旅の時間 (講談社文芸文庫)

旅の時間の感想・レビュー(25)

3月3日:モンとブラン
2016年12月21日:Dixi
2016年11月13日:himolog
読み返したのは、これで何度目か。愛してやまない作家。旅、時間をテーマとする連作短編集。ストーリーは能の夢幻もの仕立て、旅先で主人公の元に現れる者との交歓を描く。文章に句読点を打たないので、一見悪文に見えるけど、呟く程度に音読して読めば、すっと入って来る。そして、文章のリズムに身を委ねれば良い。巻末の清水徹氏による解説を引用。「とくになにもすることがなくて退屈もせず「時間が遅滞なくてたって行」くというのは、この<連作集>のすべてに共通する時間の最高の過ごし方である」。そう過ごしたいから、僕は吉田健一を読む
★8 - コメント(0) - 2016年6月3日

連休向けにのんびりと読める本をと思ひ選択した。どこか不思議な話ばかりで、いつのまにか並行宇宙に迷ひ込んだやうな気分になる。どの作品も飲んでばかりで、そこもいい。
★1 - コメント(0) - 2016年5月7日

2016年1月13日:Rina Niitsu
旅がただひたすらに旅であって単なる名所巡りではなかった時代の時間の経験をこの本は味わわせる。しかしその時間の経験はひたすらに街の何気ない人々の時間の流れを坂を飲みながら感じ取ることであってその中で流れる時間はどこにいても同じだという逆説的な経験でもある。ただその時間の流れは旅しているものにしか感じられないのだろう。また場所から場所への移動が点から点へのそれぞれに孤立した人々の移動ではなく移動の時間をたまたま居合わせた人々と共に過ごす時間の経験であった日々も失われて久しい。
- コメント(0) - 2015年10月6日

2015年8月1日:トム
2015年6月13日:Koichiro Ishii
2014年7月17日:dairoku
2013年8月1日:kaw
2013年3月13日:正山小種
★★★吉田健一の文章は音楽的だ。淀みなく流れる美しさの要因の一つは読点がほとんど使われていないことだろう。これは小説の体裁をとってはいるが、内容的にはほとんどエッセイに近い。筆者が酒を飲みながら妄想した幻想的な物語のような。でも、それが美しく心地良いのは幅広い知性と教養に裏打ちされている紳士の物語だからなのだろう。場所や時間、風景の継承や文化などについて様々に思いを巡らせる掌編の主人公たちの語りをこちらも酔い心地でいつまでも聞いていたい。近代文学には名作がたくさんあるなぁとの思いを新たにした。
★6 - コメント(0) - 2013年2月17日

2013年2月8日:半殻肝
2012年10月11日:hsmt
2011年7月6日:あいすマン
2010年10月31日:saopauloyeah
2008年3月18日:マコッサ
2008年1月1日:poca(漫画以外)
--/--:gentoo13ban
--/--:madhatter
--/--:jody

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