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3月の読書メーターまとめ

tenori
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3月のトップ感想・レビュー!

tenori
ネタバレ「なにかの経験をした人が、その経験がない人に『あなたにはわたしの気持ちがわからない』と言う行為、わたしは嫌いです」を筆頭に、千尋は経営する離島の託児所兼民宿に訪れる訳ありの客に鮮烈な言葉をぶつける。育児、ワンオペ、発育の個人差、不妊、親離れと子離れ。千尋自身も「モライゴ」として育てられた過去が。親がいる子供は幸せで、いない子供は不幸なのか?子供がいない大人は?。親にとって子供は天使でありつづけられるのか。綺麗事だけを繋げた物語ではないけれど、だからこそ多くの方の感想が知りたくなる。田舎の濃密さも感じる。
が「ナイス!」と言っています。

3月の感想・レビュー一覧
21

tenori
えぐられました。福島県出身の小説家・古川日出男さん初のノンフィクションであり、ルポルタージュ。本来なら昨年に開催予定だった東京五輪(←復興五輪と謳って招致した)の時期にあわせ、福島を徒歩で縦断し、震災後の語られることのなかった、あるいは、語られていたとしても忘れられている声を拾い集め、福島=原発の水素爆発として紋切り型にとらえられることを唾棄する渾身の一冊。見えないもの、聞こえないものを想像することが、難しくもいかに重要かを思い知らされる。そして再認識する。福島は福島でしかなく、決してフクシマではないと。
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ネタバレ滑稽さと空虚さが混在した感じ。作者の意図は読み取れなかった。「セックスほど気持ちのいいことは知らない」大学生の『私』は社会的規範を守り、公務員志望であり、ストイックに肉体を鍛えている。やがて灯という女性と出会うが、日増しに強くなる灯の性欲に肉体的・精神的に打ちのめされる。そして灯が告げる「許せない」の言葉がスイッチとなり暴力的な破綻を迎える。性的描写が多く、登場人物の自己愛だけが突出しているようで共感できず。嫌悪を覚えるが、少なからず人間の奥底に潜む感情をデフォルメしましたと言われたら、そうなのか。
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昭和の高度成長期に都心に建てられた大規模団地。2DKの画一的な空間が3000戸。7000人が暮らす場所は高齢化が進み、商店の賑わいも薄れて、緑だけが変わらず残る。時間の流れを文章化するのが上手な柴崎友香さん。土地への愛着、住人同士の独特の繋がりを加えて、淡々とノスタルジックに描かれている。薄っぺらい紙のようなものでも、それが積み重なって人の生きざまを作っていくんだろうなぁと思わせてくれる。良い意味で無表情な感じの柴崎さんの作品、たまに読むと落ち着くんですよね。
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東日本大震災後に陸前高田市を中心にボランティアとして活動し、現在も伝承・継承活動を続ける瀬尾夏美さんの記録で三部構成。【第一部】嵩上げ後の街を「上の街」震災時点の街を「下の街」ととらえ10年後の2031年にその場所で暮らす人達の想いを想像した、瀬尾さんらしいスケッチと短文で四季を綴った絵本のような作品。【第二部】瀬尾さんが主宰したワークショップの参加者が見聞した被災関係者の「声」を瀬尾さんの言葉でまとめたもの。【第三部】瀬尾さんの活動記録を日記として記したもの。丁寧に想像することの大切さが伝わる。
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THE BACK HORN(←スミマセン存じ上げませぬ)とのコラボレーションで「小説と音楽の境界を超え」云々とあります。新しいスタイルとしての創作を否定したくはないし、いずれフィクションだとは理解しつつも、小説部分だけを切り取ると「ツクリモノ」感が突出してしまっているようで少々残念。人間は忘却の生き物なので、忘れることで得るものや前を向けることもある。ただ、現実世界での出来事が下地なら。この作品、テーマは悪くないけれど本編がファンタジーに寄りすぎた印象を受けました。
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「空き家を活かす」凡庸なタイトルからサブタイトルに目を移すと「空間資源大国ニッポンの知恵」と。空家や空ビルをを空間資源と言い切る感覚が魅力。ページを開けば「建物は鈍感だ」と始まり、使われなくなった建物は「脱け殻」と表現する。スクラップ・アンド・ビルドで経済を回すことは否定しないけれど、個人的にも既存活用に興味があるせいか、リノベーションやコンバージョンをポジティブにとらえる本書には共感。著者は「遊び」の要素を重視しているが、それこそが建築を、街を楽しくすることに繋がるのかも。
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息苦しくなる読書。東日本大震災に起因する福島原子力発電所からの放射能汚染。10年が経過した今も帰宅困難区域への出入りは厳しく規制されている。津波により被災した地域が曲がりなりにも復旧復興への歩みを進めるなかで、時間が止まったままの場所がある事実。法や規制を犯しても遺品や手掛かりを求める人達と、汚染や拘束のリスクを承知の上で月夜の海に潜るダイバー。それを全否定する術を私は持つことができません。そして、ここで描かれるセックスは生きていることを確認する行為。生きて残ったがゆえの苦悩を切々と綴る。
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ん~。あんまり好きになれなったかなぁ。ちょっと持っていきかたが強引すぎるというか、そんな都合よくはいかないんじゃない?と。新興都市にありがちな表と裏の感じだったり、親子関係の在り方の対比なんかは問題提起も含めつつ描かれてはいるのですが、連続殺人などミステリー要素が濃いだけに、ゴールありきのような出来すぎた展開が気になると言うか。断罪することだけが是ではないけれど、罪を犯した者に対する扱いの軽さにも疑問。「聖者」の意図するところが私には今一つ理解できず。
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文章は分かりやすいし、読みやすいのだけれど、いかんせん内容が強烈すぎて読後感はめちゃくちゃ悪かった。「私」は男として生まれ、性的な対象も女性でありながら、美を追求しつ行きついた先は、メイクをし女装をすることだった。それ自体に嫌悪はない。好きなことを制限されるものではないから。ただ性的な暴力描写が生々しすぎて苦痛。あるがままの姿をさらけ出す相手を求めようとするラストは光明なのか?読者にあずけられても重すぎるかな、これは。タイトルも含めて機械的な冷たい印象。
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甚だ失礼ながらツレヅレハナコさんがどのような方かは存じあげておりませんでした。職業柄、建築系のエッセイなんかには興味があり手にしたのですが、厳密にはツレヅレハナコさんの著作とは言い難いのでは?というツッコミはさておき、住まいに寄せる思いとか、こだわりはやはり人それぞれで、フード編集者(←この肩書きも良くわかりませんが)ならではのキッチンありきの住まいというのが面白い。設計士の坪谷さん、震災以降話題の人ではありますが、一般の人が発注してもこの本に書かれているくらい密接に関与してくれるのですかね?
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これがデビュー作なのか。個人的には「推し、燃ゆ」以上の衝撃。浴槽に浮かんだ経血を金魚と喩える冒頭からして読者を選ぶだろう。独特な方言調の文体。誰が誰に向けて語っているのか混乱する表現。そして唐突な終幕。なんだこれは……。これは母と娘の物語。親の愛を感じることなく育ち、子をなし、夫は逃げ、そして壊れた母。その母を嫌悪しながらも「かみさま」と愛する娘。自分が母を身籠り産み育てたい、愛したいとの思い。支離滅裂とも言える内容だが、粘膜を素手で触られ内臓を引っ張り出されるような強烈な痛みを感じさせるパワーに脱帽。
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序盤スクールカーストものかとテンションが下がるも、白河三兎さんの吸引力のある筆致と観察眼、展開力に圧倒されて読了。定期的な転校で達観的な視点を持つ慎平。キヨコと呼ばれ教室で無視されながらも孤高を保つ美少女ひかり。少し遅れて転入してきた馬鹿だけど憎めないキャラの三四郎。互いに複雑な事情を持つ三人は不思議な三角関係を成立させ理不尽さや矛盾と戦う。壊れるか壊れないかギリギリのラインでの危うい疾走感。自己防衛と攻撃。そして、最後そこに落とし込むのかという驚きの結末。序章と終章の繋がりの妙。切なくも鮮やかな傑作。
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ネタバレミステリーよりも、その要素も含んだ冒険譚といった風情。公共事業による立ち退きで喪われた集落。そこで幼少期を過ごした仲間。当時の濃密な人間関係。歳月は流れ、それぞれの生活を送る彼らを繋げたものは一枚の新聞記事だった。宇佐美さんの作品は風景描写が上手く、読者もそこにいるかのような感覚にしてしまう。そこに強く惹かれるのだけれど、本作では作者自身の名前を登場させてしまった(←伏線と驚きの回収はあるものの)ことで興ざめしてしまった方も多いのでは?ちなみに震災後の東松島市の情景はリアルに描かれていると感じました。
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こざわたまこさん初読。6編の短編は「言えなかったこと」「言わなかったこと」「言えばよかったと後から気づくこと」などがテーマになっている。インパクトには欠けるものの共感できる部分はあるのではないだろうか。すべてをうまく言葉として口に出すことは難しい。一瞬の判断か熟慮の結果かに関わらず、相手があることゆえに抑えてしまうこともある。私も然り。だからこそ、記憶の底を掘り返されているような羞恥を感じてしまい、爽やかな読後感ではなかったのですが、こんな気持ちにさせてくれる作品も悪くありません。
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絵本(絵:神田瑞季/女川町)です。震災から10年の節目。この本を改めて読んでみて、希望って何だろう?と考える。大人は当時の子供たちに希望を押し付けてはいなかったか。希望という目には見えないものを、無垢な子供たちの姿に重ねていなかったか。この10年、『希望の子』として育ってきた子供たちは、変化する街の風景から何を見つけてきたのか。街から出てもいい。ただ、いつでも迎えてくれる街であってほしいと思う。25歳になった神田瑞季さんにも、希望だけにとらわれない創作活動に期待したいです。
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映画化されなければ手にしなかっただろうな。とは言え、ことのほか面白い。かたや生粋の東京育ちで箱入り娘。ひたすら結婚することに焦る華子。かたや地方出身で猛勉強の末に大学生活を始めたものの金策尽きて中退した美紀。一人の男を介することで、出会うはずのない二人が出会う。それぞれに抱えた不自由さや理不尽さは単純比較できるものではないけれど、いつしか女同士の義理で結ばれる。どろどろの展開にならずに互いの交錯が描かれているところに好感。狭い世界で不自由に生きなければならない人達って実際にいるんだろうな。価値観が違うわ。
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ネタバレ「なにかの経験をした人が、その経験がない人に『あなたにはわたしの気持ちがわからない』と言う行為、わたしは嫌いです」を筆頭に、千尋は経営する離島の託児所兼民宿に訪れる訳ありの客に鮮烈な言葉をぶつける。育児、ワンオペ、発育の個人差、不妊、親離れと子離れ。千尋自身も「モライゴ」として育てられた過去が。親がいる子供は幸せで、いない子供は不幸なのか?子供がいない大人は?。親にとって子供は天使でありつづけられるのか。綺麗事だけを繋げた物語ではないけれど、だからこそ多くの方の感想が知りたくなる。田舎の濃密さも感じる。
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まるごと一冊りんごの本。りんご好きの谷村志穂さんによる、りんご紀行エッセイ。国内外の文学と絡めているあたり、作家さんらしい。私自身、岩手県に住むようになって「こんなにりんごって種類があるの」と驚くことしきり。形も色も食感も違って奥が深い。無袋で育てたふじのことをサンふじって呼ぶのだと知らずにいました。ちなみに私は、この本でも取り上げられている「ぐんま名月」が推しです。りんごの専門書を読んでみようかな。
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ネタバレ「二度読み必至。どんでん返し青春ミステリーの傑作」と謳われていますが、そんな安い文句でまとめてよいの?都内の公立高に転入した手代木麗華は、その破天荒な振舞いで教室を戦慄させ孤立。群れに属せない五人の『ぼっち』達と同班で迎えた修学旅行の二日目で起きる出来事が『ぼっち』それぞれの視点で語られる六章の連作短編。各章には『重なる』というキーワードが埋め込まれタイトルの「ふたえ」に繋がるのがお洒落。最終章までミステリー要素を感じさせない巧みな時系列と登場人物のパズル。圧倒的推敲力。そして手代木麗華の密度の濃さよ。
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例えるなら打ち上げ花火。圧倒的な迫力と内に秘めた力の爆発。轟の中に現れる繊細な造形。そして散る儚さ。そんなものが文章に変換されているように感じました。SNSでの会話や動画配信といったデジタルな部分と、「推しを推す」という人間的にはアナログな感情との対比も面白い。「推し、燃ゆ」のタイトルが鮮烈で惹き付けられたのですが、装丁も凝っており、ピンクのカバーを外すとブルーの表紙が現れる仕掛けは推しのメンバーカラーであるブルーと、主人公あかりの内面を映したピンク(←勝手な妄想です)が交錯しているかのよう。
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tenori
1/3は「家いちば」の宣伝的要素で取引事例など。1/3は著者のプロフィール。1/3は空家問題解決の考察といったところ。「家いちば」の是非云々と言うよりも、不動産会社を介さない取引の在り方には考えさせられるものが多く、これからの空家対策として学ぶ部分があった。建築基準法が既存建物利用促進の足かせになっているとの見解には同意。法の再整備は重要課題。期せずして空家の所有者になってしまった方にはお薦めの一冊。ちなみにですが「家いちば」のサイトはなかなか面白いです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/01(844日経過)
記録初日
2019/01/02(843日経過)
読んだ本
352冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
86901ページ(1日平均103ページ)
感想・レビュー
352件(投稿率100.0%)
本棚
13棚
性別
年齢
51歳
血液型
B型
職業
技術系
現住所
岩手県
自己紹介

年間100冊は読みたい。読んだ本は少しでも感想を残すこと。気にいったフレーズは記録しておくこと。
そんな目標から2019年、読書メーターをスタートさせました。
通勤時間を利用して実用書(←車通勤になったのでできなくなってしまった)を、就寝前や休日は小説・文芸書を。平行して読み進めるようにしていますが、速読派ではありません。
たまにFBでも発信。

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