10
ナイス
151ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Y田
ネタバレ「明らかに人間は幸せ向きにはできていない。(略)神に比肩するものがあるとしたら、まずはもちろん女性の性器があげられる。」 ●共通テーマ"闘争領域の拡大"に、更に「グローバル化」を加えてきたって感じか。正に現代。…今回も全開だなと思う😅 もうとことん身も蓋もないな!っていうのがとにかくの印象。それもまた現代社会か…。◆今回の根幹の題材「セックス観光」についてはちょっと自分は疑問。日本人で趣味思考が合うヒトの方が自分はイイけど。西欧は感覚が違うのかな。闘争領域は「全世界」なんだっていうのはスゴイ伝わる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

Y田

最近凝ってるミシェル ウエルベック、6作連続で行ったらお腹いっぱいになってきて何か…虚無?がうつってきた。。😅 あと残り3作品行く前にちょい休みたい…。今村夏子さんとか行くか、、

パトラッシュ
2024/03/21 23:47

ウエルベックから今村夏子さんへ行ったら確実に鬱になります。この際ライトノベルかジャンプ系漫画の方がよろしいかと。

Y田
2024/03/22 12:25

こんにちは コメントありがとうございます。 今村夏子さん、あまり読んでなくて詳しくはないんですが、独特の奇妙な時空間〜って感じだったなと思ってます。確かに更に病む部分あるかも🤔   ジャンプ的世界観は基本的には努力が報われる救いのある世界なので今の状態にはよさそうですね😊 ライトノベルは自分全然分からないので新規開拓もいいかもです。  とりあえず少しウエルベックは休憩です、、

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2024年3月の感想・レビュー一覧
10

Y田
ネタバレ◆ソ連崩壊、湾岸戦争、そして技術進歩でもはや「世界がSF」となっていく90年代、最終巻。楽しく読んでこれました👍 ●『キリマンジャロへ』イメージとしてはナウシカの腐海。未知の植物?の様な森に侵食されていく世界を幻想的に見せる。好き。今回イチ推し。●『遺伝子戦争』少ない文量にしっかり未来世界が詰まっている、っていう印象😊 ●『しあわせの理由』別格。やっぱ。グレッグイーガン。SFっていう切り口だけど、自分って誰、人間って何?っていう問いかけであり、単に未知の世界を描くっていうのを超えてるなって思う。絶賛。
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Y田
ネタバレ「70億ペリカ? 1日1万ペリカ使っても…」「バカッ もうペリカもクソもねえーー!!」「解放だ!!」 ●地下編が無性に読みたくなってヤ○オクで落とした😏 10年以上振りに読んだ。イイっすね。カイジ。謎にテンション上がりますね。イカサマサイコロを見抜くとこ、あとパチンコ、クルーン3段目まで満杯になるあの絵面。好きです。◆班長も一条も、小悪党って感じだけど、結構コミュニケーション能力高いんすよね。人心掌握術というか。ああいう感じでこられたら班長の子分になっちゃうよねほんと。再読は気づく事が多い。
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Y田
ネタバレ「こんな風なのだろう、と私は思った。滅びてしまったのちの世界とは。」 ● 人の姿がない荒野の様な場所に人類が滅びた世界を見る所がとても印象的。全体の半分が写真という構成だが、この島の風景をウエルベックのフィルターを通すとこういう表現になるのか、っていう何か興味深い気持ち。◆"万策尽きた男"リュディ。今回はとにかくこのヒト。終盤のシーン、「晴々とした表情,幸福そうに見えた」という。全てが壊れた後、新しい心の支えを手にした訳ではあるけど…現代の状況はこうしないと生きられないよねっていう事かな…🤔
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Y田
ネタバレ「明らかに人間は幸せ向きにはできていない。(略)神に比肩するものがあるとしたら、まずはもちろん女性の性器があげられる。」 ●共通テーマ"闘争領域の拡大"に、更に「グローバル化」を加えてきたって感じか。正に現代。…今回も全開だなと思う😅 もうとことん身も蓋もないな!っていうのがとにかくの印象。それもまた現代社会か…。◆今回の根幹の題材「セックス観光」についてはちょっと自分は疑問。日本人で趣味思考が合うヒトの方が自分はイイけど。西欧は感覚が違うのかな。闘争領域は「全世界」なんだっていうのはスゴイ伝わる。
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Y田
ネタバレ「セックスの共産主義などあったためしはないんですね」 ●『闘争領域の拡大』を更に深掘りしてきた感じ。性の自由競争の闘いの中に露骨にガッツリ入るブリュノ、そのゲームに参加しないという生き方をするミシェル、この兄弟の生涯を辿っていくと見えてくる世界がある。他作品含めて、何故そこまで若さと外見に拘るのか少し疑問だった。市場原理がガチで社会に入り込んでるって事の表現なのかなと思う。結末が中々興味深いと思っていて、ポジにもネガにもどっちとも取れる。現代を表してるんだけど、SF的なのを入れてくるとこ、イイ。すき。
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Y田
ネタバレ◆「経済の自由化とは、すなわち闘争領域が拡大する事である。(略)セックスの自由化とは、すなわちその闘争領域が拡大する事である。」 ●これはまあその通りだなと思う。過去と比べて自由な世の中になっているのは間違いないけど、それすなわち「闘争領域の拡大」だなと。「市場の法則」という言葉も使っているが、上手い言い回し、全体通して鋭い表現だと感じた。すごい虚無感みたいなのを抱える主人公、しかも外国人なんだけど、結構共感する事も多い。94年の作品かこれ。この辺りでもうこういう社会の感覚だったんだな🤔
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Y田
ネタバレダニエル1、ダニエル24(25)という人物が記した人生録が交互に置かれる形で進んでいく中で、何千年というスケールの世界が見えてくる。苦悩する登場人物達から伺えるのは、生きる目的、意味を見失う、虚無感、愛と性的快、死について、といった感じがするが、大きく感じるのは「老い,老いていく事への恐れ」かなと。この世界で不死を求めた人間の結果がネオヒューマンなのだが、彼らも決して完全な存在ではない。生きるって…常に(ポジティブな意味の)進化成長していく訳じゃないし、人って悩み苦しみ続けるんだよなって…そんな風に思う。
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Y田
ネタバレ●『肥育園』快楽を追い求め次々に身体を取り替え、若返り続けるバースだったが…!? なるほど上手い!!っていう結末!さすが有名所。●『ほうれん草の最期』やってることは結構今っぽいと思う。…んだけど、セキュリティ!弱すぎだよ!笑 オモシロイ🤣 ●『征たれざる国』雰囲気的には東南アジア。ベトナム戦争か或いはその時期の混乱をイメージしてるのだろうか。悲しさやり切れなさに幻想的な情景が加わり強い印象を残す。◆発展した未来社会の影の部分を見せながらも成長していく若者の姿『姉妹たち』も好き。さて最終巻の90年代へ😆
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Y田
ネタバレ最近『さかしま』を読んで本書の事を思い出して再読した。主人公がユイスマンス研究者だったなと。初読で細かい所を読めてなかったなと思う。宗教、家族の形、教育、あと国家っていう枠組み、愛国心とか、そういった常識的なものを壊してみたら何が見えてくるかっていう風にも思えた。◆この主人公、すんごい冷めた感じなんだけど、決して全てを諦め切ってる訳ではなく野心や異性への執着もある。流されてる様にも見えるし、上手く時流に対応しているとも思える。解説ではこの感じをヨーロッパの深層心理という面から解釈しているがそれも興味深い。
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Y田
ネタバレ「この世から遠く逃れ去りたい、どこかの隠遁所にかくれ住みたい、頑強な人生の喧騒を全て消してしまいたい!」●何か色々スゴイなこのヒト…… カメの甲羅のイメージがずっと残ってる😅◆変わった造りというか…興味深い。貴族のマニア的?趣味の生活、心理がひたっすら語られる。文学論、芸術論みたいなパートはほぼ理解してないけど、そこは雰囲気で。デ ゼッサントの趣味嗜好が何となく伝わってくる、という感じで読めばいいのかなと。旅行に出かけたけどすぐ帰ってきたってくだりが何かすき。逆にスゴい想像力。デ.ゼッサント、推しキャラ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/22(2159日経過)
記録初日
2018/06/07(2143日経過)
読んだ本
1259冊(1日平均0.59冊)
読んだページ
381658ページ(1日平均178ページ)
感想・レビュー
1258件(投稿率99.9%)
本棚
34棚
性別
自己紹介

読書家。
努力家。
めがね。若干乾燥肌。
どえりゃあジョーレンさん。

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