光
あらすじ・内容
暴力で人は救えるか。渾身の長編
生まれ育った島が天災に遭い、天涯孤独の身となった信之。しかも彼は愛する幼なじみを救うためにある罪を犯していた。島を離れて二十数年、心を閉ざして生きてきた信之を、過去の秘密が追ってくる。

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光の感想・レビュー(2792)

闇に生きると、光の中に生きられるようになっても、そこにうまく順応して生きて行くことが難しくなってしまう。理不尽な暴力はある日突然に襲ってくる。そして、暴力は自分の中の深いところにくすぶり続ける。理不尽な暴力に対して取って付けたような綺麗事を言わない潔さがよい。世の中に理不尽なことなんてあふれている。それでも人は折り合いをつけて生きていく。三浦しをんのダークな作品も好きです。
★42 - コメント(0) - 2月25日

光……タイトルはそうなっていますが。闇、人が終始抱え込み隠そうとする根底……誰もが牙を隠しもってます。ソレは善悪など関係なく自分の為だけに使う道具なのかと。使い終えた後に自分の都合のいいように言い訳などしながら。読み終えて終始重く暗く、時折出てくる暴力に対する解釈などにヤラれましたが。最後の家族の再生を願う妻の賭けにも似た思いに少しばかりの光を見た。
★11 - コメント(0) - 2月20日

大津波で暗闇に飲まれた美浜島から生き延びた3人。信之は美花の為にある罪を犯す。あれから20年。秘密を握った輔が、妻と娘と暮らす信之の前に現れ、過去の闇が再び動き出していく…。暗闇の中にいる人間は、光を求めて生きているものだと思っていたが、深い海の底に沈むことを望んでいるのだろうか。作者のいう「人を暗い方に導く光」というものがあるのだろうか。作中にも光という言葉が何度も出てきており、光とは何なのだろうか、人によって光の意味は正反対にもなり得るのかもしれないと、深く考えさせられた作品でした。
★40 - コメント(3) - 2月19日

タイトルは「光」ですが、むしろ闇しか感じられず、途中で読むのがつらくなったりしましたが、構成が巧みで続きが気になってしまい、一気に読んでしまいました。ほのぼの純文学を期待して読んだのでびっくりしたのですが、最初からミステリーと思って読んでいれば心構えができたのかも。「刑事の出てこない二時間サスペンス」に近い雰囲気だなあと思います。闇の中でこそ際立つ、娘との蛍のエピソードやおんぶのエピソードに心洗われる思いだったので、結末はもう少し救いのあるものであって欲しかった。
★5 - コメント(0) - 2月1日

シリアス?な三浦しをんの作品を初めて読んだ。何もかもが重すぎて読み終わったあと重い溜息が思わず漏れたというのが正直な感想。光というタイトルだけど、登場人物全ての闇の部分、強かな部分がクローズアップされた作品だった。
★7 - コメント(0) - 1月7日

光を守るために闇に染まっていく。故郷の島は信行にとって光に見えたのだろうか?
★5 - コメント(0) - 1月6日

重すぎる…。輔くんの虐待に始まり、津波、殺人。 読んでて気落ちしてしまった。
★3 - コメント(0) - 1月4日

常に降り注がれる光より深く暗い暗闇のなかに射し込まれる光は、きっと強く優しく希望のように感じるのかもしれない。常に登場人物たちの日常に対する不満が蔓延していて、どこにも平穏を感じられない。彼らは津波に村が覆われたときに心諸とも死んでしまってたんじゃないだろうか。あの津波から逃れてラッキーだったのか…残りの長い人生をただ努力して生きることになる信之と美花に生きていて良かったと思える日々があることを祈る。
★14 - コメント(0) - 2016年12月30日

闇がなければ光りも認識できないように、本作における闇とは誰なのだろう?なんなのだろう?光は椿か?それとも信之なのか?東野圭吾の「白夜行」に近いのだが、圧倒的な違いは、光とも闇ともとれる者の主観が画かれているということ。人は、絶対悪でもなく、絶対善でもなく、たぶん曖昧なものだ。絶対的な光とは、たぶん椿のような無垢なものだろ。 ★★★★☆ 椿のような無知なものだろう。
★38 - コメント(0) - 2016年12月18日

津波で人生の全てを変えられた若者。闇が光を際立たせるとはいうものの、余りにも闇が深い。読後感は決して良いものではないが、実際の人生はもっと暗くて長いトンネルなのだから、本にのめり込むのもまたよし。
★9 - コメント(0) - 2016年11月24日

映画になると知り読みました。心の闇がひどい。私も結婚してますが、旦那も信行みたいに私のことを見てるのかもしれないと思い怖くなりました。早く続きが読みたくて、だけど最後の方、こういう終わりかたなのかとしっくりこないような…?娘の椿がかわいそうになってしまって…。でも面白かった。三浦しおんはやはりうまいです。
★10 - コメント(0) - 2016年11月17日

●ブックオフ
★5 - コメント(0) - 2016年11月11日

映画化されると聞き、話題になって借りられなくなる前に図書館の本にて。最後に南海子が見たのは確かに光か。なんて屈折した光だろう。光の当たらぬ真っ黒な闇の物語であった。信之の出した答えにがっかりすると同時にあきらめを覚えた。この先も、秘密を知る彼らは生きていくのだろう。だが、それは決して楽ではないはず。それこそ、死こそが救いであったのかもしれないと思うほどに、苦しいものかもしれない。とにかく暗い話であったから、気力がないときや元気がないときに読んではいけない…。
★24 - コメント(0) - 2016年11月5日

久喜市立中央図書館の本。
★2 - コメント(0) - 2016年10月18日

atu
光、は、闇がなければ現れず。闇のなかに差す、悲しい人達の光。明るいだけでは有り難さもない光だけれど、闇が深すぎるとあまりにも儚い光にもすがってしまうのもまた悲しい。
★11 - コメント(0) - 2016年10月17日

面白い。三浦さんの結婚生活をちょっとみたいです。
★3 - コメント(0) - 2016年10月8日

子供の頃の話、大人になった話、のエピソードで話は展開する。子供の頃の話は、思春期の色恋の話・虐待・窮屈な毎日で、心が萎えそうになる。津波で全てを失い、劇的に変わっていく事を予想させ、終わってしまう子供時代。大人になって、それぞれの目線で、それぞれの心情で語られる。目が離せなかった。信之が家族は大事じゃない、と語りながら、娘に対する寄り添い方は、愛しか感じないけどな。
★9 - コメント(0) - 2016年9月15日

美浜島の全てを奪った津波。唯一生き残った中学生の信之と美花。小学生の輔。釣り客と灯台守り、死んでしまえばいいと願った輔の父も生き残る。 津波から20年後の彼らの生活を追いながら、暴力とは何かを問う作品。全てを破壊した天災も暴力。日常的に息子に加える暴力、大切な何かを守る暴力、己の欲求のみで幼児に悪戯をするのも赦しがたい暴力。 光など何処にも見つけられず登場人物の誰にも心を寄せられず途方に暮れる。 誠実、愛情…のようなものに見せかけた光。人を暗い方に導く光。暴力が連鎖する不安だけが残る絶望的な物語。
★8 - コメント(0) - 2016年8月31日

三浦しをんらしからぬどろどろしい、R指定的な作品。恐ろしくもあり、話の展開についていけなさそうでどうなる事やらと。すっきりしない夢に出てきそうなでも気になる一冊だった。
★8 - コメント(0) - 2016年8月30日

図書館にて
★8 - コメント(0) - 2016年8月5日

角田光代さんか乃南アサさんの作品かと思った。 こういうのも書くんですね。 「光」は見えるのかな? 闇しか見えなかった。。。
★6 - コメント(0) - 2016年7月11日

三浦しをんさんってこのような話も書くのですね。とても暗く、重い話でした。先が気になり一気読み。信之怖い。
★30 - コメント(0) - 2016年7月3日

実は三浦さんの作品は初。わりと明るい作品が多いイメージでしたがどこまで行も闇しかない。っていうかむしろ深くなっていく。信之は一人殺したらあとは一緒だと思っているのか正当化しタガが外れている気がする。輔もタガが外れているのは一緒だし虐待には同情するけれどなぜか可哀想とは思えない。妻の南海子も矮小な人間だなぁ、と思った。自分自分&自分って感じ。いかに楽にできるかしか考えていないように思った。そのくせ自分が浮いているのに気づかない。本当に異常な人間ばっかりでつらくなるほど。だからすごいな!!って思った。
★7 - コメント(0) - 2016年7月2日

まず、三浦しおんさんの才能を称えます、こんな小説も書けるんだ…これまで何冊も彼女の作品を読んできました、その印象でこの本を手に取り購入し読みました、これまで読んだ彼女の作品とは全く違う、読んで居て辛いくらい、暗く救いの無い話でした、登場人物にも思い入れられる人は居ません、読後感も良くありません、でも、滞ることもなく一気に読めました、その点は文章力に感服です、これを読む人は心して読まれた方が良いと思います。まあ、彼女の作品は今後も読むつもりですけど、少しリサーチしてから読むようにしようと思います。
★7 - コメント(0) - 2016年6月28日

心惹かれる美しい島の風景から、悲しく、怖い話しに展開していく。どうお話がすすむのか、ドキドキして一気に読みました。
★6 - コメント(0) - 2016年6月17日

三浦しをんさんの作品は舟を編む、神去なあなあ日常、多田便利軒シリーズを読んでいますが、この作品は今まで読んだものと全く違う作品でした。ただただ暗い、救いのない話です。あまり好きではないので途中で読むのをやめようかとも思いましたが、結局最後まで読んだのはしをんさんの文章力のおかげです。次は明るい話が読んでみたいです。
★22 - コメント(0) - 2016年4月24日

自然災害から始まり気が重かったら、熊本で大地震発生。夜中の為に火を使う時間帯がずれたのが不幸中のさいわいでした。余震にも気をつけて下さい。本書の信之は感情を仮面の下に隠し窮屈な生活を送るが娘が可哀想だ。表面上取り繕うのではなく本心で守り育てるべき。輔の幼少期からの出来事も辛すぎる過去。周りの大人の無責任さが輔を歪ませた。美花も南海子も勝手過ぎる。このままで本当の光が射す事があるのか?崩壊を防ごうとするのも自己都合。トラウマに苦しむ男と妥協計算の女に未来はあるのか?
★55 - コメント(0) - 2016年4月15日

出版されてすぐ2009年の春(就活中)くらいに買って読み、約7年ぶりに再読しました。初読時はあまりの衝撃に目をぱちくりさせてましたが、今回の読後感はずんっと重い気持ちです。昔は登場人物全員のエゴや悪意、執着心に惹かれましたが、今は「こいつらみんな救いが無いわね」という感想です。やはり就活中は心が病んでたのでしょうか苦笑。でも誰しもが自身の中に暴力を抱えていてそれを飼いならし日常を送ってるのだと思います。他者からの小さな一言でも大きな事件でも様々なきっかけにより裏側にあった暴力がつるんと表に出てくるんです。
★12 - コメント(0) - 2016年4月1日

津波、暴力、逆らえない圧倒的な力。好かれたい相手には好かれず、好かれたくない相手には好かれる。不幸だ。彼ら三人とも。三浦しをん作品は、『舟を編む』『風が強く吹いている』は気に入っているけれども、これはあまり。
★7 - コメント(0) - 2016年3月19日

私が読んだ三浦しをん作品の3作目。前2作と異なり、クスッと笑える箇所は皆無。 物語りは東京都の離島「美浜島」を深夜(昭和62年)、大津波が襲い島民(271名)中わずか5人(性関係にある中2男女、子供虐待関係にある父子、年老いた灯台守)と釣り客1名が生き残るという悲惨な状況となる。更に数日後、少年が釣り客を殺害するが事件化せず。 第2~5章はそれから20年後の物語り、川崎市港湾局職員となった少年は、恐喝してきた父子を間接(病死)と直接の方法で殺す。なお、唯一島に残った灯台守は病死し、少女は、アイドルを経て有
★3 - コメント(0) - 2016年3月7日

感想を書くのが難しい作品。 あまり面白くはないけど、文章力はやっぱり凄い!
★4 - コメント(0) - 2016年2月24日

思わず、これ本当にしをんさん?と言いたくなる作品だった。途中、高熱を出してしまい、もう読むのを止めようかと何時も思ったけれど、結局最後まで読んでしまった。人も虫と同じように暗闇の中に放り込まれると光を求めてしまう。信之にとっての光はなんだったのだろう。美花、家族、暗闇の中色々な光を求めて彷徨ってしまったのだろう。自分にとって、その光は正しい道しるべなのか見極めねばならないなぁと感じた。
★53 - コメント(1) - 2016年2月22日

読み終わったあと、ズドーンとなる でもこういう話しは大好きだ!
★12 - コメント(0) - 2016年2月22日

東日本大震災以前に、こんなにリアルな津波を描いた小説があったなんて。思わず執筆年を確認した。
★10 - コメント(0) - 2016年2月21日

暴力はやってくるのではなく、帰ってくるのだ。自らを生み出した場所-日常のなかへ・・・すべてが重苦しかった。本の題名のように信之に光がさす瞬間を願って貪るようにページをめくったが、その希望も無残に打ち砕かれた。人が生み出す暴力を前に途方もない無力感を味わった。ただ、信之の子、椿ちゃんの未来だけが最後に残された光なのかもしれない。またそうあって欲しいと願わずにはいられない。
★11 - コメント(0) - 2016年2月14日

んー。なんも感じひんかった、、ページを捲っては、次はなんかが起こるんか!?とひたすら思いながら読んだ。東野圭吾さんの幻夜を思い出した。説得力のない一冊、、背伸びして、こういう闇があるようなの書いてみたかってーん!て言うてるようなかんじ。なんやったら、津波の所為で人殺しになりましたみたいになって、不謹慎に感じなくもない。響くもんがなんもなかったなー
★4 - コメント(2) - 2016年1月17日

最初の導入部分が不謹慎に感じるような作品に読めてしまった。そして、予測通りに話は進んでいく。出てくる登場人物は人として共感出来なかったので、楽しく読めなくて残念だった。
★11 - コメント(0) - 2016年1月13日

「何十年経とうとも記憶は腐臭を放つ。」p242
★5 - コメント(0) - 2016年1月9日

白しをんと黒しをんがあるとは聞いていた。黒しをんの面目躍如。なんの予備知識もなく読み始めたので、しょっぱなからびっくり。あの俳優、この俳優で脳内映像化。しかしそのしょっぱながあまりに悲惨で現実的(!!)なので無理だろうな……。:追記:ここのところの私の本の選び方には一貫性がない、偶然のつもりだった。しかし、「理不尽な暴力への立ち向かい方」に引き付けられているのだろうか、という気もする。
★6 - コメント(0) - 2016年1月8日

闇を濃く描くことでしか、光の尊さは伝えられないのかもしれない。 それにしても重い。救いがない。苦しくて、何度も本を手放した。読み終えた今も息苦しい。それでも、誰かと話したくなる。「他人事じゃないよね」「暴力は私たちの中にもある」「そして、私たちは何ができるんだろう」
★9 - コメント(1) - 2016年1月3日

光の 評価:70 感想・レビュー:1046
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