The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)

The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)
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The Indifference Engineの感想・レビュー(2259)

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イギリスのしっとりした霞んだ空気感。どこか不安で、悲しい。読み始めた瞬間に異国情緒の雰囲気で読者の集中力をがっしり掴む描写は圧巻です。特に心に残像を描くのは、ジェームズボンドのパロディの短編ですね。よくあの映画をここまでもの悲しく、哲学的な世界に引き寄せられたものだと驚嘆します。人間の意識とは何だろうか、意識の無くなったあとに残されるテキストも、もはや意識と言えるのではないか、そんな途方もない問いを投げかけられました。
★2 - コメント(0) - 3月13日

解説によればオマージュ的な作品もあったようだが、元の作品を知らなかったけれど、それでも十分楽しめた。未完、と書かれた屍者の帝国の続きがどうなる予定だったのか、もう永遠にわからないのが残念でならない。
- コメント(0) - 2月26日

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故伊藤計劃氏の短編集。処女作『虐殺器官』や『ハーモニー』のプロトタイプ的な作品が集められている。というよりは、伊藤計劃という作家が書こうとしていたテーマに沿って集められたというべきかもしれない。短編であるせいか、どれもバッドエンド的な終わり方なのは気になったが、007を下敷きにした「From the Nothing, With Love.」などはその設定もストーリーも面白く、印象的だった。また、上の代表作以上にパロディと思われるネタが多かったのも少々意外だった。
★1 - コメント(0) - 2月10日

「屍者の帝国」まだまだ続きそうなのにすっぱりと切れていてああこの方は亡くなったんだ。もう続きが書かれることはないのだと痛感した。短編は読みやすかったが、ライトな読み口ではない。心してかかるべし。
- コメント(0) - 2月8日

やっぱり惜しい人を亡くしたなぁ。長編を補完するような短編もいい。表題作より、「From The Nothing,With Love」のほうが幻想的で好みです。意識より愛をこめて無意識へ手紙を書く。確かに歳を経る毎に無意識に行動してることが多いかも…。分かるような分からないような、不安定な読後感。日常では味わえない感覚が読書の醍醐味です。
★10 - コメント(0) - 2月2日

伊藤さんの考えることは全然間違ってなくて、それは確かに世界の本質なのかもしれないし、もちろん沢山ある世界のなかのひとつ、けれど突き詰めて求めていったら私たちがわたしたちである意味すら、私たらしめる意味づけすらなくなってしまうような気がして、そこに一種の無謀な邁進さえ感じていた。
- コメント(0) - 2月1日

虐殺器官をもう何年も前に読んで、その時は難しすぎて理解できずなんとなく避けていた作家さん。久しぶりに挑戦!と思って読んだら短編だからかすごく読みやすくてびっくりした…笑 タイトルにもなった作品が一番良かったけど、とても虚しくなった。
- コメント(0) - 1月18日

改めて伊藤さんが夭逝されたことが悔やまれます。この人の世界をもっと見せてほしかったな…と。長編とはまた違う魅力があるけど、伊藤さんらしさがちゃんとある。★★★★☆
★5 - コメント(0) - 1月18日

独特の感覚が変わらずあるが、この人はやっぱり長編を読みたい。
★1 - コメント(0) - 1月5日

表紙の色からして,虐殺器官とハーモニーの中間にあたる短編集だと思いながら読んだ.確かに中間を埋め立てているが,それだけでなく各々伊藤計劃によって語られたテクストを増幅しているものだと感じた./彼の作品はどれも難解ではない.だが鋭い.世界の負の側面を冷静に書ける作家はそう多くないと思ったのだが……Project Itohよ永遠に.
★24 - コメント(0) - 2016年12月4日

短編だからか、「From the Nothing, With Love.」は同じテーマを扱った『ハーモニー』よりも主題が明確で、一人称の文の仕掛けが生きていた。「セカイ、蛮族、ぼく」はテンプレートな一文に続く不条理な展開に滑稽さとままならなさがあった。
★3 - コメント(0) - 2016年11月30日

面白いけどグロい・・・
★1 - コメント(0) - 2016年11月20日

アマチュア時代の漫画から、SFマガジン掲載の短篇、未完長篇の冒頭まで、作家・伊藤計劃のそのあまりに短い活動期間における作品群を集成した一冊。もうどうにもならないことを嘆くことは無意味かも知れませんが、それでもやはり物語を楽しみながらその裏で、喪われた才能の大きさを哀しむ自分がいます。難解な表現を避けた、柔らかさすら感じさせる文体、エンターテインメントの文脈から始まりながらスペキュレイティヴな言葉の連なりへと流れていく構成、数多の要素を鮮やかにまとめる手腕。夭折したことによる美化などではありません、(→)
★68 - コメント(1) - 2016年11月17日

久し振りに虐殺器官を再読したくなる。この方の作品が読めないのは非常に残念。本作は短編集ですが、どの章も、鋭利な刃物が常に突き付けられるような緊張感がありました。またいつか、時間を置いてから、伊藤さんの作品を振り返りたいと思います。
★9 - コメント(0) - 2016年10月30日

全篇通じて伊藤計劃全開のこってりとした骨太作品集。各々若干難解気味な作風はご愛敬でもあるが、その部分こそ著者最大かつ特有の魅力であり、途中だれて睡魔に急襲されることもなくむしろ没入して読める。ちなみに個々で特に印象深かったのは「The Indifference Engine」と「セカイ、蛮族、ぼく。」の2篇。後者の、他作品とは一風変わったユーモアによる痛烈な皮肉表現がわりとグサグサくる。
★11 - コメント(0) - 2016年10月26日

From the Nothing,With Love.のタイトルが、読後に二度見してしまうほど、皮肉たっぷりでかっこいい。この話が一番好きだった。蛮族だけは微妙というか女性としてあまり笑い飛ばせなかったけど。どの作品も、虐殺器官とハーモニーを思い出させるような伊藤計劃ワールドが全開だった。
★2 - コメント(0) - 2016年10月23日

どれもやっぱり面白かった。屍者の帝国とかハーモニーは読んではまだ読んではいないけどよかったです。 次はその二作を読んでみよう
★6 - コメント(0) - 2016年9月28日

羊水の中で溺れてるみたいな気持ち悪さがありながらも、「かぁぁぁぁっこいい!!!」と唸りたくなる、劇場感。死がすぐ側まで、いやそれどころか内側まで、入り込んできているのに、まるで生まれ変わりの準備をしているみたいな安心感を感じるというか。中毒性高い。もっと生きてもっと多くの作品を残してもらいたかった…。表題作のThe Indifference Engineが一番好き。争うために歴史がいる。人を殺して死ねと教えたお前らが助け合えとのたまう。じょおおおおおだんじゃない!という不条理はそこらじゅうに転がっている。
★25 - コメント(0) - 2016年9月27日

From the Nothing,With Love.と死者の帝国が良かった。ハーモニーに続き、人間の意識について色々と考えさせられた。何回か読めばより理解できるだろう。手放さなければよかった。
★3 - コメント(0) - 2016年9月23日

ダークな映画を観ているような臨場感がただよう。おもしろい。計劃の『虐殺器官』などでは特に感じたことだけれど、読んでいて主人公にどうしても入り込むことできない。感情が冷淡なものが多いためもあるだろうか。主人公自体が第三者目線のような、また読者とも違う立場で、私のこの先どのような選択を選ぶのかの考えを「そんな選択をっ!」と裏切ってくれる。本書に含まれる『セカイ、蛮族、ぼく。』は笑ってしまった。計劃のいつも通りなリアルな描写でシュールな内容に一杯食わされた。
★3 - コメント(0) - 2016年9月19日

ちょっと前に読み終わったのでレビューを。本当に勿体ない作家さん……もっと長生きしてたくさんの作品を世に送り出して欲しかった……とただただ思う。007を題材にした作品ですが、映画の俳優さんが変わることをあのように解釈したというのが面白かったです。伊藤さんの作品は終わり方がどことなく薄暗い感じがするのと、明確な結末がなくその先を読者に委ねるところ、その先は大体暗い未来しか見えない所が共通しているのかな、と虐殺器官、ハーモニー、短編集まで読み終えての感想です。
★4 - コメント(0) - 2016年9月19日

自分を極めれば極める程、不必要になっていく自分という「意識」。歳をとるほど1年が短く感じられるという話を以前聞いた事があるが、もしかしたら自分というものを極めて、以前は意識的に行ってきた物事を無意識的に行うようになったからなのかなと思った。
★3 - コメント(0) - 2016年9月15日

007へのオマージュ「女王陛下の所有物」やら、もしも世界がこんな風だったら…みたいなどことなくインディーズ(同人誌?)的な、いい意味で書き散らしてある短編集。
★1 - コメント(0) - 2016年9月11日

msm
「虐殺器官」と「ハーモニー」が物凄く良かったから読んだ。特に「虐殺器官」が好きだけど短編は短いので世界に入り込もうかというとこで終わってしまう感じかな~作者の天才っぷりは伝わった。
★3 - コメント(0) - 2016年9月5日

一番印象に残った作品は「from the nothing with love」ですね。 やっぱり伊藤さんの作品は「意識」に対しての考察がすごい。 最初無意識に行っている行動がちゃんと伏線になっていて、ここにつながるか!と思いました。自分の意識ってどこにあるんですかね。
★5 - コメント(0) - 2016年9月4日

再読。漫画からコメディタッチの物まで色んな要素が詰まった短編集。「虐殺器官」や「ハーモニー」の下敷きになったであろう作品もあり、音楽で言うところの未発表デモ音源みたいな雰囲気も。長編を既読ならより楽しめるかなあ。「屍者の帝国」は続きを読みたい気もするけど、自分の中では未完のままで終わりにしておきたい気も。うーん。
★7 - コメント(0) - 2016年9月2日

メタルギアの小説を読みまくって、007もちょこっとだけ見たので、少しは理解できるようになったかしら、と思って再読してみたり。 あらためて読み返すと、このあまりにも淡々と描かれる殺戮の恐ろしさに身震いしてしまう。 改めて読み返してみてもやっぱり「From the Nothing,With Love」が一番かな。 これを読んで007シリーズを見ると何とも言えない気分になります。もうすぐボンドがまた交替しますね。 あと、後半に向かうにつれてひどく物語が分かりづらくなっててちょっと読んでて辛い。
★7 - コメント(0) - 2016年8月28日

再読:伊藤計劃の文章からは嗅いだことのないはずの硝煙、馴染み深い血液、乾いた空気の臭いがする。屍者の帝国の未完部分も、円城塔が書いたものよりはだいぶ乾いている。日本に生まれながらどうやって女王陛下の臣民という観念を噛み砕いたのだろう。こんなにも死に近い物語を、どうして死に近い身体で書けたのだろう。もっと彼のことが知りたいのにそれはかなわない。
★12 - コメント(0) - 2016年8月27日

伊藤計劃は長編2本(+屍者)のみ読んでいて、文章の激流に圧倒されるばかりだった。しかし、この短編群がこんなに読みやすく面白いと感じるとは。恐らく、私が彼の読者であるということに慣れてきたのだろう。(初読みの虐殺器官は正直苦労した)連続した変化なのか、それとも実は別の私なのか。SF食わず嫌いな最中に虐殺器官を読んだ私と、他のSFを読むようになり映画も楽しんだ後の私は果たして同じなのだろうか。確かめる術もないが、本作の元ネタをよく知らずとも、その世界構築と展開力は素晴らしいと感じる私が今ここにいる。なーんて。
★15 - コメント(2) - 2016年8月20日

伊藤計劃に敬意を表します。日本で一番尊敬する作家かもしれない。好きです。亡くなられたことが残念でならない。『The Indifference Engine』内戦後の少年兵士の話。人種の違いを脳が認識出来なくなれば、争いはなくなるか。「必要だから」戦争してたわけじゃないってのは、良い主張だ。争う必要はない、なんて確かに笑ってしまう。『Heavenscape』虐殺器官の雛型。メタルギアやってみたい。『フォックス葬送』すべての人間が武装する世界ってのは、ある意味一つの理想だよね。現代は依存の時代だと思う。
★23 - コメント(2) - 2016年8月7日

気に入ったのはThe Indifference Engine / From the Nothing,With Love. 後者は007のオマージュ?だそうだけれど、「私」の在り方に屍者の帝国を思い出す。虐殺器官やハーモニーにも通じる問題提起と、疾走感と、乾いたせつなさ。ぞくぞくした。 伊藤先生の作品にはパンチの効いた文章が多いと思う。この一冊の中で何気なく読み流しかけてハッとした一文は、「愛の究極とは、相手の痕跡を自身の生活に刻むこと。愛する者のパターンを、互いが自身の人生に繰り込むことなのだ」
★3 - コメント(0) - 2016年8月3日

面白かった!虐殺器官、ハーモニーに通じる短編集。007の二次創作のような漫画と短編が面白かった。ボンドの意識だけが何代も引き継がれて、その諜報活動に意識はいらないものになっていく。表題作を読みながらホテルルワンダが浮かんだけど、解説読んで納得だった。脳に注射して種族が分からないようになったら争いもなくなる…じょおおおおだんじゃないっていう表現が印象的だった。
★6 - コメント(0) - 2016年7月29日

女王陛下の所有物、Flom the Nothing, With Love.が特に気に入った。有名なスパイをこう捉えるか…と衝撃的。他の短編や、原作(?)ありの短編らも伊藤計劃氏らしいこう生きるとは何か?というか死が隣り合った世界というか、とにかく氏らしい作品のオンパレード。悲しいことではあるが、これらの続きが読みたいと思ったのは私だけではないはず。
★5 - コメント(0) - 2016年7月17日

セカイ、蛮族、ぼく。とfrom nothing with loveg が面白かった。 セカイ、蛮族、ぼく。の冒頭と途中に出てくるセリフがラノベに喧嘩売ってて(そう感じただけかも…)面白かった。うまく説明できないけどすごい好きな雰囲気のものでした。
★5 - コメント(0) - 2016年7月14日

虐殺器官を読んでからだったので、良かったです。つくづく逆だと分かりにくいと思いました。この人の描く世界観ってリアル感があり、フィクションなのに世界の何処かで似たような事が起こっているように思えてくる。怖いのに読まずにいられない、そんな一冊です。
★1 - コメント(0) - 2016年7月10日

伊藤計劃さん2冊目。短編集。 メタルギアソリッドシリーズ、スナッチャー、プレイしたくなった。また話は終わりのない物語ばかりだけど、連続した時間と歴史の中ではこれらがきちんと息をした物語だと思った。
- コメント(0) - 2016年6月30日

虐殺器官やハーモニーで意識や自我についてはもうお腹いっぱいと思ってたけど、from nothing with loveが一番面白かった。意識の消滅、というかもともとそんなものないかも、ということにロマン感じる…。
★2 - コメント(0) - 2016年6月29日

初めての伊藤計劃。先輩に借りて読んだが、なんとも。個人的な好みにはあまり合わないものの、すごい過激なSF作品に触れた気がする。やばい作品だった
★1 - コメント(1) - 2016年6月24日

The Indifference Engineの 評価:62 感想・レビュー:662
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