営繕かるかや怪異譚

営繕かるかや怪異譚
あらすじ・内容
雨の日に鈴の音が鳴れば、それは怪異の始まり。袋小路に佇む喪服姿の女を、決して家の中に入れてはいけない。(「雨の鈴」)住居にまつわる怪異を、営繕屋・尾端が修繕し、解決する。心ふるわす恐怖と感動物語。

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営繕かるかや怪異譚の感想・レビュー(2572)

城下町を舞台にした怪異短篇集。親戚から譲り受けた古い家、というシチュエーションが繰り返される。そこで起こる怪異と、家の営繕で怪異と共存していく方法を提案する若い職人。はやりのラノベ風かと思って、初めは進まなかったものの、丁寧な語り口と職人の淡白な描き方に、より怖さが増す。屋根裏に誰かいる、井戸から上がってくるもの、ガレージで聞こえる「ママ・・・」背筋がひんやり。
★4 - コメント(0) - 3月25日

旧家に起こる6つの怪異譚。怪異現象に悩む住人を営繕屋・尾端が手助けする。霊を祓うのではなく霊の気持ちに寄り添うような形で家をリフォームしたり修繕したりする。尾端さんは最後にちょこっとしか登場しないんだけど出てきてくれたらもう一安心。キャラが良い!これは次作とか出ないのかな?ぜひ書いてほしいなぁ~( *´︶`*)
★49 - コメント(10) - 3月23日

初めての小野不由美。女版京極夏彦みたい。心理的描写もさる事ながら細やかな描写で情景が目に浮かぶ。本当に同じ町内と思う程町並みが全く顔色が違う所ってある。袋小路なんて聞くだけで怖い。家の中は綺麗にした方がいいが軽々しくリフォームしないに越した事ない。中古住宅購入した知り合いが業者に玄関の向きを変えた方がいいと助言を受けその通りにした。お陰で幸せな日々を送っている。見えないものは救いを求めてるから入り口から入ったなら出口もご案内しなくては。私は私より前にこの土地にいた方々に敬意は払っている。見えませんが。
★12 - コメント(0) - 3月22日

家に纏わる怪異の短編集。霊はジグザグに進むとか突き当たりに沸くといったことは聞いたことがあるが、やはり霊が進むという現実に怖さは増幅する。一話のボリュームも丁度良いくらいなので読んでいて疲れない分、程よく怖さが入ってくるのがグッド。表題の営繕かるかやの意味は読んでわかったが、もう少し活躍してくれてもよかったかな、との感想。
★34 - コメント(0) - 3月16日

デビュー作からずっと、一番大好きな作家さん。発売日に買ったのに、図書館本を優先してやっと読了。ぞくぞくしたー!解決法がはっきり書いてないものや、修繕したその後が書かれていないものが、とってもリアル。中でも【雨の鈴】が一番怖かった。基本的に怪異と共存できる知恵って感じの筋の中で、雨の鈴はやり過ごすだけ。気づかなかったり対策ができなかったら、知らずに引っ越した時にそのリミットの日だったら、そう思うと震え上がる。怪異は現象だけど、言い伝えには理由がある。年寄りの話は聞いておいて損はない。尾端さん、好きだ。
★19 - コメント(1) - 3月11日

短篇集。どれも古屋にまつわる怪異がテーマになっている。家に思いを残し彷徨う魂、それに困っている家の住人。そしてその両方を救う若い営繕屋尾端さん。怪異の描写はさすが小野不由美、めちゃくちゃゾッとする。そして、怪異を祓うのではなく、そっと寄り添うように家を直していく尾端さん。そのギャップにやられる。どれもほっこりするような終わり方だ。
★11 - コメント(0) - 3月10日

発売当初にうきうきして購入したものの、なんだかもったいなくて。『十二国記』の続きもまだかかるという情報を得たので、ようやく読みました。連作短編で、引っ越しやリフォームなどで手を加えた後、家で心霊現象が・・・。それを解決してくれるのは、神主でも僧侶でも霊能者でもゴーストハンターでもなく、営繕屋さん。しかもお祓いとかではなく、営繕(建造物の新築と修繕)で。心霊現象はゾワッとするけれど、そこまで怖くはない。しかし、引っ越しは別として、ちょっとしたリフォームとかで障りが出るとか、想像すると怖いかも。
★16 - コメント(0) - 3月10日

家にまつわる怖い話ばかり。ゴーストハントみたいになぜこういう事が起きるのか調べたり、霊能者を呼んでお祓いするのかなと思っていたら、大工さんが自分ができる範囲で解決する話だった。原因を直接解決するのではなく、自分の不利益にならないようにする解決法がとても新鮮。『雨の鈴』が一番怖かった。
★35 - コメント(0) - 3月8日

【図書館】 読了。 これもずっと気になっていてたまたま図書館でみつけた。 家にまつわる怪異を営繕で取り除く連作短編集。 危惧していたよりもホラー要素は少なくて安心した。
★11 - コメント(0) - 3月5日

余り怖い話ではなかったけれど、なるほどな、と思いました。今まで家の様式とかを気にしたことはありませんでしたが、これまでそういう形で続いてきたのには何らかの理由があるのかもと感じます。
★19 - コメント(0) - 3月2日

家にまつわる怪奇談の短編集。どの話も怖いのだけど、どの幽霊も悪意がなくて、この世はそういった見えないものとの共存で成り立っているのかなという気がした。
★10 - コメント(0) - 2月26日

ホラー要素と主人公のあざとさを、文章力と構成、ミステリ的仕掛けでまとめてある印象。レベル100主人公は好きじゃないな、という個人的嗜好を痛感。ミステリー作家の書いたホラーという味。
★7 - コメント(0) - 2月16日

こんなに爽やかで後味のいい怪談は初めてです。かるかやさんの、気負わない、さりげなさが良かった。人の〔霊の?)気持ちを思いやる優しさが温かいきもちにさせてくれました。ただ雨の鈴は怖くて再読は無理。一番情のなく怖いのは、檻の外の麻美の親と親戚では?
★96 - コメント(0) - 2月12日

淡々と核心を汲み取って解決に導く尾端の人柄が印象的だった。どの話も怪異に悩まされる様子をじっくり描いているので尾端が出てくるのは最後のほんの少しだけなのだが、登場した時点でもう空気が和らいだように感じさせてしまうという存在で、とても魅力的。自然に受け流すような解決方法も興味深くて面白かった。
★9 - コメント(0) - 2月6日

身構えるほど怖くはなかったが、あっという間に話に引き込まれる。流石小野不由美さんだなあ。特別な力で幽霊退治! などの派手さはないが、新しい視点からの解決が新鮮だった。
★4 - コメント(0) - 2月1日

家に起こる現象に意味があって、それらを営繕屋・尾端が丁寧に説明してくれる。後味すっきりのお話ばかりでよかったです。
★9 - コメント(0) - 1月31日

怖いけれど物悲しさを感じる作品でした。さすが小野不由美。そして最後の話のシングルマザーとお子さんは幸せになって欲しいなあ。
★8 - コメント(0) - 1月29日

怖くて夜は読めなかった。古い家に漂う雰囲気や暗さみたいなものが、怖さを倍増させる。お祓いとも違い、退治じゃなく共存。うーん、でも私だったら無理。目に見えない存在って本当にあるのかもしれない…。特に「雨の鈴」がもう怖すぎる。思い出してもゾクゾクする。
★34 - コメント(0) - 1月27日

表紙のせいか、蟲師を思い出した。祟りではなく、障り。もっと繋がってくるのかな?と思いきや、尾端が出る以外は共通点もなく。もっと続くのかな?
★7 - コメント(0) - 1月26日

★★★☆☆ 図書館本。
★1 - コメント(0) - 1月25日

一言で、よい意味で不気味。 城下町から残る古い家。 陽があまり入らず湿気も溜まる、どことなく落ち着くことができない。 そして闇が襲ってくる。 見えそうで見えない、はたまた、こちらに危害を加えそうにないけれど、それでも【いる】ことに対してどうしようもない恐ろしさがわいてくる。 日本独特の恐怖がここにある。 そんな恐怖を営繕屋である尾端が、修繕。 尾端についての詳しい説明は文中にはないものの、怪異現象に対して専門家ではなく、家主に助言し、意向を聞いてから修繕する行動は、恐怖の中にほっとする束の間が与えられる。
★11 - コメント(0) - 1月23日

淡墨の様な、仄暗い色調の話。怖くはないけど、しっとりする感じ...
★25 - コメント(1) - 1月21日

表紙が「蟲師」の漆原さん!the japanese horrorという小説。自分はまだ母方の実家が田舎の平屋なので作中の家のイメージがつきやすかったのですがそのうち分からい人も出てくるんじゃ…と時代の流れを感じました。営繕屋さんがこの話の中心なのに最後に少し出てきておしまい。なのに凄い印象深くて残っています。
★11 - コメント(0) - 1月17日

古い家にまつわる怖い話。幽霊と共存という発想がなかったので新鮮だった。続きを書いてほしい。
★10 - コメント(0) - 1月12日

怖いだけのストーリーではないのですが、これから先の方が怖くなるとのレビューを見て挫折。
★5 - コメント(2) - 1月11日

2017年1冊目。古い家が引き寄せる怪奇現象。営繕屋がひと手間加え一件落着、という短編集。どの短編も結構不気味だが、残り数ページで営繕屋が出てくると安心感半端ない。それにしても年末年始用に選んだ本が、ことごとく不気味な本ばかり。これも引き寄せか…。
★81 - コメント(0) - 1月1日

除霊か浄霊かではなく、そこにある霊障とどう向き合って「共存」していくのか。悪霊の頃とは違う見方の提示。かるかやって営繕関係と仏教系のダブルミーニングかな。尾端はGHのナルと対極なキャラ。ナルの本来したい事は原因究明で「解決はついで」。尾端はその逆。容姿も語られず「若い」「普通」とだけ描かれる。下の名前は分からない。でも、明るそうな堂原がどうしてもな時に泣きつく先で、滅多に言わない「怖い」を聞く人で、その始末を押し付けられた時にお客に「あいつ」とか、その辺の話をにこやかにしてるの小野作品の住人っぽい。
★11 - コメント(0) - 2016年12月31日

家にまつわる怪異の短編集。直接襲ってくる怖さじゃなくて、わからないけど何かいる、っていう怖さ。でも、最後は営繕かるかやさんのおかげで解決。話の途中までドキドキして、尾端さんが登場するとあー!やっと来てくれたー!と安心する(笑)「雨の鈴」「檻の外」が怖くて良かった。
★21 - コメント(0) - 2016年12月25日

家の中に、それはいる。古い家屋に住む家族が遭遇する怪異。本格的なホラーのようにただ怖いというだけではなく、解決に向けて動き出し、少しそれらの立場が営繕かるかやの尾端によって分かってくると、少し心が温かくなるような、切ないような短編集。いわゆる除霊をするのではなく、悩まされている人々が住む家をリフォームしたりして解決しようというのは新しいと思った。事が起こる場所が家の中ということもあり、色々と想像しやすいので、自分の家のそこにそういうのがいたら…と考えてみるとぞっとする。尾端についてもう少し知りたかった。
★20 - コメント(0) - 2016年12月21日

古い家屋に付き纏う怪異譚。「営繕」とは 良い表現!正に営みを繕う話。私も6歳迄は 古い茅葺きの暗い家に住んでいた(60年前は それが普通の家 笑)縁側の向こうは隣家との境も無く雑木林が続き 梁からたまにマムシが落ちて来るし 井戸もあり こわーい話 満載の家でした 笑。だから どの家にも 何故か郷愁めいたものがあり 懐かしさを伴いながら読了。ここで秀逸だと思ったのは 生活を営みながら ちょっとした歪を解決していく方法を編み出す「営繕かるかや」の尾端の解決方法であった^_^
★57 - コメント(4) - 2016年12月10日

古い家屋に纏わる怪談集。迫り来る恐怖じゃなくて、そこに居合わせてしまったが故の恐怖。一つ一つの話が完成度が高くて、一気に読めました。
★11 - コメント(0) - 2016年12月2日

図書館本。短編集。障りのある家屋の修繕をして、障りを取り除くというよりむしろ、受け流すことによって普通の生活を営むことを可能にする。どの話も、程度はあれど終わり方に希望があるので、読後感がいい。「異形のひと」の最後に出てきた長持が気になるけど。それから、「雨の鈴」は根本的には解決してないので、その後どこかでまずいことになってないといいけど。古い家は好きなので、もしものときに「営繕 かるかや」が実際にあったらありがたいなあ。
★15 - コメント(0) - 2016年12月2日

古い城下町に住む人々が遭遇した怪異。それを霊能力ではなく、建物と話を聞いて推測し、家を変えることで解決する一人の若者。城下町に住む一人一人の背景や現在の情景が書かれている。重いのだが希望が見える書き方。でも最後に母子ものはちょっと気分が晴れない・・・。中の各話の扉絵やロゴはとってもいいのだが、表紙のロゴのレモンイエローも、このロゴで蟲師のチョイスも合ってないと毎回見て思う。中の写真のように建物の写真のほうがよかったんじゃないだろうか。
★10 - コメント(0) - 2016年11月30日

六話の短編。各話の一行目がドキッとするほど恐ろしい。怖い話を読むぞーと思っているからかゾクっとし、そのまま怪奇の世界に入ってしまう。一気読み作品でした。小野先生は期待を裏切りません。
★15 - コメント(0) - 2016年11月29日

古い城下町に残る怪異。日常に潜む闇だからこそ、夜中に思い出してついつい周り確認しちゃうような、震え上がる程でもないんだけど。でも、営繕屋のおかげで、退治するわけではなく、優しい対処に最後はほっとする。モデルは九州かなーとは思うけど、どこだろう。
★14 - コメント(0) - 2016年11月28日

城下街のいわくつきの古い家の怪異のお話。各タイトルの文字がこちらを覗き込んでいる怪異の様。文体からひんやりと薄暗い情景が浮かんでくる。全編怖いけれど読後感は悪くない。『雨の鈴』は一番ゾッとした。
★32 - コメント(1) - 2016年11月28日

「奥庭より」はなかなか不気味だった。尾端氏が万能な割にキャラ立ちしていないので話自体にも軽い印象を与えてしまっている。最後の話は彼を絡ませて落として欲しかった。
★8 - コメント(0) - 2016年11月28日

背筋がぞくっとする静かな違和感がひたひたと忍び寄ってくるような怖さは、さすがの一言。どの障りも営繕のお蔭で取り除かれるのが、救い。
★13 - コメント(0) - 2016年11月27日

家にまつわる怪談短編集。久々に日本の怪談らしい、ゾゾっとくる本に出会い、これこれ!と怖いながらも一気に読みました。どの話もあと腐れなく良い感じ。
★41 - コメント(0) - 2016年11月20日

営繕かるかや怪異譚の 評価:86 感想・レビュー:1279
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