サキちゃんとお母さんの日常がつぶさに描かれている。なんて事のない当たり前の日を、ときにお母さんの目線で、サキちゃんの目線で見たまま、感じたまま書いてあって、情景がはっきりと浮かぶ。日常を大切な思い出として物語にしてくれた作者に感謝しかない。育児をしている人間からすると、こんな風に子供と接し、日々の日常を大切にしていきたいと思った。

サキちゃんとお母さんの日常がつぶさに描かれている。なんて事のない当たり前の日を、ときにお母さんの目線で、サキちゃんの目線で見たまま、感じたまま書いてあって、情景がはっきりと浮かぶ。日常を大切な思い出として物語にしてくれた作者に感謝しかない。育児をしている人間からすると、こんな風に子供と接し、日々の日常を大切にしていきたいと思った。

話の設定、展開が面白くて一気に読んだ。旅ガラス、居住区の人、砂族、海の民それぞれ生活しているところでルールや、大事なものが少しずつ違っていて面白かった。何を大事にして、どこまでを他者の介入を許すのか、その線引きの個性が出ていて自分だったらどこで住みたいかなーとか考えた。他者と関わりながら生きていく中でのヒントが書いてあるように思えた。でもそれは、押し付けがましくなくて、心構えとして頭の隅に置いておくといいようなニュアンスで物語の中では描かれていたので、そこがよかった。他の作品も読もうと思う。

読書はもともと好きたけど、この本を読んで新たに読み方と、インプットの仕方を学べたのでよかった。レジェメ、作ってみようかな。

主人公が目の前の現実を少しずつ受け入れていく描写が丁寧に描かれていて、応援しながら最後まで読んだ。目の前ので起きた出来事の受け取り方って、その人との距離感でも違ってくるなぁと出てきた登場人物の会話とかを読みながら思った。自分は、最愛の人が同じ状況になった時、どんなふうに受け取るのだろうかと考えさせられた。文章が読みやすく、すらすらと読めた。最後の終わり方が、主人公が前を向けているように思えたので良かった。

きめ細やかな文章と綺麗な絵に癒された。

読んできてお腹が空いてきた。1人でご飯を食べれないっていうのはわかる、美味しいものは誰かと共有すると倍美味しい。食べ物から得たものを言葉豊かに表現しているエッセイ、読んでいてお腹が空きました。