これはファンタジーかラブストーリーか。久しぶりに一気に読み切った。昔TVドラマで観た記憶があるけど原作の方が遥かに面白かった。鹿、狐、鼠の馬鹿しあいが、日本を救うとんでもないミッションにつながっていく。「きみは神経衰弱だから」の一言から始まる物語は最後まで痛快だった。約1,800年も日本を守り続けているという鹿。60年に一度の儀式を通して人間世界を守っている。富士山が噴火の兆候を見せる中始まる大和杯争奪戦にかなりのページを割いていたが手に汗握る読み応え。剣道は全く分からない自分でもハラハラさせられた。

10歳の陽介が散歩中の犬に突然リードを引っ張られ事故死した。陽介の母鏡子が准教授を務める大学の学生、静、京也、ひろ子、智佳の4人はお互い疑心暗鬼の状態。「この中の誰かが犯人では」。常に不審な動きをする京也の秘密が次々に明かされていく中、静も命を狙われる。犯人の真の目的は何なのか。陽介の死の真相は。終盤にかけ一気にそれまでの伏線が回収されていく。途中「えっ！何でお前が？」という箇所があり驚いた。陽介の死は殺人か、それとも不運な事故なのか。名作「青の炎」の如くハンドルをなんて事にならず済んだのにはホッとした。

これはファンタジーかラブストーリーか。久しぶりに一気に読み切った。昔TVドラマで観た記憶があるけど原作の方が遥かに面白かった。鹿、狐、鼠の馬鹿しあいが、日本を救うとんでもないミッションにつながっていく。「きみは神経衰弱だから」の一言から始まる物語は最後まで痛快だった。約1,800年も日本を守り続けているという鹿。60年に一度の儀式を通して人間世界を守っている。富士山が噴火の兆候を見せる中始まる大和杯争奪戦にかなりのページを割いていたが手に汗握る読み応え。剣道は全く分からない自分でもハラハラさせられた。