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サンタクロースを殺した。そして、キスをした。 (ガガガ文庫 い 11-1)

感想・レビュー
98

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くりんとん
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★★★★☆☆ 度々指摘されてる『恋する寄生虫』を奇しくもこれの二週間ほど前に読んだせいか、フォロワー作品だとは感じてしまいました。主人公とヒロインの構図、一度離れてまた会って、最期には……。流石に影響を受けていないと言い逃れることは出来ないかと。一方で、今年のガガガ新人のライト文芸枠2作よりかは面白いとも感じたので、もし新作が出れば買って、そこでしっかりオリジナリティが発揮されるのか確認しようと思います。
0255文字
まこす
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3
0255文字
slice
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他の方も指摘しているように、いやいや、三秋縋すぎるだろう。「恋する寄生虫」を舞台に「いたいのいたいの、とんでゆけ」とほとんど同じトリックを仕掛けている。あまりにもそれが明確すぎていて、これはひどいと感じた。数年前に賞を取った作品だというから尚更である。しかも、「三秋縋っぽいこと」をしているにとどまっていて、肝心のメッセージ性のようなものが皆無。ゆえに冗長かつ空ぶった描写の続く作品となってしまっている。これは酷いなと感じた。
0255文字
ピザポテト
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★★★★
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壊滅
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★★☆☆☆ 三秋縋の作品のキメラ。『いたいのいたいの、とんでゆけ』『恋する寄生虫』『君が電話をかけていた場所』などの要素が各所に散見された。話の展開も文章もキャラクターも何もかもすべてに既視感を覚えてしまう。三秋縋を知らずにこの作品を読んだのなら楽しめたとは思うが、私は既視感ばかり感じてつまらなかった。もしも著者が次の作品を書く機会があれば、もう少しオリジナリティを出してほしい。他者を模倣しただけでは読む気は起きない。個人的には時間とお金の無駄でした。
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たこまんま
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ネタバレ読了。面白かった…と言うと少し違う気がする。読んだのが前後してしまったけど「冬にそむく」でも感じた、文章から漂ってくる寂寞とした空気が心地よくもあり、寂しくもあった…。地の文主体の書き方(これ好き)や登場人物達の名前が出てこないこともこれに拍車をかけているように感じた。 中盤まではどちらかと言えば退屈よりだったが、そこから先は二人の儚い人生が刺さる。極論すれば「可哀想」に尽きるけど二人はそういう感じでまとめられるのは嫌だろうな ハピエン厨としては最期の夢が現実になってほしいと強く願う。だってあんまりにも…
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ぽ た く
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ネタバレ読了。面白かった。僕の瞳に映ってたのは紛れもないあなただけど───ふかした煙の中、合間に見える『貴方』の瞳に浮かべてたのは決して僕ら2人の幸せでは無く、君はまるで分かってなかったと突き放された。願ったことは儚く散るが『願わないことは夢のように現実へと現れる』始まりから尖った設定なんやが、これがまた惹き込まれるような文章且つ地の文多くて好みの作風。『クセがある文章の中にある既視感ってのが一番の感想だが───思ってないようなことが現実に現れる』嫌よ嫌よも好きのうち。可哀想と思う、想像が出来ない人には刺さらん
ぽ た く

序盤からの伏線が回収される度に、あぁそういうことなのかと。『人生の先輩───クリスマスが来る度にまたあの人のことを何処かで思い出すのだろう』哀しい物語の中にほど美しく、穢れない想いと嘘を交えた少年少女の一時があって、ビターな結末と失ってから気づいた『僕』の悲しみが全ての答えを物語っていた。

10/28 02:49
ぽ た く

こういうので良いんだよって作品だった。綺麗事で済ませるような在り来りな作品じゃなくて突き放すように、好きな人は好き、嫌いな人は嫌いで評価が別れる作品ほど面白いものは無い。万人受けする作品なんて何が面白いんだよってやつな。

10/28 02:57
0255文字
ベーコンエッグ
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ネタバレ 面白くなかった
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Y
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読むの2回目。はっきり中盤くらいまで退屈。だけど、後半からは面白いと思えた。後半の展開結構好み。それ以外は… 序盤から不幸な話が大半でうーんって感じ。あまりそこは面白く感じなかった。登場人物に感情移入出来ない。登場人物にちゃんと名前がつけばと思ったけど、ゴブリンスレイヤーの例からそれは要因じゃなさそうだ タイトルは素敵だと思う。つぐぐさんのイラストも雰囲気にあってる。 はじめて読んだときはインパクトあったけど、再読やめておくべきだったかもな。改めて落ち着いて読むとねぇ…
Y

はじめて読んだの真夏だったな…

08/20 05:45
0255文字
きぃ✬
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じんわり涙が浮かんでくる。希望と絶望の境目みたいな心境。話そのものもだが、名前を呼び合わない感じや言葉選び・表現のいずれも好きだった。他の作品も読みたくて探してみたけれど、今のところは出版されていないようで残念。新作が出たら恐らく名前だけで購入を決めると思う。その日が来るのが楽しみ。
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うつがや
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こんなに退廃で美しい作品をラノベで読めるとは思いもよらなかったです。 二人の関係性の進め方、そしてクリスマスという季節。 それらが絡み合って甘美な雰囲気を生み出しています。 沢山の人に出会って欲しい一冊です。
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かわず
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ネタバレ★★★☆☆ 何とも切ない物語。 もう少し感動要素があれば良かった。
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RK
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とても悲しき。
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エクシア
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ネタバレなんかもやもや夢みたいな印象に残る作品です。見方によっては悲しい物語なのに、なんとなくほんわかな雰囲気もあっていいと思います。
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るみえーる
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虐待を受けた少女と、恋人(セックスつき)にふられた主人公が出会って、望んでいないことだけ望めばかなうノートを使ってクリスマスをなくす。とても美しくて残酷なファンタジーなのね。結末もハッピーエンドとは解釈しにくいけど、あり得たかもしれない出会いと世界が確かにあったんだ、という強いメッセージがある程度強く感じられて、いいな、と思う。ガガガ系ダーク恋愛ものとしては上の下ぐらいの感動が得られるのだった。甘さよりも苦さがやや勝っているという、非現実で泣かせる。こういうのもっと読みたいけど、売れるのかねえ。
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希マサキ
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ネタバレ望まない願いだけを叶える不思議なノートでクリスマスを消すために擬似恋人になる二人の物語。 最後の最後まで衝撃が詰まっていてほんと読む手が止まらなかった。 一巻を通してどこか不思議で少し寂しい、それでいて完成された美しい作品だった。 悲しみの中にある当人だけの幸せに心動かされた。未来に希望を、妄想だとしても夢があるって美しいと思った。 また、普通でないからこそ惹かれるものがあるとしみじみ感じた。社会から弾かれたもの同士が作り上げた小さな居場所、居心地いい空間のありがたみを感じるわ。
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しろ
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ちょうどクリスマスだからなんとなくこれが気になって読んでた作品。一人の青年と少女はクリスマスを消すため手を組んで恋人になるお話。ワクワクさせるような話じゃなくて、ただ日常的ですごく平凡な展開だけど、個人的にはそこがいいと思う。こういう話に入ったら苦手だと思う元素は入ってるけど、青年と少女の間にある穏やかで切ない雰囲気にくわえたらちょうどいい感じ。不幸の中にある小さいな幸せを味わえるちょっどだけ切ない物語だった。
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凜音
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読了
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ryokuryuzi
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ネタバレ犯罪者さんと少女から呼ばれる主人公。クリスマスを無くそうと擬似的に恋人関係になる二人だが、実は二人は本当に恋人同士だった。しかし、ある日二人はトラックに跳ねられる。瀕死の際に彼女は手帳に「望まないこと」を書いて過去に戻る。 読み終えて、悲しい気持ちで満たされました。二人は蘇生して人生をやり直すのかと思ったのですが、そのまま身体が消えて黄泉の世界に行きます。全ての過去を思い出し、記憶が蘇っても、結ばれずに終わります。切ない終わり方で強く記憶に残りました。僕は好きです。
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Sam Paudel
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7月11日→8月8日 29日間
0255文字
よみ
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ネタバレ登場人物に名前がなくて、扉絵があって挿絵がないの、エモいなと思った。主人公、少女、先輩が繋がる伏線回収も秀逸。退廃的で、感傷的で、美しく、綺麗にまとまっていて胸が詰まるような1冊だった。
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utatsu
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クリスマスが迫るある日、女子高生に声をかけられ二人で「クリスマスを消す」ことになる物語。ちゃんとライトノベルしてるし、共感を伴う場面も大変多く読み応えがあります。大学生の生活感も良かったですね。しかし如何せん心に来るものがあり、元気なときに読みたいところ。寂しくなくとも寂しくなってしまうではないですか。
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XD
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;_;
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サウナ探偵
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ガガガ文庫単巻作品漁りシリーズ。 オタク秘技ジャケJK買い。 デスノートでサンタクロースを殺す話。 真面目な話をすると死ぬ病、わかりすぎる。 なんだか色々感じてはいるんだけどなかなか言葉にできない小説ってのがある。 それ。
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キョウト@新作発売中!
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幸福はいつかは失われる夢のようなものだ、そんな想いすら伝わってくる小説だった。“叶えたくない願いが叶うノート”をフックに、リアルな情景描写でしっかりと人間を書ききった文章は好感がもてる。これはどこまでも不幸せなまま幸せになろうとする物語だ。
0255文字
碧海いお
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ネタバレ先輩に振られた大学生が少女と手を組んで、クリスマスをなくしてしまう話。 登場人物の名前がなく、「僕」「先輩」などと表現をされていて、学校で読んだ教科書を思い出してしまいました。SFものなのか?ノートの力で世界を変えていく。 悲しい終わり方ですが、1巻で完結しているライトノベルとしては読みやすかったです。青春の恋愛モノとして切ない。
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はいういんど
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SF、かなぁ なかなかに良いぼんくら小説だった 陽キャには全く刺さらないだろうけど、俺はまだこのぼんくらの文脈が完璧に理解できてしまうんだよなぁ 飛び道具感が強い設定だったけど、地に足がついた読後感で良い小説だったな 良作と怪作の間くらいの作品
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shemoneh_esrei
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世界の軸が不安定になって、どのルートが現実なのかもわからない幻覚の中で生きてるような感覚になってくのは楽しいし、恋愛脳な色ボケピンク頭の視界もそんな浮ついた世界には合ってたような気もする。終盤、真実が明かされることでこれまで読んできた世界の形が虚構化してくのは、悪くない読書体験でした。ただ、そのギミックに紐付く匂わせが割とキツめで、何かあるなって思うより、単純な小説の品質への不信感が先行しちゃうんですよね
shemoneh_esrei

物語世界が、その世界自体も登場人物群も、何もかもが80~90年代臭を発散してて、そこは辟易しますね。煙草と酒で大人ぶったり、洋画洋楽の特別視とか、社会の子供への無関心さとか、それこそクリスマスという時間に共有されたロマンスがあるのだと錯覚してる心性とか。毒親持ちのメインキャラが出てくるラノベ、最近量産されてる感あって、それ自体は歓迎したい傾向なのだけど、なんかどの作品でもただ蛮族なだけ、というか毒親への実感が無くて虚ろで滑稽な邪悪になってる感じある

05/09 04:46
0255文字
星野流人
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これはすごい作品でした。望まない願いのみを叶えるというノートを使って、不幸せなふたりが『クリスマスを消す』ことを目指す物語。作品全体を陰鬱な雰囲気が包み込んでおり、ラノベらしい軽薄さはほとんど感じられない作品です。しかし読み進めていくと、ぽっと小さな希望が灯されるような事実が浮き上がってきます。僕と少女の関係や、望まない願いのみを叶えるノートの真実が明らかになると、そこからは溢れ出る切なさにページをめくる手が止まりませんでした。 不幸でありながらも幸福。そんな歪な、けれど確かな幸福を描いた作品でした。
星野流人

どう足掻いても、この結末は不幸だと思います。それでも、サンタクロースを殺したふたりならば、その不幸の中でも寄り添えると確かに思わせるだけの力がありました。こんな切なくて苦しい恋物語が、あってもいい。

04/22 20:32
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優
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余韻の残る読後感で、主人公の悩みのありきたりさが好きだった。この作品の面白さは設定を生かした構成作りと主人公やキャラクターのありふれた感じだと思う。主人公の悩みや生き方、どれも普通で現実味がある。ラノベらしいフィクションじゃなくて、フィクションでありながら、どっかであった話のように思えるところが面白い。展開もそんなに目まぐるしいわけじゃないから、山あり谷ありが好きな人には向かない気がする。
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sinnkaiou02
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幸せな気持ちになれた。終盤では「なるほど」と思わされた。あと、あとがきが今まで読んだどのあとがきより素敵でした。
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健康体
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ようやく読み終わった。すごい小説だった。多分中学生高校生の頃に読んでたら繰り返しむさぼるように読んでた気がする。もう大人になって作者があとがきで書いてる「失ったものにも気がつけない」人になってしまったのであの頃のように自分の隙間を小説とか音楽とかで埋めなくても生きていけるようになったので。たまに寂しくなるけれど(笑) 若者向けという意味ではラノベらしいけど結構異色だなって思った。でもこういう小説が評価されると嬉しい。願わくば売れてほしいものです。
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よふかし
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感傷マゾで好みではあったけど、三秋縋の『いたいのいたいの、とんでゆけ』とストーリーが似てる気がした。
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こっぷ
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★★★★☆ 三秋縋の影響を強く感じた。
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TSUBASA
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付き合っていた先輩に振られた12月初旬。とある少女に弱みを握られ、家に転がりこまれることに。少女の願いは自分の望まないことを書くと実現するノートを使ってクリスマスを消すこと。憎きクリスマスを消すために少女は不本意ながら僕と擬似的な恋人関係を結び、クリスマスを消したくないと思うようになる関係を作ろうとする。幸せの満ちる聖夜に馴染めない寂寥感の中の、恋人が渡す缶コーヒー1本分の温もり。そのささやかで無二の幸せを大切にしたい作家なのだと思う。私にはコーヒー1本では温まれなかったけれども。
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かかるん
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Xmasをなくすための傷心した主人公と不思議なノートを持つ少女の青春SF物語!!とても面白かったです!!序盤からキャラに愛着が湧きラノベっぽい会話、主人公の煙草やお酒を飲むシーンが多く自分もいつもより吸ったり飲んだり影響受けましたっww。主人公の恋愛の過去や少女の劣悪な家庭環境(姉の死など)。結果的には2人は元々出会っていて、事故で死ぬ前にノートに2人が出会わない望まない未来を書き未来が過去を救うそんなお話でした。タイトル回収も姉がサンタと発覚し、姉が主人公を好きになれない理由など多くの伏線に驚きました。
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Pustota
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発売後に話題になっていたのを見て買って、しかしあえてこの季節までとっておいた。終盤のどんでん返しからの展開も素晴らしいのだけれど、それがなくても言葉の一つ一つが胸に迫る力を持っていて、とても強く惹きつけられるとともに、息が苦しくなるのを感じた。蓋をしなきゃやってられない感情というのはあるものだけど、ときには小説の力でそれを無理やりえぐられるのもいい。
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猿山リム
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 12月にクリスマスの作品を読もうと取っておいた一冊。  不思議要素有り。  考え無しにありがちな要素を繋げただけの構成。  設定が上っ面だけで、スカスカなこともあり、全編通して全く共感が出来ないし、状況も理解しがたい。  作中語られている以上の「ご都合」展開に辟易。  多分、構造は非常に面白いと思われるだけに、雑に完成させてしまったのが非常に勿体ない。  ライトノベルのジャンルとしては女子高生と同棲する系譜から派生する感じ。  クリスマスをなくすために疑似的恋愛を目指す。  いろんな意味でリアリティが…
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夢現
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ネタバレとても好きです、この時期に読んでよかった。あらすじから想像してた内容とは違って哀しくやりきれない、でも妙にあったかいお話でした。少女と犯罪者さんは結局のところ、バッドエンドなのかハッピーエンドなのか…ある意味、読者が好きな方を選べる感じ。先輩の正体が切ないし、本当に優しい人だったんだろうなと。不幸せなまま、幸せになってほしかったって何かいい。〝これ以上、悲しくなるのが、寂しくなるのが怖い。これから先の未来、どれだけの苦しみが自分に降りかかるのか考えるだけで恐ろしくなる。だから記憶に縋ったのだ〝これに共感。
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佐倉としや
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ネタバレ「僕」を来世でも少女の「犯罪者さん」になりますように。
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