読書メーターあなたの読書量を記録・管理

12月の読書メーターまとめ

おおた
読んだ本
13
読んだページ
3230ページ
感想・レビュー
13
ナイス
277ナイス

12月に読んだ本
13

12月のお気に入り登録
3

  • やまはるか
  • かふ
  • ノブヲ(休閑中)

12月のお気に入られ登録
4

  • やまはるか
  • かふ
  • ノブヲ(休閑中)
  • medihen

12月のトップ感想・レビュー!

おおた
「苔と孤独の重みに耐えきれずにゆっくりと」崩壊していく村、そこにただ1人残った男が語る、村の最後。都心の枯葉はすぐに集められてしまうけれども、深い山に入ると朴葉が積み重なり、鈍い人の足を滑らせる。山を一層茶色に染める光景は、本作で語られる村の景色に近いのだろう。Webが発展してSNSで無聊を慰める現代とは全く異なる、自分と犬と自然だけ。誰にも助けを求められず、「恥を忍んで」食料を分けてもらう場面は苦しさがのしかかってくる。詩的な言葉の描写力もすばらしい、生涯手放すことのできない一冊。
が「ナイス!」と言っています。

12月の感想・レビュー一覧
13

おおた
前巻までのスワンから一転して語り手の「私」にまつわる恋模様。目次の「スワン夫人のまわりで」とあるように、2巻では恋の中心だったスワン夫人ことオデットがサロンを開き、私はそこに出入りして娘のジルベルトに恋をする。そのやりとりはスワンの恋路を再現するようで、もっと若者らしいいじましさがある。プルーストの記す詩的な文章は時に恋を追いかけ、時に時代風物を克明に描写し、あらゆることを文章で描き出そうとする。そこにのれるかどうか、プルースト色に染まれるかどうかが評価の分かれ目かもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
小雪さんの出番が少なくてちょっと悲しいけど、新しい展開がはじまったことで読んでいる方は楽しい。楓さんはよい子だなー
が「ナイス!」と言っています。
おおた
地層はコケにも関係するのでいつかはしっかり取り組みたい。キャラが描き分けられてるし個性もあるんだけど、序盤はお話を進めるための設定が中心になっている。もう少し読者を突き放して中心2人の話にしてくれた方が分かりやすいかもしれないけど、アニメ化されるしそんなの無理ですよね。続刊で関係性に進展が出てくればおもしろくなりそう。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
百合ばかり気になっちゃって、アホ三銃士はどうでもよかった。喜劇とカテゴライズされても、百合の2人は今の時代なら手を取り合えたと思うの。その場合、お兄ちゃんは公爵と……と妄想が膨らむ
が「ナイス!」と言っています。
おおた
「苔と孤独の重みに耐えきれずにゆっくりと」崩壊していく村、そこにただ1人残った男が語る、村の最後。都心の枯葉はすぐに集められてしまうけれども、深い山に入ると朴葉が積み重なり、鈍い人の足を滑らせる。山を一層茶色に染める光景は、本作で語られる村の景色に近いのだろう。Webが発展してSNSで無聊を慰める現代とは全く異なる、自分と犬と自然だけ。誰にも助けを求められず、「恥を忍んで」食料を分けてもらう場面は苦しさがのしかかってくる。詩的な言葉の描写力もすばらしい、生涯手放すことのできない一冊。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
話が上手だなあと感心する。いやみやてらいがなくて、主人公がいい人すぎると思う人もいるだろう。できれば京アニの絵で見たかった。世界観や名付けにはいろいろ言いたい人もいるだろうけど、そういうの抜きにして一生懸命さとくじけない気持ちと、ツンデレロマンスを楽しめばいいと思う。パターン化が見えつつあるので、一気に読まずに少しずつ、疲れた時に手に取りたい。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
ベトナム戦争を舞台に、戦争のまっただ中にいる混沌を描く。こんなすばらしい本を寝かせていたわたしの罪深さよ。ひっきりなしに語り手が呟く「本当であり虚構である」とは、本人も混戦の最中に判断しきれないことが多すぎて、さらに帰還して安全なところで暮らしているうちに苦しい記憶を書き換えてしまうこともあったゆえだろう。最初から破滅の臭いしかしない「ソン・チャボンの恋人」は我々の想像の先を行く。メロウな戦闘を総括する「死者の生命」など、1年に足りない戦争経験が一生つきまとうやりきれなさを実感させる名作。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
ハンデから始まる成長譚が好きなので、本書はおやつのようにさくさくと楽しく読めた。反抗的だけど有能な手下と、良い感じのお坊ちゃんの裏に潜む企みは、それなりに長く読んでいると新鮮な題材ではないけれども、主人公の前向きさと銀砂糖師という素材の新しさが魅力。異世界に違和感を感じさせない文章もいいので、続けて読んでいきたい。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
前作では気づかなかった登場人物のナイーブさが際だっていて、「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」「不安は自由のめまい」で強く感じる。今の世界を反映した結果なんだろう。「商人と錬金術師の門」「不安は自由のめまい」はとてもよかった。物語の中で整合性がとれていると感じる。一方で「息吹」は「人」の生活があまり描かれないため、カタストロフが訪れてもあまり共感できなかった。退屈な物語を300ページくらいやった後に「人」の構造が初めて分かる、ようにしたらきっと好き。手放しでほめられないので再読します。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
TTRPGで育った身には「薬草」はドラクエよりももっと重要な意味を持つ。本書では旅の鞄にポプリの袋を入れているエピソードがあり、真似するしかない。地名がもつ言葉の力は、東京に住んでいるとなかなか実感できない。本書に描かれる地方の峠や地形をただ歩くだけでもきっと楽しい、歴史と人の営みが感じられる名著。 http://www.uporeke.com/book/?p=3585
が「ナイス!」と言っています。
おおた
ネタバレこういうエモーショナルな青春を描いた文学は何歳で読めばいいのだろう。同年代だと「あほやな」で終わりそうだし、年とってからだと「眩しいっ……」と直視できない。語り手は現在の家族との記憶を一切描かず、若さゆえの過ち(過ちではない)を綴る。友達と一緒に裸になったりバイク旅行したり、わたしとはちがう青春のありようを見ても、個体の違いとしか思えなくなってしまった。文句があるなら家族を捨ててもう一度走り出しなよ。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
ふつうに読んだら押し負けるような気がして、CommonのLike water for chocolateをお供に読んでたら最後の方で「Listen to my love〜」と歌い上げるところがあり、この本そのものだなあとタイミングに感心する。本を通して、本を売ることで人と繋がるというのは、誰にでもできることではないけど、本というもののあり方の理想だと思っている。本が好きだからできること、きっとこの人ほど破天荒なやり方じゃなくても、もっといっぱいあるような気がする。
が「ナイス!」と言っています。
おおた
黒人に辛辣すぎるところは苦笑するしかないが、きちんとした学校を出ないでここまで思想を推し進められる力はしなやかでかっこいい。オートメーション化で人々が失業することではなく自尊心を失うのではないかと喝破するところは、今のAI論にまんま当てはまりそう。現代はいつだって少年のように幼稚で、大衆は手の付けようのない混沌だという。ここで語られる知識人とは現代のリベラルになぞらえることができて、対立の構図は変わってない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/11/24(4084日経過)
記録初日
2008/02/14(4368日経過)
読んだ本
934冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
275832ページ(1日平均63ページ)
感想・レビュー
821件(投稿率87.9%)
本棚
12棚
血液型
A型
職業
IT関係
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
http://www.uporeke.com/book
自己紹介

趣味は読書・苔観察。

海外文学を対象にした読書会を2ヶ月に1回のペースで開催しています。次回は2018年8月25日、課題図書はリチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』。場所は東京都内某所、参加者にのみお知らせしています。興味のある方はメッセージをお送りください。

スティーブン・キングは『グリーン・マイル』までものすごく好きで、特に扶桑社の短篇集は何度も読み返した。ラブクラフト全集もたくさん読んで、4巻がベスト。ファンタジーや怪奇小説に目覚めた中学時代。

高校で演劇に転向し寺山修司・橋本治の影響を受けました。大学ではのらくらと麻雀しながら大島弓子先生や内田善美先生、成田美名子先生を中心に少女漫画ばかり。

大人になってからはSFを経てラテンアメリカ文学を中心として海外文学、民俗学、短歌、哲学などを中心に読んでいます。安月給の編集・校正を経てWEB業界にもぐりこみましたが、月給はさほど変わらず。

とにかく苔。特に苔類の規則正しさが好き。

2018年時点で人に勧める本は、以下の通り(順不同)。
・ガルシア=マルケス『族長の秋』
・ウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』
・ピエール・クリスタン『着飾った捕食者たち』
・キリル・ ボンフィリオリ『深き森は悪魔のにおい』
・フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』
・アラスター・グレイ『哀れなるものたち』
・ロバート・アーウィン『アラビアン・ナイトメア』
・フリオ・コルタサル『悪魔の涎・追い求める男 他八篇』
・アレクサンドル ジノビエリ『酔いどれロシア 戯画詩集』
・ジーン・ウルフ『デス博士の島その他の物語』
・国枝史郎『神州纐纈城』
・ミラルド・パヴィッチ『ハザール事典』
・ウラジーミル・ナボコフ『賜物』
・アート・スピーゲルマン『マウス』
・プラトーノフ『土台穴』
・マーク・ヘルプリン『ウィンターズ・テイル』
・石牟礼道子『苦界浄土』
・宮本常一『塩の道』
・デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』
・アーサー・ブラッドフォード『世界の涯まで犬たちと』
・ピョートル・ワイリ,アレクサンドル・ゲニス『亡命ロシア料理』
・ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』
・ウラジーミル・ソローキン『ロマン』
・ウィリアム・フォークナー『八月の光』
・リチャード・フラナガン『奥のほそ道』

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう