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1月の読書メーターまとめ

レイジング・ブル
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150ナイス

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  • GoGoPenguin811

1月のトップ感想・レビュー!

レイジング・ブル
カードローンによる多重債務を題材にしたミステリー。 三十年近く前の作品なので、社会のシステムや風潮は当時と変わっている面もあるだろう。が、普遍的な人間の「業」が描かれているので、胸に迫る感慨があった。 単なるミステリーに終始することなく、人間を描こうとしている宮部みゆきさんの姿勢を強く感じた。 敢えて余韻の残るラストにしたのだろうけど、喬子が何を語るのか聞いてみたかった気はする。
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1月の感想・レビュー一覧
9

レイジング・ブル
巻を措く能わず、という感じの圧巻の最後巻だった。大政奉還による無血革命方式と、薩長による武力倒幕という正反対の策動が同時進行していく様に、ハラハラしながら読み進めた。竜馬が桂浜に降り立った場面は、何度か旅行で訪れた時の情景と重なり、感慨深いものがあった。大政奉還が成就し、竜馬が徳川慶喜の英断を思って涙する場面は胸に迫るものがあった。暗殺事件に関しては、敢えて簡潔に描かれている。それだからこそ、最後の一文が燦然と輝くのだろう。読了して茫然とし、印象深かった場面をパラパラ読み返しているうちに涙ぐんでしまった。
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レイジング・ブル
いろは丸事件で、紀州藩を相手に一歩も退かない竜馬の気概はすごい。「船を沈めたその償いは金を取らずに国を取る」なんていう唄を作って世論を味方につけるなど、面白過ぎる。中岡慎太郎の奔走ぶりも大きい。岩倉具視の描写は、凄みのある人物像がひしひしと伝わってきた。そして、時勢の孤児になる覚悟で、船中八策を立案して風雲の中に飛び込む竜馬は、まさに命がけだったに違いない。回天に向けてぐんぐん盛り上がってくる物語を感じた。次はいよいよ最終巻。竜馬の生きざまを見届けたいと思う。
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レイジング・ブル
薩長同盟というのは竜馬の独創ではなく、当時の志士の間では公論だったというのは意外だったが、机上の空論を実現させえたのは竜馬の人間的魅力というものなのだろう。藩という体面に囚われている桂と西郷の心情をほぐしていき、ついに結盟に至る場面は、感慨深いものがある。一転して寺田屋事件では、竜馬の手紙の文章を交えた迫真の描写にハラハラドキドキした。新婚旅行で、天逆鉾を二人で引き抜いてみたり、まったくもって面白過ぎる夫婦である。そして高杉晋作もすごい。『世に棲む日日』のラストが思い出される。続いて第七巻へ。
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レイジング・ブル
池田屋事件、蛤御門の変と、長州の暴走が続き、時代が沸騰していく。竜馬の反対を押しきって池田屋で闘死した望月亀弥太の最期が印象的だった。蛤御門の変の後、亡き者の霊をなぐさめる流燈が川を流れてくる場面は、時代の哀しみを象徴しているようで、胸に迫るものがあった。竜馬と西郷の歴史的な邂逅の場面はドキドキした。それにしても、おりょうの情緒不安定ぶりはすごい。この人のどこを竜馬が好きになったのか、全くわからない。寺田屋事件では活躍するんだろうけど。続いて第六巻へ。
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レイジング・ブル
長州藩の暴走、その反動による失脚で時代の流れがガラリと変わる。土佐勤王党の粛正、「まだ竜馬がいる」との思いを胸に腹を切る武市の最期はなんとも悲しい。容堂は『酔って候』などの短編にも出てくるが、武市に対しては愛憎ない交ぜという感じだったのだろうか。それにしても、竜馬の女性関係は……さな子が可哀想ではないか。続いて第五巻へ。
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レイジング・ブル
勝海舟との出会いにより、自分の進むべき道を次第に見いだす竜馬。倒幕の志士と幕臣という正反対の立場にありながら共鳴しあう二人は、当時の常識では量れない人物だったのであろう。勝との出会いがなかったら、竜馬の偉業もなかっただろうし、人との出会いは数奇なものだと感じる。それにしても、重さんに誘われて勝を斬りに行ったというのは史実なんだろうか。それとも司馬さんの創作?いずれにしてもドラマチック過ぎる。続いて第四巻へ。
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レイジング・ブル
桜田門外の変を機に時代が加熱してゆくなか、竜馬はついに脱藩。上士(山内侍)と郷士(長曽我部侍)という土佐藩独特の二重構造に限界を感じたんだろうし、あくまでも一藩勤王を目指す武市との訣別には複雑な思いがあったことだろう。権平、乙女、お栄たち家族の竜馬へ寄せる思いは切ない。それにしても、竜馬は既に二十八歳くらいで、享年から考えると遅過ぎるスタートだったことに驚いた。続いて第三巻へ。
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レイジング・ブル
黒船が来航したとはいえ、尊皇攘夷運動はまだ激化していない時期。何か大きな事をしたいと願いつつも、具体的には何をやればいいのか見えず、若い情熱をもてあましている竜馬は、ある意味普遍的な若者の姿なのではないだろうか。この作品の竜馬は、人間的にとぼけた味があり、友人にこんな人がいたら楽しいだろうなと思ってしまう。 今後、時代のうねりの中で、どう志を立てて英傑に成長していくのか楽しみである。 続いて第二巻へ。
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レイジング・ブル
カードローンによる多重債務を題材にしたミステリー。 三十年近く前の作品なので、社会のシステムや風潮は当時と変わっている面もあるだろう。が、普遍的な人間の「業」が描かれているので、胸に迫る感慨があった。 単なるミステリーに終始することなく、人間を描こうとしている宮部みゆきさんの姿勢を強く感じた。 敢えて余韻の残るラストにしたのだろうけど、喬子が何を語るのか聞いてみたかった気はする。
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読書データ

プロフィール

登録日
2019/04/20(678日経過)
記録初日
2019/04/21(677日経過)
読んだ本
136冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
50150ページ(1日平均74ページ)
感想・レビュー
104件(投稿率76.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
A型
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