恐怖の哲学 ホラーで人間を読む (NHK出版新書)

恐怖の哲学 ホラーで人間を読む (NHK出版新書)
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恐怖の哲学 ホラーで人間を読むはこんな本です

恐怖の哲学 ホラーで人間を読むの感想・レビュー(97)

AQL
あえて本筋を外して特に感心したのは「いろんな生きものから、いろんなパーツをもってきて組み合わせ、少しネバネバさせるといったやり方」で怪物ができあがるという個所。ここで「ネバネバさせる」の一言が出るのがすごい。
★1 - コメント(0) - 3月14日

わかったような、わからないような…つまり恐怖は快楽であり、人はそれを楽しむことができる。哲学的ゾンビは倒せない。語り口は面白いので最後まで読めたが、内容はとても抑えきれていない。
- コメント(0) - 2月8日

人間がどのように恐怖し得るのか、そもそも恐怖とは何で、恐怖が動物的な機能を起源に持つならなぜ虚構の作品を本気で怖がりながら逃げずに楽しめるのか、といった機序をワンステップずつ反証や例証を挙げつつ丁寧に構築するプロセスを見せる。体系が現実から遊離しないよう生理学的なエビデンスと結び付けてく。構築の過程を見せる本なのでお門違いだけど、わずかな仮定で純粋な理論体系が現実を豊かに捉える様をいきなり見せられる方がエンタメとしては実は楽しい。たとえ謙遜でも諦めでも「へっぽこ哲学者」なんて自分のこと言ってほしくないよ。
★6 - コメント(0) - 2月7日

なんという大快著。面白すぎて一気に読みきった…………と言いたいところだが途中で俎上のホラー映画をばりばり観てしまいいつまで経っても読み終わらない(怒)。第三部ではほぼホラーの話してねえじゃねえかチェーンソー持って家にいくぞ(怒)と言いたくなるが実際はホラーの話関係なしに全編にわたって抜群に面白かった。「中核的関係主題」「身体化された評価理論」「AIR理論」等初耳ワード多しなので再読必至。スクリーム観たい。
★3 - コメント(0) - 1月23日

ホラー好きとしてこれは読まなければと思い読みました。もっと軽い内容かと思いきやしっかりと恐怖というものに関して論理的に考察されている。大好きな『悪魔のいけにえ』や『スクリーム』などが引き合いに出されてこちらもあああ、あのシーンねとか思い出しながら楽しく読めた。ホラー好きにもそうでない人がホラー作品に手をかけるきっかけにもなるような良本でした。
- コメント(0) - 1月22日

人は賢くなって、あらゆる恐怖を感じるようになった。思っていたより本格的な本でした。本書の内容の「人はホラー映画を見てなぜ怖がるか?」は興味深い話しです。筆者によると、殺人鬼の出てくる映画は単なるスクリーンに映っている映像であって、自分の真近に殺人鬼がいるわけではない(自分に危害が加わるわけではない)。にも関わらず恐怖を感じるのはなぜか?とのことです。本書では、それについて考えに考えつくした回答を教えてくれます。娯楽の恐怖とは一体何か。恐怖以外の色々な感情の仕組みも知ってみたいと思わせる一冊でした。
★2 - コメント(0) - 2016年12月27日

★2 - コメント(0) - 2016年12月17日

s
恐怖とは何なのか、そしてなぜ人は恐怖を楽しむことができるのか。哲学や脳科学の先行論文を踏まえつつ、著者なりの視点を交えて分かりやすく人間の情動の謎に迫る。人間の抱く“恐怖の感じ”は、動物のように身の危険を知らせるための単純な身体的反応というだけでは説明できない。人間の脳は進化の過程でさまざまなものを表象することを可能にし、目の前にないものでも恐怖することを可能にした。意識や情動についての研究の入門書としてよくまとまっており、人間のユニークさがよく分かる一冊。
★4 - コメント(0) - 2016年12月5日

勉強になり、わかりやすく、そのくせエンターテイメントという戸田山先生の語り口が存分に発揮された面白い本です。恐怖を題材に、第一部では恐怖とはいかなるものなのかを分析、第二部でそれをもとにホラー作品の怖さはなぜ起きるのかなどの問題を説明し、第三部では怖さの感じに対する自然主義的説明の筋道を示しています。内容的にはけっこうテクニカルで、プリンツなんてまだ日本では論文で紹介されてるくらいでそこまで広まってない哲学者なのに、驚くべきわかりやすさです。映画などの話も多くて、見てみたくなります。
★8 - コメント(0) - 2016年11月20日

一番最後のおすすめホラームービー10選のラインナップと、そのあんまりおすすめになっていない愛すべき?ツッコミが面白い。
★3 - コメント(0) - 2016年10月9日

思っていたより本格的に哲学。
- コメント(0) - 2016年10月6日

ホラーが楽しいと思つたことがないので、「人間はホラーを楽しめるもの」といふ前提につまづいたが、さうね、ジェットコースターとかは好きね、といふのでそのあたりは読み替へつつ読んだ。自分がホラーを楽しめないのは神経症のせゐなのかもしれない。できればホラーを楽しみたいんだけどなー。
- コメント(0) - 2016年9月26日

人間は何故恐怖を楽しむことができるのか。誰しもが抱く疑問ではあろうが、ホラーファンでなければ、真剣に取り上げることも、耳を傾けようともしないテーマだろう。それを見事に哲学的テーマとして展開し、分析しきったところに、冒頭辺りでの文章の軽さとは裏腹に、著者の真剣さと議論の深さを感じることが出来た。ただ、私の理解力では、感じることはできたというのが精一杯の表現で、とても理解できたというところまでは行けなかった。恐怖という、動物一般が持つ本来ネガティブな「感じ」を、多様な表象で刺激することが出来る脳を→(2)
★5 - コメント(1) - 2016年7月17日

怖いと感じる「恐怖」という情動について心理学や脳科学などの知見も取り入れながら哲学していく本。人間はなぜこんなにも多くのものを怖がることができるのか、ホラー映画を楽しむことができるのかなど、情動一般について触れながら思考をあちこちかき回してくれる。冗長に感じる部分もあるが、その過程こそが哲学なんだろうなあ。
★5 - コメント(0) - 2016年7月15日

【図書館本】難しくてつまんなかった。何でこれを読もうと思いわざわざ予約して、やっと順番が回ってきて読み始めたら、なんで自分がこれを読んでるのか分からなくなった(笑)
★3 - コメント(0) - 2016年7月6日

tei
哲学って何となく避けてたのだけど、ホラーで哲学するというのに惹かれて手に取った。哲学ってこんなに脳科学に言及するものなの? と驚き、最後の筆者の主張を読んだら、ナルホド確かにそうですなあと納得。他に哲学書って読んだことないから分からないけど、多分この筆者は新しい考え方をする方なのだろうなあと勝手に推測。私は共感出来るけども。哲学的思考に慣れていないのもあって所々(と言うか、かなり)理解できていない部分があるけど、とりあえず読み終えられたので良かった。また体力と気力のある時に読み直せれば良いな。
★8 - コメント(0) - 2016年7月2日

バツ
★3 - コメント(0) - 2016年6月25日

自然主義的な情動の理論が展開されているJesse PrinzのGut Reactionを読んできっと面白かったんだろうなあ,というのが本書の第一印象.情動の哲学理論を基盤に,フィクション論と意識の哲学に接続するのは大事な試みだと思う.何より,解説が抜群にわかりやすい.平易な表現にかけて戸田山先生の力量におよぶ現役の日本語で執筆する哲学者はそうそういないのではないだろうか.近年の分析哲学で心の哲学がどんな展開をしているのか垣間みるにもよい一冊.ただし,ある程度背景知識のある中級者以上向け.
★2 - コメント(1) - 2016年6月18日

哲学者によるホラー映画を哲学した内容。3部構成で、第1部は人はなぜ怖がるのか、第2部は人はなぜ怖がることを楽しむのか、という表題に則した話題である。しかし第3部は、「感じ」とは何か、という人間の主体や哲学的ゾンビを絡めたかなりガチの哲学書。哲学という限定的な世界だけで思考せず、脳科学や心理学とも折衷して問題解決に挑む著者には敬服する。
★2 - コメント(0) - 2016年6月11日

二章まで。
- コメント(0) - 2016年5月27日

最近、冨田先生の自然主義的ロック解釈に触れて自然主義って面白いと思っていたので、自然主義といえば戸田山先生かなということで読んでみました。心理学や生物学、神経科学といった自然科学の成果を使って哲学するというのがどういうことなのか大まかにではありますがわかった気がします。内容は恐怖という情動についてホラーを素材に分析するというもので、近年話題の情動の哲学や分析美学のフィクション論などの感じがわかったのも収穫でした。それにしても本書に出てくる心理学の実験の面白いこと。情動の心理学の本も読んでみたくなりました。
★3 - コメント(0) - 2016年4月29日

ホラーで哲学の話が議論できるって面白いっすね.内容は難しいかな.
★2 - コメント(0) - 2016年4月23日

基本的に何が書いてあるのか、学のない私にはサッパリわやですわ。なので、哲学をかじった奴に結論だけ読ませて、解説してもらった。結果、わからん部分を読み飛ばした上での私の得た結論と、さほど変わらなかった。恐怖を解読するというテーマとアプローチは凄く興味を惹かれるが、やはり多少なりとも哲学や心理、脳科学をかじっておくのが本書に挑む大前提かと思われる。こういう背伸びをして返り討ちを食らうのも、読書の面白みではある。などと宣ってみる。ただの負け惜しみである。
★5 - コメント(0) - 2016年4月18日

脳科学と分析哲学のトピックがガンガンでてくるので、気軽な気持ちで読むと返り討ちにあうくらいには難しい。難しいが、読みやすくはあるので、同著者の『哲学入門』を先に読んでおいたほうが良いだろう。 後半の哲学的ゾンビの問題はホラー映画のゾンビからの連想という感じでかなりこじつけな導入な気がするが、中身は大変刺激的だった。
★2 - コメント(0) - 2016年4月11日

ちょっとむずかしかった.途中詭弁かな,と思うような言論バトルが繰り広げられていて,そこは読みづらかった.しかし,感情が注意を伴わないと知覚されない?,というところはなかなか勉強になった.その他にも,情動に関する様々な実験が書かれていて面白かった.恐怖以外にも,情動を感じるメカニズムについては説明されていたが,何故,情動が生じるのか,という点についてはあまり触れられていなかったので,次はそのあたりの本を読んでみようかな.
★1 - コメント(0) - 2016年4月5日

哲学的ゾンビ、の出てきたあたりで理解が追いつかなくなり…勉強します。
★1 - コメント(0) - 2016年3月30日

ホラーが生物学や脳科学や心理学や段々理解が追いつかない流れになっていく。自分の頭の悪さに嫌気がさしてきて開き直ってみる。単純に怖いものは怖いで良いんじゃないの~_~;。恐怖は快楽と繋がる。納得。
★64 - コメント(0) - 2016年3月28日

51*アラコワイキャー。オシツオサレツ。著者は唯物論者。哲学に、生物学や脳科学の話まで出てくるので、何がなんだか。スルスルと読める部分もあるんだけど、理解が追い付かない。結局、自分が何故ホラー好きなのかは分からないまま。ホラー映画のエピソード部分は好き。
★1 - コメント(0) - 2016年2月28日

賢くなればなるほど、世界は怖いもので満ちていく。
★1 - コメント(0) - 2016年2月28日

あとがきで戸山田はんえらい怒ってはるなあ
★1 - コメント(0) - 2016年2月23日

戸田山センセイが、ホラーを題材に、ホンキで哲学する。まさに自分のために書かれたような本。書きぶりは軽く、ジョークとバカ話の連続だが、議論の本質はメチャクチャハードな哲学そのもの。こんなレーベルで(失礼)専門書レベルのガチ哲学やって大丈夫かな、と心配になるくらい。内容は「恐怖とは?」「なぜ我々はいろんな恐怖を感じられるのか」あたりから、「情動とは」「意識とは」に物理主義の立場から迫り、哲学的ゾンビ退治までやってしまう。自分には、意識の表象理論はまだピンと来ないので、要勉強。
★2 - コメント(0) - 2016年2月14日

★四つ。素晴らしかった。戸田山さん独自の「ホラー哲学」。僕がふだん感知しない情動の哲学や心の科学といった分野の知見をふんだんに参照し、「なぜ私たちはホラーを楽しめるのか?」といった疑問に対して一つずつ論理的に考えていく本。戸田山さんはとても論理的で、一歩一歩構成的に物事を思考される人だな、と感服した。戸田山さんの思考の手触りといったものが生々しくかんじとれる。また、幾つも言及されたホラー映画(B級作品も数多く含む)も、見ないわけにはいかないなという気持ちになって、この本を通じていまホラー映画を復習中(笑)
★9 - コメント(0) - 2016年2月5日

「人が恐怖を求めるのは恐怖自体が快楽だから」。そうかなあ。途中で紹介された「ホラーの楽しみを恐怖を上回る別の価値によって説明する」理論のほうが私には合ってる。例えばホラーゲームをしているとき私は恐怖自体を楽しまない。目当ては他の楽しさ。弾薬を拾ったりすることを他のゲームより遥かに喜べるし、怪物嫌だなあという気持ちをキャラクターと共有できるし。普通のゲームはキャラが怪物を怖がっててもプレイヤーは怖くないからね……。恐怖があると感情移入の度合いが段違い。まあ結論は腑に落ちなかったけど読みやすくて面白かった。
★5 - コメント(0) - 2016年2月3日

興味ひくタイトル、帯だったので手に取るも結構難解、イラストとか面白いんだけど挫折
★2 - コメント(0) - 2016年1月31日

帯の惹句に惹かれて手に取る。テーマは面白いし、語り口がやさしいので、読み易くはあるが、理解するとなると私にはけっこう難儀な一冊であった。「恐怖は表象である→人間には様々な表象を生み出す能力がアドオンされてきた→実在しないものを恐れることができるようになった→信念が認知の上位レベルから介入…etc.」といったことが書かれているのだが、哲学の基礎教養が無い私には難しい。哲学と心理学、脳神経科学、認知科学、生物学が結びつき、援用されているなんて…。余裕があるときに、著者の哲学入門でも読んでみようかしら。
★5 - コメント(0) - 2016年1月23日

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