空に牡丹

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空に牡丹の感想・レビュー(270)

花火は、究極の贅沢品だと思う。それを楽しめる幸せかな。
★18 - コメント(0) - 2月17日

花火は上がると一瞬だが、花火をあげるまでの過程がなんか人生に似ていると思った。時代の流れに翻弄されながらも、自分の人生を生きた人たちを見せられた感じ。花火も、目の前の光は一瞬でも、見た人にはその光景はずっと長く残る。人間の無力さと強さを感じさせられた。
★2 - コメント(0) - 2月3日

亡くなった人に帰ってくる場所を教えるために花火をあげるというのは素敵だなとおもいます。そんな風習が実際にあればいいのに。
★3 - コメント(0) - 1月27日

一族の皆に語り継がれる「静助さん」の物語。花火をただ綺麗だなぁと思って観ていたけれど、打ち上げられる花火一つ一つに、色んな人の色んな思いが詰まっているんだとこの本を読んで思いました。次に花火を観る時は、ちょっと考えながら観てみようかな。
★2 - コメント(0) - 1月21日

大島さんの著作は好みのものが多いのですが、これもとても好きなお話でした。静助さんはマイペースで花火道楽にうつつを抜かして、皆困った者だと言いながら何だかんだで愛されてるのだなぁ・・・と思いました。丹賀宇多村の住人になって静助さんの花火を見たような気持ちになりました。
★25 - コメント(0) - 1月6日

身代を潰すくらいにのめり込めるものと出会えたのは幸せなことだし、潰すだけの身代を持てたことも幸せなことだ。
★1 - コメント(0) - 2016年12月29日

当たり前なんだけど、花火ってたくさんの人が見ることができるんだよね。空の上からも空の下からも。一瞬、なんだけど、この一瞬、みんな同じとこ見てるんだよね。考えたことなかったけど、だから花火に人は焦がれるのかもしれない。花火の 力、再発見。
- コメント(0) - 2016年12月4日

花火がぽんと上がる。気付かないだろうが、それは人の魂なのだ。 亡くなった人を悼むために、人は無意識に花火を上げるのだ。 だから、お祭りとお盆は八月の暑い盛りにあるのだ。ここに描かれているのは放浪者だが、花火づくりには手を抜かなかった一人の男ー、清助の生き様だ。人が一人死ぬたびに、姿を変えた魂が空に花を咲かせる。色とりどりの大きな弔いの花が、今日も紺碧の空に音を立てて打ちあがる。花火を打ち上げ過ぎて没落しても、清助の子孫は誰からも蔑まれなかった。それは彼に豪快だが、一途な花火への愛情と思いがあったからだ。
★12 - コメント(0) - 2016年9月18日

小原庄助サンは朝湯、朝酒が大好きで身上をつぶしたけれど、この主人公は花火である。パッとひと花咲かせて引っ込んじゃうような人生をよく打ち上げ花火になぞらえるけど、主人公はそれどこではなく、群馬の片田舎で身代を削りながら何回も何十回いや何百回もの花火を打ち上げる。明治という動乱の時代を、なんの欲も持たずに、暑っ苦しくもなく、周囲の人間たちに惑わされることもなく、飄々と花火と向き合っていく。激動のドラマを彼が紡ぐことはないのだけど、妙に心が引っかかるような不思議な味の一冊でした。
★3 - コメント(0) - 2016年9月18日

可津倉静助さん、初めてここでお会いした名にし負う道楽者。花火に魅せられ花火道楽。財産をつぎ込む。自分の為、村人の為、家族の為。愚かな人と言うなかれ、語り継がれる人柄に皆が笑顔に、そしてあのときの花火を思い出す。実際に見た人も見なかった人も。明治の一時代花火道楽を極めた静助さん。空にも人の心にも大きな鮮やかな花を咲かせた。「せっかく生まれたんだもの、生きてるうち綺麗なものをたくさん見たいよなぁ」
★99 - コメント(1) - 2016年9月10日

夏の終わりに。丹賀宇多村名主の静助さん。花火道楽の彼について和やかにささやかに語られた一冊。ご一新から激動の時代を生きたはずの彼なのに、みな苦笑い浮かべながらも親しみをこめて話さずにいられない静助さん。でも描かれているのは静助さんそのものでも花火でもなく、花火を見上げたとき一緒にいた相手だったり、暗闇にもどったあとの空をしばらく眺めるしんとした気持ちだったり。当時にもいまでもある、少し心配事から離れてみる感覚だったように思う。静助さんが東京やご一新、富について違和感を覚えるくだりが一番響いた。
★25 - コメント(1) - 2016年9月1日

表紙のデザインがとても綺麗で手に取りました。読後、花火が見たくなる小説。母や兄の商売等、静助さんが直接関わっていない部分に結構スポットが当たっていて、もう少し静助さん自身に密着してほしかったかなあ…。
★1 - コメント(0) - 2016年8月15日

まさに、夏にピッタリの1冊。江戸から明治へ。花火に出逢って、花火だけに情熱を注いだ青年の一代記。移り変わる時代、一般庶民の生活が垣間見れて、興味深かった。
★29 - コメント(0) - 2016年8月11日

明治になる少し前に、丹賀宇田村の地主の二男として生まれた静助が、幼き頃見た花火に心奪われ、魅入られ続けていった物語。花火を見るときは、立ち止まったり座り込んで空を見上げる。時代も人も大きく動き出したご一新の世の中で、流されることなく、飽きもせずに一瞬の美しさを追い求めた。それは、見上げる人々の笑顔のためでもあり、自分の人生を確かめるためだったのかもしれない。昔語りのような語り口が、花火のために生きた一本気な静助の人となりを、より味わい深く、愛すべき人物として染み渡らせてくれた。心地よい読書時間を持てた。
★36 - コメント(0) - 2016年8月10日

表紙とタイトルに惹かれて借りてきました。偉業を成し遂げた人でもないのに何故か親戚中が語りたくなる人物「静助さん」。明治の初め、彼が花火に魅かれて夢中になった話。
★53 - コメント(0) - 2016年6月8日

タイトルから、現代小説かなと思っていたけど、明治を舞台にした時代小説だった。静助さんの人柄が好ましかった。夜空にパァッと牡丹が咲くような花火をイメージできて、爽やかな読後感。
★58 - コメント(0) - 2016年5月31日

時は明治。 偉人でも賢人でもないのに、語らずにはいられない、花火に心を奪われた男の生涯!
★3 - コメント(0) - 2016年5月14日

花火で一族を没落させた主人の話。しかし憎めないなあ。維新の当時の地方の生活が詳細で面白いです
★6 - コメント(0) - 2016年5月14日

ふぅむ。素敵なタイトル、素敵な表紙なのに、入り込めず...
★23 - コメント(0) - 2016年4月20日

【図書館】読友さんのページで知って借りてみた。花火に魅せられた清助さんと、その一族、そして村が主人公の物語。江戸時代の花火の色合いは今ほどカラフルではなかったということを具体的には初めて知った。名主を務めたほどの大きな家を花火道楽で没落させてしまった清助さんだけど、やっぱり憎めないのである。はかなさゆえの美しさと楽しさをどこまでも追い続けた一途さが愛おしい。花火はぱっと咲いて散るからこそいいんだよね、と改めて感じた。
★21 - コメント(3) - 2016年4月15日

誰もがその人の事を話す時、呆れながらも何か語らずにはいられない。静助とはそんな人物だった。名主の次男として生まれた彼は、ひょんなことから目にした花火に心を奪われ・・。家を守る当主としてはきっと彼は失格だったとは思うのですが、それでも仕方ないなと笑って許されるのは彼の仁徳か、はたまた花火の魅力か。色だけでなく形も多様化してきた現在の花火。彼が現在の花火を見たら、ボタンぐらい俺にも押させろ、なんてことを言うのでしょうか。現実にはありえないことですが、思わず想像して楽しい気分になりました。★★★★
★92 - コメント(0) - 2016年4月5日

前半の東京に憧れる人たちをそんなにいいとこかなあって眺めてる感じは好きなんだが。後半私財を投じすぎて没落してく様は…なんというか。周り止めないんだね…。
★4 - コメント(0) - 2016年3月16日

私財を花火に投じて家を没落させてもなお、愛おしく村人たちに語り継がれる静助さん。 なんかいいなあ。激動の明治時代にこういう生き方。朝の連ドラみたいとの評があったけど、確かにそんな感じ。 この作者らしく、大きな波もない穏やかな作品。ちょっと時代がかったこんな作品も書けるんだなあと感心。
★3 - コメント(0) - 2016年3月14日

『ピエタ』の大島さんなのに、思いがけずレビュー数が少ない。花火という華やかなイメージとは裏腹に、地味な小説である。にもかかわらず大河ドラマを観たような、穏やかな充足感。遥かな歴史の道を目で追っていくと、今の足元へたどり着き、自分も道程半ばであることを思い出す。木内昇さんの『櫛挽道守』の空気がふわりと甦った。
★30 - コメント(0) - 2016年3月8日

★★★★☆花火に魅せられた男、静助さんの物語。花火職人のお話だと勝手に思っていたら違いましたが花火にかける情熱は凄いの一言、正に花火道楽でした。丹賀宇多村の村人が羨ましい限りです。早く空に咲く牡丹の季節にならないかなぁ。
★15 - コメント(2) - 2016年3月3日

花火に明け暮れた人の話。たんたんと進む。なんていうか、普通な感じだった。
★2 - コメント(0) - 2016年3月2日

読友さんレビューより。飄々としている静助さんの独特の空気で読み手の私も、深刻な事態や問題があっても、沈むことなく読むことができた。そして何より要所で必ず空に打ちあがる花火。時代の流れとともに単調だった花火が鮮やかに変化していく。花火をより綺麗にするための職人さんたちの努力も伝わってくる。人の一生は一瞬で、人生の中で綺麗なものを見たい。綺麗な花火を見ているその瞬間は、嫌なことも鬱々した気持ちも流されて、忘れることができる。読んでいると花火が見たくなる、胸が暖かく不思議な気持ちがこみ上げてくる一冊でした。
★62 - コメント(0) - 2016年3月2日

静助さん。そう口にすると、まだぼんやりどこかにいるような気がしてしまうから不思議だ。どこぞの村で、花火をあげているのだろうと思えてしまう。じんわりしながら、あっさりと読了。可津倉の行き先を案じさせながらも、どこか應揚に気持ちを構えさせてしまうのは、静助さんの人柄だろう。
★18 - コメント(0) - 2016年2月27日

花火道楽の静助さんは、生きていた当時も、亡くなった今も、いつもみんなの中心にいる。リーダーシップをとるわけでもなく、尊敬されていたのとも違うけれど、 みんなの心を和ませるその様子に、読んでいる私も和まされた。 (唯一お金の使い方にはひやひやしたけれど)。
★3 - コメント(0) - 2016年2月21日

明治を舞台に、花火に魅せられ私財を投じて花火をあげた一人の村人を描いた物語。そこそこ大変なことも起こるのに、淡々と進んでいってほんわかした印象。道楽といってしまえばそれまでだけど、空に咲く花火が見えるようでした。
★21 - コメント(0) - 2016年2月21日

Nam
静助さんっ!!!なにしてくれとんの!!!と後半つっこみました。そして他人事なのにこの人ん家のお金は大丈夫なのかと、本気で心配になりました。物語としては、静助の一生を見た感じ。しかもこの小説事態が語り手ありきて成り立っているので、静助のことを人から聞いてる感じがより増してる。教訓がありそうで、なさそうで……? 人を甘やかしすぎたらダメっていうよりね、人に諦められるようでは駄目だと思いました。トータル好きです。ただ期待して読んでたぶん終わりはあっけなかったなという印象です。
★4 - コメント(0) - 2016年2月20日

文明開化の明治。花火に魅せられ、財産を切り売りし花火道楽に生きたせいさん。どこか憎めず誰もがせいさんのことを語りたがる。美しいものを嫌いな人はいない。美しいものに目を向けてこそ生きられる。それを知っていたからこそ、花火のようにせいさんも愛されたのだろう
★21 - コメント(0) - 2016年2月16日

図書館本。花火に魅せられた男性の話。たんたんと進むため、なかなか読み進められず。中盤は流し読みになってしまいました。また、時間が経てば読めるかな?と思いました。
★32 - コメント(0) - 2016年2月16日

花火作りに私財を投じて、のめり込んでいく静助さんの一生。まわりの皆が前向きで、暖かいお話。
★5 - コメント(0) - 2016年2月13日

大島さんには珍しい明治時代設定で、ある男の一生を語ったもの。花火師の話かと思ったら、花火に入れ込んだ村人の話が淡々と綴られてました。花火の美しさや、私財を売ってでも花火を上げたいという潔い生き方が憎めないのは分かりますが、ただただそれだけのような・・・語り継がれるような身内なのかはちょっと疑問でした。
★30 - コメント(0) - 2016年2月12日

花火のように儚い人生。綺麗に空に咲いて、一瞬で散る。一生は短い。綺麗に咲けたらいいね。そのようなメッセージを受けました。
★23 - コメント(0) - 2016年2月9日

今まで読んだ大島さんのイメージとは違っていた。たぶん近くにいたら迷惑だけど、憎めない静助さん。周りの人達を巻き込んで不幸にしなくて良かった。
★5 - コメント(0) - 2016年1月31日

あの「ピエタ」の感動よもう一度、ということで大島さんの本を図書館でみつけるとついつい借りてしまうのだけど、残念、これも「ピエタ」には遠い。 どこか中島京子さんを思わせるひょうひょうとした筆致は味わいもないわけではないのだけど、登場人物のだれにも共感できないし、物語は山も谷もなくあくまで淡々と進んでいくので読み進めるのが正直つらかった。 まあ、静助さん、放蕩者という感じではなかったが。
★6 - コメント(0) - 2016年1月30日

読み始めから全然進まなくて、一旦挫折した本。図書館に返すのにまだ時間があったので、もう一回チャレンジしたら読めました。途中からは割と進んだかな。花火で寝所を潰した清助さんのお話。確かに、いっこも憎めない。かと言って、人を惹きつけてやまない、ものすごく魅力のある人物な訳でもなく。不思議な人だな、清助さん。でも、花火の嫌いな日本人てたぶんいないよなー。花火に取り憑かれちゃった清助さんの気持ちはわからんでもないな(笑)
★14 - コメント(0) - 2016年1月26日

空に牡丹の 評価:88 感想・レビュー:134
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