泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)

泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)
あらすじ・内容
泣きやまぬ赤子の秘密とは…… 江戸怪奇譚集「三島屋」シリーズ第三弾!

おちか一人が聞いては聞き捨てる、変わり百物語が始まって一年。三島屋の黒白の間にやってきたのは、死人のような顔色をしている奇妙な客だった。彼は虫の息の状態で、おちかにある幼子の話を語るのだが……

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泣き童子 三島屋変調百物語参之続はこんな本です

泣き童子 三島屋変調百物語参之続の感想・レビュー(807)

読み手は「変わり百物語」の主人公のおちかに代わって、つまり三者を介在して物語を聴くことで、より臨場感を増すような仕掛けになっている。この罠にはまると、恐ろしさも倍加するとともに、どこかわくわくする不思議な喜びと期待感を覚える。おちかの時々、年にそぐわぬ大人びたところもまたいい。★★★★★
★3 - コメント(0) - 3月22日

まぁまぁかな。こうしてみると 奇妙なことってあるような気がする。
- コメント(0) - 3月22日

おちかという娘が様々な客から、怪談や不思議な体験等を聞く物語。 江戸の後期にはこうした怪談話がたくさんあったのだろうと思わせる。一つひとつは、ゾッと怖い話もあるのだが、それがある時は人生の教訓になり、ある時は戒めになる。味のある作品です。
★7 - コメント(0) - 3月19日

まぐる怖かった。今回のおちかさんは一貫して聞き手です。
★3 - コメント(0) - 3月18日

k.c
じわじわと恐怖が近付いてきて、ひたりと背後で止まり、ヒヤリと冷たい手を背中につけてくるようなそんな物語集でした。教訓的な昔話を丁寧に読み解いていくような話の流れは、また一つ主人公の心の澱みを浄化してくれたような気がします。過去に殺される人もいれば、過去を救いにいこうとする人もいる。今後またあの商人との直接対決がありそうな気がして、その時、彼女はどんな決断をするのかどきどきしながら待ちたいです。
★5 - コメント(0) - 3月8日

この本を三月に読むことになったのはただの偶然とも思えない。ここにもまた素晴らしい三・一一後文学がある。 さて、今回はいくらおちかちゃんが百物語に慣れてきたからって、こんな恐ろしい話山積みで、読んでるこちらがビビるわ(笑)「まぐる笛」、めっちゃ怖いです!宮部みゆきの真骨頂。
★6 - コメント(0) - 3月7日

久しぶりの再読。怖さの中にも宮部さんらしい人情話が盛り込まれていて、主人公のおちかの心も少しずつ前向きに変化しつつある。繁盛するお店は従業員も良い人が支えてくれているのね〜。
★4 - コメント(0) - 3月3日

最近はまっているこのシリーズ。「泣き童子」の終盤、一夜明けた後のあの一言。とても怖かったぁ~。
★3 - コメント(0) - 3月3日

KEI
三島屋シリーズ3作目。表題作を含む6編の短編集。【怪異を語るという事は人の世の闇を語る事。聞くというのは怪異を通してこの世の闇に触れる事】このシリーズも怖さより切なさが残る話が多かった。【泣き童子】子供には罪は無いのに、悪行に気付き泣くだけで。。おちか同様後味が悪い。【まぐる笛】まぐるも又、人の恨みつらみが変わったものだと。人の業の深さがしんしんと伝わる。それ故に登場人物の温かさは格別だ。
★34 - コメント(5) - 3月1日

単行本を借りて読んで、文庫を買ってるシリーズ。再読だけど、表題作は怖すぎるし、節気顔は切ないというかさみしいというか・・・。
★3 - コメント(0) - 2月28日

ある理由から訪れてくる人たちの怪談話を聞く百物語を開始しているおちかシリーズの第三弾。6編の話が入っているが、どれもが不可解な出来事に端を発した人情的な話。ほっこりする話もあれば、怖い話もあり、怪しい人物の話もありと中々ボリュームがたくさん。その中でも表題になっている「泣き童子」は恐ろしい。
★24 - コメント(0) - 2月22日

三作目は怖かったですね。
★5 - コメント(0) - 2月18日

三島屋変調シリーズ第三段おちかさんが聞く話は、恐ろしい話から、人情の話まで。
★1 - コメント(0) - 2月5日

ウマが合う、と言う。僕にとって宮部みゆきはそういう作家だ。過不足なく選ばれた言葉だけで綴られる達意の文章。会話の後半を地の文で引き受けたり、三人称の地の文に時折取り込むモノローグの自由自在。畏敬する自然に例える比喩の巧みさ。特に時代物の短編では、日本人が大切にしてきた心根が愛情たっぷりに描かれる。この作品も出会えて良かったとしみじみ思う。通勤電車で不覚にも涙を堪えきれず、拭った指先に残る雫でめくる頁を濡らしてしまった。怪奇譚でありながら、胸の奥で炬燵を開いたような温もりに包まれる連作短編集。
★53 - コメント(2) - 2月3日

三島屋変調百物語シリーズ3作目。聴き手としてのおちかちゃんの成長もさることながら、持ってこられる話がとても面白いぞ。泣き童子、や、まぐる笛なんかは大好物だぞ。小雪舞う日の会談語り、なんかもよかったな。シリーズ中1番好きだぞ。
★10 - コメント(0) - 1月31日

シリーズ3作目。やはり表題の泣き童子が、インパクト大でした。こちらのシリーズも違う世界にワープして楽しめます。
★11 - コメント(0) - 1月30日

『三鬼』を読んで、これを読んでいなかったことに気がついて、改めて読む。「聞いて聞き捨て、語って語り捨て」という、この変わり百物語のモットーが確立してきたのはこの巻だったかと気がついた。おちかが三島屋へ来てから一年が経って、彼女の心にゆとりができてきたことを示すかのように、季節の描写が増えているのが印象に残る。「くりから御殿」が殊に好き。
★37 - コメント(0) - 1月29日

色々せつない事も多い日々を涙と笑いで(ほぼ涙)洗い流してくれるいつものこのシリーズ。宮部みゆきを読むとしばらくは人に優しくできる。NHKの三島屋シリーズドラマ化、再開しないかなあ。
★10 - コメント(0) - 1月29日

UN
続けて参を。(図書館本) けっこう泣けます。おちかちゃんには悪いが、おちかちゃんの回復には百近くかかる方がよかったように思う。この分では百なんてぜんぜん要らなかった趣向なんじゃないかなぁ。
★14 - コメント(0) - 1月28日

「おそろし」、「あんじゅう」と復習しつつの「泣き童子」。百物語の聴き役としてのおちかちゃんの成長にフォーカスしてきた作品に感じた。個々の話しには、相変わらず、普段は気づいていないことにしてきた様々なしこりを思い出させられ、心がぎゅっと痛くなる。そして、おこぼさんのように、誰かからこっそりと見守ってもらえるような、そんな日常を過ごせているかと問われれば、どうかな…と躊躇してしまう自分がいる。
★8 - コメント(0) - 1月25日

久しぶりに宮部作品読んだ。おそろし、あんじゅうを読んで随分時間がたっていたが、登場人物忘れてなかった(笑)どの話も引き込まれる内容だったが、全2作よりも「おそろしさ」がじんわり染みる。中でもくりから御殿は、解説を読んで“あ〜やっぱり“と思った。江戸物は面白い、次作も楽しみです。
★21 - コメント(0) - 1月16日

商人との今後の接触が気になりますね。今回もバラエティー豊かな話で読み応えがありました。
★4 - コメント(0) - 1月15日

再読。三鬼を読んだら前作も読み返したくなったので。訛りの強い若侍が微笑ましい。語る内容は切なく哀しさが漂う。
★5 - コメント(0) - 1月15日

第二話のくりから御殿に泣きました。
★1 - コメント(0) - 1月15日

好きなシリーズの一つです。今回百物語にふさわしい恐ろしい語りから、怖いんだけど微笑ましい語りまでバラエティー豊かでどんどん読み進めたくなりました。
★5 - コメント(0) - 1月12日

くりから御殿は切ない話しやな。
★7 - コメント(0) - 1月11日

三島屋変調百物語参之続。今作は血の繋がり、祖父母から父母、子孫の関係で起こった怪異事でしょうか。 表題作「泣き童子」は、現在でも耳にする典型的な怪談の形でありながらもさらにもう一段の仕掛けがあり、これはとてもよく考えられている物語だと感心します。「節気顔」では、かつて「凶宅」の時におちかと対決した謎の存在が登場します。 「商人」と名乗る存在故か決して純粋悪ではなく、此岸と彼岸の双方に利のある取引をしている様子が語られており、果たして何者なのか気になるところ…。 相変わらず巧みな文脈で読み手を引き付けます。
★8 - コメント(0) - 1月7日

「かなしい、おそろしい、いとおしい。心の奥に入りこむ、江戸ふしぎ話。三島屋シリーズ第3弾」帯の言葉通り3拍子揃った6つのお話。「まぐる笛」「節気顔」いや~おそろしい。音や温度、においまで感じられるようで、まるでその場にいるような気さえ…でも、おそろしいばかりでなくその中に悲しさやいとおしさがある不思議な百物語。宮部さん、うまいです。さすがの文章力にぐいぐい引き込まれました。読み続けたいシリーズです。おすすめ!
★15 - コメント(0) - 1月5日

n
怪異も恐ろしいけれど人間だって恐ろしい・・・と改めて思う一冊。悲しみや切なさに追いつめられて、あるいはほんの通りすがりで、人間はどんな事だってやってしまう。それは自分から紙一重向こう側にあって、今日を平和に過ごせたのは奇跡のようなもの。・・・なんて思わず殊勝になってしまいました。紙一重を踏み越えてしまったがゆえの苦しみがまた切なかったなぁ。
- コメント(0) - 1月5日

おちかさんそろそろトラウマから解き放たれたか?
★4 - コメント(0) - 1月3日

年末に読了。 おそろし、あんじゅうと読み直したい気分♪
★4 - コメント(0) - 1月1日

話す事による救いがあるのだろうと思った。話す事で、話す方も聞く方も癒される事があるんだろうなあ。心理学ではなんと言うんだろう。人間は個人で生きるのではなく、人と繋がって生きているんだろうと改めて考えた。
★5 - コメント(0) - 2016年12月31日

人々の怨念、怪物、人殺し。そんなものがたくさん出てくるのに、それでもほっこりさせられるのはなぜだろう。人には語れない、心に秘めた「怪談」を誰かに聞いてほしくて、三島屋黒白の間、おちかを訪ねてくる人々。とくに「まぐる笛」の赤城信右衛門のお国訛りは“まぐる”のおそろしさを少し和らげる。語ることで消化されていく思いもあるのだなぁとこのシリーズを読むたびに思う。大晦日にはぴったりの「心の煤払い」、か。なるほど…。百物語で私も煤払い出来たところで、来年もたくさんの良い本に出逢えますように…と願おう。
★5 - コメント(0) - 2016年12月31日

巧い、面白い、人物が活きている。言い回しや地の文に熟練の技が光り、筋を追うばかりでなく味わいながらゆっくり読める秀作。内容も表題作や「まぐる笛」という弩級が揃う一方ほっこりする話もあり、よくこれだけ考え付くものである。是非100話完走して欲しい!
★12 - コメント(0) - 2016年12月30日

特にそのタネ明かしをするでもなく、不思議なことを不思議なままにしておくお話。もしかしたら別の真実があるのかも知れないけど、それを語る当人にとってはそれこそが真実ということ。おちかも少しずつ前に進んでいる様子だし。続きが文庫になるのはいつのことやら。。
★4 - コメント(0) - 2016年12月30日

このシリーズは短編連作の作りで、かなり作品毎の結びつきが強く、まさしくそこが連作モノの面白さだと思って読んできたんだけど、本作については各作品の独立性が強く、前二作とはちょっと違うと感じた でも、これから宮部さんがどう仕掛けてくるのか楽しみな、新しい癖のある登場人物も出てきた やはり先が楽しみなことに変わりない 面白いです!!
- コメント(0) - 2016年12月28日

夜中に一人で読むのはちょっとためらわれるよいなゾッとする話もあり、死者の優しさを感じるようなしっとり話もあり、宮部みゆきの面白さが詰まってました。
★21 - コメント(0) - 2016年12月27日

合わないのかな?読んだ本なのに何一つ覚えていない。かすかにゴジラかと思う話だけが記憶に?いやいや他の本だ
★2 - コメント(0) - 2016年12月23日

江戸の怪談シリーズ三冊目。人が暮らす場所には、必ず怪談が生まれる。死や病に触れない暮らしなどないからだ。生まれれば、死ぬ。このあたり前の理を、多くの人は遠ざけようとする。痛みや苦しみへの恐怖、未知の世界への不安が、死を忌避する生き方を選ばせる。やはり私も苦痛の少ない最期を望む。でも、死の価値や意味もあるはずだ。死に向けられる著者の暖かい視線を感じる一冊。身近な家族を亡くした今年は、なおさらに。
★30 - コメント(6) - 2016年12月22日

久しぶりの宮部作品。今回も背筋が寒くなる話、心を掴まれる話が続き、湧き出る泉のように六編の物語が紡がれており充実の一冊だった。著者の文章力と創造力が遺憾なく発揮されたお気に入りのシリーズ。思わぬ残業の日々で読書がちっとも進まないが、この作品の面白さが眠気に打ち勝ち久々の一気読み。現代ホラーは苦手だが、『まぐる笛』の妖獣・まぐるは〝もののけ姫〟のような神秘さに満ちていた。表題の『泣き童子』では人々のどうしようもない心の綾に震えた。作中にもあるように、この時期に当作品を読み、心の煤払いが出来たような気がする。
★95 - コメント(2) - 2016年12月21日

泣き童子 三島屋変調百物語参之続の 評価:52 感想・レビュー:291
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