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2024年3月の読書メーターまとめ

kaho
読んだ本
22
読んだページ
5273ページ
感想・レビュー
16
ナイス
2938ナイス

2024年3月に読んだ本
22

2024年3月のお気に入り登録
3

  • イトミン
  • yomineko@猫と共に生きる
  • キキ

2024年3月のお気に入られ登録
3

  • イトミン
  • yomineko@猫と共に生きる
  • キキ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kaho
バランスの面白い巻だった。連載小説にありがちな三文ぽさと、それを振りほどく勢いの仏教哲学の交差。やめられない止まらない状況にさせるだけでなく、ここまでのそれぞれの巻に それぞれ異なる個性を付与させられるのも、何でも書けちゃう三島の腕だなあ…と。まあ、好みかと問われれば 相変わらずそうではないわけだけど…。
kaho
2024/03/14 04:41

個人的には 1巻は漱石風、2巻は夜明け前とか戦争と平和風、この3巻はもろに三島、という印象。さて、ラストの4巻はどうなるのかな? 紫、白、黄、赤、緑…五色もそろそろ出揃ってきているし…。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

kaho

読みたい三島を放置して、今日は夫と久しぶりの山道ドライブ。 道の駅にいたカモシカさんに アルパカからご挨拶?(笑) 里山は未だ初春…梅の花があちこちで満開だった。

読みたい三島を放置して、今日は夫と久しぶりの山道ドライブ。 道の駅にいたカモシカさんに アルパカからご挨拶?(笑) 里山は未だ初春…梅の花があちこちで満開だった。
kaho
2024/03/12 16:30

棕櫚木さん、まぁ同じ私が撮った写真なので 遠い関連性のはずのものが 近く感じるかもしれないですねぇ(笑) そうそう、確かに共通項はあるといえばあるし… 実はこのカモシカさんとも、お笑い系ツーショットを撮ってきてますし…ここには載せませんけどね😁💦

棕櫚木庵
2024/03/12 17:48

あら,残念.

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2024年3月の感想・レビュー一覧
16

kaho
『龍の起源』(荒川紘)を読みながら 世界各地の創世譚にある闇-水-支配という傾向の その共通性と差異はなかなか面白いものだなぁと思い、積読5年ほどになるこの本の存在を思い出して読んでみる。こちらは世界の20地域の創世譚が 夫々の国のその分野に詳しい執筆者の下に紹介されており、聖書の創世記のように物語としてまとまりを覚えるものから、いかにも構成が中途半端ながら 民話的な寄せ集め感性が楽しいもの、子供の作ったようなあてずっぽうとでも呼びたいほどに素朴なお話のもの、現在の宇宙論と通じそうなもの…色々楽しめる。
兵士O
2024/04/07 08:00

ほのぼの創世神話もいいのですが、kahoさんのレビューにある「現在の宇宙論と通じそうなもの」というのも気になります('ω')ノ

kaho
2024/04/07 14:37

兵士さん この本は挿画も独特で面白い本でした。太陽との距離、なにがしかのダークマター的なものからの発生現象、どうしてか形態を変えようとする運命を持つ原子の存在… 偶然と言えばそれまでながらそうとしか言いようのない、理不尽さの反面的な開闢への一歩。。。どうして今自分が在るのか、はきっと何万年も前からの変わらない人類の不思議だったのでしょうね。

が「ナイス!」と言っています。
kaho
本当に面白い本だった! 世界各国の文化を精神面から=深い所から知りたい、近付きたい、と欲した時に一番手近にそれを感じ取ることが出来るのは「食」だと思うのだけれど、"江戸"という時代と場所を考えるに当たっても それは同じことだと、改めて思い至った。しかも「酒」の話であるからこそ肴(酒+菜)の話は必須となれば庶民の日常…食材調達方法、それに伴う様々な職種、外食産業、広告的出版物、火事の危惧と町の門限、日々の寝起き時間管理、金銭感覚、倫理観、夕食のための灯り…庶民生活というものの全般が人肌の感覚で伝わってくる。
棕櫚木庵
2024/04/06 10:23

蝋燭の件で思い出したアホ話.子どもの頃,デコレーションケーキをどこぞからもらい,その豪華さにワクワク.母が慎重に家族に等分,白ウサギは子ども二人に.包丁で丁寧に二分された半身の?白ウサギを口にいれたら・・・蝋だ!(^^;) 田舎ではデコレーションケーキが珍しかった頃の話です.朝っぱらから晩酌とは無関係なバカ話,失礼しました.

kaho
2024/04/06 22:52

棕櫚木さん いいですねぇ…ほんわかアットホームな思い出話、好きです♪ クリスマスやバースデーケーキの蝋燭って、確かにお菓子のようですよね!!&これまた確かに、子供の頃はそこの区別がつきかねていました…いや、あれは 大人でも間違えそうですよね。。。逆に砂糖菓子で蝋燭を真似たら、食べられるのに食べられないと きっと思い込んで残すと思います(笑)

が「ナイス!」と言っています。
kaho
上田先生は言わずと知れた江戸の知識人、wiki的に言えばその範疇は歌人、茶人、国学者、俳人…まぁ何でも知っている。そういう人の晩年の作品集なので一筋縄にはいかないし、雨月とのタイトルの姉妹性に化かされて読み始めると、いやいやちょっと待って!と汗をかく(それは私)。仏教説話っぽいなぁと思うものや過去の作品を評するかのもの、漢籍から国内古典迄 完全にものにしているからこそ書ける、という広さと深さに 正に圧倒されるうちに 気付けば楽しんでいる…で、あれ?と読了してしまった。現代語訳と詳細な解説はありがたい。
kaho
2024/04/06 02:43

今年の2月は妙に暖かく、雨も中旬からあたかも春の到来のように降り始めぐずぐずと一足早い花曇りのような日が多くて、ふと雨月物語を読みたくなったのだが、以前読んでいたか読み終えたか、のその文庫本が 書庫から積み上げからあちこち探してもどうしても出てこない。しかも、取り外した中身のないカバーだけが何故か発見されるという情けなさ。諦めかけた時に、そういえば「春雨」なら買ってあったぞ!…と積読山を眺めれば、数冊取り除くだけで出てくるではないか(笑) 明治期にいくつかの写本から取りまとめられたとのことだが、⇒

kaho
2024/04/06 02:55

短編集的な感覚。雨月のような翻案怪奇ものではなく、標題"春雨"とは無関係であることの断り書きまであって(笑)全編オリジナルなのだが、以下タイトルを並べると「血かたびら」「天津処女」「海賊」「二世の縁」「目ひとつの神」「死首の咲顔」「捨石丸」「宮木が塚」「歌のほまれ」「樊噲」…少々の怪奇味ある幻想譚とか寓話、説話、という感じ。一味目のパっと華やぐ解りやすい美味しさとは違う 渋さと味わい深さというのは…音楽でもそうだけれども、やっぱり比例する関係にあるように思うし、そういう味って結局じわじわと後を引く。。。

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kaho
辰年の本年…何故この年だけが架空の動物なんだろう?そもそも十二支の動物はどう決めた?と思い読んでみる。農耕生活の開始とともに、世界各地が気にしたのは天の恵みである雨。各地夫々既に在ったヘビ崇拝、あるいは嫌悪、あるいは大型のヘビの存在との関連が起きることで、龍の輸入後の価値観が地域ごとに異なる結果を呼ぶ。闇と水とヘビ…そこから生まれた天との繋がり、治水する力を持つ者への崇拝、権力の誕生、まつろわぬ者の退治…世界中の創生譚を比較して見えてくる、龍蛇への崇拝と嫌悪の メソポタミア辺りから分かれる東西の二方向性。
kaho
2024/04/07 00:00

コブラ生息地では龍は生まれていない、渦文様(縄文土器は勿論神社のしめ縄が絡み合う二匹の蛇だといわれることも含め)と雷文様との関係性、二蛇交合が錬金術とリンクすること、地を崇める蛇の信仰から天を信仰する牛へとの変化、それに伴う王権というものの出現、銅鐸は蛇を祖先としたカモ・ミワのつく地名、水源地から多く出土、古墳の周濠は水田灌漑用の水源=権力の大きさ=治水能力の高さ、日本では中国から龍は来たけれど思想としての直輸入は成されずあくまで蛇信仰が民間の裏底で残り続けていること、等々…とても面白い一冊。

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kaho
ヴィオッティの伝記なるものを初読み。巷では「ヴァイオリン近代奏法の父」とまで呼ばれる存在なのに、書籍も出ていないし、実際十代の頃に22.23番のコンチェルトをやったきり、であまり演奏会のプログラムにも話題にも上らない…のだが!いや、それはやっぱり間違っていたね!!と、この本を読んで痛感。モーツァルトと一歳違いであり、その啓蒙時代、という時代性が特に音楽史的にも奏法史的にも深く大きく影響している。モーツァルトのピアノソナタに比する彼のVn協奏曲…1番から順番に詳細なチェックを一度してみるべきだと考え直した。
kaho
2024/04/04 00:45

著者の菊池修氏は1940生、筑波大学名誉教授で専門はなんと物理化学、構造化学という世界。退職後に徹底調査をされた記録というべきこの本は、畑違いの人物の手によるとは到底思えないほど、あるいは海外の専門研究者が書いたのではないかと一瞬思ってしまうほど、キチっとした専門書。実際に当地にまで足を使って書いておられるのか、音楽ガイドブック的な目的にも適いそうだし、もちろん、国内外の数多の専門的参考文献も、人物名索引も完璧に備わっている。ただ、所々誤字脱字があるのと(P.80.91.239.265)、

kaho
2024/04/04 00:47

記事としては一か所だけP.251「プニャーニの作品をクライスラーが編曲した「前奏曲とアレグロ」」の部分は間違っている。「前奏曲とアレグロ」は、クライスラー自身が 実は自分の作曲した曲であると公表して、当時アメリカで大騒ぎになったはず。/この本のつぶやき☞ https://bookmeter.com/mutters/265942288

が「ナイス!」と言っています。
kaho
この頃 明治時代探索読書をするにつけ、どうにも必要なのは江戸時代末期の知識だ…、であるならば人情本や版画の脇に書いてある仮名文字くらい読めないものか…と無謀なことを思い立ち、この本を見つける。週2-3日、毎回10-15分程度、とゆっくりと定着を考えながらのペースでひと月半ほどで読了してみたら、意外と読めるようになっていて、もうめっちゃめちゃ嬉しい。おかげで今までスっ飛ばして眺めるだけだった解説脇の挿画の部分もついつい じくじくと読んでしまうので、読書が非常に濃くなっているという噂である(笑)。←ほんとか?
あしぶえ
2024/04/05 09:09

なるほど…疑心暗鬼ですが(笑)まずは読み残しを読破します、できるかな🤣

kaho
2024/04/05 18:09

流石ヴェネチツィアさんだなぁ! 今日続編の『書ければ読める!』の方が着きました、憧れのスラスラへ向けて頂いたアドヴァイスも採り入れつつ 頑張ってみます(笑) ところで、ヴェネツィアさん 体調はいかがですか、ご無理なさらず、大事にお過ごし下さい🌷

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kaho
音楽教育の面を軸にして明治探索をしていると、どうしても押さえておくべきネックは幕末(西洋音楽なら国民学派やイタリアの豪華なオペラの時代だ)に大きくあるように感じつつも、民間でどのような音楽環境があったのかを具体的に知れる機会がなく、タイトルを見るなり飛びついた。口説節や都々逸の旋律がどのように生まれ、どう流布したのか、楽譜を伴って非常に詳しく丁寧に辿られる。裏的イメージゆえか学術書籍もあまり見かけない所だが、明治半ばまで繋がる庶民-社会の精神文化に影響を与え続けたものとして、ここは必須の部分と思う。
キキ
2024/04/04 03:21

結局まだ読書タイムに入っていないという私です😅kahoさん、またまた面白そうな本ですね!どうやって見つけるんだろう、と思うほど、どれも読みたくなります!

kaho
2024/04/04 03:29

キキさん(笑) もう、泥の手縄の手、って感じですよ…四足泥だらけで田んぼかき回してる的な アマゾン徘徊に復刊ドットコムに読み友さん情報に…って。で、部屋の中はアルパカ好物の干し草山(ここを始めた頃アルパカのアイコンだったんです、また戻すかも)なんですけど、これきっと、十年分はあるんじゃないか、という気がしてます…地震だけは来てほしくない、、、と心底思います…。。。

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kaho
昭和13年刊岩波文庫が底本のヴァイオリニスト諏訪根自子をモデルとした日記体小説。天才少女たる娘を囲う三辺…父・パトロン・別居中母…三者各人の日記で人間関係が浮び上がる面白い構成なのだが、あっけらかんとした江戸っ子風が落語か何かのように、シリアスな苦味を含む人情譚と芸術譚を 軽やかになびかせてしまうのは、その書き手である作者の 生一本とすら呼べそうな誠実な人柄なのだと感じさせる。芸といえば芸者、妻があれば妾もあるという時代に…と思うと西洋音楽の日本における在り様の変化に 何かしみじみとすらするものを覚えた。
kaho
2024/03/17 02:27

⇒感情の世界へは、尚更はいり込みにくいでしょう。そりゃァ、いくら目色、毛色は変っていても、同じ人間なんだから一応も二応も三応も、わかるだけはわかるでしょうけど、初ッから同じ感情がもてるまでにいけるかどうか。そこまで行くということは、結局日本人でなくなる、ーその国の人間になって了う、そういうことだと思いますね。…」(by父)/「西洋のことはまるっきり知らないけれど、若い時分、世間から名人だ上手だって言われてた役者衆とか、お師匠さん方だね、…そういう人たちに限って、⇒

kaho
2024/03/17 02:27

⇒どこがこれが名人だろうと思うほど、ごく穏な、ごくあたりまえな、ひと口に言やあ、どこにひとつあたしたちと変わったとこなんぞあるわけじゃない。お肝(なか)にはあっても、それがいやにぎらぎらおもてへ出ない。そこが名人上手と言われているような人たちの、本当の値打ちなんだと思って、しんから頭がさがったもんですよ。お前さんはいくらピアノは出来たって、まだ年もいかないんだし、…」(by別居中母)

が「ナイス!」と言っています。
kaho
独特の印象は残すだろうが、あまり良い読後感ではなかった。多分、自分には作者の美への向きが好みではないためなのだろう。ただ、一度は読んでおくべきだろうと思っていたので長年の課題は果たした感はある。
sabosashi
2024/03/15 13:38

物凄い速さで読んだんですね。敬服!

kaho
2024/03/15 15:10

あまり時間をかけるつもりはなかったので 久しぶりの一日一冊ペースにしました。サボサシさんのあのつぶやきをきっかけにようやく読めました!(笑)ありがとうございます🍀

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kaho
バランスの面白い巻だった。連載小説にありがちな三文ぽさと、それを振りほどく勢いの仏教哲学の交差。やめられない止まらない状況にさせるだけでなく、ここまでのそれぞれの巻に それぞれ異なる個性を付与させられるのも、何でも書けちゃう三島の腕だなあ…と。まあ、好みかと問われれば 相変わらずそうではないわけだけど…。
kaho
2024/03/14 04:41

個人的には 1巻は漱石風、2巻は夜明け前とか戦争と平和風、この3巻はもろに三島、という印象。さて、ラストの4巻はどうなるのかな? 紫、白、黄、赤、緑…五色もそろそろ出揃ってきているし…。

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kaho
スズキメソード及び幸田延、小野アンナと諏訪根自子、桐朋とその楽壇系列紹介、ストラドという楽器、近現在のオケかソリストかの視点、ポップスかクラシックかの視点、といった処で構成される。そう…確かにこれだけ紹介したら日本のヴァイオリン界の流れは卒なく描き出される…未だたった150年。日本人民衆がこれだけ西洋文化であるクラシック音楽に150年で傾倒し、結果 アジアの中でも自国特有の音階感覚を失う程の国となる その変化のナゾの傍証事実ともいえる。日本の演奏家にどんな人がいるのか、を系統立てて知りたい節には良書。
kaho
2024/03/17 23:04

ストラドとグァルネリについては、ストラドなら 数年前に数提を弾き比べるという幸甚にまみえたことがある。。。あれは、欲しくなる気持ちが、ほんとうに、わかる。。。今でも、あれを弾きたいなぁ…と思う。勿論、一艇一艇個性が異なるので、出会いとしての偶然が大きく影響もするのだけれど…。 実は、そういう自分も若い頃はグァルネリに惹かれた(それは、弾いたのではなく傍で聴いただけだったけれど)。

が「ナイス!」と言っています。
kaho
国芳といえば猫と妖怪の絵が以前からかなり好きな自分としては、この頃『これなら読める!くずし字・古文書入門 』などというものも読んでいて、版画の脇の文字にも若干目が行き届くようになったので、じゃあそろそろこんなのは?!と。いやぁ、楽しかった!きちんと制作年代順に進行していく構成をとってくれているので、何歳ごろにこんなことをしていた、こんな絵を描いていた、と人生と作品の変化をスムーズに追っていける。模写真似をし自己爆発し加減し、そして自分のスタイルが自ずと徐々に構築されていく。芸事の進行って、何でも同じだな。
kaho
2024/04/07 00:58

この本のつぶやき☞ https://bookmeter.com/mutters/265167665

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kaho
井上奈奈氏の作品はこれで一通り読んだことになると思う。いつもの通り、彼女ならでは!という視点の新鮮さに 豊かな驚きを貰うが、もしかしたらこの発想は、世界が不思議に満ちていた…わかったような気分になったりはしない子供の頃には、自分も持っていたものかもしれない、ともまた思う。文化はコミュニケーションであり、ロゴスを基にするものだけれども、何も起きえない何でもない不足なく生きていられることの「幸せ」というものを不明瞭にさせては 戦争や貧困などの数多の苦しみも また同じ場所から生じている。
が「ナイス!」と言っています。
kaho
自分がバブル末期に音大生だったこと+音楽関係者は帰国子女であることが実際羨ましい…という実感事実あり で、読友さんレビュー経由で気になって読む。リアルタイム人としては、帰国子女云々よりも帰国子女になれないヒロインの存在を相当濃く描出し、一方でこの表紙の通り 当時のアメリカと日本の関係性を問いつつも、ずるいという言葉の直接性の裏にある、呆気羅漢としたニュアンス…コメディー寄りの印象で、エグみを軽くいなして楽しめるように構成采配されている。結果、単純にタイトル通りの処では全く済まない処が浮き出るのが面白い。
kaho
2024/03/17 22:12

この十年くらい、バブルがどうのと面白可笑しく表される所には必ず あの羽の扇を持って踊る場所のミニスカートのオネエサン達こととか 笑い半分に象徴的に出てくるけれど、地方ではそんなの…(笑)全く無かった。あれを象徴にするのは本当にやめてほしい…現実は三丁目の夕日の延長で、あれは一部のこととしか思えない。しかし、イメージというのは恐ろしいもので未だに私がミニスカートでオケのオーディションを受けた、と現場で審査をしたに拘わらずそう宣う人はいる。まぁそれ、人は見たいようにしか見れない、の現実的な話でもある(笑)

が「ナイス!」と言っています。
kaho
今年の干支の辰🐉と、もうひとつの干支である巳🐍の関係などちょっとその成り立ちに興味があって、その辺りの書籍をふらふらと探している時に、ふと出会った一冊。物語としては一種の転生譚なのだが、その挿絵にあたる部分は鹿児島睦氏による絵皿。オリエンタルとか古代地中海風の絵柄に 彩り美しく、自由なままに顕わされる 不思議な幻想動物たち。宇宙の果てのような漆黒、春のあけぼのの空のような甘い水色、虫たちの足の鋭い先端、温もりを帯びる動物たちの白い腹…練られた線と色がロマンティックに堪能できる、本当に美しい一冊だ。
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/18 21:52

これね、ヘビだし梨木さんだし、気になってるんだけど単行本で高いからなあ、でも絵本なんですよね? 文庫にはならないだろうし……。迷い中です。ところで、重箱の隅ですが、今年はヘビ年じゃない……と思うよ?(←来年私が年女なので)

kaho
2024/03/18 22:09

亀さん ハッ(^。^;)ホントだ…辰と巳が どうしたことか逆転してる…❗️(爆) 直しときます~! これ、文体も 散文ポエムぽいんです、で、絵本と詩と掌編の合の子のような感じで、本棚のジャンル分けにも実は悩んだのでした… うーん、銀色夏生のカラー版の文庫とか昔はあったから、あの感覚でならいつか文庫化するカモシカ🦆🦌?

が「ナイス!」と言っています。
kaho
”ガウディとサグラダ・ファミリア展”にて購入。「機能と構造と象徴物」が実は一体化可能という発見、オリジナリティーとはオリジンへ還ること、等 ガウディから学んだことを述べる。外尾氏の著作は以前『ガウディの伝言 (光文社新書)』を読んだが、其方と被らない話も多く、又天理大学の学生さんたちへの講演の文字おこしでとても読み易く、若い人たちへ向けてのアドヴァイス的な印象もある一方、氏のしなやかな一途さあってのこと故、押し付けるような気配は皆無。思考と実践のひたすらな粘り強さと爽やかさ溢れる名言集のような一冊だ。
kaho
2024/03/17 00:59

これは外尾さん大好き!の夫が展覧会場にて買っていた本で、夫より先に読了(^-^;…ちょっとパラパラのつもりだったのに、読み始めたら面白くて止まらなくて。。。 聖堂の作りは大型の楽器であること、"果実と葉"の意味、雨どいの制作、ドゥオーモ@フィレンツェの聖書台のコンペティション、過去や自然から今が繋がれていて そこから見出すという発見という行為、芸術は造ろうとしてはいけない、文化のベースであるコミュニケートという根本への見直しの必要性… 好い本だった。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/09/08(2052日経過)
記録初日
2008/01/12(5944日経過)
読んだ本
2069冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
463328ページ(1日平均77ページ)
感想・レビュー
1572件(投稿率76.0%)
本棚
47棚
性別
血液型
A型
職業
クリエイター系
URL/ブログ
https://ameblo.jp/kahonohon
自己紹介

☆23.2.16ー6月末 コロナが世間的に明け始めた影響で、読書も毎日30分が限界状況ゆえ、暫くお休みします。毎日読書は何とか続けたいと思いますので 登録だけはたまに来ます。再開時にはまた 宜しくお願いいたします!

☆22.12.26 レビュー簡略スタイル化を目指して試行錯誤中ですが、なかなか出来ません。取敢えず、スマホで入力できる範囲、を目指してみたりしていますが、特に古典文学には それは 自分の能力では逆に難しい…しかも、積読山には古典文学がまだまだ多い…もちょっと、試行錯誤を続けます(^-^; シンプルに自分の意思を伝えること、他者に対して常に尊敬する気持ちを失わないこと。…この二つを、伝達というこの場 への自分の課題の柱として。

☆未レビュー15冊越え(22.12.19)。 なんというか…もう最近は諦めの境地に至りつつ?レビューを何とかしたい欲求が薄い。読む面白さ…書くということの凄さ、に比して 自分のレビューがいかに馬鹿げているかを思うと、こんな公の場で、そもそも 自分のためにレビューする、をベースにしているならば、これ読んだ、の記録だけにするという方法もある… そこを考えると それでいいような気もし始めていたり いなかったり… グズグズ(^-^; もしかしたら、今後はメモ程度にする かも…。????
(読み友さんのレビューは、訪問続けます)

☆2022.7~ 気分転換中。

☆2022.2~ 今、かなり自分の生活ペースが立て込んでしまっていて、皆様のレビューのチェックが間に合っておりません。自分のレビューも5冊くらいまとめて書いている状況…。暫くは、コメントのお返事と、たまにつぶやきチェック程度になってしまいます。諸々申し訳ございませんが、何卒宜しくお願い申し上げます。


=====

約10年前から、ぼちぼちと 演奏家業をやめてみた。(データはその頃からのものを ブログから掘り起こし、2018年9月にまとめて登録した.)
そちらの資質はあるかもしれない、が素質はない、と 感じたし、今も そう思うから、なのだが。
その結果 現状は、芸術家では あると思う。 
が 職業演奏家 ではない。

自分が 世界の何に役立てるのか、を この10年来 考えてしまっている。
…なにか、絶対に ひとつは ある、と 思っている いわゆる 天職。
しかし 果たしてそれが 何なのか、は
…つまり 私は社会に何をすべくして 生きているのか、… 
とりあえず ならば、ある ので 世間生活は一応は出来てはいる、
が、それが出来てしまっているからこそ どこか 中途半端なままで、
自己存在の不鮮明さ…自分は自分の能力を誰の役にも立てていないのではないか? という疑いを どこか拭いきれず。。。
需要と供給の関係、という 不文律 簡単な論理 に 諦めを通して堕するべきなのか? それとも 自分ために弾けばいい、と割り切るのか? 
・・・そのような状況なので、未だに模索している 情けない状態 でもある。…もう生まれてこの方半世紀、なのだが・・・(^^;;)
子供の頃から大好きな 本 から、 
何かを 見付けられたら、と 思う日々。。。

そして そして、この頃 少し 何かが見えてきてもいる。
(ここで出会った皆さんのおかげだ。ほんとに。。。感謝してます。)
つまり、自分の天職、が 何なのか、についてだが
…おそらく、これに職業名が 無い、ということが問題だったのか?・・・ …何やら 少々は気づき始めているらしい(笑)


因みに、老後…楽器を弾けなくなったら…の夢は、地味な私的蔵書図書室 の開設。お茶を飲みながら、集まった人が 好きなように本や楽譜に没頭出来る場所、良いなぁ…と。
・・・ここに記している本は9割9分自分の蔵書で、音楽関連の書籍、弦楽器関連の楽譜、音源資料はかなりあるので、ちょっと固有性のある図書室になるのでは、と…。整理を考えると頭痛いですけれど…(笑;)

※若い頃は,福永武彦と村上春樹,安部公房とか大江健三郎辺りと,海外ものではカフカやカミユを,今ではその印象だけとはなっていますが,時折思い出すくらいには好きで読みました.…尤も30年以上前の話なので,こちらのデータに出す登録はしていないわけですが…未だに彼らから得た感性は 自分の中に在るな,と ふとした時に感じたりすることがあります…不思議なものですね….

※「積読本」は,パラ読み程度の未読本を含め既読のものでも,手元に置いてちょくちょく読みしたい&遅読したい&永く手元で愛したい大事な本,という定義にして分類しています.よって既読の本を再び積読本に入れることがよくあります.

※「読みたい本」は,「積読本」の以上の性格上 スライドされて,本来の「積読本」の意味(手元にあってなるべく早く読みたいと思っている本)になっていると思います.

【以下は 私としては本来かなりの蛇足と認識するのだけれども,一応...】
◎お気に入り登録/解除およびブロックはご自由にしてください.(その際のご挨拶メッセージなどは全くお気遣いなく.)当方からも割とお気に入りは気軽にさせて頂いてきていますが,お礼的な相互登録は今はやめています. 更に,あまり活動されていないのかなぁと思った場合,つぶやきだけかぁと感じた場合,漫画がメインの場合,積読などのTLの過多の場合,読書向きが全然違うなあ,相性イマイチ?と感じる場合,私からの片思い状況が長ーい場合も含め,…書き出すと多いのが何だかヤーな感じだと自分でも思うのですが 以上のケースは こちらからの登録でも 現状皆様のレビューチェックはギリギリ満タン状態になってしまっていることもあり,結果的に出戻り的に解除してしまうこともあります. 本当に,大変失礼を自覚しておりますが,私の能力の不足と,どうぞ何卒ご容赦ください.
◎イイネ,をする時に…込み入った話を親密に二者間でされるときがあると思うのですが,それをこそ!,第三者的に読むのをとても愉しい(リアルな深みと滋味を感じられて素敵)と感じる時が多くあり, その時にイイネを押してしまいたくなるタイプです. よって私が特定の読み友さんとしている二者的な会話に イイネや横レスをして下さるのは,むしろ ちょっと嬉しいレスポンス と受け止めています(パラノイア的匂いを私の感性が受けない範囲でですがw).  またSNSは,自分と誰かを「繋ぐ場所」であり,「離別する場所」という可能性も請け負う場所とも理解しています. この「読書」をベースにしたSNSでは殊に、一口に「共感」とはいえ…ひとつの芸術作品に対して誰も彼もが全く同じ捉え方考え方をすることは,むしろ偶然と言えるほどの幸運な出会いで,それは 文芸という芸術文化の類に対して抱いた感情である場合は 特に ありえない程のこと,と捉える方が本来的ではないかとすらも思っています.そして対象の芸術性が深いものである場合には一層 深い共感 はそうはおきないことが高確率だとも思っていますし, だからこそ 次なる思考を呼び,もっと考えること を求められ,その追究が面白いのだとも思いますし,それが文化芸術の持つ素晴らしさの一つの面だとも思うのです. 生きることの複雑さから逃げたくなる時,単純な共感や 簡単に共有できる想いや約束事を持つことは 心の救いや安心感になることも確かだけれど, 特に感性は様々であり 譲りようもないものとして個々が頑固なほどに大切にするものとして,違う受け止め方をするということもまたやむを得ず,むしろそれは自然なことだと思うので,私が共感できないことを書いていても気になさらずに,その場合は ふーん…ヘンナノ!と 放置しておいてくださいw.
◎ゆえにw,私は色々な本を推薦してくださることを,とても嬉しくとても有難く思います. だけれどもゆえにw,せっかく教えて頂いても自分のタイミングとしてすぐに読まない読めないことも多いですし,結果的にオススメ頂いた本とは一見違うものを敢えて次の読書に選ぶことすらあります. 天邪鬼と映ると思いますが,でもその選書には,お勧め頂いた方との記憶が既にきちんと私の中に織り込まれています. そして,そうしたやり取りを含めた全てを ここでとても幸せに感じて過ごしている…ということも この場を借りてお伝えしておきたく思います.
◎半年に一度くらい読み友さん整理をしてますが(現状以上の読み友さんとのお付き合いは私には無理なので),最近私の認識力が薄くなっていることもあり,以上を含めてコンスタントな投稿と過去からの繋がり感覚のある無しがその目安となってしまうこともあって,作業中に相互が読み友さんだったはずの方を誤って外してしまうなどのこともありえます. 又,よほどのことが無ければブロックをこちらからすることもありません. なのでもし 何事かあった感じがしても,絶対に絶対にシビアにはお考えにならないでください.
◎ナイスのポチは,Good,Nice,Fine,という向き以上に 拝見いたしました の感覚が強く,場合によっては 勿論 素晴らしい!Fantastic!のこともあれば,エールのこともありますし,そういう内容なんですね,興味深いです,同感です,なるほど~,ありがとうございます,等々…で字義通りの いいね≒ナイス ではない感じが折々に含まれます.
◎SNSにゾッコンにはなれない年齢?ですので,マイペースで気楽にやっていますし,ここでは特にそうありたいと考えています. 基本的にはPCでしかチェックしません. また特に土日はあまりインしません.&かなりの夜行性です.その結果,返信などのタイミングも相当気まぐれになりがちです. また,なるべく読んだ本には悪い評を書かないようにしたいと考えているフシもあるので,私の感想にヒッカカリを覚えられることも多々あるとは思いますが,コメント返信に 望外の労力/自由時間を割きたくないので,共感ベースの可能性のない感想討論等は 一切望まないクチ です. 故に 私の個人的諸々条件と感性判断などから,今は返信がしんどいな…と感じたコメントには 完全スルーをさせて頂くことがあります.
◎リアルご対面もケースバイケースで大いにアリ!ですが,そうでない通常お付き合いの場合は,そこそこ感覚で,以上の勝手気儘な諸々 大目にと,
ゆる~く たのしく 宜しくお願いいたします.
....m(_ _)m🍀

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