さっきまで、NHKFMでNHK交響楽団&井上道義のベートーヴェン第九の生中継を聴いておりました。ブラボー❗️第九はいいですね〜年末感が高まります。今日はクリスマスイブ。天気のやしい地域の方、くれぐれも事故のないように。幸い京都は穏やかな晴れ。ドンクのシュトーレンでまったりしております。
角田光代さんの小説に松尾たいこさんが絵を描いた「Presents」という作品がある。その冒頭の「名前」の章を思い出す。あとがきで松尾たいこさんが書いている「生まれてからはじめてもらう大切なプレゼントです。我が子の目に見える世界が素晴らしいように、という気持ちから名前をプレゼントするんじゃないでしょうか。」―この言葉に涙があふれた。5人の白野真澄さん。その名前はご両親があなたの成長と幸福を祈ってつけた名前です。まちがいなく、ね。
四天王寺を建てた百済系渡来人の金剛組が現代まで会社組織として継続していることには驚いた。日本各地の五重塔は、確かにインドとも中国とも異なる独自の形をしている。心柱。地震に強い柔構造。下層が大きく、上層へ行くに従い小さくなる、その美しい姿はまさに<樹>に似ている。日本の新しい電波塔の名称がスカイツリーであることが実に的を得ていることに改めて気づかされる。
大河ドラマ「龍馬伝」で余喜美子演じる慶が印象に残る。慶に絶大な信頼をおくイギリス商人ヲルトの攘夷派についての言葉「近代化した英吉利や仏蘭西、亜米利加の景色を目の当たりにしたら、いかなる存念も理屈も吹っ飛ぶ。帰国した彼らは我々の軍艦や大砲を買うべしと藩の上層部に具申し、自らが指導者になる。」まことにそのとおりだ。茶農家の茂作が、詐欺に遭った慶にかける言葉「しくじらん人間なんてこの世のどこにおっと。皆、失敗ば重ねて、恥や悔いで胸ん中の真っ黒になっても、そいば抱えて生きとっとじゃなかね。」も心に沁みたね。
エドワードさん こんにちは 山本文緒さんが旅立たれて1年経るのですね レビューの最後の文章は、やはり印象深いです 本当に素敵な沢山の書籍を遺して下さいました🍀 長生きされたなら、、、歳と共にきっと素晴らしい執筆をされただろうなぁ~と残念です 何時も素敵な選書・レビューを楽しみに拝読して居ます 有難うございます🙋 寒さに向かいますので、お互いに体調に留意して、過ごしたいと思います💫 宵待草
宵待草さん、おはようございます。山本文緒さん、同い年なんですよ。しんみりしますね。これは本当に文字通り渾身の遺作です。21世紀に生きる若い人々の生き辛さをよくここまで描けたものだ、と読み終えてしばし放心しましたよ。
活字中毒を自認する者であります。小学生の頃から図書室が好きで、20代までは、司馬遼太郎、松本清張、横溝正史、五木寛之などをむさぼるように読んでいました。この時期の読書は、ライフスタイルの形成にまで大きな影響を受けたように感じます。
やがて気がつくと、興味を惹かれる作家の年齢が自分と同輩か年下になり、女性作家に傾いていきます。江國香織、森絵都、角田光代、小川洋子、梨木香歩などは出る本はたいてい読みます。彼女達の作品は、ファンタジー性のあるものからリアルに現在の日本の社会を描きだすものまで様々ですが、今の世の中を懸命に生きている人々の上を吹きわたる風を感じるのが爽快です。辻村深月、飛鳥井千砂、瀬尾まいこ、宮下奈都など、新しい人にも注目しています。歴史ものも好きですが、江戸時代ものよりも、古代、中世、戦国時代ものが好きです。
前に最近あまり本屋で本を買わなくなったと書きましたが、最近再び本買いの虫が復活してきました。人生において、食品を除いてもっとも頻繁に購入するものは“本”ではないでしょうか。小さな軽い本が、遠い異国へも、過去へも未来へも、見知らぬ感情のうずまく世界へも連れて行ってくれる。何と素晴らしいことではないでしょうか。
本以外にも、マンガオタク、映画オタク、怪獣オタク、アイドルオタク、歌謡曲オタクでもありました。しかし平成が進むにつれ、私が夢中になったモノたちは総じて懐かしい昭和と称されるようになりました。娘と息子が成長し、もはや彼らの時代であると実感します。二人ともディープに物事を追求すること、誰に似たのかなと苦笑いしつつ、ついていくことを諦めている自分がいます。
年をとると何事も好き嫌いがはっきりしてきますね。それでも読書だけは冒険をして、今の空気を思いっきり吸って行きたいと思います。
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エドワードさん こんにちは 山本文緒さんが旅立たれて1年経るのですね レビューの最後の文章は、やはり印象深いです 本当に素敵な沢山の書籍を遺して下さいました🍀 長生きされたなら、、、歳と共にきっと素晴らしい執筆をされただろうなぁ~と残念です 何時も素敵な選書・レビューを楽しみに拝読して居ます 有難うございます🙋 寒さに向かいますので、お互いに体調に留意して、過ごしたいと思います💫 宵待草
宵待草さん、おはようございます。山本文緒さん、同い年なんですよ。しんみりしますね。これは本当に文字通り渾身の遺作です。21世紀に生きる若い人々の生き辛さをよくここまで描けたものだ、と読み終えてしばし放心しましたよ。