ゲオさんは私が読めない難しい本を解説した感想なのでいつもありがたい。ある本を読んで民主主義は性善説に基づいた統計だと思ったことがあります。ならば悪心と無知はどうするかの一つに、経済学の強化というのは面白いなと思いました。
みつちやさん、ありがとうございます。私自身、読んだ内容を整理するつもりで感想をまとめているので嬉しいです。ご指摘されるところが著者の問題意識なので鋭いですね。私は民主主義と聞くと票は平等という先入観があるので敢えて格差をつけるというのは面白いと思いました。
ただシリーズのコンセプトとして、個々の戦術家の技量に注目するのではなく、どういう技術を開発、現場で運用していったかを解説・考察していくもののはずなのでナポレオンの軍隊がこれまでの西欧軍事技術の集大成という位置づけをもっとはっきり書いてほしかった。大砲の章は部品の改善や開発の歴史も書いているので良かった。海軍のところはトラファルガーやアブキール湾の裏で別の海域ではイギリス海軍も敗戦を経験しているのは知らなかった。
労働力不足から外国人の受け入れを積極的に行う制度があるのは分かるが、来たあとのサポートがないのがなんだか残酷な印象があった。技能実習生は悪い業者の関連であった場合はパスポートを取られ、酷使されるという。そういった業者が後を絶たないのは外国の現地業者にも技能実習生の斡旋をする業者があり、そこと報酬制度を組んで労働者を確保しているからだという。外国人労働者が日本で独立起業した事例としてTBIホールディングスが挙げられているが本書が出たあとの2023年に倒産し、創業者のネパール人ではなく日本人になっていた。
終始胸糞悪い出来事が続く事件であり、祖国復興を掲げて2600人もの人々を惑わし、人生を滅茶苦茶にしたというのに陰謀の当事者たちは軍人恩給をもらうなど穏やかな晩年だったというのも腹が立つが、自己弁護の本をせっせと執筆していたのには怒りと同時に呆れた。どうかこの事件が忘れ去られないことを祈るし、本書を読んで知れて良かったと心から思います。
興味のあった本を読んでいく。ジャンルはいろいろ。社会科学、自然科学、小説、経営関連をベースにバランスよく読むように『読んでる本リスト』を編成しています。上記以外のジャンルでも面白そうだと思った本は読むようにしています。
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労働力不足から外国人の受け入れを積極的に行う制度があるのは分かるが、来たあとのサポートがないのがなんだか残酷な印象があった。技能実習生は悪い業者の関連であった場合はパスポートを取られ、酷使されるという。そういった業者が後を絶たないのは外国の現地業者にも技能実習生の斡旋をする業者があり、そこと報酬制度を組んで労働者を確保しているからだという。外国人労働者が日本で独立起業した事例としてTBIホールディングスが挙げられているが本書が出たあとの2023年に倒産し、創業者のネパール人ではなく日本人になっていた。