絶対貧困―世界リアル貧困学講義 (新潮文庫)

絶対貧困―世界リアル貧困学講義 (新潮文庫)
あらすじ・内容
1日を1ドル以下で暮らす人々が12億人もいる! 「貧しさ」とは何か? 世界最底辺に迫る全14講。

絶対貧困──世界人口約67億人のうち、1日をわずか1ドル以下で暮らす人々が12億人もいるという。だが、「貧しさ」はあまりにも画一的に語られてはいないか。スラムにも、悲惨な生活がある一方で、逞しく稼ぎ、恋愛をし、子供を産み育てる営みがある。アジア、中東からアフリカまで、彼らは如何なる社会に生きて、衣・食・住を得ているのか。貧困への眼差しを一転させる渾身の全14講。

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絶対貧困―世界リアル貧困学講義の感想・レビュー(767)

世界各国の貧困実態ルポ。著者の密着・潜入ルポなので真に迫る迫力がある。しかし、お涙頂戴的な内容ではなく、あくまでも貧困の中で暮らす人々の事実と背景を描いていく。世界には想像もできないような人々の暮らしが多くあるということに改めて驚く。最後は先が読みたくなって仕方がなくなった。やはり最も泣けたのは、ストリートチルドレン、レンタルチルドレンのところ。生きるための過酷な実態が胸を締め付けた。
★5 - コメント(0) - 3月10日

世界の貧困事情をマクロ的な視点で論じているカタイ本は少なくないが、本書のように実際の生活にまで入り込んで実情を報告している作品は少ないのではないかと思う。筆者の言うとおり、「貧困」といっても実に様々な背景があり、一言で片付けれるものはないということが痛いほど理解できた。大きく何かを変えることは出来なくても、今後のいろんな判断に少しだけでもここで得た視点を取り入れたい。多くの人の小さな変化が積み重なって少しずつでも前進して欲しいものです。良書。
★2 - コメント(0) - 2月20日

目からうろこの内容。世界は広いなぁと改めて思わずにはいられない著作だった。一日一ドル以下の生活ですらマシという世界があるとは。しかし人間はたくましい(特に女性)。どんな環境でも生きていける、というのもまた事実。文明がなくなりゃ動物といっしょか。紹介されている貧困国の人には申し訳ないが、あらためて日本人に産まれて良かったと思わずにはいられなくなった。
★3 - コメント(0) - 2月1日

現場に社会に入り込んで、しっかりとした洞察を持って文章が書かれていて、何が問題なのか、どうしてそうなるのかという点は腑に落ちる。どうしたらいいのか、の答えは難しいけれども。20年位前に初めて、アジアの農村部に行ったときに、これまでメディアで見聞きしてきた貧しさゆえの悲惨さというものとは違うと感じたことを思い出した。そこには日常の生活があり、笑いがあり、でも問題は厳としてある。少しは良くなってきたのだろうか。
★1 - コメント(0) - 1月15日

貧困の問題は難しい。私が勝手に「可哀想」とか何も知らずに決めつけて良いものじゃない。 路上生活者が車に轢かれた時に「あっ儲けもん!」って思っているかも知れないという文章には逞しさを感じた。
★2 - コメント(0) - 1月4日

世界リアル貧困学講義、と銘打っただけあって、内容はまさしく世界の貧困。スラム編、路上生活編、売春編、と筆者の取材した世界の貧困の有様を書き綴ったもの。けっして悲惨さを強調しないところがよい。スラムだって路上生活者だって、売春宿だって、日本も対岸の火事ではない。すべてがつながってグローバルになっている。東京オリンピックまでには大量の外国人が入国し、様々な問題も起こるだろう。しかし、それは外国人=悪などという単純な図式ではなく、では読んだ自分には何ができるだろうか?という答えを自ら出すことなのだ。
★25 - コメント(0) - 2016年12月19日

ストリートチルドレン、ホームレスにお金や食べ物を求められた時、別に心を痛めてまで断る必要もないんだ。とどこか納得、安心させられました。
- コメント(0) - 2016年11月20日

興味深く一気読み。もし自分が貧国を訪問し、物乞いする路上生活者を見たら喜捨するだろうかと考えた。間違いなくしたい気持ちにはなる。例えば自分には何のこともない千円でも、彼らには大金。生活を変えるような喜捨が彼らのためになるのか。気付いたのは、私たちが考えるほど、彼ら自身は悲しんだり苦しんだり卑下したりはしていないんだろうということ。ただ一生懸命生きているだけ。可能なら貧困を脱する術やヒントを与えられれば素晴らしいだろうが、ただ同情するだけでは何の意味もない。単に意味もなく感傷的になる癖は恥、改めたいと思う。
★4 - コメント(0) - 2016年11月15日

◎ マクロと現場の視点
★2 - コメント(0) - 2016年10月27日

★自分がいかに現実から目を背けていたか、ということに気付くきっかけ。多くの日本人にとってそういう本になり得ると思う。石井さんの体当たり取材でのエピソードは時にユーモラスで(下ネタが過ぎる笑。でも現実なのでしょう)、でも裕福な国民から見たショックも素直に提示されている。貧困に生きる人々はただ悲惨なわけでも、ただハートフルなわけでもない。そこには私たちと同じように生々しい生や性や社会がある。思ったのは、生きるか死ぬかの瀬戸際では人間なかなか簡単に生を諦めないんだなということ。
★6 - コメント(0) - 2016年10月27日

再読。貧困学講義の名にふさわしく、著者が単著で発表されたテーマをぎゅっとまとめたような内容です。生業としての売春や物乞い、女装娼婦や臓器売買など興味のあったことが1冊ですんで便利でした。しかし、本書を読む本当の意義は、この世界をかわいそうな客体と恵まれた主体で切り分ける、傲慢で腐った心根を打ち払うことにあるように思います。どこかで貧困にもがく姿をかわいそうな見世物として楽しみながら、いまここにある貧しい営みを生意気だと足蹴にする、おそらく誰もが持っている心根に、自覚的になることだと思います。
★6 - コメント(0) - 2016年10月23日

どこで生まれ落ちるのか、子どもは親を選べない。国も選べない。 自己実現、リア充、生甲斐を求めて・・なんて日本人がほざいている言葉はそこではなんの意味も持たない。健常者より喜捨されるようにと、四肢を切断され障害者になって物乞いをさせられる実態は悲惨極まりなく、ストリートチルドレンが少年兵になるという必然の世界はあまりにもショックだ。刊行されてから7年、あれから世界はさらにどう変わったのだろう。知ってよかった。読んでよかった。必要悪という免罪符に立ち止まる。
★8 - コメント(0) - 2016年9月11日

★★★
★2 - コメント(0) - 2016年8月11日

悲惨な状況も外から感じているだけで、中にいる人はそう感じていないというかそう感じては生きていけないんだな、と思った。
★2 - コメント(0) - 2016年7月25日

世界の貧困について。読んでいて、胸が痛みました。私にできることを考えてみます。
★2 - コメント(0) - 2016年7月13日

実際にスラムで暮らした著者の文章は圧倒的な迫力があると思いました。ニュースなどでは取り上げられることのない貧困問題の根深さを知ることができました。凄いですね。。感想が言えない。と言うか、何と言ったらよいのか分からない。どう思えばいいのか、どうしたらこの事実を知ってしまった自分の心が救われるのか、ただ感情の逃げ道が欲しいだけか。ただ、貧困イコール不幸では無い事は少し分かったような気がする。それでもやはり目をそむけたい、耳を塞ぎたいような想像絶する世界が存在するわけで簡単になくせばいいというものではない。
★36 - コメント(0) - 2016年5月29日

ODA
久々にいい本に出会った。やっぱり現場を知らないと話にならない。児童労働、売春、物乞い。簡単になくせばいいというものではない。
★4 - コメント(0) - 2016年3月30日

新潮文庫の100冊から。これだけの取材をした作者に敬意を評したい。大変でした。そして、講義とおっしゃるとおり、興味深く講義を読ませていただきました。日本の貧困層なんて、まだまだ裕福な方だなと感じました。日本人でよかった。あと、売春編はおえ!っとなった。
★12 - コメント(0) - 2016年3月17日

さいきん、読書レビューもサボり。。この本は、机上ではなくジでいく世界の貧困学講義。世界のスラムで暮らす人々の生活は一体どんななのか。何をして稼ぎ、何を食べ、どんなトイレで済ましどんな性生活事情なのか。実際に路上で共に寝起きをし、時には売春宿の掃除夫として潜入したりの生のルポなので、具体的で笑える話も多い。誘拐した子供の目鼻手足を切断し物乞いさせる物乞い産業や、売春産業がマフィアと結びついて実際に行われている現状など、悲惨さに苦しくなるようは本質的な問題も多く書かれているがノンフィクションライターらしく、感
★7 - コメント(0) - 2016年3月11日

日本の貧困家庭を描いたルポかと思ったら全然違った。世界の貧困層のフィールドワークを基にした講義録。スラムの人々と同じ場所に寝泊まりした体験を綴っている。物売り、レンタルチャイルドの仕組みなど、詳しく述べられている。スラムの生活、恋愛・結婚(重婚)、出産や売春など、たくましくも哀しい住民たち。教育のことも考えると、はい上がるのもなかなか難しいんだな。わざと障害者にさせられる子供たち、軍・ゲリラ組織にリクルートされる子供たち… 「キリがないから相手にするな」という物売りへの対処への反対意見も。難しいんだな。
★20 - コメント(0) - 2016年2月4日

「講義」とあるから本当の講義だろうけど、どんな学問だろうか。あまりにもショッキングな海外の真実。例示されてる各種ピラミッド式の図のソースが知りたい。どこを調べてあの階層構造がでてくるのか。あいまいな表現というか詳しくは書けないが、多分正しいと直感はできるが。
★10 - コメント(0) - 2016年2月4日

感想書いたのになぜか消えている。作者にモノ申したのがNHK並みにお気に召さなかったか。それとも私の更新の仕方が悪かったのか。
★54 - コメント(7) - 2016年1月23日

ノンフィクション作家らしい作品。個の多様な視点から、貧困のリアルな姿を描きだす。 ただ絶対的貧困のなかでも人々は「たくましく生きている」「すべてを悪とは言えないだろう」と言う書き方がくりかえされてるのは気になる。事実だとは思うが、それは「先進国」の私たちにとってある意味免罪符になってしまう。
★29 - コメント(0) - 2016年1月13日

久しぶりに石井光太さんを読了しました。貧困地帯へ自ら溶け込み、表からも裏からも目線を合わせている点は、相変わらず素晴らしいと思います。成功談も失敗談も織り交ぜながら世界の貧困の現実を身近に感じさせてくれる良書です。ただこれを読了した自分には具体的に何が出来るのかまだ分かっていないところが私の浅いところなんだろうなぁ。
★19 - コメント(0) - 2016年1月11日

同じこの時間に生を受けながらも、私たちとはまったく違う日常があることに改めて気づかされる。
★30 - コメント(0) - 2016年1月1日

著者の主張が控えめで、好感がもてるルポ。6年前の刊行物だけど、内容は古びていないと思う。特に少年兵のくだりは印象的。
★8 - コメント(0) - 2015年12月31日

これは海外の特殊な出来事でなく、日本の日常で起こっている貧困について考えるための参考資料かもしれない。また過酷な環境の中で生きていく人間達の逞しさに驚いた。〈新潮文庫100冊2015〉
★23 - コメント(0) - 2015年12月26日

またまた石井氏。各国の貧困が出来る仕組みと、貧困に生きる人についてのルポ。前回読んだ、貧困に暮らす人々総まとめ編的な本。他の本に見られるリアリティーある悲惨さは見られず、資料を淡々と伝えるだけのレポで、比較的読みやすいが、根底にあるのが、貧困というbroadなテーマなので、浅く広くの、氷山の一角感が強い。貧困に一石投じた、取り掛かりの本としては、いいかもしれない。
★8 - コメント(0) - 2015年12月25日

世界規模で考えると、5人に1人が、1日1ドル以下の生活を送っている。 アジア、中東、アフリカのスラム、路上生活者の貧困の実態がつぶさに描かれている。ストリートチルドレンを含めた子どもたちの過酷な生活状態が読んでいて本当につらい。戦争や災害による難民の発生が貧困をまねいているとしたら、世界各地で報道されている地震や台風の被害、ISによる難民の発生によって、また、多くの貧困を生み出していることになるのだろう。でもそこまでの報道がないので、実感としては伝わってこない。
★54 - コメント(0) - 2015年12月23日

世界を歩いて、路上生活者やストリートチルドレンたちと交流しながら『貧しさ』のリアルに迫ったルポルタージュ。耳を塞ぎたくなる厳しい現実も描かれているけれど、作者の視点のやさしさとユーモアさえ交えた軽快な文体により読み進めることができた。「物乞いに施しをしても、本質的な解決にはならないからやめた方がいい」という声にはっきり反論している部分にとても共感した。「動物に餌を与えないで下さい」と同じ発想ではなく、その時できることをすることは決して間違いではないと思う。捨てられた子どもたちの描写は読んでいて辛かった。
★133 - コメント(1) - 2015年12月22日

小さな体で武器を抱える少年兵をテレビで観ることがある。その衝撃はすぐに忘れてしまう。少し前に読んだ小説に出てくる少年兵の生々しい描写にショックを受け、実状を知りたくこの作品を手に取った。大きく、スラム・路上生活・売春婦に分けて書かれている。著者の調子がひょうひょうと、時には笑いどころまであり驚いたが、それが狙いとも思う。真実であれ、読むのが辛くなってしまっては元も子もない。逃げずに、実態を冷静に受け止めることが出来た。知っても何も出来ないと目を背けるけど、知らなきゃ何も思い付かない。知ることの大切さ。
★20 - コメント(2) - 2015年12月16日

ユーモアたっぷりに書かれていますが、スラム街に入り込んだ実体験に裏付けられ迫力が伝わってきます。主観を極力排除し、見たものを忠実に伝えようとされていることも、すごく好感がもてます。現代のジャーナリストすべてに読んでほしい作品だと思います。
★20 - コメント(0) - 2015年12月10日

●ブックオフ
★3 - コメント(0) - 2015年12月7日

<<新潮文庫の100冊2015>>54冊目。文中に写真がたくさんあったので、リアルに伝わってきた。2011年6月。(図書館368 社会科学3類 360社会 368社会病理)
★11 - コメント(0) - 2015年11月29日

この本の書き方に感心しました。感情や主張を前面に押し出さず、冷静で丁寧な文章に好感が持てます。貧困の現場に足を運んだ著者が、そこで生きている人達の目線で、生活の実態や社会の実状を教えてくれます。貧困地域を「向こう側の別世界」として扱い哀れむのではなく、外の世界に不満、批判をぶつけるのでもなく、社会の下層にいる人達を隣人の眼差しで見つめている本です。読後感も悪くはなく、案外サッパリとした良書でした。
★24 - コメント(0) - 2015年11月24日

世界には想像もつかないような貧困にあえぐ人々達がいる。戦争や災害で多くの難民の事が報道されるがそれは氷山の一角。生まれながらに貧困を背負い毎日を生きる人々がいる。その現実をこの本は教えてくれる。淡々と悲愴感を漂わせずに時にはユーモアを交えて書かれている為に目をそらしたくなる現実も逃げずに最後まで読むことができた。平和な日本に産まれたことに感謝しつつこのような世界がある現実を絶対に忘れてはならない。
★83 - コメント(1) - 2015年11月23日

あまりにも貧困が悲惨で(変な形容に思えるけど、実際に日本の尺度での「貧困」とこの本にある世界の「貧困」とは救いがたいほど違う)、読むのがつらかったです。よくこれだけ取材してきたと感服しています。
★10 - コメント(0) - 2015年11月21日

非常にわかりやすい「世界リアル貧困学」 内容は重いのに、軽快な筆者の文章がいい★4.4
★9 - コメント(0) - 2015年11月17日

途上国の売春事情 物乞の階級 障害者>健常者 ビジネス化 女装男性計物乞い ヒジュラ
★5 - コメント(0) - 2015年11月16日

世界の貧困について描いたノンフィクション。どんな場所であろうが生きて、楽しみ、ときには悪知恵を働かせ、金を稼ぎ、助け合い、愛し合って子どもを作る。この本に人間のしぶとさを見せつけられた気がする。その反面、社会福祉充実と教育の必要性について考えさせられる。月並みだけど彼らがそれで良いと思っていようがいまいが、本当に危なくなったときに頼れるものや現状から抜け出せる切っ掛けはあった方が良い。
★22 - コメント(0) - 2015年11月4日

絶対貧困―世界リアル貧困学講義の 評価:70 感想・レビュー:290
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