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2024年8月の読書メーターまとめ

行商人
読んだ本
43
読んだページ
11750ページ
感想・レビュー
19
ナイス
55ナイス

2024年8月に読んだ本
43

2024年8月のお気に入られ登録
2

  • くものすけ
  • ぶぶ ひこ

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

行商人
再読。「ザック『僕は4000以上のEメール、写真、住所、SNSをもっている』友人『まじかよ?どうやって管理してるんだ?』ザック『向こうからどんどん送ってくるんだ。なぜかわからないけど、みんな僕を信頼してる。ばかだよね。』(P37)」ここに、マーク・ザッカーバーグという人間の本質が出てしまっている。どれだけ優秀だろうが頭がよかろうが、「そういう人間」なのだ。そして、「そういう人間」たちが支配する会社のサービスを利用するということは、相当なリスクを負うことを覚悟しなければならないだろう。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

行商人

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:7830ページ ナイス数:40ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/879012/summary/monthly/2024/7

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2024年8月の感想・レビュー一覧
19

行商人
良書。Cookieの技術的知識、及びCookieを利用したトラッキングの手法を無学者にわかりやすく説明。次いでCookieの利用行為に対してどのような経緯で規制がかかったのかを、①国内(個人情報保護法)、②先進するEU(eプライバシー指令&GDPR)、③EUがターゲットにするプラットフォーム事業者が多く存在する米国(FTC法等)の順に、各国事情・比較点とともに、Cookieとの関連を交えて説明してくれる。ポリシーの雛形も用意してくれて、至れり尽くせりである。感謝。
行商人
日本では、事業者のプライバシーポリシー違反に対する直接的な制裁がないので、事業者に行動変容を促しにくい(P60)。最近導入した「個人関連情報」は、提供元か提供先に本人の同意取得を義務付けたが、膨大なデータから容易に本人の脆弱性を見つける技術のある現在では効果は極めて弱い(P71)。日本人の事後的対応の性向と、市民運動のなじみの薄さがこうした状況を助長しているようだ。今後EUを先頭に、プライバシー保護の規制は強まる傾向にある。日本の事業者には、個人情報についてより厳格な管理・取り扱いが求められるだろう。
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行商人
著者の作品から共通して出てくるのは、ピンクとか艶などといった描写による「内臓(の状態)」、「少年」、「フランス」に関するもの、あとは性的内容を含めた主人公の精神的恥辱に関する表現など。とにかく暗く重い。にもかかわらず、たまに無性に読みたくなるのが不思議だ。作品から何か得も言われぬ説得力がにじみ出て、それを少しでも自分が感じているからだろうか。戦争やご子息のことなど、さまざまな体験を経て生み出されたものに何かが宿っているような気がしてならない。
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行商人
「豊富なエビデンス」「ビジネスライクなアプローチ」は、翻訳本によく見られる特徴だと(勝手に)思っているが、本書の場合は自分に良く作用した。訳文が読みやすいこともあるかもしれないが、国内本にありがちな過剰な表現や宣伝めいた文句がないので、落ち着いて読める。
行商人
再読。知らなかった単語がまだ結構あった。STEP3では、STEP1&2の単語とその類語や関連語が対になって表示される。単語の意味は後者しか書いていないので、前者を覚えていなければ、またSTEP1&2をやり直す必要があり、良い意味で読み直し・繰り返しの強制力が働く工夫がなされている。なお、STEP2のイラストは、その単語の例文に対応したもので、自分の認識が誤っていた(レベルが知れる…)ので訂正。
行商人
再読。「ザック『僕は4000以上のEメール、写真、住所、SNSをもっている』友人『まじかよ?どうやって管理してるんだ?』ザック『向こうからどんどん送ってくるんだ。なぜかわからないけど、みんな僕を信頼してる。ばかだよね。』(P37)」ここに、マーク・ザッカーバーグという人間の本質が出てしまっている。どれだけ優秀だろうが頭がよかろうが、「そういう人間」なのだ。そして、「そういう人間」たちが支配する会社のサービスを利用するということは、相当なリスクを負うことを覚悟しなければならないだろう。
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行商人
この出版社は自分にとって有益な本を多く出しているが、残念ながら今回はハズレだった。翻訳本だからか。特に不満はないが、良くもない。国内で出版している断捨離本を読めば十分。
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行商人
再読。
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行商人
レジ袋削減→マイバックは所持。あとはゴミ袋を代替品にする。ペットボトル削減→持ち運び可能なタンブラーを購入。プラスチックのスプーン→受け取らずに銀製を使って洗う。ストロー→使わない。身近なものだけでも、かなり見直しができそう。
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行商人
中村哲氏著「思索と行動(下)」より。医療の支援団体が地元の灌漑事業を成功させたのは奇跡であった。しかし、本書では、その次の農業、「食えるようにする」という本来の目的を実現するために、著者らスタッフが農作物を定着させるための艱難辛苦、悩み、忍耐、そして喜びが描かれている。それだけでなく、巻末にはスタッフを襲った悲劇、旱魃の進行、政治的事情などによる事業縮小若しくは撤退、という厳しい現実があったことも書かれている。「教訓にする」などという感想はおこがましく感じた。僅かでも何か行動に移す。その程度が精一杯。
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行商人
各STEPを10分くらいのスピードで読んでいけば、1日30分で繰り返し読める計算だが、果たして効果はでるのだろうか? とりあえず10回くらい繰り返してみようか。なお個人的には、STEPの単語とイラストはマッチしていないように思う…。
行商人
中村哲氏に関して、知識人である高世・佐高両氏による対談本。著者をよく知らない個人の単なる感想なので偏見もあるが、佐高氏の印象が頗る悪い。発言全体から透けて見える高慢さ(要は上から目線)、知識自慢、著名・有名人との関係自慢、本論からの脱線等々。評論家という、人を批判する立場ならばもう少し謙虚であってほしいものだが。
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行商人
本書を読んだ後では、自分が文明の恩恵に浴した典型例であって、地球温暖化等の環境汚染や破壊に協力している最右翼であることが良く分かる。だからと言って、すぐに全てを捨てて、著者のような生き方を志向するには慣性力がつきすぎてしまった。自分だけが律義に義侠心に駆られるのも極端な気がする。では何もしないのか? それは辛い。著者が好んで使う最澄の言葉「一隅を照らす」。分相応に、身の丈に合った謙虚さを求めることが正解なのかもしれない。
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行商人
別著「課題解決のための情報収集」同様、本書も手元に置いて都度参照したい本である。なおこの出版社が出すビジネスハウツー本は、ムック本も含めて、他社と比較して無駄な内容が少なく良質で、入門書として適している印象だ。
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行商人
ペシャワール会会長:村上優氏「(前略)会報は活動と同時進行で記された報告であり、中村医師の思索とそこから生まれた行動が生き生きと伝わってきます。皆様の座右の書となることを願います」 同会副会長:城尾邦隆氏「この書を手にした方々は、改めて、中村哲の深く広い思索と行動に惹きつけられることでしょう」 自分にとって知りたい、学びたいことのほとんどがここにある。初めての座右の書とさせていただくとともに、少しでも謙虚になるよう努めたいと強く感じた。
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行商人
著者の本は初。いじめを題材にした自己肯定という難しいテーマ。登場人物の上位に著者(「センセイ」)を登場させ、登場人物と会話させるという手法は、小説では初めて見た。時間的・空間的感覚がぼやけるような効果が印象的。梶井基次郎氏の小説「檸檬」をアイコンにしたのも面白い。難解なテーマに対し、立体的に観点を据えるのに成功したと思う一方、そうした手法で逃げ道を設けたような気もした。また文章構造が複雑なので、読み手の読解力をかなり要求する。自分のようなレベルには、結論が分かりづらいのが残念。
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行商人
故中村哲氏が傾倒していた人物がバルト氏だと知って読んでみた。本書は、聖書・神学の知識がない人でもわかる内容になっているので、入門書としてお勧め。印象的だったのは以下。祝福とは自己肯定であること。自己の存在を活動的に肯定する行為が仕事であること。それは神から与えられる栄誉であり、感謝・謙遜・ユーモアをもたらすこと。一方、生の強制が意識・理性であり、実存であり、資本主義である。それは空虚で神なき表象であり、人間の道具化・他者への隷属を意味するということ。
行商人
洋書特有の冗長な文章とプロローグの長さには辟易するが、語りかける口調と具体的なアドバイスは参考になる。これまで当たり前と思っていたことのうち、改めなければと考えさせられたことがかなりあった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/06/07(2458日経過)
記録初日
2016/06/15(3180日経過)
読んだ本
2310冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
624199ページ(1日平均196ページ)
感想・レビュー
1247件(投稿率54.0%)
本棚
1棚
自己紹介

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