流
あらすじ・内容
青春は、謎と輝きに満ちている――
台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才能を持つ「このミス!」出身、大藪賞受賞の異才が、はじめて己の血を解き放つ!

何者でもなかった。ゆえに自由だった――。
1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。
17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。
大陸から台湾、そして日本へ。謎と輝きに満ちた青春が迸る。
友情と恋、流浪と決断、歴史、人生、そして命の物語。
エンタメのすべてが詰まった、最強の書き下ろし長編小説!

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流の感想・レビュー(3683)

直木賞作品だからではなく、文春ミステリー2015年度2位に期待して読みました。でもミステリーっていうジャンルでは無いと思う。 最初と最後は良かったが、真ん中3/4くらいは台湾の街や人の生臭さ(当然本当かは私は知らない)やドラム缶ゴロゴロの描写(当然経験も無いし、喰らいたくもない)が特徴的と思っただけだった。文章の”流”が私には合わず読むのが若干手こずり、私にとっては「20年に一度の傑作by北方謙三」にはならなかった。
★8 - コメント(0) - 3月24日

直木賞受賞作。20世紀末の台湾の一青年の年代記。バイオレンスとかオカルトチックな描写は多々あるのだが面白く読めた。ドラム缶リンチが壮絶。
- コメント(0) - 3月23日

本編は主人公の葉秋生が高校生の1970年台の台湾から始まる。時代的なこともあるだろうけど、不潔な箇所が多く読んでいて嫌になった。主人公の祖父が殺された場面より、ゴキブリが異常発生した場面が猛烈にイヤすぎる。殺人事件より私にとってこの小説の最大の出来事だった(^^; 最後に主人公が渡った中国大陸で得た経験のくだりがなければ読まなければよかったとさえ思ったかもしれない・・・。それにしてもこの世の未練を伝えるためにゴキブリを異常発生させる霊魂って、どんだけ迷惑な存在なんだ・・・###
★23 - コメント(0) - 3月23日

家族、一族の歴史、主人公が大人になっていく過程においての恋愛あり友情あり、とても濃い内容でした。まるで主人公の家族(もしくは親族)の一員になったような気持ちで読んでいました。読みごたえあると思います。
★11 - コメント(0) - 3月22日

「わたしは水の中で暮らしているのだから、あなたにはわたしの涙がみえません」「おれたちは自分の痛みにばっかりに敏感で、他人もおなじような痛みを抱えてるなんて思いもしなかった「人は同時にふたつの人生を生きられないのだから、どんなふうに生きようが後悔はついてまわる。どうせ後悔するなら、さっさと後悔したほうがいい。それだけ早く立ち直ることができる「わたしたちは魚なのだ。だからどんなに泣いても、涙なんか見えるはずもない。彼女の涙はこぼれ落ちる間もなく、水に洗われてゆく。それをわたしはずっと見てみぬふりをしてきたのだ
★9 - コメント(0) - 3月20日

とても深い作品。「わたしは水のなかで暮らしているのだからあなたに私の涙は見えません」これにつきる。秋生が夏美玲を支えきれなかったのが残念。再読必至。
★11 - コメント(0) - 3月20日

非常に濃厚な内容の作品でした。物語は台湾に住む主人公の葉秋生の成長を70年代から80年代の台湾を背景に描かれる。葉秋生のルーツは山東省にある。国共内線で祖父と家族は台湾に移り住む。台湾で商売を始める祖父。蒋介石の死後、祖父は何者かに殺される。高校生だった秋生は犯人を探し始め、流転の人生を歩き始める人生の光と影。青春時代の恋の終わりと、その理由。戦争を生き抜いた人々の荒々しさ。また、義兄弟と一族への熱い気持ちが新鮮だった。葉一族の一大叙事詩と言える。台湾と中国の関係を改めて考えさせる作品でした。
★63 - コメント(0) - 3月18日

ふたつの中国の関係を教えてもらった。面白かったけど、秋生は過去に囚われすぎている。もっと未来を見据えて欲しいと感じさせられた。
★13 - コメント(0) - 3月17日

スケールが大きく読み応えがある本だった。中国の話?と思いきや台湾と舞台にした話は、人名や当時の慣習等も含めてなかなか馴染めず中盤はちょっと辛かったが、台湾と中国(そして日本も)が人びとに与えた不幸な因縁が解き明かされるとともに引き込まれていく。決してスマートとは言えない秋生の人生。全体的にノスタルジックな雰囲気だが、毛毛の「じゃあ、あたし、、、」のくだりが時代の流れに翻弄されながらも思いやりと諦めの気持ちが同居していて印象的。
★15 - コメント(0) - 3月17日

なぜ舞台は台湾なんだろう。名台詞が所々にあった。
★7 - コメント(0) - 3月17日

1970年代の台湾を舞台に葉秋生とその一族の物語。背景には戦争があり、その中でもがきながら生き抜く姿、翻弄される運命をミステリは勿論、アクションあり、恋バナありといろんな要素を織り交ぜて紡ぐ物語。「魚が言いました‥わたしは水のなかで暮らしているのだから あなたにはわたしの涙は見えません」。独創的な物語の雰囲気の中読み終えたこの本。この世界観が直木賞の所以か。。
★72 - コメント(0) - 3月17日

今の台湾のことも、昔の台湾のことも良く知らない私には、反発しあう感情は想像するしかない。戦争のときのひどい行いを、時代のせいにできたら良いのに。でも、実際に犯した罪はその人の中で澱のようによどんでいるのだなあと思った。終盤に明かされる祖父の覚悟がすごいなと。主人公の秋生の青春も微笑ましく、彼のその後を思うと少し切ない。恐る恐る読み始めましたが、読みやすくて良かったです。挫折した「ブラックライダー」にもまたトライしよう。
★14 - コメント(0) - 3月16日

主人公が生きた時代の台湾も、家族に対する考え方も軸がずれているかのように感覚が遠く、翻訳のものを読んでいるような濃厚な空気。なかなか馴染めず読むのに苦労した。どんなに重い歴史も家族も主人公自身の人生にとっては本流ではないことが最後不思議なほどすっきりした。読み返すほどに気になるところが変わりそうで、いつか再読したい。
★12 - コメント(0) - 3月16日

とても面白かった。
★7 - コメント(0) - 3月14日

主人公の秋生は著者より10歳ほど年上で、舞台となる台湾、中国、日本の歴史も経験ではなく調査で描かれているはず。すごく勉強されたんだな。 台湾の生活や気質が伝わるほどに、日本との違いを大きく感じた。 家族関係も濃厚で、それが作品のテーマにもなっている。 フィクションにしても、著者のアイデンティティーが活かされてよかった。  
★21 - コメント(0) - 3月13日

Mi
なかなか勢いにのれず、中盤まで進みが悪かった。ある一族の話かと思っていたが、一族について悩み生きた青年の話だった。終盤に向かうにつれ明らかになっていく少年時代からの謎に翻弄されながら進む姿に、いつの間にか引き込まれていた。青年と老人たちの戦争や事件への考え方が違う様を見ていると、生きる時代が違うと生きる意味は変わってくるのかな、と感じた。
★9 - コメント(0) - 3月12日

知らない台湾、しらない戦争時の台湾、義理の世界、中国での日本の戦争たくさんの知らないがありました
★9 - コメント(0) - 3月10日

葉秋生の成長と一族の物語。
★9 - コメント(0) - 3月9日

久々に濃い話を読んだ。表紙と帯の言葉から葉一族の脈々と受け継がれていく物語かと。戦争の事もありながらも秋生の恋愛、友情もあって少し息抜き感もあり。改めて台湾と中国の複雑な関係を思い出させた。
★13 - コメント(0) - 3月8日

表紙やあらすじ、レビューから、ある一族の大河のごとき物語を硬派に描き……ってのを想像して本を開いたら全然違った、笑いました。冒頭のピンチとか主人公を取り巻く人々の描写が楽しいのなんの、コメディカンフー映画のようなドタバタ感。中盤までは。それまでは罪も悲しみも笑いにしていたのに、徐々に笑えない過去へ繋がりだす。「昔のこと」とあっけなく断ち切ってしまえる老人たちが印象深い。ところで最後の一文は少し突拍子ないけど、ものすごく可愛い。
★16 - コメント(0) - 3月7日

祖父が殺害された事件を背骨にした秋生の青春時代を、暴力的に見せられた感じ。最初はとっつきにくかったが、毛毛との恋がはじまったあたりからは一気読み。台湾や中国の、雑多な空気もしっかり感じられ、久しぶりに濃い作品を読んだ気がする。読了後、改めて宇文叔父さんの悲しみや恨みや覚悟に衝撃を受けた。山盛りのゴキブリは勘弁してほしいけど。
★13 - コメント(0) - 3月6日

荒涼としていて、全体的に亜鉛色がかっている雰囲気。なんとも言い難い物語に引き込まれるのが、傑作と言われる所以なのか。『水のなかで暮らしているのだから、あなたにはわたしの涙が見えません』終盤に近づくにつれ、この始まり方が、とても美しく鮮やかで素晴らしいと感じます。
★13 - コメント(0) - 3月5日

濃厚な作品だった。台湾に住む主人公の葉秋生の成長と、彼の一族のルーツが70年代から80年代の台湾を背景に描かれる。葉秋生のルーツは山東省にある。国共内線で祖父と家族は台湾に移り住む。台湾で商売を始める祖父。蒋介石の死後、祖父は何者かに殺される。高校生だった秋生は犯人を探し始め、流転の人生を歩き始める。青春の光と影。淡い恋の終わりと、その理由。本省人達の考えと、戦争を生き抜いた人々の荒々しさ。そして、義兄弟と一族への熱い気持ちが新鮮だった。葉一族の一大叙事詩と言える。台湾と中国の関係を改めて考えた力作です。
★585 - コメント(4) - 3月5日

新鮮で感じの良い本だった。でもそれだけ。
★5 - コメント(0) - 3月5日

喧嘩、幽霊、恋愛、それぞれのエピソードが面白くサクサク読めたのですが7割読み進めてもこの物語がどのように結ばれていくのかがまったく分からずのめり込むまではいきませんでした、最後にクライマックスがありましたのでスッキリなんとか楽しめ安心しました、主人公がどうやら僕より5才年上ぐらいで世代が近いのでゴキブリホイホイでは同じような経験をして懐かしかった、我が家でもその当時一晩で10匹以上捕れたのですから、本当懐かしい、直木賞も納得です。
★27 - コメント(0) - 3月2日

台湾の地名がわからなくて難しい。人の名前も似てて覚えにくい。最後まで読んだらちょっと理解できたけど、意外と難しい本でした。
★12 - コメント(0) - 3月1日

全体の7割位進むまではどう読むものかが見えにくい。これは祖父の復習に対する主人公の熱情が薄く、内的動機というよりは表題の流=運命に迫られるというということなのか。あるいは物語を多層的に描きすぎ本題が薄まってしまったのか。いづれにしても再読を強いる作品だった。(audible)
★21 - コメント(0) - 2月25日

台湾が舞台なので固有名詞の漢字に悪戦苦闘しながらでしたが、海外に行ったことのない自分としては台湾の空気を感じながら読みました。 決してハッピーな物語ではないですが、人間の業の深さといったものが骨太に描かれていて読みごたえがありました。 素晴らしい人間ドラマです。
★27 - コメント(0) - 2月24日

台湾が舞台。友情や恋愛や、家族や歴史や、内戦や分断や、信仰や復讐や、随分色々な要素が詰まったお話しでした。重たい内容も、バイオレンス要素も沢山あるけど、読み心地は悪くかったです。
★18 - コメント(0) - 2月24日

[★★★☆☆][2017年19冊目]:中国系の名前に馴染みがなく、人間関係も複雑に見えて個人的には取っ付き難く読み難い一冊だった。冒頭の「魚が言いました‥わたしは水のなかで暮らしているのだから あなたにはわたしの涙は見えません」という一節はとても印象的で、かつこの作品のテーマだったのかなと感じた。
★14 - コメント(0) - 2月24日

タイトルから重たくて難しい言葉が連なっているような小説かと思っていたら思いの外軽めの文章で引っかかることなく読めた。国民党と共産党、誰がどっちについてるのかなど混乱するところも多くあったけど。激動の時代の中で亡き祖父の死の真相を求める秋生の青春小説、面白かったです。一部、ゴキ○リ大量発生の章があるので嫌いな人はご注意を!
★21 - コメント(0) - 2月24日

2015年直木賞受賞作。長い話ですが、最後まで退屈しない濃い内容でした。大陸出身の家族と台湾で生活する秋生。17歳の時に、祖父が殺害される。その死を引きずりつつ波乱万丈の青春時代を送る。中国史は忘却の彼方で「国民党ってどっちだっけ?」という浅い知識の私でも、ポイントをつかんで説明が入るので分かりやすかったです。国民党VS共産党、に加えてネイティブ台湾人。複雑な敵対関係。そこで必然的に入る暴力は、理解不能ですが、金城一紀さんの小説のようなユーモアがあります。切ない恋バナも入り、見事にまとまった小説でした。
★36 - コメント(1) - 2月24日

直木賞受賞のインタビューで東山さんが「自分の家族の歴史」と言っていたのがすごく印象に残っていた。同じ民族で殺しあう戦争が引き起こす悲劇とそれを乗り越えて生きる人々。秋生の青春と絡まりあって、なかなか面白かった。「水の中で・・・・」は、最後まで読んでしっくりきた。
★2 - コメント(0) - 2月21日

めちゃくちゃ良かった。最初はなかなか入り込めずにいたけど、中盤から終盤にかけてページを捲るのが止まらない。祖父を誰が何のために殺したのか?というのが大きな謎としてあり。恋人との別れも昼ドラのようだけど、そういう理由だったのかと真相を知ると切なかった。希望のあるエンディングも良かったです。
★29 - コメント(0) - 2月21日

戦争は、どちらかが正義で、どちらかが悪ということではないけど、長く人々の心に悲しみと恨みをもたらす。悲しい事です。
★18 - コメント(0) - 2月19日

台湾、中国、日本を背景に主人公、秋生の青春が筆者の圧倒的な表現力によってよどみなく表現されている。複雑な家族関係、個性あふれる兄弟分たち、恋愛、失恋、そして何より偉大な祖父の死が彼の人生に深みを与えている。そのような中で秋生が新しい世界で生きていく姿に魅了されてしまった。また、この作品のおかげで今まで得体のしれなかった中華という文化を学ぶきっかけになった。
★13 - コメント(0) - 2月18日

中国から台湾の移住した葉一家の孫、葉秋生が祖父の死の真相を探りつつ青春時代を過ごす…。登場人物が個性的で話の構成も良かったです。所々分かりにくくて読み返しましたが、読み終わると印象深く心に残る作品ですね。
★21 - コメント(0) - 2月18日

色々と勉強になることがいっぱいあった。四字熟語や難しい言葉、少し台湾語、中国語も勉強になった。内容は、最初の方はクスッと笑える部分もあったが、途中からは話の内容に引き込まれ、すらすら読めた。
★13 - コメント(0) - 2月16日

直木賞の作品なだけありますね。人間関係をイメージしながら読むのが大変でしたが、中盤以降はあっという間に読めてしまいました。まさかの展開でしたが、最後に気になったのは毛毛との関係はどうなったのか…。そこだけが気になりました。
★14 - コメント(0) - 2月15日

流の 評価:100 感想・レビュー:1702
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