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2024年10月の読書メーターまとめ

okatake
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13
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3291ページ
感想・レビュー
13
ナイス
73ナイス

2024年10月に読んだ本
13

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

okatake
南方熊楠の伝記小説。 鬨の声を聞きながら熊楠さんは生きている。 熊楠さんの人生のダイジェスト版のような伝記になるのかな。 熊楠さんにとっての常楠さんが後半仲違いした後に消えてしまったのが残念。常楠さん、最後まで応援していなかったのかな。 熊さんにとっては、昭和天皇へのご進講が人生最大のイベントだったのか。確かに光栄に与ることかもしれませんが。。。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
13

okatake
独立研究者の著者。以前から興味を持っていた方ですが、要約の初著作。 家族との日々、研究者としての生活、祖父母との日々、そして包まれている環境への想いにあふれたエッセイ集です。 独りよがりではなく、気付きから示唆に富んだすてきな言葉があふれてきています。
okatake
「四季統帥文化(コマンドカルチャー)」を一つの視点として、今回も12名の軍人を取り上げています。 今ではほとんど使用されない硬めの熟語を使用して軍人たちの人となりを表現しているなど、著者の文体は独特。 だからと言って読み進めるのが難しいのではなく、逆に歯切れの良い文章となって、各軍人の生涯が浮かび上がってきています。
が「ナイス!」と言っています。
okatake
日本、ドイツ、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連の12名の指揮官を各章ごとに取り上げ、その人となりをコンパクトにまとめたものです。 著者の視点が、いわゆる成功譚ではなく、その背景や人となりなど、新たな視点からのアプローチに斬新感が見られます。
が「ナイス!」と言っています。
okatake
るいさんの父、川滝善正氏が少年時代を回顧して作成したスケッチブックをモチーフとして生まれた小説です。 スケッチブックの記述(絵と文)を通じて、当時の少年少女たちの生活がよみがえります。 フィクションを通じて、実際に体験した記録を活かされています。絵がとても素敵です。読むことが苦手な子どもたちも手に取りやすいでしょう。
okatake
2024/10/26 08:23

デッドエンドの青春。 つまり、行き先にはデッドしか、死しかない青春。(p108)

okatake
2024/10/26 08:23

僕らは、なんのために、戦ってきたんだろう。 むなしい。 ひたすら、むなしい。 だが、むなしいだけでもない。 馬鹿馬鹿しい。 いや、それだけではない。 滑稽だ。 そう、これは滑稽な戦争だったのかもしれない。(p128)

が「ナイス!」と言っています。
okatake
「エッセイストという生き方」とは、なにかになるための生き方ではなく、自分はどんな人間になりたいのかを考える生き方です。(p9) で、始まるエッセイストエッセンスを知ることができる著作です。 日々の生活を丁寧に、生きていくことがエッセイに繋がっているのです。生き方から考え方、読み方へ。そして、もちろんエッセイの書き方までと展開していきます。
okatake
定年のない秀実さんが、定年を謳歌している当事者をインタビュー。定年後、みなさんがどう過ごしているのか多くの事例がありました。 そして、そもそも「定年」とはという問いがあります。 「きょういく」=今日行くところはあるか 「きょうよう」=今日用事はあるか この発想も日本人の勤勉性なのかな。でも、確かに私もすぐどうしようかと思うものですね。 どんな生き方をしても良いんです。だって、自分の人生ですから。定年は人生終盤で自分で生き方を選択することができる時なのかもしれません。
okatake
2020新書大賞受賞作。ようやく第二次世界大戦における独ソ戦のあらましを知ることができた。 バルバロッサからスターリングラード、そしてソ連の反戦によるドイツ占領へ。 著者が記述しているとおり、これを読めば独ソ戦の現在地を知ることができます。研究史にも触れ、解題もしっかりしているので、ここから次の学びへと繋げることができます。 「戦略」「戦術」「作戦」 「通常戦争」「世界観(絶滅)戦争」「収奪戦争」の三つが並行する形で進んだ複合戦争から「絶対戦争」へと変質したという推移に注目されています。
が「ナイス!」と言っています。
okatake
黒井さんの「老いシリーズ」3作目。4作目から、1作目からでシリーズコンプリート 今回は、87歳までの約5年間の日々。 運転免許証の返納と「転倒」の話題が増えてきました。 人により、老いの道筋はもちろん異なりますが、後を行く私たちに老いの一つの道なりを教えてくれています。
okatake
2024/10/12 12:55

現代の老人はかつての世界からは心身の衰えを理由に追い立てられる縱の不自由と、変わり続ける現在の世界には容易に参入出来ぬといった横の不自由と、つまり、時間的にも空間的にも逃れられぬ二重の問題を抱えたまま、うろうろし続けているような気がする。(p27)

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南方熊楠の伝記小説。 鬨の声を聞きながら熊楠さんは生きている。 熊楠さんの人生のダイジェスト版のような伝記になるのかな。 熊楠さんにとっての常楠さんが後半仲違いした後に消えてしまったのが残念。常楠さん、最後まで応援していなかったのかな。 熊さんにとっては、昭和天皇へのご進講が人生最大のイベントだったのか。確かに光栄に与ることかもしれませんが。。。
が「ナイス!」と言っています。
okatake
るいさんのお父様のスケッチブックを題材に、戦中から戦後の庶民の生活をたどります。 昭和40年生まれの私にとっても、自分が生まれたたった20年前まで日本は戦争中。そしてそれからは戦後復興の中日本人が生活していたのだと改めて思い知らされました。 ほんとうに「つい昨日のできごと」なんです。
が「ナイス!」と言っています。
okatake
雑誌「群像」の連載をまとめたエッセイ集。ロシアのウクライナ侵攻に話題がふれられることもあり、古のロシア詩人たちの作品から想いを広げて。 有里さんの文章は、難しい話題にもかかわらず、読むものに対して優しい。 そして、祖父母が住んでいた地の近く柏崎の古民家へ移住。 海に近く冬は雪に覆われる彼の地で、どんな作品を紡いでくれるのか、愉しみが増えました。
が「ナイス!」と言っています。
okatake
吉本さんの最後の雑誌連載は、何と「dancyu」でのものでした。 ご自身の食体験を中心に日々の生活や想い、自身の老いにまで眼をむけた気負いのない文章。ほのぼのさも感じます。 そして、そのエッセイに娘のハルノさんの追想エッセイと画が花を添えています。吉本さんのエッセイをより魅力的に引き立ててくれています。 ひと吉本隆明がでています。
okatake
先日、亡くなられた日本近現代史の研究を切り開いてくれた泰斗の歩んできた道。 維新以降、戦中戦後までの日本の中心を担ってきた人物を焦点を当て、その史料収集とオーラルヒストリーの基礎を築いた歩みを語っています。 学問的な立場により、対立や絶縁などにも触れられています。 研究、著書の執筆により、日本近現代史を世に問うこともしてこられましたが、散逸しかねない貴重な史料を収集、整理、公刊に寄与された功績は、後進の研究者に大いなる財産を残してくれました。 ご冥福をお祈りします。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/01/09(5068日経過)
記録初日
2011/01/03(5074日経過)
読んだ本
1680冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
415297ページ(1日平均81ページ)
感想・レビュー
1523件(投稿率90.7%)
本棚
10棚
性別
年齢
59歳
血液型
A型
職業
技術系
現住所
千葉県
外部サイト
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