娘に語るお父さんの歴史 (新潮文庫)

娘に語るお父さんの歴史 (新潮文庫)
あらすじ・内容
思春期の娘と中年を迎えた父が考えた。未来は明るい? 幸せって何? 親子で読みたい物語。

「お父さんの子どもの頃って、どんな時代だったの?」15歳の娘の問いを機に、父は自分が育ってきた時代の「歴史」を振り返ることに。あの頃、テレビが家庭の中心だった。親たちは「勉強すれば幸せになれる」と教えていた。宇宙や科学に憧れ、明るい未来を信じて全力疾走していた……。そして、父が出した答えとは。明日へ歩み出す子どもたちへ、切なる願いが込められた希望の物語。

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娘に語るお父さんの歴史の感想・レビュー(121)

作者自身と同じ家族構成で同じ歳のお父さんが子供に自分の半生と昭和30年代から現在迄の時代背景をかたる。フラットな語り口で変な思想的な偏りのある事は語られず。次世代に優しさと希望に満ちたエールを贈る一冊。世代的に自分より。作者の方が上にも関わらず。共感が持てた。
★1 - コメント(0) - 3月9日

著者自身が育った時代を娘に説明するというスタイルでの小説。歴史と言うよりもその時代の世相を、自分たちはどう感じ、如何に捉えて今日に至っているか、というお話かな。娘に語る口調で自らに確認する。いかにも小市民的視点がしみじみとして良い。表題から「娘に語る祖国」(つかこうへい)と同様のものを期待したが、ちょっと作者の位置が異なっていました。2006年の作品に前後に2016年の主人公の語りが追加されているのがまた一興。
★11 - コメント(0) - 2月27日

重松さん自身のご家族と『年齢構成が同じ家族』の物語。重松さんが過ごした子どもの頃の思い出や、2006年当時中学生と小学生の娘を育てていた父親としての想いを物語の父カズアキが語ります。文庫版では「序章のまえに」と「終章のあとで」が加筆され2016年の想いも書かれています♪♪エッセイと1960年代の昭和史の要素が含まれています。作家重松清ではなく素の重松さんを感じました♪♪どんな時代であっても、子どもが将来『私の人生は幸せだったな』と思える子育てをしたいですね☆
★17 - コメント(0) - 2月2日

★★★
- コメント(0) - 1月13日

重松さんの作品だから期待し過ぎてしまったせいか、意外と心に響くところが少なかった。物語仕立てにはなっているが、ほとんどエッセイのようなところが私には合わなかったのかも。。ただ、少数派にだけ名称がつく、という解説にはなるほどと思った(一人っ子とはいうけど二人っことは言わない、など)。この本では敢えて思い出話ではなく、歴史として振りかえっているが、どちらかというと前者のほうが面白く読めたかもしれない。
★25 - コメント(0) - 1月8日

作者とは4つしか違わないのでほぼ同じ「歴史」を過ごしてきた。確かにテレビはそう。曜日や時間の感覚を染み込ませられた。色んな欲しいものもテレビから吸収していった。正義の味方もそう。専守防衛っていうのは確かに戦後日本ならではかもしれない。科学=未来というのも疑わず信じていた。その技術によって便利になりすぎた社会はどうかと思うが…。[高学歴や普通を求められた]という部分だけは、根性とかお節介っていうのは「昭和の良さ」だと思うので意見が合わない章だった。「ひのえうま」が信じられていた幸せな時代であった事は同感。
★13 - コメント(0) - 1月5日

親父の話に付き合ってくれるセイコは優しい子だね
- コメント(0) - 2016年12月28日

同世代 懐かしい
- コメント(0) - 2016年11月15日

同世代の重松さんとこのカズアキさんが語るエッセイ的小説?。「あったあった。」「そうなんだ。」懐かしさと発見で読んだ。戦中や団塊世代よりぬるくなった世代。でも皆それぞれ苦労しながら、暗くなりがちな未来を明るいと信じて生きて行きたい。
★1 - コメント(0) - 2016年10月27日

2006年、カズアキ43歳は中3の娘に問われる。『お父さんの子供時代てどうだったの?』『戦争のあった時代からしたら、ずいぶんと幸せじゃん。』はたと、自分の生きた時間を思い起こす。懐かしい思い出話ではなく、“歴史”として。この国に起きたこと、あったことを父はどう思い、どう伝えるのか。小説であり、重松さん本人の我が子への思いであったり。自分が親になった時、伝えるべき何かの助けになりそう。そして、2016年現在になってのこの10年が付け足されてます。この10年もあった歴史。大人読むべき本。子供読んで欲しい本。
★1 - コメント(0) - 2016年10月2日

重松清の優しさの源流がわかる一冊。多少、思想的に押し付けられそうなきがしたが、娘に対しての言葉だからわかる。終章は絶妙。愛に溢れた一冊だ。
- コメント(0) - 2016年9月19日

☆☆ 小説とエッセイと中間。イマイチ。
★1 - コメント(0) - 2016年9月18日

私の世代:和昭さん(昭和の逆?)「お父さんの子どもの頃って、どんな時代だったの」「おじいちゃん(戦争世代 の話に比べて弱いね」娘の問いかけを機に、己が育ってきた時代の「歴史」を振り返ります。テレビが家庭の団欒を支えていたんだね。さらにはビデオの登場で...消えてしまった 己の世代は未来を幸せと思えた最後の世代なんだと実感。but終章で娘へ、「死ぬな、生きることをあきらめるな。(中略)おまえが生まれたとき、お母さんは涙をし、お父さんはバンザイをした、その喜びだけを信じてくれ」 この呼びかけに大きな感動...
★17 - コメント(0) - 2016年8月20日

もっと俗っぽいと思っていたが、意外にも社会的なネタが多く、日本の高度成長期の犠牲がひょっとして不幸な過去だったとあらためて思う。公害の話は勿論、TVの功罪、学校の吸引力、交通戦争とスピードアップ、食品添加物、言い出すとキリがないくらい。ヒーローは待ちの姿勢で自衛権の行使のみと言うのはちょっと飛躍か? これは勧善懲悪そのものだろう。幸せがお金次第であったのも納得。まだまだ貧しかった時代ならではの話。 若者向けの本だけど、幸せの形が多様化しているからって勉強しなくていいとは思いません。
★2 - コメント(0) - 2016年8月14日

自分たちの子供時代は幸せだったのだろうか、読み進めながら考えてしまいました。28年が経ち、昭和という時代が歴史の一部になりつつあることを感慨深く感じました。
★6 - コメント(0) - 2016年8月9日

★3 いろいろ思い出させてくれた。感動まではいかないがよかった。
★9 - コメント(0) - 2016年8月8日

昭和後半を生きたオジサンたちの物語が語られる。一世代前の戦争を経験した悲惨な時代ではないものの、平和な時代にだって歴史はちゃんとある。テレビの普及と一大ブーム。サラリーマンが増え家督が薄れ核家族化。家業継承の代わりに我が子に与えられるもの…「教育」=「勉強しなさい!将来のためなんだから!」となる。なぜならこの時代、お金で買える幸せが山ほどあったから。でも、いつの時代もそうだったように、今が不幸でも「きっと未来には幸せが待っている!未来を生きる子どもたちが幸せでありますように!」って、その思いは変わらない。
★7 - コメント(0) - 2016年7月31日

重松さんの家族ものに弱い私はこの本にも涙腺やられました。そんな狙ってお涙ちょうだい小説では全くないのにも関わらず。ちょっと難しいお年頃の長女の素朴な疑問に真面目に答えようとする父親。自分の生きてきた今までの歴史を調べる。ぼんやりと、でもしっかりと、大事なことがたくさん書かれてた。文庫だけのその後のエピソードがとっても好きだ。
★4 - コメント(0) - 2016年7月12日

東京オリンピックの辺りに生まれた父が、自分が育った昭和という時代を改めて調べ直して語る話。 自分はこの父よりだいぶ歳が下なので、知らない昭和を含めて、あぁ昭和は時代としてこのように評価できるのか、、と少し感動。 昭和はいい時代だったのか?それとも悪い時代だったのか? 最後にはストンと腹に落ちます。
- コメント(0) - 2016年7月4日

思い出として語るのもいいけれど、歴史としてとらえるという視点が新鮮だった。ヒーローものは、専守防衛だった…確かに言われてみればその通り! 未来は幸せだと信じることが出来た幸せ世代の一員として、今の子供たちが少しでもそう思えるように、自分ができることを考えよう。
★7 - コメント(0) - 2016年7月2日

お父さんの娘さんへの愛が溢れている。親は子供の幸福を願うけれど、幸せの中身は子供が自分で決めないといけない。それがたいしたことでなくても、生きてるだけで、大人になるだけですごいこと。
★4 - コメント(0) - 2016年6月30日

2006年に刊行されたものに2016年の今を加筆している。私よりいくつか年上のカズアキが中学生の長女に「子供の頃はどういう時代に生きてきたわけ?」と聞かれ歴史を振り返るお話。親はみんな同じ想いなんだろうなぁ~後半はなんとなく感慨深く、しみじみとさせるところはやっぱり重松作品(*^_^*)
★51 - コメント(0) - 2016年6月29日

いつか自分も子どもとこんな話をするのかなぁ。i-modeとか懐かしいワード。
★12 - コメント(0) - 2016年6月12日

重松さんと同い年の私。すっかり忘れてしまっていた出来事を懐かしく、また生まれる前のこともそうだったのかと教えてもらった。いつもの重松さんの作品のように涙で感動というわけではなかったが、自分の人生を振り返ることが出来た。
★13 - コメント(0) - 2016年6月11日

自分とオーバーラップするところが多く、非常に面白く読め、いろいろ考えさせられた。やはり人は思い悩みながら生きていくのですね。印象に残る言葉も随所にありました。
★2 - コメント(0) - 2016年6月7日

僕は重松さんより少し下の世代。「ビタミンF」の頃に産まれた娘も、同じ本を読むようになりました。自分の意見を持って自分で判断できるようになってほしいと思いながらも一緒にいられるのはあとどのくらいだろうと少し感傷的にも。「お父さんがキモい理由を説明するね」でもありましたが父親から見ると娘は特殊ですね(笑)。専守防衛のヒーローはなるほどと。
★31 - コメント(0) - 2016年6月5日

2006年に発刊されたものだけど、10年後の2016年に加えられた部分も含めて終盤が特に印象深い。50-70年代に起きたことや、その時の少年や大人がどんな気持ちだったのか等身大で語られているのがおもしろかった。親の役目は未来に幸せがあると信じて子どもを一生懸命育てることで、そこから先の幸せの中身は子ども自身がつくるもの。この十年、モノもサービスも溢れ返っているが、果たしてそれは「幸せ」と置き換えられるものなのか。これから更に10年後の2026年から2016年を振り返ったらどんな感じなんだろう。★★★
★5 - コメント(0) - 2016年6月5日

同学年作家の重松さんの過去を振り返るお話は、丸々自分の過去と重なるので、とても懐かしい思いで読みました。ウルトラマンも仮面ライダーも専守防衛の正義の味方だと言う話には、深く頷いてしまいました。
★15 - コメント(0) - 2016年6月3日

重松さんと私は二つ違い。だから、重松さんの書く話は共感できるものが多い。もう、40数年前の子ども時代。思い出はついつい美化しがちだけれど、今回のお話を読んで、それなりに貧しかったことや、今から考えるととんでもないこともあったななんて思い出した。私には語って聞かせる子どもがいないのが残念だけれど、どんな時代でも未来の幸せを信じられる社会、国であって欲しいものだと思う。
★10 - コメント(0) - 2016年5月22日

重松清はわたしより8歳年下で、今、53歳。まぁ、世代的には昭和を中心におなじように生きてきたって言える。この本の中で53歳の主人公が10年前のじぶんに「生きるってことは」と語りかけている。曰く「生きるとは、年を取っていくことで、それにつれていろいろなものを失っていくこと。でも、失ってしまうのと引き替えに、とても大切なことも手に入れているはず」。 本書の主人公(たぶん重松清本人)は、その大切なことは何なのか、うまく説明できないと言っている。そうだなぁ、61歳になったわたしも、うまく説明できないなぁ。
★8 - コメント(0) - 2016年5月18日

重松さんと同級生の私には、共感する所満載の面白い話でした。昭和30年代~40年代にかけて太平洋戦争から復興するため、駆け足で進んでいた時代。新しいものがどんどん出てきた時代。直ぐに思い出すものは、テレビと万博かな?そして、頑張った先が想像しやすかった時代だったようにも思います。本のなかでは、未来を信頼することが出来た時代だったと有りました。最後は重松さんらしく人情味たっぷりに綺麗にまとめているなと感じましたが、作戦にぴったりはまっている自分がいました。
★30 - コメント(0) - 2016年5月17日

3年後にはボクが53歳、長女が26歳、次女が21歳。ほぼ同年代の話。だから、もう自分で調べんでえぇ位に年表が語られて10年分相当の「社会科ノート」だな。そこに「お父さんは子供の頃、幸せだったのか?」さらには「幸せとは?」というテーマが展開する。日本も世界も無理して走ってた時代だな。特に小説として面白いとか、そーゆーんじゃないけど、まぁ楽しめたかな。これから親の介護とか、娘の結婚とか、あ~まだまだあるんだなぁ。自転車であえて凸凹の道をガクンガクン走らせながら、仮面ライダーの主題歌(前奏から)叫んでたわなぁ。
★21 - コメント(0) - 2016年5月15日

鉄腕アトム、ウルトラマン、そして仮面ライダーが登場した1960年代前後。それはまさしく私が生まれ幼少期を過ごした時期である。科学の発達で宇宙に目を向け、何につけスピード重視の時代でもあった。そして未来の日本はバラ色だと信じていた。そんな時代に生きた私たちの世代は幸せだったのか?を問い、これからの時代は何を持って幸せなのかを問いかけている(と思う)。どちらかというと未来を担う高校生世代向けのお話でしたが昔を懐かしく振り返ることもできました。
★57 - コメント(0) - 2016年5月4日

僕は主人公(≒著者)のちょっとだけ年上、でも家族構成がほぼ一緒(夫婦+娘2人)なので、昔を思い出したり、懐かしんだり、憤ったり。 確かに僕の年代あたりは、近所のガキ大将はほぼ絶滅状態で、学校のクラス中心の子供時代やったよなぁ。 大阪万博はじめ、科学や未来に希望を持ってたなぁ。 でも、どの時代が幸せで、どの時代が不幸なんてないのかも。 主人公が娘に言ったように「幸せの中身は自分で決めろ」なのかもしれない。 そんなセリフはよう言わんけど。
★26 - コメント(0) - 2016年5月1日

自分は著者と同世代。子どもの結婚や親の介護、同級生の死など、なんとも立場が似通い、うーむ。 その通り、テレビとパパママに育てられたふつうの私たちは正義の味方が好き!(ウルトラマン世代とも呼ばれた)高度成長期&バブル期を実感してる我らはもっと堂々と幸せだったぜぃ!と言い切ろうよ! しかして子の世代は(ゆとり世代とも呼ばれるが、社会のリスクはより大きくなった気はするが)もっと楽しいことが溢れるよー!と思ってる。ましてや孫世代は、更なる大きな喜びがあるに決まってる!!!生きるってことはそういうこと!!!!
★20 - コメント(0) - 2016年4月30日

お父さんの歴史ではなく昭和の歴史ですね。重松清のノンフィクションエッセイは数冊あるけれど、これもそっちに近い。
★5 - コメント(0) - 2016年4月28日

高度経済成長させたのは「科学」というより「デレビ」ではないだろうか?そのテレビも科学の産物ではあるが。良くも悪くもテレビに影響されるところは多々ある。ネットが普及している現在でもテレビの影響力は凄まじい。「幸せ」の定義は難しいけど、未来が幸せと思えるなら今は幸せという考え方には納得できた。
★11 - コメント(0) - 2016年4月24日

父と仲良いけど、こんなこと思ってるのかなぁ?
- コメント(0) - 2016年4月24日

辿り着いた結論に納得。いつまでも未来を感じて生きていたいし、生きていて欲しい。今を幸せに生きることが未来に繋がるとはいえないかもしれないけれど、私はいま幸せだな。子ども時代はどうかな。いま幸せなら子ども時代も幸せだったということでいいかも。自分の人生を客観的に分析して、それを伝えることができる人がいるっていうことが幸せなことかも。時が経つのが年々早くなるなぁ(^^;)
★33 - コメント(0) - 2016年4月10日

両親と主人公が同年代というのが理由で、手に取りました。最初のあたりは、歴史として勉強になり、自分の生まれた時代を調べるっておもしろいなと思いました。娘と父の掛け合いで話が深まっていきますが、娘のツッコミが絶妙です。終わりに近づくにつれ、父親の想いに、うるっとくる部分が多くありました。ステキな言葉がたくさん。大切にしたい一冊です。
★7 - コメント(0) - 2016年4月6日

娘に語るお父さんの歴史の 評価:100 感想・レビュー:58
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