憑霊信仰論 妖怪研究への試み (講談社学術文庫)

憑霊信仰論 妖怪研究への試み (講談社学術文庫)
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憑霊信仰論 妖怪研究への試みはこんな本です

憑霊信仰論 妖怪研究への試みの感想・レビュー(153)

憑き物について、例えば犬神、生霊といったものから、陰陽師と式神、山姥、付喪神などを扱う作品。一番気になったのは物怪と治療について。憑き物が存在すると考えられた当時は、病人には物怪が取りついている、が常識であり、それを追い払うことが治療だった。追い払う際、病人に取りついていたものを別のものに移す方法がある。追い払えば終わることを、何故その過程が必要なのだろうか。
★9 - コメント(0) - 2016年11月4日

現地調査を主眼とする民俗学は時代とともに廃れる宿命をのがれられない学問である。よって逆に民俗学に関する資料は時代とともに重要性が増す。本書は民俗学の立場から〝憑きもの”(狐憑き・犬神憑きなど)を紹介した著作。具体的に土佐の伊弉諾流陰陽道から呪詛・呪詛返し・式神・憑きものにおける聖痕(スティグマ)・憑きもの筋等々といった民間信仰を詳細に解説した内容である。現在では陰陽師と聞くとフィクションの世界であり、映画やTVのアニメドラマ等を思い浮かべてしまうが、ほんの半世紀前ぐらいまで地域信仰のとして信じられていた。
★112 - コメント(0) - 2016年6月17日

図書館。斜め読み。理由や意味を求める本能のなせるわざ。。小松先生のご本はほんと読みやすいし臨場感ある。わくわくする。
★1 - コメント(0) - 2015年12月5日

今まで読んだ本はこれを展開もしくは分かりやすく解説した本だったよう。特に呪いの人形は季節によって材料が違うという話にはハッとさせられた。気になったのは護法論。護法もつかねばと言うことは、護法がついたら一般人にもそれと分かる変化があったのではなかろうか。観察可能な状態にならないから記述が無いというのはなんだかモヤモヤする。
★1 - コメント(0) - 2015年11月9日

もとほん1982年刊。フィールドワークに入ったいざなぎ流が特に面白かった。「逆しに行うぞ 血花にさかすぞ」とか、いざなぎ流の祭文、厨二病がすごく疼く感じにかっこよい。
★6 - コメント(1) - 2015年10月29日

“憑き物”という言葉を聞いた時に私がイメージするのはイヅナ、管狐、外道などのいわゆるマイナスイメージの妖怪なのですが、この作者はそれらを含めてさらに掘り下げるという面白い研究をしています。 特にザシキワラシを憑き物として見て、前者の管狐などと比較した場合、多分に共通点が多いというのが驚かされました。
★2 - コメント(0) - 2014年2月16日

資料目的に読んだ。各章で同じ内容が多いけど覚えるにはこのくらいくどい方がいいんじゃないかと。陰陽道と山姥に関する論文は興味深かった。
★1 - コメント(0) - 2013年12月22日

各章で内容が被ってるなと思ったら著者の論文がベースになっていたようです。民俗社会における「憑きもの筋」や「いざなぎ流」をフィールドワークによって調査研究した結果は興味深かった。古代陰陽道と現代陰陽道の比較や、式神、付喪神についてなど、人によって憑くもの、自然発生するもの、と「憑く」ものたちについての考察。
★9 - コメント(1) - 2013年11月27日

「「憑きもの」と民俗社会」での「憑きもの筋」の説明がわかりやすくて納得。「いざなぎ流」の因縁調伏など、フィールドワークによるリアルな描写が面白い。やっぱり「人を呪わば穴ふたつ」なのね。怖い、怖い。
★4 - コメント(0) - 2013年11月11日

現代に残る高知県物部村の『いざなぎ流呪術』から古代の陰陽師の式神などが見えてくる。術を用いて人に憑くモノ、付喪神として自然発生するモノ、半神半妖の因子を内包する妖怪。内容的には面白いのですが、幾つもの論文をベースに各章が作られているので、重複している部分が多く読みにくいのが残念。
★4 - コメント(0) - 2012年7月4日

論文であるため同著者の他の本よりは読みにくい。というか肝心の憑きものに関する箇所が一番読みづらいという……。もう一つ難を言えば1972年~82年の論文を詰め込んでいるため、一冊の本としてのまとまりに欠ける。小松和彦さんの著作に初めて触れるのが本書だと辛いかも 。それでも呪術、呪い、いざなぎ流、付喪神、式神などを扱った部分は興味深い。特に古代呪術(平安時代の陰陽道)と現代呪術(いざなぎ流陰陽道)の比較は素晴らしかった。
★4 - コメント(0) - 2012年6月18日

資料用。憑きもの、妖怪、キャラクターについて。
★2 - コメント(0) - 2012年2月4日

読了はしたけど感想は差し控える。この民俗学の本をきちんと紹介しようとすると、ほかの今の民間信仰・神話のあれこれをけなしているかに読める文になりそうだから。
★9 - コメント(2) - 2012年2月4日

妖怪現象を通して日本人のものの考え方世界観を探るのだという本でした
★2 - コメント(0) - 2012年1月15日

2011年、読み納め
★1 - コメント(0) - 2011年12月29日

憑き物の空虚な説明性がレヴィ=ストロースの「マナ」と類似している、という繋がりは面白いかも。柳田国男の〈神の零落のプロセス〉は納得できる部分はあるものの、神としての威厳を失った最終段階はまさに妖怪が説話から娯楽の世界へ進出した瞬間でもある気がしている。それは神としての零落であると同時に妖怪としての繁栄でもあるような。
★4 - コメント(0) - 2011年11月11日

やっと読了。文系の本なのに、妙にシステマチックな解析なので、憑霊がフローチャート化している印象を受けます。すごく理解しやすいですが、雰囲気が犠牲になったのがもったいない気がします。同じテーマの論文を集めたので、内容が若干重複してますが、年代が後になるほど面白い内容になってます。
★5 - コメント(0) - 2011年4月13日

日本の呪術的な側面、民間で信じられていた信仰としての民俗学をそれそのものではなく社会的な観点なども含めて再考し直している、あるいはそれを呼びかけている。始めの論文からしてその熱意が感じられる。個人的には後半にいくにつれて容易に読めるようになった。論じている視点は面白く感じられ、むしろ今までそう考える人はいなかったのかと思ったぐらい。この人の著作はほかにも読みたいな。
★4 - コメント(0) - 2011年2月15日

要再読。いざなぎ流に興味がわきました。
★2 - コメント(0) - 2011年1月24日

面白かった。
★1 - コメント(0) - 2010年11月25日

妖怪、妖怪と普段私たちは何気なく水木さんや石燕の描いたもののイメージなどでキャラクターとしてばくっと考えてしまっているけれども、妖怪(憑き物、山姥、ワラシ、式神)がなぜ人々の間で生まれたのか、なぜそのような共通概念が必要だったのかなど、文化人類学の観点からあらためて読み解いてもらえると、より日本の歴史や私たちの先祖がどのように暮らしていたか想像できる気がした。全部が興味深い内容だったが特に、共通概念として人々に信じられていながら、清少納言などは実際に護法童子を見たと書き残してはいないことや(見えるから信じ
★5 - コメント(0) - 2010年8月19日

共同体を共同体としてあらしめるには「憑き物」が必要なのだという共同体論。つまり、「つきもの」っていうのは共同体を調節するのにとっても便利なツールなんである。小松のその視線っていうのは民俗学よりも文化人類学から来ている。小松がほとんど唯一無二に文学研究にも応用されるのは彼が民俗学というディシプリンにとらわれることなく学際的な研究を行っていたから。
★9 - コメント(0) - 2009年7月17日

難しすぎて理解できなかったが興味深い内容ではあった
★2 - コメント(0) - 2008年6月13日

AR
幽霊や妖怪よりもそれを生み出した人間が一番恐ろしいかもしれない
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大好きな本。 小説より漫画 漫画より こういう書き方の、調べものを明記してある本が好き。
★1 - コメント(0) - --/--

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