向田邦子の何がすごいかというと、つかみの文章がうまいというのもあるけれど、この人間観察力と独特な自己分析だろう。 普段小説などはあまり読まないが、読んだとしてもSFか歴史小説が多いので、こういう人の心の機微をとらえた文章をたまに読むと新鮮だ。

ピクサーでCFOを勤めていたローレンス・レビーが、波瀾万丈のピクサー黎明期を語る。 一人称で書かれているので、読んでいて自分もピクサーの一員になったかのような気持ちで、ピクサーの産みの苦しみを味わえる。 著者のレビーとスティーブ・ジョブスと、ジョン・ラセターをはじめとするピクサーのメンバーたちがどのような困難に直面して一つ一つ解決してきたが 詳しく書かれている。 これから自分で何かを始めようという人が読めば、この本そのものがスタートアップのメンターになってくれるだろう。

言語学、とくに音声学について小学生でもわかる教え方で解説されていて楽しく学ぶことができる。 タイトルのお菓子の名前についても面白いのだが、他にもプリキュアのキャラやポケモンの名前の解説が面白かった。

向田邦子の何がすごいかというと、つかみの文章がうまいというのもあるけれど、この人間観察力と独特な自己分析だろう。 普段小説などはあまり読まないが、読んだとしてもSFか歴史小説が多いので、こういう人の心の機微をとらえた文章をたまに読むと新鮮だ。