形式:文庫
出版社:アスキー・メディアワークス
絶望的な恋をしているのかもしれない。そのことにとっくに気づいてたけど、気づかないふりをしていたのかもしれない。 私がやってること、全部、無駄な足掻きなのかもしれない――それでも私は、あなたが欲しい。美大生の春川は、気鋭のアーティスト・布施正道を追って、寂れた海辺の町を訪れた。 しかし、そこにいたのは同じ美大に通う“噂の”由良だった。彼もまた布施正道に会いに来たというが……。『プシュケの涙』に続く、不器用な人たちの不恰好な恋の物語。
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