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8月の読書メーターまとめ

ジャズクラ本
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8月のトップ感想・レビュー!

ジャズクラ本
◎検定教科書を使用せず中学3年間、中勘助の「銀の匙」一冊を授業題材として扱うことで灘を押しも押されぬ名門高校に仕立てあげた立役者 橋本武の教育を扱った本。授業内容のみならず苦学の生い立ちや卒業生の回顧録にも筆が及んでいる。つめこみの否定やゆとりの失敗など錯綜する現在の教育に対する一つの回答がこの教育法に示されている。感性の柔らかな中学時代につくりあげた土台は大学受験など遥かに乗り越え、人生の財産になり得るという好例。又、自分の仕事に情熱を持って成し遂げることの醍醐味を教えてくれる本でもあった。良書です。
ジャズクラ本
2020/08/24 10:15

/橋本は苦学の東京高等師範学校時代、諸橋轍次の「大漢和辞典」編纂に短期ながらも携わっており、驚愕の事実なのだが、本物に触れ、それを深く掘り下げることの重要性はこのときに培われたものかもしれない/中勘助は夏目漱石門下生。鈴木三重吉、寺田寅彦と共に漱門の三羽がらすといわれた/灘高校の創成は白鶴、菊正宗、桜正宗の3つの酒造会社が出資/橋本武「五十年ひと昔」/黒岩祐治「恩師の条件」/橘木俊詔「灘校 なぜ「日本一」であり続けるのか」

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8月のトップつぶやき!

ジャズクラ本

2020年7月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4405ページ ナイス数:652ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/982540/summary/monthly

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8月の感想・レビュー一覧
11

ジャズクラ本
◎素晴らしい本だった。著者は岩手大学の学者さんだしミネルヴァの評伝書なので難しく出てくる人名地名にも知見はない。しかも阿弖流為の名は史上の文献に4回しか現れず、その軌跡は他文献による捕捉を求めながら強い想像を働かせるより他ない。中盤までの阿弖流為をとりまく蝦夷と官軍の状況は殺人的な難しさだが、断片的な事象の積み重ねによって次第に雄々しい阿弖流為像が浮き彫りになっていく。奈良平安の期に敢然と生きたこの人物の血が我々のなかにもきっと流れていると信じたい。知性に裏打ちされた学者さんのロマンの詰まった本でした。
ジャズクラ本
2020/08/31 17:51

/高橋克彦「火怨-北の燿星アテルイ」/軸となるのは「続日本紀」。他、「和名類聚抄」(十世紀前後成立の古代百科辞典)、「延喜色」等をひいて論考している/東大寺の寺誌「東大寺要録」/巻末に参考文献多数

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ジャズクラ本
◎ピアノの近代史をよくぞここまで調べたものだと感心させられる素晴らしい本だった。著名なピアニストは勿論のこと、シーボルトや漱石も登場する。日本においてはやはりヤマハとカワイが中心となるが、今となっては反則としか思えない攻防がある一方、経営者同士、技術者同士の交流があったりと良き好敵手の関係が窺える。安永徹がベルリンフィルのコンサートマスターに就任した1980年頃、ピアノ界では各コンクールの公式ピアノに日本製品が採択されるようになり、日本人としてとても誇らしく感じられたものだった。非常に楽しい読書でした。
ジャズクラ本
2020/08/28 17:08

/シーボルトのピアノは日本最古のピアノとして熊谷美術館に蔵されている/今ではチョッと考えられないことながら、労働争議の際、ヤマハの天野は右翼団体を雇って日本刀で組合員を襲撃させたりもしている/「日本のピアノ100年」/「いい音ってなんだろう-ある調律師、出会いと体験の人生」/井上さつき「日本のヴァイオリン王-鈴木政吉の生涯と幻の名器」/巻末に膨大な参考文献

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ジャズクラ本
◎検定教科書を使用せず中学3年間、中勘助の「銀の匙」一冊を授業題材として扱うことで灘を押しも押されぬ名門高校に仕立てあげた立役者 橋本武の教育を扱った本。授業内容のみならず苦学の生い立ちや卒業生の回顧録にも筆が及んでいる。つめこみの否定やゆとりの失敗など錯綜する現在の教育に対する一つの回答がこの教育法に示されている。感性の柔らかな中学時代につくりあげた土台は大学受験など遥かに乗り越え、人生の財産になり得るという好例。又、自分の仕事に情熱を持って成し遂げることの醍醐味を教えてくれる本でもあった。良書です。
ジャズクラ本
2020/08/24 10:15

/橋本は苦学の東京高等師範学校時代、諸橋轍次の「大漢和辞典」編纂に短期ながらも携わっており、驚愕の事実なのだが、本物に触れ、それを深く掘り下げることの重要性はこのときに培われたものかもしれない/中勘助は夏目漱石門下生。鈴木三重吉、寺田寅彦と共に漱門の三羽がらすといわれた/灘高校の創成は白鶴、菊正宗、桜正宗の3つの酒造会社が出資/橋本武「五十年ひと昔」/黒岩祐治「恩師の条件」/橘木俊詔「灘校 なぜ「日本一」であり続けるのか」

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ジャズクラ本
◎やっちまった。著者の未読本が読めると勢い勇んで帰ったきたら、「ジャズ喫茶ベイシーの選択」の再刊だった。よって内容はほぼ同じ。「ほぼ」と言うからには若干の違いがあり、巻末の2章分が「ジャズ喫茶~」には未掲載で、文庫化によせて、及びあとがきが異なり、解説が高橋克彦から坂田明に変わっている。残念と思いながらも変更部分を読むと、やっぱり菅原節は健在で、この部分だけでも価値ある一冊でした。ジャズもオーディオもワカランという方も多いかと思いますが、この軽快な文章は何事にも通ずる深いものです。機会があればご一読あれ。
ジャズクラ本
2020/08/22 22:10

/「Basie is back」の録音には菅原正二も携わっている。

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ジャズクラ本
◎講演集最終巻。最後の講演は有楽町で少数民族について語ったものでこの8ヶ月後に司馬は亡くなる。司馬遼太郎が考えたことでもそうだが、最晩年は自身の来し方を振り返るかのように生涯のテーマについて語っており、死期を悟っていたのではないかと訝りたくなる。勿論死因が大動脈瘤破裂なので飽くまで偶然なのだろうが。巻末に本講演集の通巻索引が掲載されており、つらつらとその事句を眺めているとこの作家の博識ぶりに改めて目を見張らせられる。司馬本読破を目前にし、司馬さんに尋ねたいことが次々と現れてくるのだが、どうしたものだろう。
ジャズクラ本
2020/08/21 15:08

/海際に棲む安曇。古代語ではアドゥミと発音。熱海も渥美もこの族。司馬論は若狭から魚を近江に持ってきた、その川筋から安曇川となった/彦根城が残ったのは明治天皇のおかげ。明治政府が城を次々取り壊している頃、二十歳ほどの明治天皇が京都から東京にいくとき「この美しい城を壊すのは良くない」と仰ったとされる/満州事変は石原莞爾がプライベートにもった妄想が引き起こした事態/「王城の護衛者」で書いた、松平容保が孝明天皇の「朕は会津を最も頼みにしている」という手紙を入れた竹筒。会津松平さんは今も東京銀行の金庫に収めている。

ジャズクラ本
2020/08/21 15:19

/司馬が23歳の自身に書き送った手紙の件。65歳の頃には全部出し尽くしたようだ。やっと積年の答えが出たのであろう/メルヴィル「白鯨」/梱包の紐をテグスに応用した漁師の話。最初に研究して発表したのは宮本常一/司馬の身長は164/辮髪なども含め清の習俗に従わず東南アジアに逃れたのが華僑を生み出すきっかけ/京劇或いは中国劇と歌舞伎との関係/李御寧「「縮み」志向の日本人」/服部四郎「一言語学者の随想」

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ジャズクラ本
○中巻は東京地裁刑事第二部の第十回公判から第二十五回公判まで。審理開始後の宮崎の証言が供述調書とは異なる奇怪なものとなったため、精神鑑定にかけられ、その教授陣の証言が審理の中心となる。公判開始後の宮崎からはまともな返答は何一つ得られていない一方、八王寺署での大峯警部補には心を許して冗談混じりに何でも話していたことが最近刊行された「肉声」に生々しく綴られていた。この本の大峯警部補の被疑者との関係構築の凄まじさに舌を巻いた記憶があるが、公判に入ってからの宮崎の豹変ぶりに当惑させられる。後巻へ。
ジャズクラ本
2020/08/16 22:15

【東京拘置所提出の宮崎勤に差し入れられた図書一覧表より抜粋(コミック、雑誌、娯楽のものを除く】小沢信男「定本 犯罪紳士録」/佐川一政「蜃気楼」/作品社編集部「犯罪の昭和史1・2・3」/太田出版「Mの世代-ぼくらとミヤザキ君」/唐十郎「佐川君からの手紙-舞踏会の手帖」/山崎哲「犯罪と家族のあいだ」/宮川俊彦「君は宮崎勤をどう見るか」/創出出版「有害コミック問題を考える」/創出出版「報道被害-11人の告発」/岸田秀×山崎哲対談「浮遊する殺意-消費社会の家族と犯罪」/ジャン=ポール・シャリエ「無意識と精神分析」

ジャズクラ本
2020/08/16 22:19

(続き)やなせたかし「美少女の伝説-叙情画のルーツから新感覚派の誕生まで」/伊丹十三×岸田秀×福島章座談会「倒錯-幼女連続殺人事件と妄想の時代」

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ジャズクラ本
◎上巻は東京地裁刑事第二部の第一回公判から第九回公判まで。このあと精神鑑定をはさんで中巻へ。この本は1991年の刊行で、当時はまだ事件から時を経ていない審理の真っ最中で、宮崎についての情報も奇異な言動や性癖だけが殊更にクローズアップされていた頃。後に刊行された関連本と比べても生々しさは比較にならない。3冊に分冊して裁判を追っているだけあって子細に至るまで記載されている。中巻へ。/1975年高知県安芸市の6人殺害事件は1938年の30人殺害事件の最多殺害記録を塗り替えようとして起こったもの
ジャズクラ本
2020/08/11 23:59

/この30人殺害事件は岡山県下で発生し、「津山の三十人殺し」と呼ばれる。横溝正史の「八つ墓村」はこの事件にヒントを得て書いたものだし、松本清張はドキュメントとして「闇に駆ける猟銃」を執筆している/福島章(上智大学)「犯罪者たち 罪にいたる病」

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ジャズクラ本
○遥かな後世、とある宇宙生命体の図書館に蔵されている歴史資料三編を紐解く設定で構成されている。「たったひとつの冴えたやりかた」はヒューゴー賞の最右翼と目された作品だが、事故犠牲がテーマになっているだけに、個人的には物語にのめり込めない苛立ちが残念だった。余計なことを考えなければ充分魅力的な作品です。「グッドナイト、スイートハーツ」は恋人とそのクローンの話、「衝突」は異星人とのコンタクトにより危機を回避する話。何れの編も序盤は設定を追うのに苦労するかもしれませんが、終盤30~50頁で俄然面白くなります。
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ジャズクラ本
◎一関のジャズ喫茶ベイシーとそのマスターを主題にした短編小説。マスターの菅原正二と村松友視は昵懇の仲。村松友視初読みだが、見かけ同様なかなか尖ったシブい文章を書く。この短編の客が実在なのか創作なのかは不明だが、なんとなく実在なのではないかと思う。最初は軽いイカした小品が、編を重ねるにつれ重いテーマになっていく。家出、不倫、結婚と離婚、人の死。。なるほど、村松友視とはマスターの好む、「頭はクールに、心は熱く」を地でいく作家であることが良くわかった。面白かった。/谷崎潤一郎「陰翳礼賛」
ゆたさん・∪・ω・∪
2020/08/07 01:53

これは読まないと。自分もまだまだ修行が足りないな。

ジャズクラ本
2020/08/07 20:22

ゆたさん、僕もこんな大人になりたいと思いつつ、結局酒もバラもない冴えない大人になってしまいました。ゆたさんならまだ間に合います。是非とも良い男になって下され。

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ジャズクラ本
再読◎この巻号は<洛北諸道>、<郡上街道>→<白川街道>、<丹波篠山街道>、<堺・紀州街道>、<北国(敦賀、武生等)街道>を収録。司馬の全作品を俯瞰した場合、若い頃の幻想小説は実に面白いし80年以降は一定の評価を得て大家の貫禄も出てくる。しかし、一番脂が乗り気ってその実力を遺憾なく発揮しているのは70年代、司馬45~50代の作品にみることができると思う。この巻号はまさにその頃で、無尽蔵にさえ感じられる知識群や司馬特有の趣のある風景描写、市井の人々への暖かく広やかな眼差しなどこの作家の真骨頂を楽しめる。
ジャズクラ本
2020/08/05 18:55

/新井白石「藩翰譜」 <堺・紀州街道>河盛好蔵との交流/信長はオペラも観賞している/堺では永禄9年頃からクリスマスが行われていた/「陰徳太平記」/岩生成一「南洋日本町の研究」/「武辺咄聞書」/「明良洪範」/「武功雑記」/秀吉につかえて大名となった小堀遠州のこと <北国街道>聖武天皇727年に渤海国(満州あたりのツングース、扶余族)から国交を求めて入貢貿易(宗主国は日本)を行ってきており、その回数は33回を数えた/「越前人物志」/「論集 日本文化の起源」(平凡社)/武生の「ふ」は府中の「ふ」

ジャズクラ本
2020/08/05 19:04

/新保にはナツメが多く、ナツメの多い中国や満州の風景に重なる。ナツメは万葉集に出てくるので相当古いが、水仙は万葉集には見えない。室町の頃にはあったようで、和寇なり禅僧なりが持ち帰ったものと思われる/谷崎潤一郎「陰翳礼賛」/天女に憧れたため天羽衣を盗んで帰られなくして妻とした話、この天女は渡来人の娘であるという説あり/秀吉勝家攻防で筒井順慶が洞ヶ峠で知らぬ存ぜぬを決め込んだ話/「武家雑記」

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ジャズクラ本
○宮本常一の自叙伝で、日経新聞の「私の履歴書」の長い版と思えばよい。宮本は54歳まで渋沢敬三に師事し、書生或いは食客という立場にあり(無論嘱託的な仕事はしていた)、大学で教鞭をとり、執筆による生活の基盤を確立するのはそれ以降である。半ばニートみたいなものだが、若い頃からフィールドワークを彼のライフワークとしてこだわり抜き、且つ記録とアウトプットを怠らなかったことが彼の偉さだと思う。収入は大切だが、それ以上に自分の歩く道を見据えて着実愚直に歩き続けた人という印象が強く残った。/宮本常一「民俗学への道」
ジャズクラ本
2020/08/03 10:18

/雑誌「郷土研究」で柳田国男が用いたペンネーム。久米長目、赤松某、川村某、大野芳宜、菅沼可児彦、尾芝古樟、中川長昌、安東危西、佐々木繁、山崎千束、桂鷺北、竹中賛蔵、板垣某、榎本御杖、森緑、小野吾滑、清水松亭など。

ジャズクラ本
2020/08/03 23:04

出勤前に慌てて書いたレビューのため汚い文章でした。修正です。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/03/04(576日経過)
記録初日
2013/08/01(2617日経過)
読んだ本
1057冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
332195ページ(1日平均126ページ)
感想・レビュー
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