ネタバレKindle Unlimitedで読んだ。「アゲハ」に続く、鑑識（女性秘匿捜査官）原麻希シリーズ。事件は奈良県。前作のテロ組織背望会のリクルーターに、またしても振り回される麻希。山奥の小さな町なのに展開がどんどん変わって最後にどんでん返し。エピローグでさらにスワン。次もそのうち頑張って読もうかな。

ネタバレ【図書館で借りた】監察医として有名な上野先生。様々な死因の実例とともに、知っていたようで知らないことも多く紹介されている。多岐にわたるケースの中でも、「服の中に残った縫い針で死ぬ」が怖かった。市販服は検針検品済みだと思うが、例外だったか。針が残っていたなんて、痛くなかったのか。他のケースも「死因」なのだから痛々しく、かなりグロテスクな内容も多かった。主に重要な組織としては脳・心臓・肺と書かれていたが、個人的には「血管」がいかに人体の中で血液（だけでなく）を運びまくり、弱点たるかというのが印象的だった。

ネタバレKindle Unlimitedで読んだ。初めて読んだ作者の方かも。 心の中が見聞きできる不思議な聴診器を手に入れた女医。担当するのは末期癌の患者。 末期癌を想像するとつらいけど、不思議な聴診器のおかげで治療を希望する患者も出てくる。 寿命を延ばす魔法まではないけど、ある程度後悔を減らせる模様。気が向いたら他の作品も読んでみようかと思う。

ネタバレ6名の作家陣で6編のホラーアンソロジー。澤村伊智さんのホラーが好きなので読んでみたが、6編それぞれの怖さで楽しめた。怪異を、能力者を重しとして封じたり（これは命がけで怖い）、石碑などによって封じるやりかたがあったり（最後の小野不由美さんのストーリー）。鈴木光司さんの「魂の飛翔」は、「リング」という金字塔的な作品がなぜ生まれたかというストーリーで、これも本当のことだったなら不思議怖い。他の作品も、子供の頃の原体験がとば口になっていたりであながち他人事じゃないかもと思える。楽しめた。