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2022年12月の読書メーターまとめ

エドワード
読んだ本
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感想・レビュー
11
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2022年12月に読んだ本
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2022年12月のお気に入られ登録
3

  • よみよみ読書速報
  • ゆうき
  • 𝓽𝓾𝓻𝓹𝓾𝓸𝓲𝓼𝓮@𝓬𝓪𝓻𝓫𝓸𝓷に誘われて入りました

2022年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

エドワード
恋愛の先に結婚がある、と信じる私には、心を底から揺さぶられる作品だった。母の看病のため故郷の茨城県へ戻り、アウトレットモールの洋服店で働く都と、回転寿司で働く貫一の出会い。中卒のヤンキーである貫一の姿が全く想像できない。父親を介護し、災害ボランティアへ行く。読書家で優しい反面、とことんだらしない。都と貫一の恋は、うまくいけばラッキーだが、不安でいっぱいだ。タイトルの言葉は、人間全てにあてはまる。人は家庭や将来に悩み、精一杯働き、一生懸命生きるのだ。都と貫一は幸せになれるのか?終幕の意外な展開に拍手だ。
宵待草
2022/12/05 09:47

エドワードさん こんにちは 山本文緒さんが旅立たれて1年経るのですね レビューの最後の文章は、やはり印象深いです 本当に素敵な沢山の書籍を遺して下さいました🍀 長生きされたなら、、、歳と共にきっと素晴らしい執筆をされただろうなぁ~と残念です 何時も素敵な選書・レビューを楽しみに拝読して居ます 有難うございます🙋 寒さに向かいますので、お互いに体調に留意して、過ごしたいと思います💫 宵待草

エドワード
2022/12/05 10:17

宵待草さん、おはようございます。山本文緒さん、同い年なんですよ。しんみりしますね。これは本当に文字通り渾身の遺作です。21世紀に生きる若い人々の生き辛さをよくここまで描けたものだ、と読み終えてしばし放心しましたよ。

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2022年12月にナイスが最も多かったつぶやき

エドワード

さっきまで、NHKFMでNHK交響楽団&井上道義のベートーヴェン第九の生中継を聴いておりました。ブラボー❗️第九はいいですね〜年末感が高まります。今日はクリスマスイブ。天気のやしい地域の方、くれぐれも事故のないように。幸い京都は穏やかな晴れ。ドンクのシュトーレンでまったりしております。

さっきまで、NHKFMでNHK交響楽団&井上道義のベートーヴェン第九の生中継を聴いておりました。ブラボー❗️第九はいいですね〜年末感が高まります。今日はクリスマスイブ。天気のやしい地域の方、くれぐれも事故のないように。幸い京都は穏やかな晴れ。ドンクのシュトーレンでまったりしております。
エドワード
2022/12/24 20:58

実は私、歌ったことがあるんですよ。なんで、合唱団の動きを想像して、第4楽章ではついつい歌ってしまいます。家なので、マスク無しで、めいっぱい。

みっちゃんondrums
2022/12/30 12:25

あ、私も1度だけ歌ったことあります。地声が低いのに、覚えやすいからソプラノパートで😅次回歌うことがあれば、アルトにします♪

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2022年12月の感想・レビュー一覧
11

エドワード
長谷眞は後輩の沖遼太郎と偽宝石を売っている。ハードボイルドに始まる物語。偽宝石の若い女性への販売に失敗が続き、老人相手の詐欺を思いつく。元教師の両親を恨んでいる沖は、自分の母親を騙して金を奪おうとするが、母親に毅然と断られる。ところが彼女が認知症になり、話の方向がガラリと変わる。沖は詐欺どころでは無く、母親の介護に奔走する。騙そうとした老人たちに逆に憐れまれてしまう長谷の複雑な心模様。今の日本の姿をじんわりと描く寺地さんの世界へと自然に導かれる上手さ。解説が原田ひ香さんという人選も絶妙。皆さま良いお年を。
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エドワード
小学4年生の白野真澄は突然の出来事が苦手だ。そんな彼のクラスに転校生の黒岩翔が来た日から、彼は突発するハプニングや感情の起伏に振り回される。しかし翔の母の書いた「なまえじてん」で自分の名前の<白くてきれいな心>という意味を知った時、世界が変わった。名前は自分で選べない。白野真澄という名を与えられた助産師、イラストレーター、亭主関白に愛想のつきた主婦、恋愛遊戯を楽しむ女子大生。LGBTやSNSやハンドルネームなどを織り込み、今の世の中を生きる人々の人生を、時にコミカルに、時に温かく描いて、興味が尽きない。
エドワード
2022/12/27 07:15

角田光代さんの小説に松尾たいこさんが絵を描いた「Presents」という作品がある。その冒頭の「名前」の章を思い出す。あとがきで松尾たいこさんが書いている「生まれてからはじめてもらう大切なプレゼントです。我が子の目に見える世界が素晴らしいように、という気持ちから名前をプレゼントするんじゃないでしょうか。」―この言葉に涙があふれた。5人の白野真澄さん。その名前はご両親があなたの成長と幸福を祈ってつけた名前です。まちがいなく、ね。

エドワード
2022/12/28 19:46

今日気がつきましたが、読書メーター登録2000冊めでした!はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ!

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世界最古の木造建築は、誰もが知る法隆寺の五重塔だ。なぜ地震大国・日本の五重塔が地震で倒壊しないのか?その理由は未だに解明されていない。物語は、法隆寺と四天王寺を建てた聖徳太子と東京スカイツリーの携帯ストラップを狂言回しとして、戦国、平安、江戸、飛鳥と時代を自在に往来して、五重塔の建築に力を注いだ人々を描いていく。その発端、仏教伝来の章が興味深い。インドで生まれた仏教が、アニミズム的な日本人に受容される経緯、それは、雨が多く地震のある風土に仏舎利塔を建てる努力と通じる。「変容を恐れるな」の精神の賜物だ。
エドワード
2022/12/25 07:22

四天王寺を建てた百済系渡来人の金剛組が現代まで会社組織として継続していることには驚いた。日本各地の五重塔は、確かにインドとも中国とも異なる独自の形をしている。心柱。地震に強い柔構造。下層が大きく、上層へ行くに従い小さくなる、その美しい姿はまさに<樹>に似ている。日本の新しい電波塔の名称がスカイツリーであることが実に的を得ていることに改めて気づかされる。

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日本中に多くの美術館がある。世界の名画が鑑賞できる。普段は感じないが、実は驚くべきことではなかろうか。広島、岡山、箱根、豊田、長野、そして直島。この中で訪れたことがあるのは岡山の大原美術館だけだけど、その環境の良さ、展示作品の立派さには感動した。日々の生活や夢を追って進み続ける日常の中で、ふとしたきっかけで鑑賞した絵画に力をもらう。疲れが吹き飛ぶ。そういうことは、確かに、ある。音楽も、そうだ。広島市のゴッホ。豊田市のクリムト。いつか観てみたい。東山魁夷の「白馬の森」の章は息子が親に先立つ話で悲しかったよ。
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エドワード
横溝正史の戦前を舞台とする作品。高校生の頃、由利麟太郎を金田一耕助に置き換えたテレビ作品を見て、耽美と怪奇の映像美に慄いた覚えがある。大学講師の椎名は、同僚の乙骨とともに長野県の湖畔の洋館を訪れ、元医師の鵜藤と姪の由美と出会う。二人が屋敷で遭遇する、戦慄の美少年・真珠郎と陰惨な連続殺人事件。狂人の男と山窩の女をさらって土蔵に閉じ込めて産ませた真珠郎の出自の怖ろしさ。果たして殺人犯は真珠郎なのか?豊富な漢語を駆使した独特の語り口、今では聞くことのできない口調の会話の妙は、令和の世にも色褪せない魅力を放つ。
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エドワード
「お客さんの喜ぶ顔が見たい。」飲食業に携わる人々の根本はこれだ。朝早くから夜遅くまで、立ち仕事、とれない休憩、競争の激しい業界で長く続けていくモチベーション。ラーメン屋、おむすび屋、大衆食堂、みんな何度もやめようとして、「また来るからね」の一言で続けられる。50年間ドミグラスソースを継ぎ足してきた洋食店「グリル月河軒」。寄る年波に逆らえず閉店するが、若者のキッチンカーにソースが引き継がれていく。チェーン店では得られない街の飲食店の魅力満載だ。「おむすびはね、人と人とを結ぶものなんよ。」の言葉に共感する。
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エドワード
海辺の小部屋を借りた男が、訪れる<語り女たち>から不思議な話を聞く。竹林で口をきくと竹になってしまう。夫が妻そっくりの人形を造る。前世は梅の木だった女。ラスクや手品のノスタルジー。先に読んだ川上弘美さんの奇譚集に似ているが、北村薫さんは言葉に興味を注いでいる。朝飯前・今更・海鳴り・笑顔。「眠れる森の美女」の修飾関係は私も気になっていたよ。そして、音。潮騒とボサノヴァ。「音は響く空間にいる人に届くもの。」という歌手の言葉に共感する。謡口早苗さんの幻想的なイラストがこの作品に欠かせない効果を与えている。
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エドワード
長崎の油商店の女主人・大浦慶は、慣習に囚われない進取の精神を持つ。出島、阿蘭陀船、長崎の街が彼女を異国への関心を持たせ、激動する幕末明治の世は、彼女にとって格好の舞台であっただろう。茶葉の交易に成功し、ヲルト、ガラバア等の外国人の信用を得る。坂本龍馬、大隈重信等も彼女の元へやってくる。落とし穴は煙草葉の取引詐欺事件で、莫大な借金を負いながらも完済し、ついには船舶を修理する横浜製造所に出資するまでになる。最初は軽々と新事業に乗り出す慶を諫めていた番頭の弥右衛門が、慶を頼もしく支えていくところが感動的だ。
エドワード
2022/12/13 07:31

大河ドラマ「龍馬伝」で余喜美子演じる慶が印象に残る。慶に絶大な信頼をおくイギリス商人ヲルトの攘夷派についての言葉「近代化した英吉利や仏蘭西、亜米利加の景色を目の当たりにしたら、いかなる存念も理屈も吹っ飛ぶ。帰国した彼らは我々の軍艦や大砲を買うべしと藩の上層部に具申し、自らが指導者になる。」まことにそのとおりだ。茶農家の茂作が、詐欺に遭った慶にかける言葉「しくじらん人間なんてこの世のどこにおっと。皆、失敗ば重ねて、恥や悔いで胸ん中の真っ黒になっても、そいば抱えて生きとっとじゃなかね。」も心に沁みたね。

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エドワード
寓話、おとぎ話、人情、ミステリーのワンダーランド。魔法が使える。変身できる。時をかけることができる。亡き人に会うことができる。おもちゃ箱のような、自由な世界が素晴らしいです。ダンスの上手な和田明子、憎い二人とマコちゃんとの温泉旅行、精神年齢に応じた外観、解散する家族、ミワちゃんとトーコさん、不思議満載の面白さ。プラモデルマニアも同じ商品を3セット買うそうですよ。「バタフライ・エフェクト」「廊下」の巧みなしかけが上手いです。読み終えて、杏子先生の絵画教室に通うこと、逆行サークルに入ることが私の憧れです。
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エドワード
恋愛の先に結婚がある、と信じる私には、心を底から揺さぶられる作品だった。母の看病のため故郷の茨城県へ戻り、アウトレットモールの洋服店で働く都と、回転寿司で働く貫一の出会い。中卒のヤンキーである貫一の姿が全く想像できない。父親を介護し、災害ボランティアへ行く。読書家で優しい反面、とことんだらしない。都と貫一の恋は、うまくいけばラッキーだが、不安でいっぱいだ。タイトルの言葉は、人間全てにあてはまる。人は家庭や将来に悩み、精一杯働き、一生懸命生きるのだ。都と貫一は幸せになれるのか?終幕の意外な展開に拍手だ。
宵待草
2022/12/05 09:47

エドワードさん こんにちは 山本文緒さんが旅立たれて1年経るのですね レビューの最後の文章は、やはり印象深いです 本当に素敵な沢山の書籍を遺して下さいました🍀 長生きされたなら、、、歳と共にきっと素晴らしい執筆をされただろうなぁ~と残念です 何時も素敵な選書・レビューを楽しみに拝読して居ます 有難うございます🙋 寒さに向かいますので、お互いに体調に留意して、過ごしたいと思います💫 宵待草

エドワード
2022/12/05 10:17

宵待草さん、おはようございます。山本文緒さん、同い年なんですよ。しんみりしますね。これは本当に文字通り渾身の遺作です。21世紀に生きる若い人々の生き辛さをよくここまで描けたものだ、と読み終えてしばし放心しましたよ。

が「ナイス!」と言っています。
エドワード
東京、谷中銀座商店街の外れにある、昭和の香りたっぷりの純喫茶トルンカ。店にゆかりの人々に訪れる出来事を情感豊かに描く。学生バイトの修一の前に現れた、前世の恋人?雪村千夏。そんなわけない。彼女は何者?常連客の絢子の前に現れた中年男性。身体の具合が悪そうだ。彼は何者?店のマスターの娘の雫は、ある日偶然再会した、死んだ姉の恋人・荻野に惹かれていく。それって本当に恋なのかな?「再会とは、人生における一番身近な奇跡である。」絢子のつぶやきがいいね。本当に優しい人々ばかり。いつまでもこのままであって欲しい店。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/01/18(4395日経過)
記録初日
2011/01/19(4394日経過)
読んだ本
2011冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
647629ページ(1日平均147ページ)
感想・レビュー
2011件(投稿率100.0%)
本棚
12棚
性別
血液型
AB型
自己紹介

 活字中毒を自認する者であります。小学生の頃から図書室が好きで、20代までは、司馬遼太郎、松本清張、横溝正史、五木寛之などをむさぼるように読んでいました。この時期の読書は、ライフスタイルの形成にまで大きな影響を受けたように感じます。
 やがて気がつくと、興味を惹かれる作家の年齢が自分と同輩か年下になり、女性作家に傾いていきます。江國香織、森絵都、角田光代、小川洋子、梨木香歩などは出る本はたいてい読みます。彼女達の作品は、ファンタジー性のあるものからリアルに現在の日本の社会を描きだすものまで様々ですが、今の世の中を懸命に生きている人々の上を吹きわたる風を感じるのが爽快です。辻村深月、飛鳥井千砂、瀬尾まいこ、宮下奈都など、新しい人にも注目しています。歴史ものも好きですが、江戸時代ものよりも、古代、中世、戦国時代ものが好きです。

 前に最近あまり本屋で本を買わなくなったと書きましたが、最近再び本買いの虫が復活してきました。人生において、食品を除いてもっとも頻繁に購入するものは“本”ではないでしょうか。小さな軽い本が、遠い異国へも、過去へも未来へも、見知らぬ感情のうずまく世界へも連れて行ってくれる。何と素晴らしいことではないでしょうか。
 本以外にも、マンガオタク、映画オタク、怪獣オタク、アイドルオタク、歌謡曲オタクでもありました。しかし平成が進むにつれ、私が夢中になったモノたちは総じて懐かしい昭和と称されるようになりました。娘と息子が成長し、もはや彼らの時代であると実感します。二人ともディープに物事を追求すること、誰に似たのかなと苦笑いしつつ、ついていくことを諦めている自分がいます。

 年をとると何事も好き嫌いがはっきりしてきますね。それでも読書だけは冒険をして、今の空気を思いっきり吸って行きたいと思います。

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