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2026年5月の読書メーターまとめ

ししおどし
読んだ本
7
読んだページ
1672ページ
感想・レビュー
4
ナイス
35ナイス
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2026年5月に読んだ本
7

2026年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ししおどし
再読。米づくりは平らな田を作り水を引かなければならず、土木技術と労働力、鉄等の資源や農具、家畜などが不可欠であるが、米を最初に作った弥生時代から二千年の変遷を辿る。例えばため池は膨大な鉄器具や人員が必要で動員する権力が必要。それは古墳造成と同じ力。享保の改革頃から伊奈家の治水技術が採用され川の堤防内に水を押し込め周辺湿地を農地や都市に変えたことが同じく米を作る周辺アジアと違う社会が育ち、西洋列強に唯一伍した原動力になったという。数百年単位で徐々に土木が大型化し国にしかできなくなるのは必然だった。名著。
が「ナイス!」と言っています。

2026年5月の感想・レビュー一覧
4

ししおどし
再読。米づくりは平らな田を作り水を引かなければならず、土木技術と労働力、鉄等の資源や農具、家畜などが不可欠であるが、米を最初に作った弥生時代から二千年の変遷を辿る。例えばため池は膨大な鉄器具や人員が必要で動員する権力が必要。それは古墳造成と同じ力。享保の改革頃から伊奈家の治水技術が採用され川の堤防内に水を押し込め周辺湿地を農地や都市に変えたことが同じく米を作る周辺アジアと違う社会が育ち、西洋列強に唯一伍した原動力になったという。数百年単位で徐々に土木が大型化し国にしかできなくなるのは必然だった。名著。
が「ナイス!」と言っています。
ししおどし
再読。著者の代表4冊をひさびさ読む。日本の自然は手つかずでは決してなく人が代々丹念に手を加えることによって形成された。その目的は突き詰めると米づくりに行き着く。米づくりに不可欠な水を養うために森林を育成し米を運ぶために河川を改修し港を整備した。淀川を語るに京に運び込まれる物資の生産拠点である日本海側の米どころ北陸や最上川も登場する等著者の視野の広さは計り知れない。専門に分化された自然科学者の様な自然全体を歴史的観点から見られない者をむしろ自然保護どころか環境破壊を助長しているとした指摘は今も古びていない。
が「ナイス!」と言っています。
ししおどし
日本には知床であれアルプスの山奥であれ人が手を加えていない自然はない。中国も韓国も欧州も山を切り開いては農地とし木がなくなれば移動した。しかし島国の日本では木を切っては植え切っては植えを延々と繰り返すことで水を確保し田んぼを作り海の魚を養い自己完結的な文化を育んだ世界唯一の文化。これは平地が少なく山が急峻で雨が降れば滝となり雨が降らなければ川が枯れる国土の要請でもあり、そうした水との緊張関係から育まれた。水に流す、寝耳に水、水を差す等など、水にまつわる言葉の多さや分水嶺に対する敏感さにも象徴されている。
が「ナイス!」と言っています。
ししおどし
明治30年河川法が改正され、溢水をある程度許容しつつ船運を優先する河川整備から主要な輸送手段を鉄道に譲り大雨時の災害を最大限抑える高い堤防を築く方針に代わった。この方針は恵みをもらいながらも時には厳しい自然と寄り添って生きてきた日本人の自然観とは真っ向から対立する思想であった。その後の機械化された土木技術の発展や車社会の到来は人口の都市集中と相まって日本の自然は河川法の思想を加速化させる方向で悪化している。環境破壊に対する都市住民の自然保護の訴えも古来日本人が育んできた自然との付き合い方には反する始末。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/04(2721日経過)
記録初日
2018/12/20(2736日経過)
読んだ本
742冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
221351ページ(1日平均80ページ)
感想・レビュー
634件(投稿率85.4%)
本棚
7棚
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