2020年 夏の課題図書 特集

青少年読書感想文全国コンクール

2020年 青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれた本を、読書メーターに投稿された感想・レビューと一緒に紹介。

環境や平和をテーマにした作品などが選出されています。夏を楽しむ、学びの1冊としてチェックしてみてください!

*感想・レビューはネタバレを含む投稿を除き、ナイスが多い順に自動で表示されます。

高等学校中学校小学校高学年小学校中学年小学校低学年

高等学校

廉太郎ノオト
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いつでも母さん
2019-10-19

『荒城の月』『花』いつ聴いても詞と曲が胸の奥を締め付ける様な楽曲だと思う。久々の谷津さん、滝廉太郎の生涯をしみじみ読んだ。音楽・・ピアノもヴァイオリンも弾けないけれど、天才の努力・真摯に向きあう姿に感動すら覚える。何気なく口ずさんで来た唱歌は廉太郎の作曲が多かったのだなぁ。それにしても23歳を一期としては早すぎる。大好きな姉と同じく結核とは。最期に聴いた水琴窟の音が哀しく響く。

ゆみねこ
2019-10-23

瀧廉太郎の一筋に音楽を追求した短い生涯。もし、廉太郎があと10年生きていたら、日本の音楽界はどのように発展しただろうか?とても読み応えある1冊です。お薦め。

カノコ
2019-12-28

滝廉太郎、音楽の教科書に出てくる眼鏡の人。確か「荒城の月」を作曲した人。その程度の知識しかなかったが、才に恵まれ、人に恵まれ、努力の人だったのだな。そのあまりにも短い生涯を、天才バイオリニスト幸田幸や師であるドイツ人ケーベルなど、魅力的な人たちの旋律が彩る。高みを目指す人たちの生き様は読ませるものがあるが、それ以上に廉太郎が病に倒れてからの描写は鬼気迫るものがある。結局、芸の極みは神の領域で、常人には手が届かないものなのか…。この時期になるとよく耳にする童謡「お正月」を滝廉太郎が作曲したとは知らなかった。

フラミンゴボーイ
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NAO
2019-12-16

知的障害はあるけれど動物を癒す力があるロレンゾの一家と、ロマの一家の交流。暗い戦時中の話だが、この話の中には、悪人はあまり出てこない。侵略者であるドイツ軍の伍長も、侵略者という顔の下に子ども好きの優しい顔を持っている。おそらくは、ユダヤ人やロマに対する迫害はもっと過酷なものだっただろうが、それは、作者は、優しい話を書きたかったのだろう。心優しいロレンゾの周囲には、悪人は要らない。

chiro
2019-12-08

マイケル モーパーゴの新刊。今までの涙を誘うような重く悲しいものではなく、軽めの児童書という印象だった。発達障害だが人や動物を深く理解する事が出来る少年とその両親、彼等に匿われているロマの家族、悲しみを抱えながらも彼等を影で助ける善良なドイツ兵士。ストーリーも良く登場人物も素敵な人が多いが今までのモーパーゴ作品の中では少々薄っぺらく感じ、終盤も肩透かしを食らってしまった。

おーうち
2020-03-12

2日がかりで読んだ。児童書にしては厚い。戦争ということをまたまた考えさせる、マイケルモーパーゴだ。さいごのハッピーエンドもいつものようにつつましいけど絶対感動するお話しで締めくくられている。メリーゴーランド。どうして子ども時代は楽しかったのだろう。それにも気づく。天才少年のフラミンゴボーイも怒りとか持っていて、逆に隠せないから、それで人からは普通じゃないと思われるけど、普通の人のほうがむしろ残酷で、敵のドイツ兵の方がフランス民兵よりも慈悲があるし。狂気の時代は自分でも何かしでかすかも。誰も責めれない。

キャパとゲルダ:ふたりの戦場カメラマン
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遥かなる想い
2020-08-11

戦場カメラマンとして 著名なキャパと その恋人ゲルダの若き日々の物語である。 反ユダヤ主義の気運が高まる中で、 若い二人はどう生きたのか。 この時代のスペインの風景が写真とともに蘇る。 世界で最も有名な戦場カメラマンの 足跡を 写真とともに 現代に伝えてくれる …そんな作品だった。

まさ
2020-08-04

『キャパの十字架』を読んでから、キャパが背負い続けたものに関心があった。そこにはゲルダの人生も知っておかなければならず、戦場での彼女の生き様について本書が満たしてくれているようにも思う。「崩れ落ちる兵士」の真贋については補遺で触れられ、登場人物等の解説もあることがありがたい。そして、スペイン内戦の勃興やそれに伴ってヘミングウェイの関わりについても関心が広がる。冒頭にあるノルマンディの写真に至るまで、"キャパ"の作品はやはりゲルダの存在なくして成り立たないのだろうなぁ。

リラコ
2019-10-07

#Netgalleyで拝読したため、半分。ゲルダがちょうど将軍に頼んで車に乗せてもらうことにするところまで。あぁ、それはいかんです。乗ろうとしちゃダメ。キャパとゲルダ。ゲルダの気持ちがものすごくわかる。まさにコパンって感覚。ほかの本ではゲルダの撮った写真なのかキャパなのか実はわからないものも多いとか。同じシーンを2人が撮ったものが2点あったけれど、先のものはゲルダの目線が素晴らしく、被写体の気持ちに共感しているのがわかる。後に載っていた逃げてきた家族のものは、ゲルダのものは引いて撮っているのは哀しみゆえ?

中学校

天使のにもつ
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mocha
2019-10-22

いい加減な中学生フータが職場体験に選んだのは保育園。子どもと遊んでればいいだろうとの安易な思惑だが、もちろん保育士の仕事は大変で・・。プロってすげぇ、あの子をなんとかしてやりてぇ。ありのまま中学生の意識改革。5日間の体験で見違えるように成長するわけもないし、つらい子どもを救うヒーローに祭り上げていないところがいい。このリアリティはきっと中学生読者の気持ちを寄り添わせてくれると思う。

ゆみねこ
2019-03-05

中学二年の斗羽風汰が、楽そうだからと職場体験先に選んだのは、「エンジェル保育園」。彼が5日間の経験で得たものは?これは、大人が読んでも中々考えさせられて、素敵な1冊です。

美紀ちゃん
2020-06-01

課題図書。おでこのチョンマゲ。職場体験学習は、人それぞれだけど、やはり学ぶことが多い。2年生以上ならば自分の体験も交えて感想文は書きやすい。介護問題、育児放棄の問題、ペットを飼うこと命の問題などテーマはたくさんあるけど、あれだね。成長していく物語は読んでいて楽しい。はじめはチャラい少年でどうなることか?と心配だったが、風汰くんは理解がはやかった。保育園の先生の要望をちゃんとこなすことができていたし、園児からも慕われていた。良い体験学習ができて良かった。

11番目の取引
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ケイ
2019-09-03

アフガニスタンから難民となってアメリカにたどり着いた少年と祖父。ヤングアダルト向けとは言え、変わってしまった自分の祖国を思い、現地での辛い経験からくるトラウマをかかえた難民の人達の状況は十分に伝わる。主人公が花火でパニックを起こすくだりで思ったこと。私は夜にうちへ車で帰る時に淀川の視界のいい橋を渡るのだが、その時に橋の向こうの山から飛行機が飛んできて段々と大きくなるのが見えると空襲みたいと思うのだ。また、センバツの時のサイレンの音が空襲警報みたいに聞こえるのだ。お年寄りの方はどうなのかしら。

chimako
2020-07-05

読書感想文課題図書。生徒たちにはあまり馴染みのないアフガニスタンからの難民の話。父と母を爆撃で亡くした少年サミ。祖父と二人でアメリカに暮らす。祖父はアフガニスタンの民族楽器ルバーブの奏者。街頭の演奏で日々の糧を得ていたが、ある日そのルバーブが盗まれた。落ち込んでいた時クラスメイトのダンが声をかけてきた。ルバーブを取り戻す!自分の持っている物を交換しながら資金を貯めるサミ。いろいろな人の協力で取り戻すまであと一歩!タリバンの横暴、盗品と知って買い取る質屋なども挿入しながら友情と再生を描く。どこまで響くか。

☆よいこ
2020-06-16

YA。アフガニスタンからアメリカに、難民としてやってきたサミとじじ。じじは伝統楽器ルバーブのプロ演奏家だったが、今では地下鉄構内でひっそりと演奏していた。しかし、ルバーブはサミの腕から乱暴に持ち逃げされてしまう。盗まれたルバーブはある楽器店で見つかるが、取り戻すためには700ドル必要だ。サミは友人ダンの手助けで、物々交換の取引を始める。▽アフガニスタンのこと、イスラムのこと、戦争のこと、難民のこと等、ニュースで見たり聞いた気になっていたが、なにも知らなかった。良本。おすすめします。

平和のバトン 広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶
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やっさん
2020-08-06

★★★☆ 被爆体験者への取材を繰り返した高校生が、原爆を「絵画」で記録。写真はどうしても客観的で無表情なものになるが、絵画は主観的で感情的なものとなり、原爆の事実を伝えるためにはより効果的だろう。

ぶち
2020-08-06

原爆が広島に落とされてから75年、被爆者の平均年齢は83歳。やがて、被爆者がいなくなってしまう日も近いです。被爆者の記憶は失われていってしまいます。被爆者の"記憶"を、高校生が絵にして"記録"する[次世代と描く原爆の絵]プロジェクトでは、これまでに40人の被爆者の記憶を、111名の高校生が134点の絵にしてきました。絵に記憶していくことは、戦争や原爆を見つめ直すバトンが次世代の人に手渡されていくことです。そして、プロジェクトの絵を観た人も、この本を読んだ私たちにもバトンは渡されているのです。

とよぽん
2020-05-25

読友さんたちの感想に誘われて。修学旅行の引率で何度も広島を訪ねたが、広島市立基町高校創造表現コースの生徒による『次世代と描く原爆の絵』プロジェクトは知らなかった。「平和のバトン」という本書のタイトルにも心惹かれる。高校生の柔らかな感性で被爆者の「記憶」を「記録」に残す、素晴らしいプロジェクトだ。掲載された油絵は見事な作品ばかりだ。もう退職したので、自分のペースで旅をして平和のバトンに触れて来ようと思った。この夏、行けるだろうか?

小学校高学年

ヒロシマ 消えたかぞく
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いつでも母さん
2020-07-30

原爆投下により消えた家族が沢山あるだろうー鈴木家の父親が撮った写真は、空襲を避けるために親戚の元に移動させてあったそう。あの日の前日まで戦時下ではあっても、子供らの笑顔の写真はからは撮った者(父)と被写体(子供ら)の幸せな関係が伝わってくるのだ。あの日を境に広島や長崎(そして沖縄も)が戦争の証人となったのだ。何年経とうがこの国が忘れてはならない事実。間もなく8月祈りの月。コロナ禍でも今年も8月がやって来る。

2020-06-14

広島に住む家族の被爆の話。一瞬にして家族の命が原爆投下という一瞬の出来事によって無残に奪われた現実を知るのには分かりやすい本。戦争中でも笑顔で毎日生きていた家族が生きてきた証は消すことは出来ない・・・本当にそうですね。

真香
2019-10-22

図書館本。昭和20年8月6日、広島に原爆が落とされるまで生きていた鈴木家の記録。カメラ好きのお父さんが撮り溜めた何枚もの写真には、確かに生命があって、生活があって… この一家と同じように命を落としたたくさんの家族があったということを忘れてはならないし、後世にも伝えていかなければならない。児童書だけど大人にもぜひ読んでいただきたいし、英語翻訳付きなので、海外の方にも手に取ってもらえたらいいな。素晴らしい写真を紹介してくださった作者の指田さんと、カメラマンの鈴木家のお父さんの六郎さんに、ありがとうと言いたい。

月と珊瑚
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アクビちゃん
2020-07-10

【2020課題図書高学年·図書館】主人公は、沖縄で暮らす小6の女の子。自分の名前なのに珊瑚という漢字が書けず、平仮名ばかりの作文を友だちにバカにされています。貧乏なので携帯持ってないし、ナイショだけど子供食堂のカレーが大好きな小6女子から見た、沖縄の抱える米軍基地問題、貧困などが書かれています。年頃なのに、お婆ちゃんが遊郭の遊女(沖縄の言葉でジュリ)だった知りショックを受けながらも、強く生きようとする珊瑚。沖縄文化や沖縄の「今」を知る事が出来る1冊です。珊瑚、名前を漢字で書けるようになって良かったね❣ 

モモ
2019-10-21

児童書。小学6年生の珊瑚は民謡歌手の祖母と沖縄で暮らしている。両親が離婚して、母が福岡で働き仕送りしているが生活は苦しい。沖縄の小学校なので、米軍のヘリが轟音をとどろかせ校舎の上空を飛ぶ。珊瑚の祖母が「沖縄は血と涙と珊瑚でできた島」と話すように、沖縄は第二次世界大戦で県民の四人に一人が犠牲になって、今も基地問題を抱えている。少女の成長とともに、そうした沖縄の現状も知ることができる良い話だった。

みつばちい
2020-04-24

沖縄民謡歌手のおばあと暮らす小六の珊瑚。書いた作文が東京からきた詩音に馬鹿にされ、漢字の勉強をしようと努力する。貧しく勉強もできない珊瑚は将来は祖母同様歌手になる為、練習しているが自分の境遇には満足していない。そんな中カッコいい月(るな)が東京から転校してきた。憧れの月とその祖母とともに珊瑚の祖母の唄う店に行った時意外なことがわかり、、? 沖縄の苦しみと誇りを少女たちの目を通して描いた作品。作者は現在沖縄在住。絵本「わすれたっていいんだよ」も沖縄のおばあの悲しい思い出がテーマの素敵な作品。高学年向け。

飛ぶための百歩
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chimako
2020-07-12

小学校高学年読書感想文課題図書。目の見えないルーチョが山に登ることで得た体験を通し少し大人になる物語。プライドが高く何もかも自分でやりたいルーチョが誰かの助けを借りて困難を越える。課題図書らしい障害を持った子どもが中心のテーマ。鷲の密猟という環境問題にも言及しながらハラハラドキドキの展開で続きが楽しみだった。日本ではなかなか難しい視覚障害者の登山。マラソンの伴走者のような存在があればモットー楽しめるかもしれない。本の少し山に親しむ者として、山の楽しみの裾野が広がると良いなと思う。

seacalf
2019-09-29

イタリア児童文学界最高の賞であるストレーガ・チルドレン賞を獲得したのは目の見えない少年ルーチョの物語。目が見えないからこそ視覚以外の感覚をフルに使って世界を楽しむルーチョ。彼のように全身で味わう山登りなら、ちょっとしてみたくなる。頑なになりがちなルーチョと、内気さが邪魔をして本来の自分を表現できないキアーラ、二人の触れ合いが新たな一歩へのきっかけになる。ワシの家族と密猟者達とのハラハラさせる攻防戦も描かれ、飽きさせぬ展開。表紙が素敵だと思ったらまめふくさんだったのね。YAなのでさらりと読める爽やかな一冊。

☆よいこ
2020-03-13

YA。5歳で視力を失った少年ルーチョは持ち前の記憶力の良さで、見えない中でも何でも自分ですることができる。人に手助けしてもらうことを嫌い意固地になるルーチョを、ベアおばさんは心配していた。ベアおばさんとルーチョは一緒に登山をして山小屋「百歩」を訪れる。そこで出会った同じ14歳の少女キアーラと一緒に、ワシのヒナを見るために山を昇る。その時、密猟者がワシのヒナをさらっていった。▽小学校高学年から読める。イタリア。

風を切って走りたい!:夢をかなえるバリアフリー自転車
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どら母 学校図書館を考える
2020-05-28

読書感想文コンクール課題図書。 これは、感想文書きやすいのでは? 仕事を別にして、興味深い。

杏子
2020-05-23

第66回読書感想文課題図書高学年向け。真剣に自転車作りに奔走する堀田健一さんの半生を描く。堀田さんの自転車に乗っている人の笑顔がすべてを現している気がします。一つのことに真剣に取り組むのはいいですね。 未来を担う子どもたちに、ぜひ読んでほしいです。

おはなし会 芽ぶっく 
2020-08-12

第66回全国青少年読書感想文課題図書 小学校 高学年 第46回青少年読書感想文コンクール 北海道指定課題図書 高学年 堀田健一さんの幼少期から、今を伝えている本。一人一人に合わせての自転車(バリアフリー自転車)作りを続けていることの素晴らしさ、認めてもらうまでの日々などご本人の苦労は並大抵ではなかったでしょう。ノーマライゼーション社会にはまだまだな社会を改めて感じます。

小学校中学年

青いあいつがやってきた!?
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mincharos
2020-07-22

小3なうちの息子は、今まさに友達と遊ぶ楽しさに目覚めていて、毎日のように「○○たちと遊んでくる!」と出かけて行く。家族以外の世界がこうやって広がっていくんだなと。本作の小4サトシは、元の学校では友達に囲まれて楽しかったけど、転校先の学校でうまく友達を作れず、両親共に仕事で不在の家に一人きりな休日。そこに「青いあいつ」がやってきて、新しい環境に縮こまっていたサトシを色んなところに連れ出してくれる。大人でも考えてるうちに不安だけが大きくなることってあるよね。「ごちゃごちゃ考えずに、なんでもまずやってみろ!」

chiaki
2020-05-29

今年度の中学年課題図書。転校してきたばかりのサトシ。父ほ単身赴任中、母は病院で忙しく働く。家で1人寂しく過ごし、友だちを作るタイミングを失っていた矢先に現れたのは…。読みやすいけどうーん、この手のストーリーもキャラクターもなんだか既読感があって、私にはあんまり響かなかったのが悲しいー。慎重なのは大事だけど、いろいろ疑心暗鬼になりすぎずに、一歩踏み出す勇気を持ちたいな。『ニコニコのまわりにはニコニコが広がっていく』

もぐたん
2020-08-08

息子の読書感想文用に。なかなか面白かった。子供も気に入って2回読んでました。子供に伝えたい言葉を代弁してくれます。自分が幸せになること、意識的に機嫌良くいることで、人に優しくできる。皆がそうなら、世界は平和。きれいごとこそ、子供には頑張って伝えたい。汚いことは自然に覚えるものだから。

ねこと王さま
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ままこ 🎐
2020-07-25

お城が燃えてしまい、のんびりした王さまと優しい万能ねこだけ別の家へ引っ越すことになり…。何も出来なかった王さまがねこに手伝ってもらいながら徐々に色々やれることが増えていく様子は微笑ましかった。ほのぼのとした絵もお話の雰囲気と合っていている。居心地のいい場所が自分たちで作れて良かったね。

mae.dat
2020-08-02

王様とはきっと、精神の事なのでしょう。 運の悪い出来事で新しい生活を余儀なくされるも、全く動じない。王としての威厳も失わない。そして順応する。特筆すべきは、王としての気位の高さは失わないままに、一般民を蔑ます事を決してしないという事。王として、上に立つものとしての品位を失わない。これこそ愛される王様です。 そんな王様に仕える猫ちゃん。君主と定めた主に忠誠を尽くす姿。普通の人より不便があるのですが……素敵な関係です。そんな気持ちに呼応する王様。見逃さないですよね。絆の深さに清々しい読了感を得られました。

mocha
2020-06-16

王さまもねこも召使いも、何から何までかわいい。ほのぼのとユーモラスで、挿絵のすみずみまで小ワザが効いてる。付箋にきれいな字を書くねこ、いいなあ。たくさん買い込んだコーラがそんなことに役立つなんて!読んでる間、たぶんずっとにこにこしてたと思う。〈感想文コンクール中学年課題図書〉

ポリぶくろ、1まい、すてた
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アクビちゃん
2020-07-18

【2020課題図書中学年·図書館】7月から買い物袋が有料化され、とてもタイムリーな事実をもとにした絵本です。昔は、ポリ袋なんてなかったから、ゴミを捨てても土にかえってたので、そのつもりで捨てられたポリ袋たち。それが、やがて道に積もり、家畜たちにも影響がでてきたので、何とかしなければいけないと、仲間たちとゴミ袋リサイクルの財布作りをはじめます。日本でも、環境の為にとゴミ袋を有料化したけれども、結局はゴミ袋を購入しているという現象がおきています。今の子どもたちが、大人になった時、ゴミ問題はどうなっているかな?

モリー🍉
2019-06-15

使い捨てプラスチックの問題が、ようやく国際的に大きな課題として取り上げられるようになった矢先にこの本に出会いました。西アフリカのガンビア共和国において、一人の女性の勇気ある行動が村の環境を再生し、女性の自立を助けたお話。私も、使い捨てプラスチックの消費を抑制する行動をとらねば!まずはマイバック持参に切り替えようかな。(今までは店から段ボールを貰っていました。)近所の公園の鯉堀に浮いているポリ袋も掃除しよう。ポテトチップスの消費も抑制しよう。(これは難しいかも。(笑))

misa*
2020-08-01

小学校中学年の課題図書。娘が今年、読書感想文デビューということで娘が選んだ一冊。7月から始まったポリ袋有料に伴って、子供の視点からプラスチックゴミがいかに害になるかを教えてくれる作品だと思う。アイサトという一人の女性が仲間を集って、リサイクルしていく姿はとっても逞しいし、女性がそのリサイクル品を売って収入を得るということも、また新しい風を吹かせたんじゃないかと思う。ポリ袋に溜まった水たまりから蚊が発生してマラリアが流行したのも、ヤギがポリ袋を食べて命を落としてしまったこともしっかりと子供にも伝わるだろう。

北極と南極の「へぇ~」くらべてわかる地球のこと
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☆よいこ
2020-07-28

児童書、ノンフィクション。中学年~。南極観測隊に参加した著者が、北極にも行きたくなって取材を行い、それぞれの共通点や違いを書いたもの。南極観測の歴史や北極に住む先住民の暮らしにも触れ、現在の環境問題について思いを巡らす。[第1章:南極と北極の「へぇ~」]Q&A形式で説明[第2章:人の社会と遠くはなれた南極]風邪ひかない、南極は砂漠[第3章:人がくらす北極]キビヤックは強烈[第4章:南極・北極から見える地球環境の変化]海面が上がるのは膨張▽イラスト可愛い。地図もわかりやすい。良本。

けんとまん1007
2020-07-12

ある程度は認識していたが、知らないことも沢山。こうやって、比べることで、より分かりやすくなる。南極越冬隊で、2通りあるのは知らなかった。そんな中で、極地だと宇宙も地球のこともわかるというのが、納得。

chiaki
2020-06-02

今年度の中学年課題図書。そういえば!今まで何となく知ってるつもりでいた北極と南極の違い。両者は似ているようで全然違うんだ!!驚きと発見がいっぱいの1冊で、頁数は少ないけど読み応えありです。南極観測隊の壮絶な歴史に感動。昭和基地に向かう「しらせ」の航路と所要日数にも驚愕。各国基地があるなか、最も行きにくいのが日本の昭和基地なのだそう。深く厚い氷から、昔の空気や温度、環境が解るということに果てしないロマンを感じます。北極の保存食キビヤック、とても興味あります。南極と北極から読み取れる地球環境の変化は特に必読。

小学校低学年

山のちょうじょうの木のてっぺん
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アクビちゃん
2020-07-14

【2020全国課題図書低学年·図書館】 にしやんが元気ないと思ったら、飼い犬のごんすけが死にそうなんだって… こわいけれど見てみたくなり、にしやんの家の行く事にした、いがらし君。ごんすけ、コチョコチョしたら元気になってくれるかな? しようとしたら、にしやんに止められちゃった… いつ死ぬの?とズケズケきいていた、いがらし君が何かを感じ優しく見守り始める。いがらし君も、ゴンスケを守る為に頼もしくなったんじゃない?! 「ごんすけは死んだって死なないんだよ」風が吹いたら、ゴンスケを感じられるネ。

ヒラP@ehon.gohon
2020-06-11

愛犬をみとるということは、悲しいことです。それも自分の生まれたときからの友だちだったらなおのことです。 この物語は、にしやんと愛犬ごんすけの物語でありながら、にしやんと全く性格の違ういがらしくんとの物語でもあります。 にしやんとは、ちょっと距離をおいてごんすけを見ているいがらしくんですが、二人が心を通わせるきっかけを残して、ごんすけは死んでいったように思えました。

chiaki
2020-05-29

今年度の低学年課題図書。はなまめ伝説を誇る「いがらしくん」と、ちょっと気弱な「にしやん」、そしてにしやんの飼い犬の「ごんすけ」のおはなし。今にも命を終えようとしているごんすけ。"死"というものに興味を惹かれにしやんの家に通ういがらしくん。その無邪気さはとても残酷なように思いましたが、子どもらしいとも感じます。にしやんの気持ちを徐々に理解していきながらも、コチョコチョしようとするところが、まだまだ子どもらしい。静かな命の終わりと、子どもの無邪気さのギャップがすごい。小1の長女はポカーンとしてました。

おれ、よびだしになる
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chimako
2020-01-31

何度も何度も読んだ。5才のぼくが毎年部屋へ出向き、15の年に入門する。呼び出しさんの仕事を一つずつ覚え、やがて初土俵。緊張して上手く扇子も広がらなかったけれど巡業のある日、よい声が出た。お客さんに誉められた。横綱にも誉められた。日本一の呼び出しになる!  良いなぁ。このところ東京場所は毎場所国技館に出掛けているが、まだ子どものような呼び出しさんがどんどん呼び出しさんらしくなってくのが楽しみのひとつ。ぼくと同じ、呼び出しさんが大好きだから。ずっと応援してるのは照矢さん。名古屋出身だって。

アクビちゃん
2020-07-12

【2020課題図書低学年·図書館】よびだしに憧れた少年が、よびだしになるまでの絵本。いつも力士にばかり目がいってしまうけど、脇役のよびだしにスポットライトが当たり、色々と知る事が出来る素敵な絵本です。相撲部屋で力士と共同生活する事や土俵作り、懸賞幕をもつ事など、へ〜!と思う事ばかりでした(^^) 君たちは、頑張れば何にでもなれるんだなんてイイなぁ〜!! 大きな夢を持って叶えて欲しい🌠

chiaki
2020-05-30

今年度の低学年課題図書。小さい頃から大相撲が好きで『よびだし』に憧れる僕。やがてよびだしとなり、先輩たちの仕事ぶりに追い付こうと精進を重ねる日々。憧れでなった職業も、やってみれば知らないことばかり。この1冊から、自分の将来の夢を思い描く子も多いんじゃないかな。多くの挫折も困難もあるけれど、遠回りしてもなりたいものになるための地道な努力を惜しまないで欲しいなぁ。私は恥ずかしながら『よびだし』という職業を、初めて知りました。まだまだ知らないお仕事がたくさんあって、世の中色んなお仕事に支えられてあるんだなぁ。

タヌキのきょうしつ
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chiaki
2020-05-31

今年度の低学年課題図書。明治6年「これからの世の中は教育が必要」とタヌキのお父さんは、自ら人間の子どもに化けて小学校で教えを受け、今度は自ら夜の小学校で教壇に立ち、子ダヌキたちに教えます。ある日それを見てしまった教頭先生は…。やがて忍び寄る戦争の影。普通に教育を受けられることの有り難さは、今のこの状況に通ずるものがあり胸が熱くなる。小1の娘にヒロシマの記述があるおはなしを読むのははじめてでしたが、ほっこりするお話しの中でしっかりとヒロシマの事実を伝える本書は、娘の心にもじんわりと沁み入る余韻を残したかと。

わむう
2020-07-05

第66回青少年読書感想文コンクール低学年の課題図書。タヌキだって勉強したい。その気持ちに気づきそっと勉強道具を差し入れする教頭先生。最後はやはりタヌキらしく葉っぱのお金で人間を騙します。そして騙されたフリをしてるおでん屋の店長さん。でも戦後変わった所は「アメリカとなかようなったけん英語の勉強も始めたかな?」の通り葉っぱに書かれた言葉はありがとうからサンキューへ。山下明生さんらしく温かいエンディング。タヌキを通し太平洋戦争の広島の被害を子どもにわかりやすく伝えてます。戦争で命を奪われるのは人間だけではない。

おはなし会 芽ぶっく 
2019-12-21

第66回全国青少年読書感想文課題図書 小学校 低学年 前置きに『広島で本当にあったことがいっぱいのお話です。』とあり、出来事が本当のことなのでしょうね。いえ、もしかしたらタヌキたちのことも…。人間でもタヌキ(代表として)でも、戦争は悲しさしか生みません。世界中、誰もが平等に学ぶことができ、安心できる世界になって欲しいと思います。

ながーい5ふん みじかい5ふん
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シナモン
2020-01-17

図書館本。ページをめくるたびに「わかる~」の連続。同じ5分でも長く感じたり短く感じたり。知らず知らず、「5分」って言ってるものだなー。いろんな5分がいっぱいでした。

アクビちゃん
2020-07-12

【2020課題図書低学年·図書館】列に並んでいる5分は待てなーい! ジェットコースターに乗っている時は、あっという間! 嫌な事をしてる時の5分は長いけれども、楽しい事をしている時の5分は短い♪ 同じ5分でも、短く感じたり、長く感じたりするなんて不思議だね❣ タイトル通り、そんな5分のあれこれです。人生は、5分の積み重ね。長いと感じる人生かな? それとも短いかな? 短かったなーと思える人生を過ごせるとイイですね(*^^*)

chiaki
2019-12-02

これすごくわかる!同じ5分でも、待ってる時の5分はすごく長く感じるし、楽しいことをしてるときの5分はすぐ過ぎてしまう。忙しい時の5分はあっという間なのに、暇な時の5分はもてあます。主人公の男の子の我を忘れた喜びぶりと落胆ぶりとのギャップに共感します!