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2025年10月の読書メーターまとめ

若
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2025年10月に読んだ本
20

2025年10月のお気に入り登録
4

  • さかな
  • 中玉ケビン砂糖
  • harass
  • ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き

2025年10月のお気に入られ登録
4

  • さかな
  • 中玉ケビン砂糖
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2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

若
おかしなあの人達ではなく誰もが持っているもの。「この世界をシンプルに把握したい」「何か大事なものが奪われる感覚」。エコーチェンバー(同じような考え繋がる)、パラレルワールド(並行世界)のような状況が生まれる。犬笛(政治家が分からないようにメッセージを送る?)。あたかも(as if)の世界を共有することで幸福感を得る。暴走するポピュリズム。…勧善懲悪の物語を好む、そんな事があるかもしれないと思うのはごく普通のことで、民主主義を支持する個人として、それをそこでとどめておく強さも必要。
が「ナイス!」と言っています。

2025年10月の感想・レビュー一覧
13

若
西洋近代史でフリーメイスンがどのように登場し受容されたか。プロテスタント世界で生まれたのにプロテスタント世界では自由主義的な要素が希薄になり、カトリック文化圏でこそ過剰なプロテスタント的性質があらわになる。アメリカではチャリティと自己啓発型の社交クラブへと変質。フランスはシャルリー・エブドについて、政教分離(ライシテ)空間で生きるムスリムを「啓蒙」せよといったもの。キリスト教ルーツの価値観を政治から切り離し、「普遍価値」として復権させるということが彼らの使命だともいえる。
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若
1784年モーツァルトはウィーンのフリーメイスンリー「慈善」に入会する。当時ウィーンのロッジは8つ。儀式様式を共有する「真の調和」(エリート)より小さいロッジ。「戴冠した希望」(バラ十字団的神秘)から分派し非合理要素が排除された。ヨーゼフ二世の啓蒙された国家(上からの改革)の(微妙だが)良好な関係から、「フリーメイスン勅令」で管理統合され衰退する。モーツァルトは統合ロッジにとどまる。最後までメイスンリーの理想主義を信じて幸せな最期をよい時に迎えたのでは…フランス革命の混迷も知ることなく…と締められている。
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若
1915年パリ生まれ、’45年入団、スコットランド派の最高位所持者。仏では13版まで重ね平均的フランス人が読者対象。中世、ルネサンス期の同業組合の組織を継承し変形する。1717年ロンドングランド・ロッジ(本部)18世紀理性の世紀はもっとも神秘主義的な世紀。ヘルメス思想(神秘主義)、サン=マルタン主義(信仰と科学の両立)。統一(ユニテ)物質は精神と対立ではなく同じ原則に帰着する。理性だけが唯一でなく霊的直観。啓蒙主義との親和性とカトリックとの微妙な対立。宗教とは何か、合理性と神秘性の関係について反省する。
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若
作家さんで、親の介護のため高校社会科教員を退職。「介護は少なめに、相続は多めに」のきょうだいと争い、最高裁まで上告し勝訴(差し戻し)している。家族(親族)間はほぼ無法地帯で立場が弱い者が泣き寝入りすることに。刑事裁判だけでなく、家事事件(遺産相続、親権、離婚など)で裁判員制度が導入されるべき(市民感覚が必要)と。民事裁判は実質、三審制ではない(地裁が勝負)。ただ介護は誰がするのか、そもそも家族なのか(社会化に失敗している)口調は激しくネタにしたらもういいのではという気持ちにも…
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若
1948年生、千葉大教授(哲学)2022年。今日の代議制民主主義の危機に。民衆の、物質的利益の確保を勝ち取るには独裁者でも僭主でも構わないという風潮のなか政治的自由とは何か。ハンナ・アーレント政治の可能性と「活動」について。共通の公的空間。マルクス主義の活動概念を批判的に捉えなおし再構成する。「評議会」運動の失敗(パリ・コミューン、ソヴィエト、ハンガリー革命)、私的所有(自分らしくいられる)の確保。草の根、顔と顔の見える、話し合いとしての政治。人類の生き残りをめぐる思考が求められる。
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若
おかしなあの人達ではなく誰もが持っているもの。「この世界をシンプルに把握したい」「何か大事なものが奪われる感覚」。エコーチェンバー(同じような考え繋がる)、パラレルワールド(並行世界)のような状況が生まれる。犬笛(政治家が分からないようにメッセージを送る?)。あたかも(as if)の世界を共有することで幸福感を得る。暴走するポピュリズム。…勧善懲悪の物語を好む、そんな事があるかもしれないと思うのはごく普通のことで、民主主義を支持する個人として、それをそこでとどめておく強さも必要。
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若
長老派(カルヴァン派)に対する批判と挑戦。二神論、未亡人(主の救い)とミス・ワトソン(律法と戒律、予定説)。ハックは財産である奴隷を盗む。良心が予定に背く。ジム(奴隷)も王様や侯爵(詐欺師)の誰も歴史の知識が正確でないがジムの知的な考察と王様達の対比。ハックはジムといつも一緒に筏の上だった。所詮は他人事だが旅をともにすることで情が移る(王様達にさえ)リンチが好き(個人的正義が法に優先する)。生きる知恵から始まったことが自分の利益より大切なものがあることを知る。アメリカ国民が簡単に手に取れるといいと思う
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若
「母性愛なんてものはありません。」母の愛イコール無償の愛、が明治維新後150年ぐらい経って社会の隅々まで日本全国に行き渡っている。近世以前は(言葉は悪いが)腹は借り物、産めばよい場合も(それもよくないが…)。妊娠から教育までほぼ母親ひとりの責任となるが損をしている、見返りを求めたい(娘を思い通りに)から娘がすべて自分が悪いと思うことに合理性が生まれてしまう。自責は容易に他者攻撃に転じる。母殺しなどの言葉を聞くが、母親も支配構造の頂点ではないのでまずはその理解と対話から、ダメなら距離を考えた方がいいのかも。
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若
訳者あとがきを参考にしつつ…街の飲食店を網羅したい(まずいだろうが)欲望は3つの次元①精神病(社会の中心を成しているらしいもの求め)②倒錯(挑戦)美味しいかも、まずいもの食べさせられる行為自体楽しむ③神経症(序列)まずいその店の序列をつけるために…だが②と③はそれ程はっきり違うものか、というのが著者の主張らしい。倒錯者は無意識に法に挑戦しているので、法と争うことが必要。芸術、古代悲劇や神話で倒錯との交流が可能になる。文化的なものへ昇華する事が行き過ぎを抑える。治療の是非やアプローチ。
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若
2005年(小泉新自由主義政権のころ)。資本の奴隷とならないような労働の形態として共同活動。家事労働は市場経済にゆだねると親密さの領域が生きる意味そのものが奪われる、親しい者たちの共同活動へ。あとがきに「その苦しみを見るのは親としてもつらかったしこの容赦ない競争社会に怒りを感じた」や「教室の端っこで、すねたようにしている子どもの方がどれだけ自主的に考えているかも…」。さまざまな世代、多様な他者とかかわり模索していきたい。
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若
政府に原爆開発を積極的に働きかけた●シラード(真ん中)の肉声フィルムをデジタライズし番組に。ナチスの脅威(ドイツは早くに断念)原爆使用阻止へ動く。●ブッシュ(左)物理ではなく科学界のドン。ルーズベルト大統領信頼関係あり国家計画に。マンハッタン計画の多額の開発費、原爆を使わないとは国民に言えない。●オッペンハイマー(右)ノーベル賞なく自らを負け犬、管理能力もなくグローブスが見抜いたのは自分の名声のための野心。戦後赤狩りで失脚。…自らに危機が迫ると行動に言い訳を見つけ、正当化し、頭の中で爆弾に必要性を与える。
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若
王朝の歴史と近代以降の中国を別物と考えがちだが少しつながったように思う。抗日戦争(日本の侵略)で中国の農民はナショナリズムに目覚め統一国家へ向かう。共産党の政権の基礎が築かれる。急速に工業化をおこなっていく上での合理的戦略が、伝統的社会正義(均)の考え方と重なる。「民主と法制」言論の自由はリベラル・デモクラシーとは全く異なる形(清廉かつ有能な為政者による善政という形)で支持を得よう、徳のある皇帝が天命を受けて万民を統治する考えは共産党政権にせよ、歴史的伝統的支配体制といえる。
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若
市川亮平訳。19世紀半ば南部架空の街セント・ピーターズバーグ。基本的には勇気と冒険の物語。ハックが「村の嫌われ者で酔っ払いの息子、風来坊」に対しトムは普通の人物。ハックと墓場で殺人を見たことを秘密にするのに(ポッターが殺人をなすりつけられている)松の壁板に赤石をペンにして誓いの言葉を書き、指の血でサインをする。(日常の教会の描写と比べ、密教的で背徳的な儀式)そこからの裁判でのトムの証言(英雄的)。女性を救いたい騎士道精神。ハックは富を得るとコミュニティの中に入ることを強いられ、その不自由から逃れたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/11/03(2594日経過)
記録初日
2018/11/06(2591日経過)
読んだ本
1930冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
504026ページ(1日平均194ページ)
感想・レビュー
344件(投稿率17.8%)
本棚
0棚
自己紹介

よろしくお願いします。

あまり読むのが得意ではないので、読んだらまとめる!の作業をしています。

興味の範囲を広げたくこちらを利用しています。

あまり面白いことは書けませんが、みなさんの感想を読むのを楽しみにしています。

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